9 / 11
第9話 依頼と修練
しおりを挟む
第九話 依頼と鍛錬
冒険者の朝は早い。
日が昇る前に起き出して、カイとの訓練が始まった。灰枝の外れにある空き地で、ナイフの構え方と身のかわし方を教わる。
「お前は戦わなくていい。でも、戦えないのと、逃げられないのは違う。最低限、身を守れるようになれ」
カイが棒を振って、僕に避ける練習をさせた。最初は全然駄目で、肩や腕に棒が当たるたびに痣ができた。でも、流視を使うと——カイが動く直前に、体の周りの粒が微かに動くのが見える。筋肉が動く前に、粒が先に動く。わずかなタイムラグだけれど、それで反応が間に合うようになった。
「おいおい、見切りが早くなってるぞ。目で読んでるのか」
「うん。カイさんが動く前に、周りの粒が動くから、そっちを見てる」
「ずるすぎだろ」
カイが笑った。
それでも、僕の体は貧弱だ。避けられても反撃ができない。走る速さもカイの半分以下だし、持久力もない。
「体力はこれから作る。走り込みと素振りを毎日やれ。半年で見違える」
半年か。長い。でも、やるしかない。
訓練の後、ギルドで依頼を受けた。
最初の依頼は根蛇の討伐だった。
灰枝の周辺に出没する根蛇を三匹駆除してほしい、という内容。報酬は一匹あたり銅貨十枚。加えて、素材は回収者のもの。
根蛇は地中に潜む魔獣で、地面の振動を感知して飛び出してくる。体が細長くて根のような外見をしていて、一見すると太い木の根に見える。毒を持っていて、噛まれると痺れが走る。
「銅牌の定番依頼だ。根蛇は魔素が薄いが、お前の目なら見つけられるだろ」
「やってみる」
灰枝の南側の樹海の縁に入った。
流視で地面を見ると——いた。地中に、細長い光の塊が蜷局を巻いている。魔素の密度は装甲猪より低いが、はっきり見える。
「あそこ。三歩先の地面の下に一匹いる」
「嘘だろ、見えるのか」
「密度が低いから粒視だと見落とすかもしれないけど、流視なら流れの乱れで分かる。地中に何かいると、そこだけ粒の流れが歪むんだ」
カイが慎重に近づき、地面を槍で突いた。根蛇が飛び出してきた。細長い体を振り回しながら、カイに噛みかかる。カイが剣で頭を落とした。一瞬だった。
「うわ、気持ち悪い見た目だな。根っこそのものだ」
蛇の体から鱗を剥ぎ、毒腺を慎重に摘出した。カイが小瓶に毒腺を入れる。
「根蛇の鱗は小さくて装飾品にしかならないが、毒腺は薬の材料になる。解毒薬や痺れ薬に使う。こっちのほうが本体より高い。一個で銅貨十五枚」
「討伐報酬より高いの?」
「素材のほうが儲かることは多いぞ。だから冒険者は解体と素材回収が大事なんだ」
残りの二匹も、僕の流視で見つけて、カイが仕留めた。三匹で一時間もかからなかった。
ギルドに戻って報告と素材の売却。
討伐報酬:銅貨三十枚。根蛇の鱗×3セット:銅貨六枚。毒腺×3:銅貨四十五枚。合計銅貨八十一枚。
「分配は折半。お前が四十一枚、俺が四十枚。——いや、お前が四十枚でいい。一枚くらい引いとく」
「え、僕は戦ってないのに半分もらっていいの」
「お前がいなかったら、根蛇を探すのに半日かかる。お前の索敵あっての効率だ。当然の分け前だ」
銅貨四十枚。安宿一泊が銅貨五枚だから、八日分の宿代だ。食堂の食事なら四回から八回。一日の依頼でこれだけ稼げるなら——冒険者という仕事は、悪くない。
午後はもう一件、採取依頼をこなした。蒼苔の特定品種を指定量集めて納品する依頼で、報酬は銅貨二十枚。蒼苔なら僕の得意分野だ。品質の良い苔のある場所を流視で見つけて、短時間で集めた。
