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25-1 触れ合いの成果
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その日からディークとセルヴィは幾度となく肌を重ね、夜を共にした。しかし、ディークは決してセルヴィを抱くことはなかった。ディークはセルヴィを愛していたが、セルヴィがディークに触れることを許すのは、ただ流されているだけだと思っていたから。
セルヴィが決して男に抱かれたいと思う訳がない、とディークはそう思い、毎夜キスをし、肌を舐め上げ、そしてお互いのモノをしごき上げはするが、決して一度も抱こうとはしなかった。
セルヴィは初めて他人から触れられることの気持ち良さを覚え、快楽に身を委ねているだけだ。そう自身で納得させ、ディークは抱きたい衝動を必死に抑えていた。
最初は恥ずかしさや抵抗を感じていたセルヴィも、次第にディークに心を開きつつあるようになってきた。時折笑顔を見せるようになり、何気ない会話を楽しむ。そして、お互い目が合えば、どちらからともなく口付けを交わすようになっていた。明るいうちからでも目が合うと、軽く触れ合うように口付けを交わす。そして夜には身体を触れ合わせる。
そうやって過ごしていくうちに、次第にディークは気付く。
「殿下、痣が薄くなってきています」
「え!?」
いつものようにお互い服を脱ぎ、肌を重ねようとしていたとき、ベッドに横たわるセルヴィの身体を見詰めてディークが言った。セルヴィは驚き、ガバッと身体を起こすと、自身の身体を見詰めた。そこには今まで真っ黒に広がっていた痣が、明らかに薄くなっていることに気付く。
「ほ、本当だ……なぜ……」
「フフ、毎日俺が丹念に舐め上げた甲斐がありますね」
「え!? 舐めて消えるものなのか!?」
「ブフッ、クククッ……」
クスクスと笑いが止まらなくなったディークにセルヴィは顔を赤くして怒る。
「な、なんだ! 嘘なのか!?」
ブスッと膨れて顔を背けるセルヴィに、笑いが止まらないディークは涙目になりながら、頬に手を伸ばす。
「フフ、う、嘘じゃないですよ。舐めて消えたというより、まあ、触れ合っている行為が良いんだと思います。現に、こうやって毎日触れ合っているとあの痛みもなくなったでしょう?」
「そういえば……」
あれほど毎夜痛みに苦しんでいたのに、ディークと毎夜触れ合うようになってからは、一度も痛みに苦しんだことがないことにセルヴィは気付く。
「きっとこのまま触れ合い続ければ呪い自体も消える……」
「ほ、本当に!?」
「おそらく……推測でしかないですけどね」
「…………しかし、お前はなぜそんなことに気付いたのだ? 初代王妃の日記だけでそんなことが分かったのか?」
「まあなんとなくね……殿下も痛みが和らぐって言っていたでしょう? その後あの日記を読んで分かったこと……まあ、推測だったので、あのとき確認したんです。あのとき、おそらく俺の考えは正解だったんだろう、と思い、今までこの行為を続けてきました。痣が全て消えるまで続けますよ」
そう言ってニッと笑ったディークはセルヴィを押し倒し、馬乗りになる。
「!!」
「今日は後ろを念入りにしましょうか」
「え!?」
笑顔でそう宣言したディークはセルヴィを勢い良くひっくり返し、うつ伏せにさせる。そして腰の上に馬乗りに跨ると、背中に手を伸ばし撫でた。
「ん」
セルヴィに覆い被さるように顔を近付け、頬に手を伸ばし添えると、振り向かせ唇を合わせた。もう今や抵抗することのないセルヴィの唇は大きく開かれ、ディークの熱い舌を受け入れる。
クチュクチュという水音を響かせながら、お互いの舌を絡ませ、息が上がってくるとチュパッと唇を離し、ディークはそのままセルヴィの背中に唇を這わせる。チュッチュッと背中に口付けながら、脇腹を撫でていくと、セルヴィはくすぐったいのか身を捩る。
