39 / 95
三十八話 階層主は五月蝿いだけだった
しおりを挟む
この階層の敵は水たまりになっているウォータースライムだけらしく、ひたすらファイアボールをウォータースライムに打ち続け、蒸発させていくだけだったので何も面白くなかった。それに、こんなのを倒していたところで瑞希の訓練にもならないだろう。そこで、少しでも早くしたの階層へ行くために少し提案をしてみる。
「なあ、少し走らないか?」
「なんで?」
「今の階層は見ていて面白くないし、瑞希の訓練にもならないから、早く下の階層に行きたいと思って」
「んー、そうだね。少し走ろっか」
瑞希はそう言って軽く走り出した。俺とエリスはその後を追いかける。
15分後、階段をで見つけることが出来た。走ったおかげかな?
俺達は軽く走ったまま下の階層へ降りて行く。すると、下の階層は今までの階層とは全く違うものだった。そこは見える範囲でひたすら一本道が続く階層だったのだ。
「なあエリス、この階層今までとなんか違うくないか?」
「うん、違うよ。この階層は階層主のエリアだよ」
「階層主?」
よくゲームとかであるやつか?と予想をつけつつも念のため聞いてみる俺。
「階層主は5階層毎にいて、その階層は主の部屋まで一本道が続いてるの。しかも、主がいる部屋以外には魔物は湧かないんだよ」
「へー、そうなのか」
ゲームでよくあるようなやつと同じか。
因みに、エリスによると階層主は確認されてるだけでも10体いるそうだ。つまり、このダンジョンは50階層はあるという事だ。
10体もいるとなるとなかなかに面倒だが、依頼なので仕方ない。
「ところで、ここの階層主はどんなのなんだ?」
俺が聞くと、エリスは、んーと唸っている。
階層主を思い出そうとしているのだろうか。エリスの様子を見た瑞希が私の出番だ、とでも言いそうな顔で俺とエリスに近寄ってくる。そして予想通り階層主の話を始めた。
「ここの階層主はミノタウロスだよ。涼太ならどんなのかわかるよね」
「俺の想像してる、人型の牛頭の奴であってるならな」
「うん、あってるよ」
「そうなのか」
俺はファンタジー小説の魔物の知識はこの世界で役に立つんだな、と少し驚いたがスライムもファンタジー小説と一緒か、と思い驚きが半減した。
10分ほど軽く走っていると、目の前にかなり大きな扉が出てきた。扉には大きな文字で5階層とだけ書かれているだけだ。多分この扉の奥が階層主の部屋なのだろう。
瑞希は扉の近くに着くやいなや、扉を押して開き、中へと入っていく。
中は明かりが無く真っ暗だった。
俺達も瑞希に続いて取り敢えず中に入ると、扉が勝手に閉じた。だが俺達は特に気にしない。正直まだ5階層なので心配いらないだろうという考えだ。
中に入ってすぐに俺とエリスは瑞希の邪魔にならないように部屋の端の壁にもたれ掛かる。瑞希の戦闘の邪魔にならないように端へ寄っているのだ。
瑞希は俺達が端へ寄ったのを確認すると、部屋の中央へと進んでいく。
瑞希が部屋の中央のあたりに着いたところで、部屋の壁が光り始め、部屋の中を見渡せるようになった。初めての階層主の部屋なので、挙動不審の人のようにキョロキョロと周りを見てみるとこの部屋はかなり広い闘技場のような場所だった。
俺達が入ってきた扉の方向とは逆にある扉の前には人型の牛頭の魔物が片手に斧を地につけて持って佇んでいる。そしてミノタウロスが斧を掲げると同時に、咆哮する。
『うぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁ』
咆哮は部屋全体に響き渡り、かなりうるさかった。逆に言うと、うるさいだけだった。小説等では相手が怯んだりするが、そんなことはこいつに限ってはなかった。本当にただただうるさいだけだった。
俺がそんなどうでもいいことを考えている間に、叫び終えたミノタウロスが走って瑞希に近寄る。瑞希は剣を構えてミノタウロスが近づいてくるのを待っている。
俺はそこで初めて気づいたが、瑞希の剣をよく見てみると、どこか神々しく、美しい剣だった。俺は小説とかで良くある、聖剣とか神剣とかかな?とか思いながら後で聞いてみようと心に決めて瑞希の戦闘を観察する。
瑞希は自分とミノタウロスとの距離が10mという所で動き出した。瑞希はミノタウロスの正面まで走って移動した。
瑞希が近づいてきたのを確認したミノタウロスは斧を振りかぶり、瑞希を叩き切ろうとする。だが、瑞希は全く気にしていない。瑞希はミノタウロスの首だけを見ている。
瑞希はミノタウロスが斧を振りおろそうとしたタイミングで首をめがけて突っ込んでいき、ミノタウロスの首の前で剣を横薙ぎに払った。その1振りだけでミノタウロスの首は血飛沫を上げて飛ぶ。
俺がその様子を見て瑞希つぇー、と思っていると瑞希が俺とエリスの元へ近寄ってくる。
「終わったよ」
「ああ、そうだな。瑞希強いな」
「なに?嫌味?」
