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恋の忘れ形見
なんだかんだ妹には甘い
しおりを挟む「じゃあ、教室教えて?
‥‥あ、てゆーか前みたく友達に代返頼めばイイじゃん。」
「ゲホゲホッ!そ、そーゆーワケにもいかないんだよぉ‥‥。
今日の講義はさぁ~小教室で席順も決まってるし、学生の顔と名前も覚えてる先生だからバレるんだよねぇ‥‥ゲホッ。」
凪は咳き込みながら苦しそうに喋った。
「あーもー!分かったから寝てなって!
あと、絶対に病院行きなよ?
入院沙汰になったら、それこそ留年だっつーの。」
「‥‥ありがとぉ~!
お姉ちゃぁん!」
凪は咳をしすぎたのか、涙目になりながら私を抱き締めた。
「おい!私まで餌食にするつもり?移るから止めなさい。」
「はいはーい‥‥。
あ、そうだ!身なりも私っぽくしてよ~?」
凪は鼻水を垂らしながら偉そうにそう言った。
「はあ!?」
凪っぽくって、まさか‥‥。
バリバリのギャルメイクに、髪をグルグルに巻けって言うのか?
「ゲホッ、お姉、それじゃダメェ~。
そんな地味なカッコで私だと思われたらイヤだぁ~。」
「‥‥地味だと‥‥?」
「あ、ウソウソ!でもそこんとこヨロシクね~?
私達が双子だって結構知られてるみたいだし、先生にバレたらマズイじゃん?」
凪は私が顔を引きつらせたのを見て、慌ててそう言った。
「‥‥はぁ、分かったわよ。」
何でそんなことを‥‥私が‥‥。
そうだ、溜め息ついてる場合じゃないや。
学校に行くならもう支度しないとね。
‥‥畜生、せっかく今日は休みだったのに。
私は歯磨きとシャワーを済ませると、今にも倒れそうな凪のレクチャーを受けることになった。
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