ナタリアに納品すると、目を丸くされた。
「この品質の蒼苔を、この量、一時間で? 普通は半日かかりますよ」
「魔素の濃い場所を探して、そこに生えてる苔を採ったから」
「すごい……。索敵能力だけじゃなくて、採取にも使えるんですね」
カイが横で得意そうな顔をしていた。僕の手柄なのに。
その日の夜、食堂で夕飯を食べた。今日の稼ぎから出す。
装甲猪の煮込み——じっくり煮込まれた肉が柔らかくて、口の中でほろほろと崩れる。根菜が甘い。汁にパンを浸して食べると、肉の旨味を全部吸い取って、最高に美味しかった。
「明日もやるぞ。依頼をこなして実績を積む。銅牌8まで上がれば、もう少しいい依頼が受けられる」
「うん」
それから、日々は繰り返しになった。
朝の訓練。ギルドで依頼を受ける。樹海に出て依頼をこなす。素材を売る。夕方に食堂で飯を食う。宿に帰って寝る。
根蛇の討伐を五回。蒼苔の採取を三回。装甲猪の追跡・仕留め補助を二回。魔獣の気配がある区域の偵察を一回。
二週間で、銅牌の数字が10から8に上がった。
カイとの連携も良くなった。僕が索敵して、カイが仕留める。無駄がない。僕は戦闘に加わらないが、位置と動きの情報を正確に伝えることで、カイの戦闘効率が格段に上がった。
「お前と組んでから、仕事の速さが三倍になった。リーナとベルトがいた頃より稼いでるぞ」
「……それはちょっと複雑だね」
「褒めてるんだよ」
訓練で体力も少しずつついてきた。朝の走り込みで息が上がらなくなったし、ナイフの構えも形になってきた。戦えるとは言えないけれど、最低限の身の守り方は覚えた。
宿の部屋で、装備の手入れをするのが日課になった。カイに教わったのだ。
「革鎧には獣脂を塗れ。革が柔らかくなって、撥水性が長持ちする。ナイフは使ったら必ず布で拭いて、鞘にしまう前に脂を薄く塗る。装備の手入れを怠る冒険者は、長生きできない」
僕は毎晩、革鎧に獣脂を塗り、ナイフを拭いた。カイも自分の剣を研石で研いでいる。石の上を滑る刃の音が、宿の部屋に静かに響く。
日常の音だ。冒険者の、日常。
金銭感覚も掴めてきた。
銅貨の重みが、最初の頃とは違って感じる。銅貨一枚で食堂のスープが飲める。十枚で安い武器が買える。百枚で銀貨一枚。銀貨一枚で安宿に一泊。銀貨十枚で上等な革鎧が買える。
装備に投資するか、食事に使うか、貯めるか。その判断が、冒険者の生活そのものだった。
「金の使い方は大事だぞ。腹が減って動けなくなるのは論外だが、装備に投資しすぎて飯が食えないのも駄目だ。バランスだ」
カイの言葉は実感がこもっていた。下水道で育った人間の金銭感覚は、僕のそれとは根本的に違う。
この人は、金の値打ちを体で知っている。
ある日の夕方、カイが真剣な顔で言った。
「ユーリ。お前、そろそろ実戦を経験したほうがいい」
「……実戦?」
「今まではずっと後方で索敵だけだったろ。でも、いつまでもそれじゃいられない。俺がやられたとき、お前は一人で逃げるか、戦うかを選ばなきゃならない」
「それは——逃げるほうがいいんじゃ」
「逃げられる状況ならな。でも、逃げ場がないときもある。——明日、少し危ない依頼を受ける。お前にもナイフを握ってもらう場面があるかもしれない」
胸がざわついた。
怖い、とは言いたくなかった。でも——正直に言えば、少しだけ怖かった。
冒険者の朝は早い。
日が昇る前に起き出して、カイとの訓練が始まった。灰枝の外れにある空き地で、ナイフの構え方と身のかわし方を教わる。
「お前は戦わなくていい。でも、戦えないのと、逃げられないのは違う。最低限、身を守れるようになれ」
