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24-2 ディークの決意
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ディークはセルヴィの頭を包み込むように抱え、壊れ物を扱うような手付きで撫でた。チュパッと唇を離すと、鼻先を合わせ見詰める。お互いハァハァと荒い息のまま汗だくだ。
ディークはセルヴィの鼻先にチュッと口付けし、そのままセルヴィの首筋に顔を埋めた。ハァハァと荒い息を整えるように大きく深呼吸をすると、セルヴィの甘い香りが鼻孔を擽り思わず首筋を舐めた。
「んん、ディ、ディーク! も、もう……」
「フフ、すみません」
セルヴィの匂いを思い切り吸い込み、身体を起こす。お互いの吐き出したモノで身体はぐちょぐちょに……。ディークはセルヴィの頬をひと撫ですると、額にチュッと口付けをしてからセルヴィを抱き上げた。
「な、なにを!?」
ディークは戸惑うセルヴィを抱えたまま風呂場へと向かい、自身も服を脱ぎ捨てシャワーでお互いの身体を流す。セルヴィはディークの引き締まった身体にドキリとし、目を逸らす。ディークはそんなセルヴィの視線は全く気にならず、セルヴィの身体を洗っていく。優しく手で撫で上げるように洗っていくと、そのたびにセルヴィからは色っぽい声が漏れ、またしてもそそり立ちそうな下半身を必死に耐えるのだった。
(まさか、自分が男にこんな欲情するようになるとはなぁ。他人の男のモノがあんな愛おしく見えるとは……)
セルヴィのモノを舐め上げていた自分がおかしくて笑いが込み上げる。そんなディークの姿をセルヴィがキョトンとして見ている姿すら可愛く思えて来た自分にさらに笑えたのだった。
シャワーを終え、お互い服を着ると、すっかり冷めてしまったが軽食を共に摂る。セルヴィはやたらと恥ずかしくなり、俯きながらもそもそと軽食を口にする。
そんな姿にディークは笑った。
「プッ。そんな緊張しないでくださいよ。いきなりあんなことをしてすみませんでした。でもこれからは毎日しますから」
「はっ!?」
ディークの爆弾発言にセルヴィはガバッと顔を上げ、ディークを見た。目が合い、みるみるうちに真っ赤になるセルヴィ。そんなセルヴィを微笑ましく目を細めるディークはフフッと笑った。
「ま、毎日!? あ、あ、あんなことをか!?」
「そう、あんなこと」
「!?」
「毎日キスして、身体を撫でて舐めます」
「!?」
とんでもなく間の抜けた顔となったセルヴィにディークは噴き出した。
「ブフッ。で、殿下……変な顔……ブフッ」
「!!」
セルヴィは顔を真っ赤にし、涙目になったかと思うと怒った顔となりプイッと横を向いた。
「な、なんのために……」
ボソッと呟いた言葉にセルヴィは一瞬止まり、そして続けた。
「呪いのため、か?」
ちらりとディークを見たセルヴィはほんの少し悲しそうな顔に見えた。その意味が分かったディークはクスッと笑い、セルヴィの元へと歩み寄る。そして座るセルヴィを見下ろし、頬に手を伸ばすと、テーブルに片手を付き、顔を寄せた。そしてふんわり唇を合わせると、鼻先をすりっと合わせ見詰めた。
「殿下のことが好きだからしたいんです。呪いはついでです。触れ合うと痛みがマシになるんでしょう?」
「あ、あぁ」
「いくら俺でも好きでもない男のあそこを舐めたりは出来ません」
「!!」
先程の行為を思い出したのか、カッと真っ赤になったセルヴィはバッと顔を逸らす。
ディークは仕事熱心だし、のし上がろうという気概も強い。忠誠心も厚い。だがしかし、いくらなんでも男の『アレ』を誰が好んで舐めようとするものか。ディークは他の男の『アレ』を想像しただけで吐き気がする。しかし、セルヴィに対してはなんの躊躇もなく受け入れていた。いや、躊躇どころか自分から欲していた気がする、と苦笑する。
そして、自身の疼く下半身をセルヴィに突っ込みたい。抱きたい。という衝動に駆られたことに、やはり自分はセルヴィが好きなのだ、と改めて思うのだった。
