白い剣は折れない

蒼月よる

文字の大きさ
4 / 12

第4話 旅人

しおりを挟む
白い上衣を脱ぎ、無地の外套《がいとう》と使い込まれた革の鞄を身につける。胸の紋章は荷袋の底に包んである。たったそれだけのことで、おれの輪郭が変わった。剣を握るために鍛えた手が何も持っていない。旅人の手だ、とおれは自分に言い聞かせた。

 ドルクは商人のような格好をしていた。大柄な体躯《たいく》に、くたびれた旅装が意外なほど似合う。ヨルンとテッサは丘に残った。ハルスは別の道から、半刻《はんとき》遅れて集落に入る。

 集落への道は、畑の脇を通っていた。秋の終わりの畑は土が露出して、冬作の青い葉が疎《まば》らに揺れている。朝日が低い角度で土の表面を照らし、霜が銀色に光っていた。

 畑に人影があった。

 腰を屈めて何かをしている男——中年か、もう少し上か。日に焼けた肌と、節くれだった手。振り向いた顔に警戒の色はなかった。

「旅の方かい」

 ドルクが答えた。

「北の街道から来た。水をもらえるか」

「そりゃあ難儀だったろう。このあたりは宿場なんかないからな」

 男は畑の脇の水壺《みずつぼ》を持ってきて、杯に注いでくれた。

 ドルクが受け取り、一口飲んで、おれに渡した。冷たくて、澄んでいた。騎士団の本拠の水とは違う。土と草の匂いがする水だった。

「この先に集落がある。今夜の宿は見つかるかい」

「あてはないが」

「なら、ゲルダばあさんのとこに聞いてみな。広場の東、井戸のそばの家だ。息子が都に出て、部屋が空いてる。旅の者を泊めてくれることもある」

 男は畑に目を戻しながら教えてくれた。おれたちが何者かも聞かず、どこへ行くのかも尋ねず、水を注いで、宿を教えて、仕事に戻った。

 おれは聖騎士だ。処理班の騎士だ。この集落を調査し——。

 そこで思考を止めた。今は旅人だ。

 集落に入った。

 丘の上から見た景色が、目線の高さにあった。石積みと木の壁。乾いた土の道。犬が一匹、日なたに寝そべっていて、おれたちを見ても起き上がらなかった。

 集落の中央に小さな広場があった。井戸が一つ。その傍の長椅子に老人が二人座っている。

「旅の者です。畑のほうでゲルダさんという方の家を教えていただいて」

 老人は頷いた。

「ゲルダなら、そこだよ。戸口に干し草をかけてある家」

 ドルクが戸を叩いた。

 出てきたのは腰の曲がった老婆だった。白髪を後ろに束ね、顔には深い皺が刻まれている。だが目は濁っていなかった。

「旅の者だが。一晩、部屋を借りられないだろうか」

 ドルクの声は、任務のときよりもやわらかかった。おれは一瞬、この人の横顔に見知らぬものを見た。任務中の鉄のような寡黙でも、飯を作るときの無言の手際でもない。——どちらが本当のこの人なのだろう。

「息子の部屋なら空いてるよ。若い人には狭いかもしれないね」

「十分だ。ありがたい」

「食事は自分で用意するかい。うちの分なら少しは出せるけど」

「飯は持っている。場所だけで助かる」

 老婆——ゲルダは頷いて、戸口を開けた。

 中に入ると、土間の先に二部屋ほどの空間があった。小さな竈《かまど》に鍋がかかっている。壁に乾燥させた草束。生活の匂いがした。人が長い時間をかけて、同じ場所で暮らし続けた匂い。

 そして——奥の部屋に、あの光があった。

 窓辺に置かれた金属の筒。滑らかな表面に傷一つなく、周囲の木や石や土とはまるで質の違うものだった。その筒から、均一な温かい光が溢れていた。蜂蜜の色。脈動がない。昨夜、外から見たあの光。

