15 / 36
過去編③ 同棲
Side Story 4 - Boy Meets Boy Again
しおりを挟む
あの夏の夜からほとんど一年振りに見つけた幸は、泣いても、迷子にもなってなくて。
ダチや先輩に囲まれて、守られて、笑ってた。
俺じゃない誰かの隣で幸が笑ってる。
ほっとしたのと同じくらい悔しかった。
幸には、俺の隣で笑ってて欲しい。
もう、逃げられるわけにはいかない。
もう絶対に、逃がさない。
「幸、会いたかった」
「……俺は、会いたくなかった」
「うん、わかってる」
それでも、俺は会いたかった。
「幸」
バスルームで火照った幸の艶めかしい体を後ろから抱き締める。
この抱き心地、この感触、この匂い―――記憶の中と同じ幸が、俺の腕の中にいる。
「ちょ、啓! まじでそれやめっ……、ぁ、や……」
心では俺を拒んでも、快楽に従順な幸の体はすぐに俺に陥落する。
なら、体だけでも先に手に入れてしまえばいい。
「ぃ、ぁ、……っ……ぁぁあっ」
幸がイくときのエロさはまじハンパなくて。
突っ込んでめちゃくちゃに貪りたい衝動に駆られた。
けど、もう逃げられたくはないから。
今度はゆっくり、少しずつ。
まずは一緒に住む約束を取りつけただけで良しとしよう。
「おやすみ、幸」
部屋に戻るなり落ちるように眠ってしまった幸の寝顔を見ながら、会えなかった日々に思いを馳せる。
今度会ったら、めちゃくちゃに抱きつぶしてやろうと思ってた。
今日だって、何度も酷く抱いてしまいと思った。
今も、俺自身の熱は冷めないまま。
けど自分の欲望よりも、幸のことを大切にしたいと思う。
幸が俺のそばで笑っていられるように。
幸が二度と俺から逃げ出してしまわないように。
幸、好きだ。愛してる。
俺の想いを今お前に伝えたら、きっとお前は逃げ出してしまうだろうから。
今度こそ慎重に、間違えないように、少しずつ進んでいければいい。
だから幸、俺を見て。
俺を好きになって。
俺のそばにいて。
ダチや先輩に囲まれて、守られて、笑ってた。
俺じゃない誰かの隣で幸が笑ってる。
ほっとしたのと同じくらい悔しかった。
幸には、俺の隣で笑ってて欲しい。
もう、逃げられるわけにはいかない。
もう絶対に、逃がさない。
「幸、会いたかった」
「……俺は、会いたくなかった」
「うん、わかってる」
それでも、俺は会いたかった。
「幸」
バスルームで火照った幸の艶めかしい体を後ろから抱き締める。
この抱き心地、この感触、この匂い―――記憶の中と同じ幸が、俺の腕の中にいる。
「ちょ、啓! まじでそれやめっ……、ぁ、や……」
心では俺を拒んでも、快楽に従順な幸の体はすぐに俺に陥落する。
なら、体だけでも先に手に入れてしまえばいい。
「ぃ、ぁ、……っ……ぁぁあっ」
幸がイくときのエロさはまじハンパなくて。
突っ込んでめちゃくちゃに貪りたい衝動に駆られた。
けど、もう逃げられたくはないから。
今度はゆっくり、少しずつ。
まずは一緒に住む約束を取りつけただけで良しとしよう。
「おやすみ、幸」
部屋に戻るなり落ちるように眠ってしまった幸の寝顔を見ながら、会えなかった日々に思いを馳せる。
今度会ったら、めちゃくちゃに抱きつぶしてやろうと思ってた。
今日だって、何度も酷く抱いてしまいと思った。
今も、俺自身の熱は冷めないまま。
けど自分の欲望よりも、幸のことを大切にしたいと思う。
幸が俺のそばで笑っていられるように。
幸が二度と俺から逃げ出してしまわないように。
幸、好きだ。愛してる。
俺の想いを今お前に伝えたら、きっとお前は逃げ出してしまうだろうから。
今度こそ慎重に、間違えないように、少しずつ進んでいければいい。
だから幸、俺を見て。
俺を好きになって。
俺のそばにいて。
18
あなたにおすすめの小説
【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
【完結済】俺のモノだと言わない彼氏
竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?!
■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
【完結】それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。
するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。
だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。
過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。
ところが、ひょんなことから再会してしまう。
しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。
「今度は、もう離さないから」
「お願いだから、僕にもう近づかないで…」
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる