18 / 27
この世界は
18
しおりを挟む
あれから3日程経った。1週間くらいは様子を見たいということで相変わらず豪華な部屋で生活をしている。毎日、違う服を侍女さん達に着せられて規則正しい生活を心がけるようにとジョセフさんからのアドバイスで庭園の中を散歩、ガゼボで休憩すれば勝手に紅茶が出てくる。午後から何もすることないなって侍女さんに相談した所、文字の練習をしている。正直、深窓の令嬢状態。
「レミ、ここ間違っているぞ」
「はい」
そして何故か、アルファード様が頻繁に顔を出してくる。さり気なく、聞いてみたけどクラレンスがいないくて寂しいだろ?と言われたので曖昧に答えて終わりにした。舞踏会が終わってから会うこともなく侍女見習い仕事してたし、下っ端の人間が雇用主に合う事自体そんなにないんじゃないかと思うけどまぁいいか。早くお屋敷に戻ってカロルと街を散策したいな。頑張って文字覚えて手紙でも書こうか。
「そうえいえばアルファード様、目の下の隈なくなりましたね」
「あぁ、あの日は二徹目だったんだ」
「二徹…、あまり根を詰めるより小まめな休憩を取りながら仕事をこなす方が進むことあるので身体を大事にして下さい。」
「そうだな、あぁそうだ。レミこれを」
「はい?」
不意に出された手紙は豪華に装飾されていた。
「招待…、状ですか?」
「おぉ、読めるようだな」
「皆さん丁寧に教えてくださるので」
「そうか、さてこの招待状は誰から送られたものだと思う?」
「貴族の方々ですよね、」
招待状を読み進めると書いてあったのは国王陛下の名前…。
「こ、これ、国王陛下のお名前では?」
「お、当たりだ」
「流石にこれはお断りします…。」
「断る?何故?」
「私のような庶民宛に国王陛下が招待状を送るでしょうか?何かしたわけでもないのに、何故…」
国王陛下の名前が書かれた招待状が一体何故私なんかに届くんだろう、意味がわからないよ。この部屋に居るようになってからお嬢様みたいなおしとやか系で過ごしているせいか、正直ストレスが溜まる。早くここ出たい。
「アルファード様、大変申し訳ございませんが私の変わりにお断りの返事を書いていただけませんか?」
「出席しないのか?」
「出席する必要性がありせんので」
「だが普通は憧れるものじゃないか?」
「憧れる?舞踏会にですか、それとも国王陛下に謁見することですか?」
「どちらも憧れるだろう?」
「そう、これがこちらの国では当たり前なのですね。」
「え」
「お気になさらないでください。アルファード様には関係のないこと、私には国王陛下からの招待を受けることに荷が重いのです。申し訳ございません。招待状のお返事に関してもこちらでどうにかいたします。今日はお帰り下さい。」
「いや、だが」
アルファード様に八つ当たりしてもどうにもならないのに。アルファード様が部屋から出ていくのを確認してからため息をつく。ベットに身を投げだして目を閉じる。もういっそのこと逃げてしまおうか、元の場所に戻るまでは好きに生きればいいじゃないどうせ何もない、身体一つしかないんだから。思い立ったら吉日よ。思い切り身体を起こして、文字の練習用にもらった紙に置き手紙を書く。
「今までありがとうございました。勝手に出ていってごめんなさい。クラレンス様お屋敷に置いてしまっている私物は捨てて下さい。この部屋の洋服を1枚だけもらっていきます。私のことは探さないで下さい。」
箇条書きの様になってしまったけど、言いたいことは伝わるだろう。今、着ている服だとすぐ見つかりそうだし、クローゼットの中から一番お仕着せに見えそうな物に着替えた。
「レミ、ここ間違っているぞ」
「はい」
そして何故か、アルファード様が頻繁に顔を出してくる。さり気なく、聞いてみたけどクラレンスがいないくて寂しいだろ?と言われたので曖昧に答えて終わりにした。舞踏会が終わってから会うこともなく侍女見習い仕事してたし、下っ端の人間が雇用主に合う事自体そんなにないんじゃないかと思うけどまぁいいか。早くお屋敷に戻ってカロルと街を散策したいな。頑張って文字覚えて手紙でも書こうか。
「そうえいえばアルファード様、目の下の隈なくなりましたね」
「あぁ、あの日は二徹目だったんだ」
「二徹…、あまり根を詰めるより小まめな休憩を取りながら仕事をこなす方が進むことあるので身体を大事にして下さい。」
「そうだな、あぁそうだ。レミこれを」
「はい?」
不意に出された手紙は豪華に装飾されていた。
「招待…、状ですか?」
「おぉ、読めるようだな」
「皆さん丁寧に教えてくださるので」
「そうか、さてこの招待状は誰から送られたものだと思う?」
「貴族の方々ですよね、」
招待状を読み進めると書いてあったのは国王陛下の名前…。
「こ、これ、国王陛下のお名前では?」
「お、当たりだ」
「流石にこれはお断りします…。」
「断る?何故?」
「私のような庶民宛に国王陛下が招待状を送るでしょうか?何かしたわけでもないのに、何故…」
国王陛下の名前が書かれた招待状が一体何故私なんかに届くんだろう、意味がわからないよ。この部屋に居るようになってからお嬢様みたいなおしとやか系で過ごしているせいか、正直ストレスが溜まる。早くここ出たい。
「アルファード様、大変申し訳ございませんが私の変わりにお断りの返事を書いていただけませんか?」
「出席しないのか?」
「出席する必要性がありせんので」
「だが普通は憧れるものじゃないか?」
「憧れる?舞踏会にですか、それとも国王陛下に謁見することですか?」
「どちらも憧れるだろう?」
「そう、これがこちらの国では当たり前なのですね。」
「え」
「お気になさらないでください。アルファード様には関係のないこと、私には国王陛下からの招待を受けることに荷が重いのです。申し訳ございません。招待状のお返事に関してもこちらでどうにかいたします。今日はお帰り下さい。」
「いや、だが」
アルファード様に八つ当たりしてもどうにもならないのに。アルファード様が部屋から出ていくのを確認してからため息をつく。ベットに身を投げだして目を閉じる。もういっそのこと逃げてしまおうか、元の場所に戻るまでは好きに生きればいいじゃないどうせ何もない、身体一つしかないんだから。思い立ったら吉日よ。思い切り身体を起こして、文字の練習用にもらった紙に置き手紙を書く。
「今までありがとうございました。勝手に出ていってごめんなさい。クラレンス様お屋敷に置いてしまっている私物は捨てて下さい。この部屋の洋服を1枚だけもらっていきます。私のことは探さないで下さい。」
箇条書きの様になってしまったけど、言いたいことは伝わるだろう。今、着ている服だとすぐ見つかりそうだし、クローゼットの中から一番お仕着せに見えそうな物に着替えた。
1
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる