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27-1 触れ合いの終わり…
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「で、なんで拗ねてたんですか?」
セルヴィを抱えたままスタスタと歩くディークは、目線は先を見たまま聞いた。セルヴィはディークの首筋に埋めていた顔をガバッと起こすと真っ赤になり否定する。
「す、拗ねてない!!」
「本当に?」
なにに対して怒っていたのかは全く分からないが、明らかに怒っていた。さらに今も怒っているではないか、とディークは苦笑する。
(んー、あのときしてたこと……イアンとノアと…………あぁ、なるほど?)
もしかして、とディークはセルヴィの顔を覗き込みニヤッと笑う。セルヴィはそんなディークの表情にギクリと固まった。
「殿下、もしかして……」
言いかけたところでセルヴィの部屋へとたどり着き、部屋のなかへと入るとベッドへと運んだ。
「ちょっと早いけど今から今日の分を触れ合っときましょうか」
「えっ」
薄暗くなった部屋で、ベッドに横たわるセルヴィの上に跨り見下ろすディークがニヤリと笑った。今日はもうガーデンパーティでそのまま皆、夕食にする予定だった。だからロイスがセルヴィを呼びに来ることはない。
「誰かさんが可愛いヤキモチを焼いてるみたいなんで、可愛がってあげないとね。さっきのお返しもあるし」
「ヤ、ヤキモチ!?」
真っ赤になり否定しようとするセルヴィの唇をディークは勢い良く塞いだ。そしてセルヴィの上着を剥いでいく。
ゆっくりと濃厚な口付けを交わす。ディークはセルヴィの上着を全て剥ぎ取ると、身体には触れずに、ひたすら甘く深く口付ける。いつものように貪るのではなく、セルヴィの口内を味わうかのようにじっくりと、ゆっくりと舌で口内を撫でていく。
お互いの熱い舌はねっとりと絡み合い、チュパチュパと水音が響く。ゆっくりと舌を絡ませたまま、優しく食むとセルヴィからは熱い吐息が漏れる。次第にお互いの熱い吐息が重なり、どちらのとも分からない唾液は混ざり合い、お互いの口内に流れていく。
コクリと唾液を飲み込み、唇を離すと、離したくないとばかりにお互いの舌が突き出され、先端が触れ合う。お互いの舌から滴る透明の糸が顎を伝い、セルヴィの蕩けたような表情にディークはぞわぞわと下半身が疼く。
今や重く黒い気配がディークに流れ込むこともほとんどなくなった。終わりが近付いていることに、今は目を逸らし、ディークはただひたすらにセルヴィを感じることに集中する。
(今はまだ……俺だけのものだ……)
今すぐにでも抱きたい衝動を必死に抑え、壊れ物を扱うかのように、丁寧に大切に、セルヴィを愛する。
顎に伝った透明の糸を舐め取り、顎から首筋を舐めていく。ゆっくりと丁寧に、唇を這わせ、舐め上げる。ピチャピチャと舐めるたびに音が響き、そのたびにセルヴィの腰がもぞもぞと動き、小さく声が漏れる。
「ん、はぁ……、ディ、ディーク?」
「ん? どうかしました?」
ひたすら首元をゆっくりねっとりと舐められ、我慢出来ないとばかりにセルヴィはディークを見た。
「きょ、今日はなぜそんなゆっくりと……んふっ」
首筋を舐めていた舌は胸元へと移動し、胸の突起の近くに到達すると、セルヴィは話していた言葉が途切れた。そしてディークは胸の突起を舌全体でねっとりと舐める。
「んんんぁ、はぁぁん」
散々濃厚な口付けを交わし、ねっとりとゆっくりと口内をまさぐられている間に、身体はすでに敏感になり、セルヴィは突起をひと舐めされただけで、すでに下半身が反り立ってしまった。
そんなセルヴィの姿にディークは満足げに目を細める。そしてそのまま胸の突起をねっとりと舐め上げ、ジュッと吸い付いた。
「んあっ」
吸い付き、今度は舌の先端でチロチロと突起を弄り出す。上下にクニクニと弄り、ググッと押し、ピンッと跳ねる。そして反対側の突起に親指を這わせ、優しくクルクルと回す。
「あ、あ、んん、はぁん」
次第に強くなってくる刺激にセルヴィの声も我慢出来ないとばかりに高くなっていく。両方の突起に指を這わせたディークの唇はさらに下へと降りていく。しかしやはりゆっくりとねっとりと舐め続ける。
セルヴィを抱えたままスタスタと歩くディークは、目線は先を見たまま聞いた。セルヴィはディークの首筋に埋めていた顔をガバッと起こすと真っ赤になり否定する。
「す、拗ねてない!!」
「本当に?」
なにに対して怒っていたのかは全く分からないが、明らかに怒っていた。さらに今も怒っているではないか、とディークは苦笑する。
(んー、あのときしてたこと……イアンとノアと…………あぁ、なるほど?)
