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恋のライバル
ランチタイムのカフェで
しおりを挟む―キーンコーン‥‥
そんな感じで午前の講義は、ほとんど異世界にトリップして終わった。
私は始終ニヤけており、顔の筋肉が無意識にゆるむばかりだった。
「も~澪ちゃんたらぁ。ニコニコしちゃって!
やっぱり真面目に頑張ったから結果が伴ったんだね。」
柔和な表情をしながら加奈子が言った。
「え?いやいや、てっきりDだとばかり思ってたからさぁ。
驚き2倍、嬉しさ2倍で浮かれちゃって‥‥ハハ。」
私は柄にもなく照れ笑いを浮かべながら、構内の食堂2階にあるカフェまで加奈子と歩いた。
「そっかぁ~、嬉しいよね~。
でも、そんなに不安だったの?
何か大きな失敗でもした?」
「いやぁ~まぁ、そんな失敗とかはしてないけどさぁ。
主任に何か因縁つけられちゃって!だから評価も悪いんだろうなぁって、思い込んでたのよ‥‥。」
私は鬼瓦のような青木主任の顔を思い出すと、げんなりと溜め息をつく。
「あ~なるほどね!私も気になったよ。職員さんて恐いよね‥‥。
でも、遅刻とかしない限り大丈夫なもんだよ。私もBだったしさっ。」
「加奈子は真面目だもん!それ以下の成績は考えられないよねー。」
カフェへの階段を上がりながら私は頷き、そう言った。
まぁ‥‥そんな模範生の加奈子より上の成績取っちゃったんだよなぁ。
私の評価をした人って誰だろう?
普通に考えたら園長さんとかよね。
青木主任はまず、ありえないし‥‥。
あ、イケメンの河本さんかも!親切だったしね。
そんなことをのん気に考えながら、私はカフェの空いているソファにドカッと座った。
「じゃ、今日はお祝いにケーキ奢るよ!」
加奈子は私の向かいのソファにゆったりと腰掛けながら、ニコニコと言った。
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