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Main story
勉強会 in 妹
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「ただいま。皆さんいらっしゃい」
伊千香が帰宅し、俺の部屋に顔を出す。
そして何を思ったのか、開いている場所に陣取り鞄から筆記用具を取り出してテーブルに広げた。
「何してんの?」
「私も皆さんに混じって宿題しようかなって。いいですか?」
伊千香が確認したのは隣に座る美紀。その向かい側に林さんが座っている。
「ええよええよ、うちらで教えられるところがあるんやったら聞いてくれたらええし」
そう美紀は答えるが、そもそもこの勉強会は美紀の為に開いている。美紀が伊千香に教える事で時間を取られては意味がない。
「伊千香、自分の部屋に戻れとは言わないけど、聞くなら林さんに聞け。それかこっちのテーブルに来て俺か羽那子の隣に来いよ」
テーブルが二つに分れており、俺と羽那子と民人テーブルと美紀と林さんテーブルという組み合わせになっていた。
「え、林さんって誰?」
は? 林さんはついこの間家に遊びに来たし、そもそも元から伊千香とは知り合いだ。
もしかして、俺の身に起こった事が伊千香にも起こった、とか……?
「何言ってんの伊千香ちゃん。私の苗字知らなかったの?」
「え!? りなちゃんの事だったの? あれー?」
何だよ、驚かすなよな。俺、伊千香の前で林さんの名前を呼んだ事がなかったか?
伊千香は林さんと話をしながら、自分の宿題に取りかかり始めた。
「でも宿題なら毎日伊千郎君に見てもらえばいいじゃん。
伊千香ちゃんのお兄ちゃんは学年でも相当上位の成績だよ?」
「そうだな、伊千郎は教え方も上手いしな」
林さんと民人もそう悪い成績ではないはずだ。
別に妹の前で兄を褒める必要はないぞ?
「えー、だって毎日はなちゃんとイチャイチャしてるから私はお邪魔かなーって」
何を言い出すかと思えば……。こいつ本当に宿題する気あんのか?
「この間も朝お兄ちゃんを起こそうと思ってこの部屋に来たらね、……あっ!
この話は言っちゃダメか!!」
「えー何よー、そこで止めるのズルくない?」
林さんがニヤニヤニタニタし始めた。羽那子は特に止めるでもなく二人のやり取りを見ている。
「伊千香、邪魔すんなら追い出すぞ」
「ゴメンゴメン、はなちゃんとお兄ちゃんが仲良いって話はおしまいっ」
はいおしまいおしまい。黙って宿題やっててくれ。
「でもそうだね、成績が良いいっくんが付きっきりで見てあげた方が分かりやすいかもね。
みっきー、席交代しよっか。こっちおいでー」
そう言って立ち上がり、自分のノートなどを持って席を空けた。
「え!? えっと……」
「ほら早く早く」
美紀が羽那子に急かされて、俺の向かい側へ移動して来た。
「よ、よろしく」
「おう、とりあえず分からない事があれば声掛けて。何が分からないかを自分で把握してないと教えようがないから」
質問を聞く限り、美紀は決して勉強が苦手なタイプではないようだ。
ただまだ習っていないところがあるというだけで、次のテストには十分間に合うように思う。
俺の説明をよくよく理解し、必要に応じてメモを取る。ちゃんと聞こうという姿勢が非常に好ましい。
教え甲斐があるというのはこういう事を言うのだろうと思った。
俺と美紀のやり取りをあからさまに見てくる伊千香の視線が気になったが、その他特に問題なく勉強会は終了した。
伊千香が帰宅し、俺の部屋に顔を出す。
そして何を思ったのか、開いている場所に陣取り鞄から筆記用具を取り出してテーブルに広げた。
「何してんの?」
「私も皆さんに混じって宿題しようかなって。いいですか?」
伊千香が確認したのは隣に座る美紀。その向かい側に林さんが座っている。
「ええよええよ、うちらで教えられるところがあるんやったら聞いてくれたらええし」
そう美紀は答えるが、そもそもこの勉強会は美紀の為に開いている。美紀が伊千香に教える事で時間を取られては意味がない。
「伊千香、自分の部屋に戻れとは言わないけど、聞くなら林さんに聞け。それかこっちのテーブルに来て俺か羽那子の隣に来いよ」
テーブルが二つに分れており、俺と羽那子と民人テーブルと美紀と林さんテーブルという組み合わせになっていた。
「え、林さんって誰?」
は? 林さんはついこの間家に遊びに来たし、そもそも元から伊千香とは知り合いだ。
もしかして、俺の身に起こった事が伊千香にも起こった、とか……?
「何言ってんの伊千香ちゃん。私の苗字知らなかったの?」
「え!? りなちゃんの事だったの? あれー?」
何だよ、驚かすなよな。俺、伊千香の前で林さんの名前を呼んだ事がなかったか?
伊千香は林さんと話をしながら、自分の宿題に取りかかり始めた。
「でも宿題なら毎日伊千郎君に見てもらえばいいじゃん。
伊千香ちゃんのお兄ちゃんは学年でも相当上位の成績だよ?」
「そうだな、伊千郎は教え方も上手いしな」
林さんと民人もそう悪い成績ではないはずだ。
別に妹の前で兄を褒める必要はないぞ?
「えー、だって毎日はなちゃんとイチャイチャしてるから私はお邪魔かなーって」
何を言い出すかと思えば……。こいつ本当に宿題する気あんのか?
「この間も朝お兄ちゃんを起こそうと思ってこの部屋に来たらね、……あっ!
この話は言っちゃダメか!!」
「えー何よー、そこで止めるのズルくない?」
林さんがニヤニヤニタニタし始めた。羽那子は特に止めるでもなく二人のやり取りを見ている。
「伊千香、邪魔すんなら追い出すぞ」
「ゴメンゴメン、はなちゃんとお兄ちゃんが仲良いって話はおしまいっ」
はいおしまいおしまい。黙って宿題やっててくれ。
「でもそうだね、成績が良いいっくんが付きっきりで見てあげた方が分かりやすいかもね。
みっきー、席交代しよっか。こっちおいでー」
そう言って立ち上がり、自分のノートなどを持って席を空けた。
「え!? えっと……」
「ほら早く早く」
美紀が羽那子に急かされて、俺の向かい側へ移動して来た。
「よ、よろしく」
「おう、とりあえず分からない事があれば声掛けて。何が分からないかを自分で把握してないと教えようがないから」
質問を聞く限り、美紀は決して勉強が苦手なタイプではないようだ。
ただまだ習っていないところがあるというだけで、次のテストには十分間に合うように思う。
俺の説明をよくよく理解し、必要に応じてメモを取る。ちゃんと聞こうという姿勢が非常に好ましい。
教え甲斐があるというのはこういう事を言うのだろうと思った。
俺と美紀のやり取りをあからさまに見てくる伊千香の視線が気になったが、その他特に問題なく勉強会は終了した。
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