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本編
第2話
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ちなみに僕はここで医者もどきをやってるわけだけど
実は人を治すよりももっと稼げる仕事がある
それは中絶だ
他にも表に出せない人物の用心棒、或いは護送など
自分で言うのもあれだけど色々やってきたおかげで今の僕はめちゃくちゃに強い
そして中絶はこの世界で多分僕だけができること
倫理的には完全に人殺しだ
だけどこの世界にそんなものは無い
身体を売る花街では常にそれはつきもの
正直興味本位で妊娠を無かったことにできる、と言ったら物凄い速度で広まってしまった
ちゃんと人を殺すことになる、とは伝えてるよ?
それでも僕を尋ねてきた全員がお金を払って施術を受けた
お腹触って時間を戻すだけだけどね
ちなみにこの仕事もこの貧民街の大旦那さんにはちゃんと許可をとってある
そもそもよそ者の僕にこんないいとこくれるなんて、普通は有り得ないから大旦那にはしっかり使われてやってる
ほんと魔法使えて良かった
そもそもこの世界の貧民街は一種のコミニティのようなものだ
来る者拒まず去るもの追わず
とは聞こえは言いもののやはり余所者には冷たい
ただ僕が魔法を使えること
そして人を治せること
元々戦争孤児だったなどの話をした結果今の住処を貸してもらえることとなった
今の僕は割と身綺麗だから疑われたけど、どう生きてきたかを笑顔で話したら割とすぐ信じてくれた
子供の声と顔で朗らかに身体を売って過ごしてきた日常やどれだけ死ぬ思いをしたかなどを語るのは大旦那のような人情に厚い人間には堪えるようだ
そこからは基本タダ働き、そして裏の仕事ではちゃんと給料をくれる
大旦那曰く
「テメェ割と高ランクの探索者なんだろ?
こんな貧民街のヤツらが払える金なんて足しにもならねえぞ?」
と言われた
まぁ確かにそうなのだ
だが反論するのもめんどいのでタダ働きである
僕は今探索者のランクをBまで上げた
一応探索者のランクの目安としてCまで達成すれば一般人としては御の字
と言った感じだ
BとCには大きな壁がある
それは圧倒的な実力以外に知識だったりある程度の礼儀など様々だ
元々覚える系の勉強得意なので僕はすぐ昇格できた
僕にとっては簡単でも若い時に勉強の類をしないと覚えるという行為は非常に難しいらしい
ちなみにこの世界にもちゃんと貴族はいる
それを知ったのはとある貴族が僕に依頼をしてきたからだ
そりゃ生娘が遊んで子を宿しちゃったなんて普通は直視し難い現実
でもそれを無かったことにできる者がいると分かればすぐに飛んできた
初めてお会いした時に僕があまりにも子供すぎてびっくりしてたけど
ちなみにその後殺し屋がゾロゾロと来たよ
そりゃああんなこと知ってる人間、子供と言えど生かしちゃおけんよなぁ、とは思ったけどやられる気はサラサラない
10人も送ってきたけど全員腕と舌を切ってお返ししました
一応これでも何十人分の人生を持ってるんだ
簡単に負けたりはしない
人を傷つけるのに抵抗感とか無いのかって?
もうそんなものどっかに置いてきちゃったよ
何人殺したと思ってるの
実は人を治すよりももっと稼げる仕事がある
それは中絶だ
他にも表に出せない人物の用心棒、或いは護送など
自分で言うのもあれだけど色々やってきたおかげで今の僕はめちゃくちゃに強い
そして中絶はこの世界で多分僕だけができること
倫理的には完全に人殺しだ
だけどこの世界にそんなものは無い
身体を売る花街では常にそれはつきもの
正直興味本位で妊娠を無かったことにできる、と言ったら物凄い速度で広まってしまった
ちゃんと人を殺すことになる、とは伝えてるよ?
それでも僕を尋ねてきた全員がお金を払って施術を受けた
お腹触って時間を戻すだけだけどね
ちなみにこの仕事もこの貧民街の大旦那さんにはちゃんと許可をとってある
そもそもよそ者の僕にこんないいとこくれるなんて、普通は有り得ないから大旦那にはしっかり使われてやってる
ほんと魔法使えて良かった
そもそもこの世界の貧民街は一種のコミニティのようなものだ
来る者拒まず去るもの追わず
とは聞こえは言いもののやはり余所者には冷たい
ただ僕が魔法を使えること
そして人を治せること
元々戦争孤児だったなどの話をした結果今の住処を貸してもらえることとなった
今の僕は割と身綺麗だから疑われたけど、どう生きてきたかを笑顔で話したら割とすぐ信じてくれた
子供の声と顔で朗らかに身体を売って過ごしてきた日常やどれだけ死ぬ思いをしたかなどを語るのは大旦那のような人情に厚い人間には堪えるようだ
そこからは基本タダ働き、そして裏の仕事ではちゃんと給料をくれる
大旦那曰く
「テメェ割と高ランクの探索者なんだろ?
こんな貧民街のヤツらが払える金なんて足しにもならねえぞ?」
と言われた
まぁ確かにそうなのだ
だが反論するのもめんどいのでタダ働きである
僕は今探索者のランクをBまで上げた
一応探索者のランクの目安としてCまで達成すれば一般人としては御の字
と言った感じだ
BとCには大きな壁がある
それは圧倒的な実力以外に知識だったりある程度の礼儀など様々だ
元々覚える系の勉強得意なので僕はすぐ昇格できた
僕にとっては簡単でも若い時に勉強の類をしないと覚えるという行為は非常に難しいらしい
ちなみにこの世界にもちゃんと貴族はいる
それを知ったのはとある貴族が僕に依頼をしてきたからだ
そりゃ生娘が遊んで子を宿しちゃったなんて普通は直視し難い現実
でもそれを無かったことにできる者がいると分かればすぐに飛んできた
初めてお会いした時に僕があまりにも子供すぎてびっくりしてたけど
ちなみにその後殺し屋がゾロゾロと来たよ
そりゃああんなこと知ってる人間、子供と言えど生かしちゃおけんよなぁ、とは思ったけどやられる気はサラサラない
10人も送ってきたけど全員腕と舌を切ってお返ししました
一応これでも何十人分の人生を持ってるんだ
簡単に負けたりはしない
人を傷つけるのに抵抗感とか無いのかって?
もうそんなものどっかに置いてきちゃったよ
何人殺したと思ってるの
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