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4章:十八禁BLゲームの中に迷い込んだら、最愛の人が出来ました!
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しおりを挟む「……今日は何も買わないで帰ろうか」
「え? る、ルード?」
驚いてルードを見ると、その瞳の奥に情欲の炎が見えて、ごくりと唾を飲んだ。ルードがおれに欲情しているとわかる。その目で見られるとぞくりとしたものが躰を巡る。怖いって感じじゃない。――心の奥底からの、歓喜。求められていることが、嬉しい。
小さく、首を縦に動かした。ルードはおれの手を取って――ひょいと抱き上げるとそのまま家具屋さんを歩き――というか、屋敷につくまでそのままだった――。
すぐに戻って来たおれらに、じいやさんは「おや?」という顔をしたけれど、すぐにルードが「寝室に近付かないように」と伝えると、笑みを深くして「かしこまりました」と頭を下げた。今からえっちします、って宣言しているようで恥ずかしい……!
いや、ようで、じゃない。宣言してる……!
ルードにしては荒々しく、寝室の扉を開けると光合成していた蔦がびくぅー! っと震えた。驚かせてしまったようだ。それを見て、ルードの心がちょっと落ち着いたのか、ぱたんと扉を閉めて鍵を掛け、おれをベッドに座らせると蔦の入ったコップをナイトテーブルに移動させ、ナイトテーブルの引き出しから色んな玩具や小瓶を取り出してベッドにずらりと並べた。
つ、使うのかな……、とドキドキしていると、ルードの手がそっとおれの頭に伸びて、ぽんぽんと撫でるとそのままするりと頬へと。ルードの顔が近付いてくるのを見て、目を閉じる。ちゅっ、と軽いリップ音を立てて触れるだけのキスをして、おれはルードの首に手を回して抱き着くように密着させると、ルードがおれの唇を舐めた。薄く口を開けると、舌が口内に入り込む。舌を絡めて、甘噛みされてと、いつもと同じキスなのに、いつも気持ち良くなってしまう。口内も性感帯か……。
「ぁ……ッ」
頬に添えられたルードの手が下へと移動する。肩を撫でて、腕を撫で、脇腹を撫で――ぞくぞくとした快感に声が出てしまう。
唇が離れて、ルードの唇もキスを落としながら下へと向かって行く。首筋、鎖骨、そして、乳首へと。おれの乳首は既に硬くなっていて、ルードの愛撫を待っていた。服の上から爪でカリカリと引っ掛かれ、びくんと躰が揺れた。
「いっぱい、感じて。かわいい声を聞かせて、ヒビキ」
「ルード……、んんっ、……え?」
うっとりとそう言うルード。それをどう受け取ったのかはわからないけれど、蔦が伸びてきておれの両手を拘束した。ルードも驚いたように蔦を見ていた。どこか誇らしげに見えるのはなぜなのか。
「あ、ああ、なるほど……確かにそれなら口元に手を当てられないな」
「そこで納得しちゃいます……?」
蔦の行動をルードが納得したように口にした。痛くないけど動けない。ぐっと力を込めて解こうとしたけれど、びくともしない。マジか。そして、しゅるる、と今度は蔓を伸ばしてツンツンおれの乳首を刺激し始めた。
「ァッ、こ、ら……!」
「……あんまりえっちに参加出来なかったから、今日は混ざりたいってことなのか……?」
「え、ァんッ、あ、だ、め、だめ。あ、や……ッ」
蔓が伸びてきて、「気持ちいい?」とばかりに乳首に巻き付いて扱かれた。昨日、触られた時はそんなでもなかったのに、ルードが見ていると思うと感じてしまう。ふっとルードが薄く笑うのが見えた。そして、チュニックの中に手を伸ばして、おれの股間を撫でる。
「ァァああっ」
すりすり股間を擦られて、腰が揺れてしまう。じわじわとにじみ出る先走りでショートパンツの中が濡れてしまっていて、恥ずかしくなって視線を彷徨わせると、ルードが「可愛い」と呟く。すると、今度は蔦がチュニックを持ち上げるように掴み、ずるずると上に引っ張った、濡れてぐっしょりとしているショートパンツがルードの視界に入る。
「積極的だね、蔦」
感心したように呟くルードと、「えっちするのー」とばかりにくねくね動く蔦におれはちょっと混乱し始めている。気持ちいいけど、ルードは本当にこれで良いのかと。楽しそうに笑ってはいるけれど……。
「今日は蔦にも頑張ってもらうか、ヒビキ」
「が、頑張ってもらうって? ァ、ァァァああんッ」
ショートパンツの上からぎゅっと掴まれて上下に扱かれる。乳首もにゅるにゅると扱かれて、頭の中がショートしそうなほどな快感が駆け巡る。蔦は乳首を扱きながらも乳頭をツンツンと刺激して、ルードはそれを見て、「テクニシャン?」とクスクス笑う。
「ぁ、ぁ、ゃぁ、イ、く、出ちゃう……!」
「イって良いよ、ヒビキ。イく時の顔、見せて?」
ルードがそうねだると、蔦がおれの顔をルードに向けさせて固定した。ルードは恍惚の表情を浮かべておれを見て、おれはそれを吸い込まれるように見て、あっという間に白濁の液体をショートパンツの中に放ってしまった……。
そのショートパンツを脱がされ、足を閉じようとしても足の間にルードが居て、閉じることが出来ない。
「ひぁっ! ぁ、ぁ、ァァああああっ」
イったばかりであまり力も入らないのを狙ってから、蔦が蔓を伸ばして、鈴口をちょんちょんと突く。……尿道を責められた時、媚薬を飲んでいた。今日は飲んでいない。ちょっと不安そうにルードを見ると、ルードは「少しずつ挿れてみようか」と蔓に話しかける。にゅる、にゅる、と静かに尿道に入っていく感覚。異物が尿道に入っていく感覚に粟立った。媚薬の効果ってすごかったんだな……と思う。ただ、細くなってくれているみたいで、あまり抵抗なく奥へ奥へと入っていく。
「大丈夫? ヒビキ?」
「だいじょうぶ、だけど……ぁ、んぅ……、変な、感じ……!」
蔓が気を遣っているのか、本当に少しずつ奥へ入り――ツン、と前立腺を押した。その途端に電流が流れたかのように快感が走った。蔓は「ここ好きだよね?」とばかりにツンツンと前立腺を刺激し、徐々に太くなっていっている……ような……。
「う、ぁ、ァァああっ」
「……ふふ」
ルードは小瓶を手に取り、ローションをたっぷりと手に取ると、おれの蕾に塗り付けてつぷりと一本指を挿れた。毎日しているわけではないけれど、おれのナカはルードの指が気持ち良くしてくれることを知っているから、歓迎するようにルードの指を締め付ける。ルードはそれを嬉しそうにして、指をゆっくりと動かす。ナカを広げるように回し、奥へと指を進め、前立腺を刺激する。おれの腰が跳ねた。
「ぁ、どっちからもだめっ、きもち良いよぉっ」
前と後ろから前立腺を刺激されて浮ついた声が出る。ルードは指を増やしながら、蔓はニュルニュルと動きながら、尿道をじゅぽじゅぽと擦られてゾクゾクした。目の前がチカチカするようなそんな感じに襲われて、一気に快感が広がっていく。
「んんっ、ぁ、ァァぁああああっ!」
ぐりっと前立腺をルードの指と、蔓に押されて――おれの躰が弓なりにしなりビクビクと躰が震えた。ドライでイったみたいで、吐き出せない快感が巡って苦しい。そんなおれの様子を、ルードが愛しそうに見ていた。ルードから視線が離せない。
「ヒビキの顔を支えていて」
ルードがそう言うと蔦はおれの顔を葉っぱで撫でてから後頭部へと移動して、ルードはナカをぐちゅぐちゅと刺激しながら、唇を重ねた。ちゅくちゅくと響く水音と、ナカをかき回すように動く指。細かった蔓が少しずつ太くなっていく感覚、乳首に巻き付いた蔓が飽きることなく刺激し続けて、快感で頭がうまく働かない。気持ち良すぎて、苦しいくらい。
「すっかり蕩けた顔になっているね、ヒビキ。かわいいよ」
「ぁ、ァァッ、そこばかり、ダメ……ッ! ひァァあぁああっ!」
一定のリズムで前立腺を刺激されて、またビクンと躰を大きく跳ねさせて出さないでイってしまった。もう気持ちいいとしか考えられない……!
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