 おれの視線に気づいて、ゲルダが振り返った。

「ああ、灯りかい。夜になるともう少し明るくなるよ。目が悪くなってきたもんで、これがないと針仕事もできなくてね」

 何でもないことのように言った。遺物だという意識がない。いや、遺物という概念自体が、この老婆にはないのだろう。これはただの灯りだ。針仕事を助けるもの。それだけだ。

 ドルクが奥の部屋を覗いた。寝台が一つ。毛布が畳んで置いてある。息子が出ていった後も、ゲルダが手入れをしているのだろう。埃はなかった。

「もう一人来る。連れだ。半刻もすれば着く」

「三人かい。狭いけど、まあなんとかなるだろう」

 ゲルダが笑った。歯が何本か欠けていたが、笑い方はあたたかかった。

 荷を置いて、おれは集落を歩いた。ドルクに「見てこい」とだけ言われた。

 どの家にも、暮らしがあった。報告書の中の「人口約百二十」という数字と、今おれの目の前にある景色は、同じものを指しているはずなのに、同じ重さを持っていなかった。

 家の裏手に回ると、老人が一人、壁に背をもたせて日なたに座っていた。その足元に——。

 小さな箱のような装置があった。金属製で、角が丸い。表面にオレンジ色の光が灯り、かすかな熱を出している。遺物の暖房だ。

 老人はその装置に両手をかざしていた。関節が腫れた、骨ばった手。開いたままの掌《てのひら》を、オレンジの光にゆっくりとかざしている。

 おれに気づいて、老人が顔を上げた。

「あんた、旅の人かい」

「はい」

「寒いだろう。こっちにおいで。これ、温かいよ」

 老人がおれに手招きをした。遺物の暖房の前に。

 おれは——一瞬、足が止まった。

 禁忌遺物だ。教義によれば、処理の対象。おれは聖騎士だ。

 だが今は旅人だ。旅人が、老人の好意を断る理由はない。

「ありがとうございます」

 おれは老人の隣に腰を下ろした。装置からの熱はやわらかく、じわりと手のひらに染み込んだ。

「冬がつらくてね。この年になると、手が動かん。でもこいつがあるとなんとかなる。婆さんの代からずっとあるんだ」

 老人は目を細めていた。温もりの中にいる人間の顔だった。

 集会所のそばを通ったとき、中から声が聞こえた。昨夜、茂みから聞いた子供たちの声。昼間は窓が開いていて、はっきりと聞き取れた。

「はい、じゃあ次。この字は何て読むかな」

 女の声。明るくて柔らかい。一緒に考えようとする声。

「えっと……『み』?」

「おしい!よく見て。ここの線がちょっと違うでしょ。これは『ま』。『み』と似てるけどね」

「あー、そっかー」

「じゃあ『ま』を使った言葉、何かある?」

「まめ!」

「そう!豆。いいね。他には?」

「まくら!」

「まど!」

 声が次々に重なった。子供たちが競うように言葉を出していく。その声は弾んでいて、夢中になっている人間の声だった。

 おれは窓の外に立って、中を見た。

 十人ほどの子供が木の椅子に座っていた。前に立っているのが、あの声の主だった。

 レンネ。報告書で読んだ名前。教師。二十代前半。

 質素な身なりだった。だが粉筆《ふんぴつ》を石板に走らせる動きには迷いがなく、子供たちの顔を一人ずつ見る目は穏やかでまっすぐだった。

 教室の天井近くに、金属の筒が二本、横木に括りつけてあった。遺物の灯り。昼間だから光は薄いが、均一な温かい色が教室を満たしている。窓のない壁側の席にも光が届いていた。

「先生、この灯りってなんで揺れないの?」

 子供の一人が天井を見上げて言った。

 レンネが顔を上げ、灯りを見た。それからその子に向かって、少し首を傾げるようにして答えた。

「この灯りはね、おばあちゃんのおばあちゃんの頃からあるの。昔の人が作ったものなんだって。すごいよね、ずーっと光ってるんだよ」

「すごーい」

「おれんちにもあるよ!」

「あるある。うちにもある」

 子供たちが口々に言った。遺物の灯りは、この集落では特別なものではないのだ。禁忌でもなく、恐るべき遺産でもなく、ただ、ずっとそこにあるもの。

 レンネの目が、窓の外のおれを捉えた。やわらかく笑った。

「旅のかた? よかったらどうぞ、覗いていってください」

 子供たちが一斉にこちらを向いた。

「ねえ旅の人、どこから来たのー?」

「剣持ってる?」

 子供というのは容赦がない。おれは曖昧に笑って、「北のほうからだ」とだけ答えた。

 レンネが子供たちを宥《なだ》めて授業に戻した。文字を覚えること。数を数えること。それを照らす灯りがあること。一つ一つは小さな事実だ。だがそれらが積み重なって、教義にも報告書にも載っていない風景を作っている。