もしかして、とディークはセルヴィの顔を覗き込みニヤッと笑う。セルヴィはそんなディークの表情にギクリと固まった。
「殿下、もしかして……」
言いかけたところでセルヴィの部屋へとたどり着き、部屋のなかへと入るとベッドへと運んだ。
「ちょっと早いけど今から今日の分を触れ合っときましょうか」
「えっ」
薄暗くなった部屋で、ベッドに横たわるセルヴィの上に跨り見下ろすディークがニヤリと笑った。今日はもうガーデンパーティでそのまま皆、夕食にする予定だった。だからロイスがセルヴィを呼びに来ることはない。
「誰かさんが可愛いヤキモチを焼いてるみたいなんで、可愛がってあげないとね。さっきのお返しもあるし」
「ヤ、ヤキモチ!?」
真っ赤になり否定しようとするセルヴィの唇をディークは勢い良く塞いだ。そしてセルヴィの上着を剥いでいく。
ゆっくりと濃厚な口付けを交わす。ディークはセルヴィの上着を全て剥ぎ取ると、身体には触れずに、ひたすら甘く深く口付ける。いつものように貪るのではなく、セルヴィの口内を味わうかのようにじっくりと、ゆっくりと舌で口内を撫でていく。
お互いの熱い舌はねっとりと絡み合い、チュパチュパと水音が響く。ゆっくりと舌を絡ませたまま、優しく食むとセルヴィからは熱い吐息が漏れる。次第にお互いの熱い吐息が重なり、どちらのとも分からない唾液は混ざり合い、お互いの口内に流れていく。
コクリと唾液を飲み込み、唇を離すと、離したくないとばかりにお互いの舌が突き出され、先端が触れ合う。お互いの舌から滴る透明の糸が顎を伝い、セルヴィの蕩けたような表情にディークはぞわぞわと下半身が疼く。
今や重く黒い気配がディークに流れ込むこともほとんどなくなった。終わりが近付いていることに、今は目を逸らし、ディークはただひたすらにセルヴィを感じることに集中する。
(今はまだ……俺だけのものだ……)
今すぐにでも抱きたい衝動を必死に抑え、壊れ物を扱うかのように、丁寧に大切に、セルヴィを愛する。
顎に伝った透明の糸を舐め取り、顎から首筋を舐めていく。ゆっくりと丁寧に、唇を這わせ、舐め上げる。ピチャピチャと舐めるたびに音が響き、そのたびにセルヴィの腰がもぞもぞと動き、小さく声が漏れる。
「ん、はぁ……、ディ、ディーク?」
「ん? どうかしました?」
ひたすら首元をゆっくりねっとりと舐められ、我慢出来ないとばかりにセルヴィはディークを見た。
「きょ、今日はなぜそんなゆっくりと……んふっ」
首筋を舐めていた舌は胸元へと移動し、胸の突起の近くに到達すると、セルヴィは話していた言葉が途切れた。そしてディークは胸の突起を舌全体でねっとりと舐める。
「んんんぁ、はぁぁん」
散々濃厚な口付けを交わし、ねっとりとゆっくりと口内をまさぐられている間に、身体はすでに敏感になり、セルヴィは突起をひと舐めされただけで、すでに下半身が反り立ってしまった。
そんなセルヴィの姿にディークは満足げに目を細める。そしてそのまま胸の突起をねっとりと舐め上げ、ジュッと吸い付いた。
「んあっ」
吸い付き、今度は舌の先端でチロチロと突起を弄り出す。上下にクニクニと弄り、ググッと押し、ピンッと跳ねる。そして反対側の突起に親指を這わせ、優しくクルクルと回す。
「あ、あ、んん、はぁん」
次第に強くなってくる刺激にセルヴィの声も我慢出来ないとばかりに高くなっていく。両方の突起に指を這わせたディークの唇はさらに下へと降りていく。しかしやはりゆっくりとねっとりと舐め続ける。
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