カイが棒を振って、僕に避ける練習をさせた。最初は全然駄目で、肩や腕に棒が当たるたびに痣ができた。でも、流視を使うと——カイが動く直前に、体の周りの粒が微かに動くのが見える。筋肉が動く前に、粒が先に動く。わずかなタイムラグだけれど、それで反応が間に合うようになった。
「おいおい、見切りが早くなってるぞ。目で読んでるのか」
「うん。カイさんが動く前に、周りの粒が動くから、そっちを見てる」
「ずるすぎだろ」
カイが笑った。
それでも、僕の体は貧弱だ。避けられても反撃ができない。走る速さもカイの半分以下だし、持久力もない。
「体力はこれから作る。走り込みと素振りを毎日やれ。半年で見違える」
半年か。長い。でも、やるしかない。
訓練の後、ギルドで依頼を受けた。
最初の依頼は根蛇の討伐だった。
灰枝の周辺に出没する根蛇を三匹駆除してほしい、という内容。報酬は一匹あたり銅貨十枚。加えて、素材は回収者のもの。
根蛇は地中に潜む魔獣で、地面の振動を感知して飛び出してくる。体が細長くて根のような外見をしていて、一見すると太い木の根に見える。毒を持っていて、噛まれると痺れが走る。
「銅牌の定番依頼だ。根蛇は魔素が薄いが、お前の目なら見つけられるだろ」
「やってみる」
灰枝の南側の樹海の縁に入った。
流視で地面を見ると——いた。地中に、細長い光の塊が蜷局を巻いている。魔素の密度は装甲猪より低いが、はっきり見える。
「あそこ。三歩先の地面の下に一匹いる」
「嘘だろ、見えるのか」
「密度が低いから粒視だと見落とすかもしれないけど、流視なら流れの乱れで分かる。地中に何かいると、そこだけ粒の流れが歪むんだ」
カイが慎重に近づき、地面を槍で突いた。根蛇が飛び出してきた。細長い体を振り回しながら、カイに噛みかかる。カイが剣で頭を落とした。一瞬だった。
「うわ、気持ち悪い見た目だな。根っこそのものだ」
蛇の体から鱗を剥ぎ、毒腺を慎重に摘出した。カイが小瓶に毒腺を入れる。
「根蛇の鱗は小さくて装飾品にしかならないが、毒腺は薬の材料になる。解毒薬や痺れ薬に使う。こっちのほうが本体より高い。一個で銅貨十五枚」
「討伐報酬より高いの?」
「素材のほうが儲かることは多いぞ。だから冒険者は解体と素材回収が大事なんだ」
残りの二匹も、僕の流視で見つけて、カイが仕留めた。三匹で一時間もかからなかった。
ギルドに戻って報告と素材の売却。
討伐報酬:銅貨三十枚。根蛇の鱗×3セット:銅貨六枚。毒腺×3:銅貨四十五枚。合計銅貨八十一枚。
「分配は折半。お前が四十一枚、俺が四十枚。——いや、お前が四十枚でいい。一枚くらい引いとく」
「え、僕は戦ってないのに半分もらっていいの」
「お前がいなかったら、根蛇を探すのに半日かかる。お前の索敵あっての効率だ。当然の分け前だ」
銅貨四十枚。安宿一泊が銅貨五枚だから、八日分の宿代だ。食堂の食事なら四回から八回。一日の依頼でこれだけ稼げるなら——冒険者という仕事は、悪くない。
午後はもう一件、採取依頼をこなした。蒼苔の特定品種を指定量集めて納品する依頼で、報酬は銅貨二十枚。蒼苔なら僕の得意分野だ。品質の良い苔のある場所を流視で見つけて、短時間で集めた。
ナタリアに納品すると、目を丸くされた。
「この品質の蒼苔を、この量、一時間で? 普通は半日かかりますよ」
「魔素の濃い場所を探して、そこに生えてる苔を採ったから」
「すごい……。索敵能力だけじゃなくて、採取にも使えるんですね」
カイが横で得意そうな顔をしていた。僕の手柄なのに。