 広場に戻ると、ハルスが井戸のそばにいた。監察官の徽章を外し、地味な外套を身にまとっている。おれが見たとき、ハルスは井戸の縁に立つゲルダの隣にいた。

 ゲルダが縄を引いていた。桶を引き上げる重さに、老婆の腕が震えている。

「お手伝いしましょう」

 ハルスが穏やかに言って、縄を受け取った。桶を引き上げ、ゲルダの水甕《みずがめ》に注いでやる。

「ああ、すまないね。助かるよ」

「いえ、こちらこそ。宿を貸していただくのですから」

 ハルスは微笑んでいた。穏やかで、善意に満ちた顔。ゲルダがそれを疑う理由はどこにもない。

 ゲルダが水甕を抱えて家に戻っていった。

 ハルスはその背中を見送り——それから、外套の内側からメモ帳を取り出した。

 筆を走らせる。短い文。さきほどまでの柔和な微笑みはどこにもなかった。いや——消えたのではない。微笑みかける相手がいなくなっただけだ。

 メモ帳を閉じ、外套の内に戻す。顔を上げたとき、おれと目が合った。

「ああ、エルト。集落の様子はいかがですか」

「……平穏です。特に変わったことは」

「そうですか。住民は友好的ですね。旅人に慣れている印象です」

 ハルスの声は穏やかだった。——だがおれには、あのメモ帳に何が書かれたのかが想像できた。灯りの数。住民の態度。水汲みの合間に観察した全てが、あの几帳面な字で記録されている。

 老婆の水汲みを手伝い、感謝され、微笑みを返し——そしてメモを書く。

 悪意はない。悪意がないことが、おれには恐ろしかった。親切であることと職務を遂行することが、この男の中ではまったく矛盾していない。

 おれはゲルダの家に戻った。

 ドルクが戸口にいた。

 正確に言えば、戸口のそばに屈んでいた。手に何かを持っている。おれが近づくと、ドルクの大きな手が、戸の蝶番《ちょうつがい》に触れているのが見えた。

 蝶番の片方が錆びて、軸がずれていた。冬になれば隙間から冷気が這い込む。

 ドルクは荷物の中から小さな工具を出していた。錆びた軸を抜き、代わりの金具をあてがい、木槌《きづち》で静かに叩いている。手つきは手慣れていた。何度もやったことがあるような動きだった。

「班長」

「ん」

「それ……頼まれたんですか」

 ドルクは答えなかった。蝶番の軸を調整し、戸を開閉して動きを確かめている。二度、三度。滑らかに動くのを確認して、工具を仕舞った。

 頼まれていないのだ、とおれは理解した。

 ドルクは立ち上がり、手の錆を外套の裾で拭いた。何事もなかったかのように家の中に入っていく。

 処理班の班長が、処理対象の集落で、老婆の家の蝶番を直している。頼まれてもいないのに。

 その意味を、おれはまだ掴めなかった。だが昨夜、丘の南端で集落を見つめていたドルクの背中と、今の背中が、同じものであるような気はした。

 夕方になった。

 集落に灯りが点《とも》っていく。一つ、また一つ。魔石灯の脈動ではない、均一な温かい光が、窓という窓に灯る。丘の上から見た地上の星座が、今度はおれの目線の高さにあった。

 ゲルダの家でも、窓辺の金属筒が光を増した。蜂蜜色の光が部屋を満たす。ゲルダは灯りの下で針仕事を始めた。ゆっくりと布を繕っている。

 ドルクは隅で黙って干し肉を齧っていた。ハルスは壁際に座り、外套の内からメモ帳を取り出して何かを書いていた。おれはその両方を見ていた。

 外から子供の声が聞こえた。夜学が始まるのだろう。集会所の方向から、走る足音と笑い声。

「あの子たちはね、毎晩来るんだよ」

 ゲルダが言った。針から目を上げず、穏やかな声で。

「レンネ先生のとこに。字を覚えるのが楽しいんだってさ。うちの孫もね、前は通ってたんだけど。今は都に行っちまった。字が読めるようになったから、都で仕事が見つかったんだよ」