「いや、違うって。普通に思ったことを言っただけだから」
俺は瑞希の頭の上にぽんと手を乗っける。すると瑞希の顔が少し紅く染まった気がした。そんな様子を見ていたエリスが俺と瑞希に話しかけてくる。
「ボスがなんかドロップしてるよ」
「あ、ほんとだ。私ちょっと取ってくるね」
瑞希はそう言ってドロップ品を取りに行った。瑞希はそれを手に持って戻ってくる。
そして手に持った物を見せながら、どんなものかを説明してくる。
「なんか、完治のポーションとかいう名前で、怪我や病気、体力、魔力を全回復させるポーションだって。使い方はポーションを飲むだけだって」
「おお、凄いな。と言うか、なんでそんなの分かったんだ?」
「あれ?涼太はステータス鑑定スキルの能力知らないの?」
「ん?ステータスが確認できるやつだろ?」
「それもあるけど、鑑定と言ったら武器とかアイテムとか他人のステータスも鑑定できるんだよ」
「そんな力があったのか。凄いんだな」
俺がステータス鑑定スキルの力に感嘆していると、エリスが叫び気味に俺と瑞希にうったえてくる。
「なんでポーションの話一瞬で終わらしてるの!」
「いや、ちゃんと反応しただろ」
「そうだね。説明したしいいかな?と思って」
「完治のポーションなんか、伝説の中でしか聞いたことないのよ!そんなものがあったとなればどうなる事か!」
「ふーん。結構凄いんだな、これ」
俺はそう言いながらポーションをじっくりと見つめる。
「凄いどころじゃないんだって!」
「そうは言われてもな、異世界人にとったらあまり凄さがわからない」
「確かにそうだね。凄いことはわかるけど、それだけだね」
俺と瑞希がそう言うと、エリスははぁ、とため息を吐き説明することを諦めたようだ。
俺達は階層主を倒した後に開いた扉の先の階段を降りる。降りた先の6階層は今までの階層とは全く違った。まず、天井までの高さが8m近くある。そしてダンジョンの中に草木が生えているのだ。
俺は飽きつつあったダンジョンが一変したことに少し期待しつつ、エリスと瑞希と楽しく話しをながらダンジョンを更に進んでいくのだった───。
─────────────────
最近タイトルに改稿します、と書いていますがその理由を少し話したいと思います。
元々この小説は小説家になろうにて連載しており、(改稿します)と付いているものは小説家になろうのものをそのままコピペしているので、少し内容が変だったり、性格が違ったり、必要な話が入っていなかったりと色々不備があります。
それらを修正したいのですが、今は少し忙しいので、取り敢えずタイトルに改稿しますと書いています。
「なあ、少し走らないか?」
「なんで?」
「今の階層は見ていて面白くないし、瑞希の訓練にもならないから、早く下の階層に行きたいと思って」
「んー、そうだね。少し走ろっか」
瑞希はそう言って軽く走り出した。俺とエリスはその後を追いかける。
15分後、階段をで見つけることが出来た。走ったおかげかな?
俺達は軽く走ったまま下の階層へ降りて行く。すると、下の階層は今までの階層とは全く違うものだった。そこは見える範囲でひたすら一本道が続く階層だったのだ。
「なあエリス、この階層今までとなんか違うくないか?」
「うん、違うよ。この階層は階層主のエリアだよ」
「階層主?」
よくゲームとかであるやつか?と予想をつけつつも念のため聞いてみる俺。
「階層主は5階層毎にいて、その階層は主の部屋まで一本道が続いてるの。しかも、主がいる部屋以外には魔物は湧かないんだよ」
「へー、そうなのか」
ゲームでよくあるようなやつと同じか。
因みに、エリスによると階層主は確認されてるだけでも10体いるそうだ。つまり、このダンジョンは50階層はあるという事だ。
10体もいるとなるとなかなかに面倒だが、依頼なので仕方ない。
「ところで、ここの階層主はどんなのなんだ?」
俺が聞くと、エリスは、んーと唸っている。
階層主を思い出そうとしているのだろうか。エリスの様子を見た瑞希が私の出番だ、とでも言いそうな顔で俺とエリスに近寄ってくる。そして予想通り階層主の話を始めた。
「ここの階層主はミノタウロスだよ。涼太ならどんなのかわかるよね」
「俺の想像してる、人型の牛頭の奴であってるならな」
「うん、あってるよ」
「そうなのか」
俺はファンタジー小説の魔物の知識はこの世界で役に立つんだな、と少し驚いたがスライムもファンタジー小説と一緒か、と思い驚きが半減した。
10分ほど軽く走っていると、目の前にかなり大きな扉が出てきた。扉には大きな文字で5階層とだけ書かれているだけだ。多分この扉の奥が階層主の部屋なのだろう。
瑞希は扉の近くに着くやいなや、扉を押して開き、中へと入っていく。
中は明かりが無く真っ暗だった。
俺達も瑞希に続いて取り敢えず中に入ると、扉が勝手に閉じた。だが俺達は特に気にしない。正直まだ5階層なので心配いらないだろうという考えだ。