その日の夜、食堂で夕飯を食べた。今日の稼ぎから出す。
装甲猪の煮込み——じっくり煮込まれた肉が柔らかくて、口の中でほろほろと崩れる。根菜が甘い。汁にパンを浸して食べると、肉の旨味を全部吸い取って、最高に美味しかった。
「明日もやるぞ。依頼をこなして実績を積む。銅牌8まで上がれば、もう少しいい依頼が受けられる」
「うん」
それから、日々は繰り返しになった。
朝の訓練。ギルドで依頼を受ける。樹海に出て依頼をこなす。素材を売る。夕方に食堂で飯を食う。宿に帰って寝る。
根蛇の討伐を五回。蒼苔の採取を三回。装甲猪の追跡・仕留め補助を二回。魔獣の気配がある区域の偵察を一回。
二週間で、銅牌の数字が10から8に上がった。
カイとの連携も良くなった。僕が索敵して、カイが仕留める。無駄がない。僕は戦闘に加わらないが、位置と動きの情報を正確に伝えることで、カイの戦闘効率が格段に上がった。
「お前と組んでから、仕事の速さが三倍になった。リーナとベルトがいた頃より稼いでるぞ」
「……それはちょっと複雑だね」
「褒めてるんだよ」
訓練で体力も少しずつついてきた。朝の走り込みで息が上がらなくなったし、ナイフの構えも形になってきた。戦えるとは言えないけれど、最低限の身の守り方は覚えた。
宿の部屋で、装備の手入れをするのが日課になった。カイに教わったのだ。
「革鎧には獣脂を塗れ。革が柔らかくなって、撥水性が長持ちする。ナイフは使ったら必ず布で拭いて、鞘にしまう前に脂を薄く塗る。装備の手入れを怠る冒険者は、長生きできない」
僕は毎晩、革鎧に獣脂を塗り、ナイフを拭いた。カイも自分の剣を研石で研いでいる。石の上を滑る刃の音が、宿の部屋に静かに響く。
日常の音だ。冒険者の、日常。
金銭感覚も掴めてきた。
銅貨の重みが、最初の頃とは違って感じる。銅貨一枚で食堂のスープが飲める。十枚で安い武器が買える。百枚で銀貨一枚。銀貨一枚で安宿に一泊。銀貨十枚で上等な革鎧が買える。
装備に投資するか、食事に使うか、貯めるか。その判断が、冒険者の生活そのものだった。
「金の使い方は大事だぞ。腹が減って動けなくなるのは論外だが、装備に投資しすぎて飯が食えないのも駄目だ。バランスだ」
カイの言葉は実感がこもっていた。下水道で育った人間の金銭感覚は、僕のそれとは根本的に違う。
この人は、金の値打ちを体で知っている。
ある日の夕方、カイが真剣な顔で言った。
「ユーリ。お前、そろそろ実戦を経験したほうがいい」
「……実戦?」
「今まではずっと後方で索敵だけだったろ。でも、いつまでもそれじゃいられない。俺がやられたとき、お前は一人で逃げるか、戦うかを選ばなきゃならない」
「それは——逃げるほうがいいんじゃ」
「逃げられる状況ならな。でも、逃げ場がないときもある。——明日、少し危ない依頼を受ける。お前にもナイフを握ってもらう場面があるかもしれない」
胸がざわついた。
怖い、とは言いたくなかった。でも——正直に言えば、少しだけ怖かった。
0
あなたにおすすめの小説
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
婚約破棄?いいですけど私巨乳ですよ?
無色
恋愛
子爵令嬢のディーカは、衆目の中で婚約破棄を告げられる。
身分差を理由に見下されながらも、彼女は淡々と受け入れようとするが、その時ドレスが破れ、隠していた自慢のそれが解き放たれてしまう。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる