虐げられた黒髪令嬢は国を滅ぼすことに決めましたとさ

幕間

50秒あれば分かる、フォルテシアの人物紹介（〜24話までのネタバレを含む）

・フォルテシア＝マーテルロ
私です。
黒髪が特徴、10歳の女の子。
一応、本作の主人公です。
7大名家に数えられるマーテルロ家の令嬢ーーなんですけど黒髪を理由に色んな人から虐げられています（主に家族）。
黒い髪は、不吉の象徴と伝承にあるようで……困ったものです。
国と世界に憎しみを抱きつつ、毎日を耐えの忍びながら生きています。

・オルテシア
私が金色の被り物をして、黒髪を隠している時に使う仮の姿。
なぜか元気と勇気が湧いてきます。
オルテシアでいる時は、お兄様にだって反逆できました。

・アデル＝マーテルロ
私のお兄様、15歳ですけどマーテルロ家時期当主です。
嗜虐趣味、気持ち悪い笑い方、頭脳も体力も然程な、残念なお兄様です。
嫌なことがあると、すぐ私にあたります。
基本、すぐ殴ります。
私の嫌いな人たちの1人。

・オルコット＝マーテルロ
私の妹様。8歳の女の子。
我儘で、芸術家思考。
私を題材、というか素材にして作品を作り上げます。
その芸術は大抵私に大して痛みを与えます（物理的にも精神的にも）。
なので、この人も嫌いです。

・ダービット＝マーテルロ
私のお父様。42歳……らしいです。
本当のところは知りません。
マーテルロ家の現当主、とっても偉いです。
自信家で説教屋、私に大していつも厳しく接します。
この前は逆さ吊りにされて、犬さんをけしかけられました。
だから、当然この人も嫌いです。

・チャンドラさん
料理人です。
コック帽をいつも被っていて、その下がどうなっているかは謎です。
この人は、特段私を虐めてきません。
助けもしませんけれど。
なので、好きでも嫌いでもありません。

・マーテルロ家
7大名家の一つ。
一つの街というか国を牛耳っています。
それぞれの家には特徴があり、マーテルロ家は動物さんの効率的な生産・運用によって財を得ています。
だから街には犬さん、猫さんと言った小さい動物さんから、河馬さんさんや象さんといった大きな動物さんまで、たくさんいます。