 レンネが教えた字。遺物の灯りの下で覚えた字。それがゲルダの孫を都へ送り出した。おれはその事実を、報告書のどの欄に書けばいいのかわからなかった。

「いい先生なんだ、あの子は。この集落の宝だよ」

 ゲルダの声に、誇りがあった。小さな、静かな誇り。

 おれは外に出た。

 夜気が冷たかった。丘の上から見た星と、集落の中から見上げる星は、違う空のように感じられた。

 集会所に近づいた。窓から光が漏れている。子供たちの影が壁に映っていた。

 しばらく壁に背をもたせて聞いていた。やがて子供たちが出てきた。小さな影が走り、笑い、夜の集落に散っていく。「またあしたねー」という声。

 最後にレンネが出てきた。石板を胸に抱えている。おれの姿を見て、少し驚き、それから笑った。

「ああ、昼間の旅のかた。まだいらしたんですね」

「ゲルダさんのところに泊めてもらっています」

「ゲルダおばあちゃんのとこ。よかった、いい人でしょう」

 レンネは石板を持ち替えて、少し首を傾げた。

「旅のかた、北から来られたんですよね。都のほうですか」

「……いえ、都ではないですが。北の街道沿いの町からです」

「そうですか」

 レンネの声がわずかに静かになった。昼間の、子供に話しかける明るさとは少し違う。何かを測っている声だった。

「前にね、都のかたが来たことがあるんです。この灯りのことを、いろいろ聞いていかれて」

 おれの胸の奥で、何かが冷たく動いた。

「どんな質問を」

「灯りがいつからあるかとか、いくつあるかとか。丁寧な人でしたよ。でも……なんだろう、聞きかたが少し変わっていて。お医者さんが病気のことを聞くみたいな感じ、っていうのかな」

 事前の監視員。処理班が派遣される前に、密偵が事前調査を行う。訓練で学んだ手順だ。

 レンネの前に来たのは、その密偵だったのだろう。

「あまり気にしないでくださいね」

 レンネは笑って話を変えようとした。だがおれは、その笑顔の奥に——ほんの一瞬だけ——別のものを見た気がした。不安ではない。もっと静かなもの。灯りのことを聞きに来る都の人間が何を意味するのか、薄々感じ取っている人間の顔。

 それでもレンネは灯りを使い続けている。それがどういう覚悟なのか——おれには、まだわからなかった。

「おやすみなさい。明日もいらっしゃるなら、子供たち喜びますよ。旅のお話、聞かせてもらえると」

「……おやすみなさい」

 レンネの背中が、集落の暗がりに消えていった。石板を抱え、遺物の灯りが点々と浮かぶ道を歩いていく。ただの教師だった。

 ゲルダの家に戻ると、ドルクが戸口に立っていた。直した蝶番に手をかけている。おれと目が合ったが、何も言わなかった。おれも何も言わなかった。

 部屋に入ると、ハルスはすでに毛布にくるまっていた。メモ帳は革の覆いに包まれ、荷袋の中に仕舞われている。あの中に、今日一日の全てが正確に記録されているのだろう。

 おれは毛布にくるまり、天井を見た。窓辺の遺物の灯りが、まだ光っていた。ゲルダの針仕事の音が、夜の静けさに溶けていく。

 温かい光だった。

 おれは目を閉じた。

 報告書に書くべきことは明確だ。遺物の組織的使用。住居、教育施設、公共の場での恒常的な利用。処理の根拠として十分。

 だが報告書に書けないものがある。老人の掌の温もり。子供の声。「おばあちゃんのおばあちゃんの頃からある」という言葉の重さ。ゲルダの針仕事を照らす光。レンネの石板。

 その二つの間に、おれは立っている。

 聖騎士として来た。旅人のふりをしている。どちらがおれの本当の顔なのかと問われたら——今日この一日に限って言えば、旅人の顔のほうが、よほど自然だった。

 それがどれほど危うい感覚であるかは、わかっていた。わかっていて、振り払えなかった。

 おれは浅い眠りの縁で、あの老人の手を思い出していた。関節が腫れた、骨ばった手。オレンジの光にかざされた掌。

 あの手が冷えるとき、おれは何を思うのだろう。

 ——答えは出なかった。まだ出なくていい。おれは今日、旅人だった。明日もたぶん、旅人だ。だがいつか旅人でなくなる日が来る。紋章を胸に戻し、剣を手に取り、聖騎士としてこの集落の前に立つ日が。

 そのとき、おれは何を選ぶのか。

 遺物の灯りが、おれの閉じた瞼《まぶた》の裏を、やわらかく照らしていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

処理中です...