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33-1 初めて繋がる心と身体

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 ディークはセルヴィのモノを思い切り吸った。

「はぁぁん!!」

 それと同時にセルヴィは一気に欲を吐き出した。ビクビクと痙攣し、背中を仰け反らせ、ディークの頭を掴んでいた手はさらに縋るように強く握り締めた。

 セルヴィはハァハァと荒い息のまま、涙は横に伝い、ベッドへと落ちた。

 ディークは口内に放たれたセルヴィの欲を吐き出し手に取ると、グチュグチョと音を立て泡立ったその手をセルヴィの後孔へと伸ばした。

 ビクンと再び身体が跳ねたセルヴィは驚き下半身を見る。

「ディ、ディーク!?」

 ディークはぐりんとセルヴィをひっくり返すと、腰を持ち上げ四つん這いにさせた。

 訳が分からないといった顔のセルヴィは不安げに振り向く。
 四つん這いで尻を突き上げ、涙目でこちらを見る愛しい者の姿にディークの理性は吹き飛びそうになる。荒い息のまま必死に声を絞り出す。

「ここに俺のモノを入れたい」

 ディークは自身のガチガチにそそり立ったモノをズボンから取り出し、セルヴィの後孔にピタリと先端を押し付ける。

「!?」

 セルヴィは混乱し怖くなるが、同時にディークが言った「抱きたい」とはこのことか、と理解した。

 泣きそうな悲痛な顔で懇願されたディークの想い。セルヴィは断れるはずがなかった。

「私もお前とひとつになりたい……」
「!! 殿下!!」

 ディークはセルヴィの後孔につぷりと指を挿入した。

「んんあっ」

 四つん這いとなったセルヴィは、くにゃりと上半身が崩れ落ちる。尻だけが突き上げられ、プルプルと震えるセルヴィの姿にディークは涙が出そうなほどの愛しさを感じる。

 目の前にある綺麗な双丘に舌を這わせ舐め上げ、右手の中指で後孔をまさぐる。左手はセルヴィのモノを再びさわさわと撫で、セルヴィの出した液体とディークの唾液でヌルヌルとなったモノは、ぐにゅぐにゅと滑やかに撫で上げると再び固さを持ち出す。

「んふっ……んん、はっ」

 グチュッグチュッと体液と共に出し入れされるディークの指は次第に本数を増やし、セルヴィの後孔を拡げて行く。

「はっ、あっ、はんっ」

 ディークの指がゆっくりと抽送を繰り返すたびに、セルヴィの後孔はヒクヒクと反応する。

「す、すみません……もう俺も限界だ……ゆっくりするので……入れて良いですか……?」

 苦しそうな声でそう訴えるディークに、セルヴィはチラリと振り向き涙目のまま微笑んだ。

「入れて……」
「!!」

 ディークはセルヴィの後孔からずるんと指を引き抜く。

「はぁぁん」

 勢い良く抜かれた刺激でセルヴィは高い声を上げ、ディークはセルヴィを再び仰向けにひっくり返す。セルヴィの脚を開き持ち上げ、先程まで指を突っ込んでいた孔を見詰める。

「ハァハァ……い、入れますね……」

 ディークは急がないよう必死に耐えながら、セルヴィの後孔に自身のモノを押し当てる。そしてグググッとそれを押し入れていく。

「んんんっ!!」

 セルヴィは眉間に皺を寄せ、涙目になり身体が強張る。

「殿下……くっ……力を抜いてください……」
「そ、そんなこと言われても……」

 お互いハァハァと荒い息のまま、初めての感覚に身体が付いて行かない。
 ディークは自身のモノを手で支えつつ、セルヴィに覆い被さった。そしてセルヴィの頭を撫で、頬に唇を這わせ、耳をベロリと舐める。

「んんあっ!!」

 ゾワリとセルヴィは身を捩り、その隙にディークはズプズプと挿入を進める。

「んんんっ!!」

 頭を押さえつけ耳に舌を挿入し、ジュルッと音を響かせ舐める。そして片手は自身のモノを支えていたところから、セルヴィの胸の突起へと移動し、キュッと抓る。

「あぁん!!」

 突起を抓られ、転がされ、さらには耳には熱い吐息と共にディークの舌が容赦なく舐め上げ、セルヴィは身悶える。
 二人の身体に挟まれたセルヴィのモノは再びはち切れそうなほど固くなっていた。

 ズブズブと進むディークのモノは少し抜かれたかと思うと、ゆっくりグググッとさらに奥へと進んで行き、そうやって何度かゆっくりと抽送を繰り返す。

「はっ、ん、ディ、ディーク……き、きもちい……」

 ゆっくり抽送を繰り返すたびに次第に苦悶の表情が和らいでいき、セルヴィからは気持ち良さげな声が漏れる。そしてぬるんと大きく引き抜かれたかと思うと、「バチンッ!!」と激しい音と共に一気に奥まで突き上げられた。

「んあぁぁあ!!」

「ハァハァ……殿下……全部入った……あんたとやっと繋がれた……」

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