中に入ってすぐに俺とエリスは瑞希の邪魔にならないように部屋の端の壁にもたれ掛かる。瑞希の戦闘の邪魔にならないように端へ寄っているのだ。
瑞希は俺達が端へ寄ったのを確認すると、部屋の中央へと進んでいく。
瑞希が部屋の中央のあたりに着いたところで、部屋の壁が光り始め、部屋の中を見渡せるようになった。初めての階層主の部屋なので、挙動不審の人のようにキョロキョロと周りを見てみるとこの部屋はかなり広い闘技場のような場所だった。
俺達が入ってきた扉の方向とは逆にある扉の前には人型の牛頭の魔物が片手に斧を地につけて持って佇んでいる。そしてミノタウロスが斧を掲げると同時に、咆哮する。
『うぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁ』
咆哮は部屋全体に響き渡り、かなりうるさかった。逆に言うと、うるさいだけだった。小説等では相手が怯んだりするが、そんなことはこいつに限ってはなかった。本当にただただうるさいだけだった。
俺がそんなどうでもいいことを考えている間に、叫び終えたミノタウロスが走って瑞希に近寄る。瑞希は剣を構えてミノタウロスが近づいてくるのを待っている。
俺はそこで初めて気づいたが、瑞希の剣をよく見てみると、どこか神々しく、美しい剣だった。俺は小説とかで良くある、聖剣とか神剣とかかな?とか思いながら後で聞いてみようと心に決めて瑞希の戦闘を観察する。
瑞希は自分とミノタウロスとの距離が10mという所で動き出した。瑞希はミノタウロスの正面まで走って移動した。
瑞希が近づいてきたのを確認したミノタウロスは斧を振りかぶり、瑞希を叩き切ろうとする。だが、瑞希は全く気にしていない。瑞希はミノタウロスの首だけを見ている。
瑞希はミノタウロスが斧を振りおろそうとしたタイミングで首をめがけて突っ込んでいき、ミノタウロスの首の前で剣を横薙ぎに払った。その1振りだけでミノタウロスの首は血飛沫を上げて飛ぶ。
俺がその様子を見て瑞希つぇー、と思っていると瑞希が俺とエリスの元へ近寄ってくる。
「終わったよ」
「ああ、そうだな。瑞希強いな」
「なに?嫌味?」
「いや、違うって。普通に思ったことを言っただけだから」
俺は瑞希の頭の上にぽんと手を乗っける。すると瑞希の顔が少し紅く染まった気がした。そんな様子を見ていたエリスが俺と瑞希に話しかけてくる。
「ボスがなんかドロップしてるよ」
「あ、ほんとだ。私ちょっと取ってくるね」
瑞希はそう言ってドロップ品を取りに行った。瑞希はそれを手に持って戻ってくる。
そして手に持った物を見せながら、どんなものかを説明してくる。
「なんか、完治のポーションとかいう名前で、怪我や病気、体力、魔力を全回復させるポーションだって。使い方はポーションを飲むだけだって」
「おお、凄いな。と言うか、なんでそんなの分かったんだ?」
「あれ?涼太はステータス鑑定スキルの能力知らないの?」
「ん?ステータスが確認できるやつだろ?」
「それもあるけど、鑑定と言ったら武器とかアイテムとか他人のステータスも鑑定できるんだよ」
「そんな力があったのか。凄いんだな」
俺がステータス鑑定スキルの力に感嘆していると、エリスが叫び気味に俺と瑞希にうったえてくる。
「なんでポーションの話一瞬で終わらしてるの!」
「いや、ちゃんと反応しただろ」
「そうだね。説明したしいいかな?と思って」
「完治のポーションなんか、伝説の中でしか聞いたことないのよ!そんなものがあったとなればどうなる事か!」
「ふーん。結構凄いんだな、これ」
俺はそう言いながらポーションをじっくりと見つめる。
「凄いどころじゃないんだって!」
「そうは言われてもな、異世界人にとったらあまり凄さがわからない」
「確かにそうだね。凄いことはわかるけど、それだけだね」
俺と瑞希がそう言うと、エリスははぁ、とため息を吐き説明することを諦めたようだ。
俺達は階層主を倒した後に開いた扉の先の階段を降りる。降りた先の6階層は今までの階層とは全く違った。まず、天井までの高さが8m近くある。そしてダンジョンの中に草木が生えているのだ。
俺は飽きつつあったダンジョンが一変したことに少し期待しつつ、エリスと瑞希と楽しく話しをながらダンジョンを更に進んでいくのだった───。
─────────────────
最近タイトルに改稿します、と書いていますがその理由を少し話したいと思います。
元々この小説は小説家になろうにて連載しており、(改稿します)と付いているものは小説家になろうのものをそのままコピペしているので、少し内容が変だったり、性格が違ったり、必要な話が入っていなかったりと色々不備があります。
それらを修正したいのですが、今は少し忙しいので、取り敢えずタイトルに改稿しますと書いています。
3
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる