許婚様は私がお好きらしい。

はるの美羽都

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*最終回* 最終学年へ進級

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 ホワイトデーに許婚様から、ペアのマグカップを頂いてからというもの、私はどんな時も許婚様から頂いたマグカップを使っております。
とても可愛らしくて女の子らしい柄でありながら、シンプルでとても使いやすいマグカップです。
まさか、許婚様がそのようなマグカップをお選びになられるとは思っていなかったので、とても意外でした。
しかし、とても嬉しかったので帰宅して早速、使わせていただきました!
あれから、通知表やら春休みのしおりやら強化学習と題して、泣きたくなるような復習が待っておりましたが、許婚様のお陰で何とか乗り越えられましたわ。





 そして───
私は無事に!最終学年へ進級することが出来ました!
これもひとえに許嫁様や麗華さんたちが教えてくださったお陰ですわ!
最終学年へ進級することが決まり、本当に安心して私は1週間ほど勉強を一切しませんでした。
春休み中に許婚様とカフェ巡りをしたり、私の見たいところに付き合ってくださったり……とても楽しくて、幸せな時間をたくさん過ごすことが出来て、想い出も作れて……本当に言うことナシです!
そして春休みが終わり、ここからは受験シーズン到来!ということで、許婚様とこうして仲良く下校することも減っていくのではないかと思うと、とても切なくて寂しい気持ちになりますわ……
会話の内容も、だんだん受験勉強の話になりつつありますし、息抜きでたまにカフェへ行くことはあっても遊びに出掛ける、ということは滅多にありません。
私が黙って遊びに行こうものなら、許婚様に優しく且つ恐ろしい説教をされ、泣きそうになりながら自室へ連れ戻され、付きっきりで勉強を教えられる始末。
「頭がおかしく、なりそうですわ……!」
「それは普段から、あまり勉強をしていないからそうなるのだ」
う……ごもっともですわ!!!
「許婚様は、勉強を窮屈だとか嫌だと思ったことはありませんの?」
「あぁ、あるぞ」
「あるのですか!?」
とても、そうは見えません。勉強が友達だ!とでも言っていそうなのに。(失礼)
「小学校の頃がピークだったのかもな」
「へぇ……」
小学校の頃だなんて……逆ですわ。私はその頃、学ぶことが好きで何でも知りたがる女の子だった、と両親から聞いておりました。
「学ぶことに楽しさも、意味も理解出来なかった」
「そうなのですか?」
「あぁ、なかなか理解が出来なくてな。分からないからといって全部、投げてしまった」
「なるほど……」
今なら、そのお気持ち……十二分に理解出来ますことよ!
「しかし、ある日。俺は、分からないことが分かるようになったんだ。それからは勉強が楽しく思えて、 必死に勉強するようになったんだ」
「素晴らしいですわね!」
私は、その反対です。分かっていたことから、だんだん分からなくなり理解出来なくなって、最終的には嫌になって勉強も最低限の宿題や予習、復習ぐらいしかやらなくなりました。
酷い時だと、教科書をパラパラとめくるだけ。
大学進学を希望しているので勉強はしているけれど、長時間の勉強には耐えられません。
所々でブレイクタイムを取らないと、干からびて倒れてしまいそうです……
「お茶にするか」
「えぇ!是非!!」
私の許婚様との縁は、実は幼稚園の頃からずっと……切れずに続いていたのですね。
小学校、中学校は離れていたのに。
高校で再会し、最初は全く覚えていませんでしたが、月日が経つにつれ今の許婚様に惹かれていきました。
表情カオには出さないけれど、とてもお優しい方で私のことを一番に、想っていてくださいます。
許婚様が私を許嫁として指名してくださったこと、本当に誇りに思いますわ!
私にだけ見せてくださる一面に、ドキドキしたり喜んだり……とても、毎日が充実しています!
それはこれからも。
喧嘩して、仲直りして、笑い合ってたくさんの想い出を作りながら、最終学年でも素敵な学校生活にしたいですわ!
ということで、これにて完結です。
また、お会いしましょう!




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