(殿下のことが好きだ。愛してる……でも……あのことは言わない……知っているのは俺だけでいい……)
ディークは一人決意を固めた。
ディークはセルヴィの鼻先にチュッと口付けし、そのままセルヴィの首筋に顔を埋めた。ハァハァと荒い息を整えるように大きく深呼吸をすると、セルヴィの甘い香りが鼻孔を擽り思わず首筋を舐めた。
「んん、ディ、ディーク! も、もう……」
「フフ、すみません」
セルヴィの匂いを思い切り吸い込み、身体を起こす。お互いの吐き出したモノで身体はぐちょぐちょに……。ディークはセルヴィの頬をひと撫ですると、額にチュッと口付けをしてからセルヴィを抱き上げた。
「な、なにを!?」
ディークは戸惑うセルヴィを抱えたまま風呂場へと向かい、自身も服を脱ぎ捨てシャワーでお互いの身体を流す。セルヴィはディークの引き締まった身体にドキリとし、目を逸らす。ディークはそんなセルヴィの視線は全く気にならず、セルヴィの身体を洗っていく。優しく手で撫で上げるように洗っていくと、そのたびにセルヴィからは色っぽい声が漏れ、またしてもそそり立ちそうな下半身を必死に耐えるのだった。
(まさか、自分が男にこんな欲情するようになるとはなぁ。他人の男のモノがあんな愛おしく見えるとは……)
セルヴィのモノを舐め上げていた自分がおかしくて笑いが込み上げる。そんなディークの姿をセルヴィがキョトンとして見ている姿すら可愛く思えて来た自分にさらに笑えたのだった。
シャワーを終え、お互い服を着ると、すっかり冷めてしまったが軽食を共に摂る。セルヴィはやたらと恥ずかしくなり、俯きながらもそもそと軽食を口にする。
そんな姿にディークは笑った。
「プッ。そんな緊張しないでくださいよ。いきなりあんなことをしてすみませんでした。でもこれからは毎日しますから」
「はっ!?」
ディークの爆弾発言にセルヴィはガバッと顔を上げ、ディークを見た。目が合い、みるみるうちに真っ赤になるセルヴィ。そんなセルヴィを微笑ましく目を細めるディークはフフッと笑った。
「ま、毎日!? あ、あ、あんなことをか!?」
「そう、あんなこと」
「!?」
「毎日キスして、身体を撫でて舐めます」
「!?」
とんでもなく間の抜けた顔となったセルヴィにディークは噴き出した。
「ブフッ。で、殿下……変な顔……ブフッ」
「!!」
セルヴィは顔を真っ赤にし、涙目になったかと思うと怒った顔となりプイッと横を向いた。
「な、なんのために……」
ボソッと呟いた言葉にセルヴィは一瞬止まり、そして続けた。
「呪いのため、か?」
ちらりとディークを見たセルヴィはほんの少し悲しそうな顔に見えた。その意味が分かったディークはクスッと笑い、セルヴィの元へと歩み寄る。そして座るセルヴィを見下ろし、頬に手を伸ばすと、テーブルに片手を付き、顔を寄せた。そしてふんわり唇を合わせると、鼻先をすりっと合わせ見詰めた。
「殿下のことが好きだからしたいんです。呪いはついでです。触れ合うと痛みがマシになるんでしょう?」
「あ、あぁ」
「いくら俺でも好きでもない男のあそこを舐めたりは出来ません」
「!!」
先程の行為を思い出したのか、カッと真っ赤になったセルヴィはバッと顔を逸らす。
ディークは仕事熱心だし、のし上がろうという気概も強い。忠誠心も厚い。だがしかし、いくらなんでも男の『アレ』を誰が好んで舐めようとするものか。ディークは他の男の『アレ』を想像しただけで吐き気がする。しかし、セルヴィに対してはなんの躊躇もなく受け入れていた。いや、躊躇どころか自分から欲していた気がする、と苦笑する。
そして、自身の疼く下半身をセルヴィに突っ込みたい。抱きたい。という衝動に駆られたことに、やはり自分はセルヴィが好きなのだ、と改めて思うのだった。
(殿下のことが好きだ。愛してる……でも……あのことは言わない……知っているのは俺だけでいい……)
ディークは一人決意を固めた。
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