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学ばないよね
(…この世界は、種を残すことに並々ならぬ執着があるように感じる)
より優秀で力のある子供を欲しているように思える。ジークベルトも言っていたように女は優秀な子種を求め、男は健康な母胎を探す。それは聖女伝説の成り立ちにも起因しているように思えて忌避感を覚えてしまう。
それはきっと自分が平和な世界からやってきた異物であることの証左でもあるのだろう。その部分についてはきっと、この先も一生、迎合することはないと思う。
(だって、子供は親の所有物じゃないもの)
この考え自体がこの世界で通用しないものだとしても、この感覚は忘れられない。忘れてはいけない。でなければ、自分が異物であることの意義を、奏多は永遠に失ってしまうから。
「まだ起きていたのか」
ふと背後から声をかけられる。相変わらず気配を少しも感じない男である。
振り返るとナジが音もなく立っていた。暗闇の中でもわかる、その顔は酷く整っていて、まるで彫刻のようである。髭を剃って、髪を短くしただけとは到底思えない変貌ぶりであった。
「風魔法の習得、出来ましたよ。姿消しのスキルもとれたので、後はレベルをあげるだけですね」
「え?もう?」
いくらなんでも早過ぎるのでは?というナジのリアクションに、奏多は苦笑する。奏多は魔力量が段違いに多く、また回復方法も特殊である為通常の魔法使いよりスキル習得にかかる時間が非常に短い。
勿論その分、他に負担がかかっているのも確かなのだが、まあ時間的観点からすると優秀であるという評価を受けることが多い。ナジもさすが、という目でこちらを見ている。うーん、なんだかむず痒い…
「このスキルがあれば国境の警備は潜り抜けられそうですか?」
「そうだな、基本国境警備は形式的なものであまり重要視されていない。なので魔力探知機もなければ魔法使いも配置されることはない」
問題があるとすれば、それは自分の方だろうとナジは言った。昏い目でそう話す彼はきっとこの世の醜い部分を嫌と言うほど見てきたのだろう。奏多はなんだか居た堪れなくなってしまった。少しでも、ナジとミノンの行先が明るいものになりますようにとつい願ってしまう。彼らに幸運と祝福を、そう心から祈ったその瞬間だった。
「えっ」
パッと、その場が急に明るくなった。否、発光していたのはナジと、ふたりのそばで寝ていたミノンの身体であった。
あっ、これもしかして言霊スキル発動しちゃったのかも…!?
と思った時には、奏多は既に昏倒していた。やっぱり創造スキルは魔力量を食う。扱いには注意が必要だなぁ…と、あらためて実感した奏多であった…
より優秀で力のある子供を欲しているように思える。ジークベルトも言っていたように女は優秀な子種を求め、男は健康な母胎を探す。それは聖女伝説の成り立ちにも起因しているように思えて忌避感を覚えてしまう。
それはきっと自分が平和な世界からやってきた異物であることの証左でもあるのだろう。その部分についてはきっと、この先も一生、迎合することはないと思う。
(だって、子供は親の所有物じゃないもの)
この考え自体がこの世界で通用しないものだとしても、この感覚は忘れられない。忘れてはいけない。でなければ、自分が異物であることの意義を、奏多は永遠に失ってしまうから。
「まだ起きていたのか」
ふと背後から声をかけられる。相変わらず気配を少しも感じない男である。
振り返るとナジが音もなく立っていた。暗闇の中でもわかる、その顔は酷く整っていて、まるで彫刻のようである。髭を剃って、髪を短くしただけとは到底思えない変貌ぶりであった。
「風魔法の習得、出来ましたよ。姿消しのスキルもとれたので、後はレベルをあげるだけですね」
「え?もう?」
いくらなんでも早過ぎるのでは?というナジのリアクションに、奏多は苦笑する。奏多は魔力量が段違いに多く、また回復方法も特殊である為通常の魔法使いよりスキル習得にかかる時間が非常に短い。
勿論その分、他に負担がかかっているのも確かなのだが、まあ時間的観点からすると優秀であるという評価を受けることが多い。ナジもさすが、という目でこちらを見ている。うーん、なんだかむず痒い…
「このスキルがあれば国境の警備は潜り抜けられそうですか?」
「そうだな、基本国境警備は形式的なものであまり重要視されていない。なので魔力探知機もなければ魔法使いも配置されることはない」
問題があるとすれば、それは自分の方だろうとナジは言った。昏い目でそう話す彼はきっとこの世の醜い部分を嫌と言うほど見てきたのだろう。奏多はなんだか居た堪れなくなってしまった。少しでも、ナジとミノンの行先が明るいものになりますようにとつい願ってしまう。彼らに幸運と祝福を、そう心から祈ったその瞬間だった。
「えっ」
パッと、その場が急に明るくなった。否、発光していたのはナジと、ふたりのそばで寝ていたミノンの身体であった。
あっ、これもしかして言霊スキル発動しちゃったのかも…!?
と思った時には、奏多は既に昏倒していた。やっぱり創造スキルは魔力量を食う。扱いには注意が必要だなぁ…と、あらためて実感した奏多であった…
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あんまりお人好しすぎると読んでる側としては萎えるので、そろそろ聖女もただのJKだから…みたいな考え方は改めてほしい。ユニークスキルで魅了使えなくできないのかな。
創造魔法をもっともっとカナタさんには開拓して欲しいです。
クリエイト魔法を使えば洋服だって靴だって魔法鞄等作り放題ですから。
魔法は想像力が決め手らしいので、転移者として厨二病レベルまで行かずとももう少し読み手としては頑張って!と応援したくなります。
今までの流れだとやられっぱなしのドアマットヒロイン予備軍に見えます。
ざまぁ展開があると良いのですが。
創造魔法は魔力をごっそり使うので中々出来ないのですが魔力補給が万全な状況なら開拓出来そうですね!
主人公はこれまであまり聖女に対する興味関心がなかった+かなり年下ということで大人の対応をしていた部分が大きいかなと思います。ざまぁは…ありますが、もう少し先かなと思います。お付き合い頂けると幸いです!