ディークはそんなセルヴィの身体を舐め、薄くなりつつある痣に目を細めながら、下へと降りていく。背中を舐め上げていくたびに、セルヴィからは色っぽい声が漏れ、下半身がもぞもぞと動き、可愛い尻が突き上がる。そのたびにディークの股間が刺激され、すでにズボンのなかでそそり立っていることに気付く。
セルヴィが決して男に抱かれたいと思う訳がない、とディークはそう思い、毎夜キスをし、肌を舐め上げ、そしてお互いのモノをしごき上げはするが、決して一度も抱こうとはしなかった。
セルヴィは初めて他人から触れられることの気持ち良さを覚え、快楽に身を委ねているだけだ。そう自身で納得させ、ディークは抱きたい衝動を必死に抑えていた。
最初は恥ずかしさや抵抗を感じていたセルヴィも、次第にディークに心を開きつつあるようになってきた。時折笑顔を見せるようになり、何気ない会話を楽しむ。そして、お互い目が合えば、どちらからともなく口付けを交わすようになっていた。明るいうちからでも目が合うと、軽く触れ合うように口付けを交わす。そして夜には身体を触れ合わせる。
そうやって過ごしていくうちに、次第にディークは気付く。
「殿下、痣が薄くなってきています」
「え!?」
いつものようにお互い服を脱ぎ、肌を重ねようとしていたとき、ベッドに横たわるセルヴィの身体を見詰めてディークが言った。セルヴィは驚き、ガバッと身体を起こすと、自身の身体を見詰めた。そこには今まで真っ黒に広がっていた痣が、明らかに薄くなっていることに気付く。
「ほ、本当だ……なぜ……」
「フフ、毎日俺が丹念に舐め上げた甲斐がありますね」
「え!? 舐めて消えるものなのか!?」
「ブフッ、クククッ……」
クスクスと笑いが止まらなくなったディークにセルヴィは顔を赤くして怒る。
「な、なんだ! 嘘なのか!?」
ブスッと膨れて顔を背けるセルヴィに、笑いが止まらないディークは涙目になりながら、頬に手を伸ばす。
「フフ、う、嘘じゃないですよ。舐めて消えたというより、まあ、触れ合っている行為が良いんだと思います。現に、こうやって毎日触れ合っているとあの痛みもなくなったでしょう?」
「そういえば……」
あれほど毎夜痛みに苦しんでいたのに、ディークと毎夜触れ合うようになってからは、一度も痛みに苦しんだことがないことにセルヴィは気付く。
「きっとこのまま触れ合い続ければ呪い自体も消える……」
「ほ、本当に!?」
「おそらく……推測でしかないですけどね」
「…………しかし、お前はなぜそんなことに気付いたのだ? 初代王妃の日記だけでそんなことが分かったのか?」
「まあなんとなくね……殿下も痛みが和らぐって言っていたでしょう? その後あの日記を読んで分かったこと……まあ、推測だったので、あのとき確認したんです。あのとき、おそらく俺の考えは正解だったんだろう、と思い、今までこの行為を続けてきました。痣が全て消えるまで続けますよ」
そう言ってニッと笑ったディークはセルヴィを押し倒し、馬乗りになる。
「!!」
「今日は後ろを念入りにしましょうか」
「え!?」
笑顔でそう宣言したディークはセルヴィを勢い良くひっくり返し、うつ伏せにさせる。そして腰の上に馬乗りに跨ると、背中に手を伸ばし撫でた。
「ん」
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クチュクチュという水音を響かせながら、お互いの舌を絡ませ、息が上がってくるとチュパッと唇を離し、ディークはそのままセルヴィの背中に唇を這わせる。チュッチュッと背中に口付けながら、脇腹を撫でていくと、セルヴィはくすぐったいのか身を捩る。
ディークはそんなセルヴィの身体を舐め、薄くなりつつある痣に目を細めながら、下へと降りていく。背中を舐め上げていくたびに、セルヴィからは色っぽい声が漏れ、下半身がもぞもぞと動き、可愛い尻が突き上がる。そのたびにディークの股間が刺激され、すでにズボンのなかでそそり立っていることに気付く。
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