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舞台裏に神様降臨
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神様:ちょいちょい
魔王:ん?
じいさんこの教会の関係者か?
勇者:魔王、ぼちぼち出番やぞ
魔王:おー分かってるー
じいさん、僕らもうすぐ出番ですねん
神様:奉納の時とは違うネタにしてや
勇者:何やじいちゃん見てくれてたんか、嬉しいなー
でもこの舞台裏は関係者以外立ち入り禁止やで
……どっかで見た事ある顔やなこのじじい
神様:お前を勇者に指名したんワシやで
魔王:ほんならアンタが神さん言う事かー、
って思うかいな!
はよ出て行かな責任者呼ぶで
勇者:いや、マジやわこれ神様やわ……
勇者に指名された時に世界の時間止めて
俺の目の前に現れたんこの人や!
魔王:ウソやん!?
何で神様が舞台裏からチラチラ覗いてんねん
神様:ほれ、こっち来てあの子ら見てみぃ
勇者:女学生の聖歌隊?
歌はそんな上手やないし、見た目もパッとせんな
神様:アホやなー、キラッキラ輝いとるやろがオーラが
あの子らの中の四人だけやけどな
原石やがなー、将来が楽しみやでー!
魔王:将来が楽しみて教会の聖歌隊に入るんやろ?
そやけどかなりの人数が入隊希望するから
残れるのは一握りだけやて聞くで?
神様:聖歌隊に入らせるんやない、
あの子らの才能はそれだけやないねん
そこでや!
お前ら二人があの子らを世に出すんや!!
勇者:世に出す?
魔王:漫才師としてか?
四人漫才て流行るかー?
神様:ちゃうちゃう、あの子らでアイドルグループ作るんや!
勇者:アイドルて何や……?
魔王:知らんがな、俺に聞くなや
神様:アイドルて言うんはやな、
歌って、踊って、みんなを笑顔にさせる女の子の事や!!
勇者・魔王:はぁ……
神様:見る者を笑顔にさせる事に関しては天下一、
全ての人々に幸せを運ぶ存在なんや
魔王:そのアイドルって言うのに対して、
僕らに何させようって言うんや?
僕ら世界平笑はアンタに見せる為に漫才やってんねんけど
神様:あー、それな、ちょっとした勘違いや
勇者:勘違い?
神様:ワシはあくまで創造主なんや
お前らが笑かせなアカンのは観測者や
魔王:観測者?
神様:せや、観測者
観測者がおるからこの世界が存在する
観測者に飽きられたらこの世界は消滅する
そうならんよう管理してるんがワシや
勇者:俺らが漫才見せてた相手はその観測者って奴か
神様:そうや、でも漫才だけずーっと見てくれる訳やない
お前らが思ってるよりも遙かに娯楽って多いんや
この世界は漫才に偏り過ぎてる、もっと幅を広げなアカン
そこでアイドルや!
アイドルグループを作って観測者を釘付けにするんや!
魔王:……何となく言いたい事は分かったけど、
アイドルと僕らに何の関係があんねんな
神様:お前らネタだけやなく普段も喋り上手いやろ
そやし漫才終わりにあの子らとトークせぇ
フリとかオチとか面白い喋り方を教えたれ
勇者:それでこの世界の平和が守れるて言うんやったら……
魔王:おいおい、お前この変なじじいの言う事間に受けんのか!?
俺ら今まで必死こいて漫才だけをやって来たやんけ!
急に現れた自称神様の戯れ言に付き合う気か!?
勇者:いやお前聖女ちゃんと結婚したやんけ
魔王:それとこれとは別や!
勇者:……それにこのじいさんはホンマもんの神様や
俺の勇者の肩書きは伊達やないで
魔王:何か感じるもんがあんのか
勇者:何となく、ホンマに何となーくやけどな
魔王:……イマイチ信用出来んねんけどな
神様:おい、あの子らの発表終わってもうたぞ!
はよ声掛けな帰ってまうがな!!
魔王:あの子らの発表終わったら僕らの出番やねん
若い女の子ナンパしてる場合ちゃうねんや
神様:この世界が昔みたいに戦乱の時代になってもええんか?
魔王:ええ訳あるかいな、そうならん為に僕らが……
勇者:漫才だけが娯楽やない、
人の生き死にを見せろ言われたら大変な事になる
神様:せや、魔王はこの大事な相方と、
殺すか殺されるかの戦いをしたいと思うか?
出来る思うか?
魔王:それは……
勇者:こんな見た目やけど間違いなく神様や
その神様が言うてんねや、信じるしかないで
魔王:信じるとして、俺らにあの子らを育てる事が出来るんか?
勇者:そら分からん
分からんけど、やるしかないわ
神様:二人なら出来る、楽しみにしてるで
スーーー……
魔王:うっわ、ゆっくり消えていきよった!
マジで神様やったんか……
勇者:正直無茶振りもええとこやで
魔王:お前今やるしかないて言うたとこやんけ!
勇者:どないしよなー
魔王:どうないしよもこないしよもあるか!
こうなったらやるしかないわ!
大司教:勇者さんと魔王さん、ぼちぼち出番です
魔王:あ、南部の大司教さん
ちょっと今回は漫才やなくあの子らと
雑談してみたいんやけどよろしか?
大司教:雑談ですか!?
それはまた新たな試みですね……
勇者:漫才だけやなく色んなお笑いを神様に見せたら
喜んでもらえると思うんですけどねー
大司教:勇者さんがそう仰るなら……
魔王:ほなとりあえずあの子らに舞台から下りんよう
言うてもらえますか?
大司教:分かりました
勇者:さーてどないしよか……
魔王:アホ、考えんでもええがな
お前はいつも通りボケといたらええねん
俺がトークを回したる
勇者:ほーか、ほな任せるわ
大司教:今回は新たな試みとして、
若草合唱団の女の子達と世界平笑の
トークライブをお見せしたいと思います!
魔王:さぁ行くで
勇者:観測者か何か知らんけど、しっかり笑わしたるさかいな!
勇者・魔王:はいどうもー
パチパチパチパチ
魔王:ん?
じいさんこの教会の関係者か?
勇者:魔王、ぼちぼち出番やぞ
魔王:おー分かってるー
じいさん、僕らもうすぐ出番ですねん
神様:奉納の時とは違うネタにしてや
勇者:何やじいちゃん見てくれてたんか、嬉しいなー
でもこの舞台裏は関係者以外立ち入り禁止やで
……どっかで見た事ある顔やなこのじじい
神様:お前を勇者に指名したんワシやで
魔王:ほんならアンタが神さん言う事かー、
って思うかいな!
はよ出て行かな責任者呼ぶで
勇者:いや、マジやわこれ神様やわ……
勇者に指名された時に世界の時間止めて
俺の目の前に現れたんこの人や!
魔王:ウソやん!?
何で神様が舞台裏からチラチラ覗いてんねん
神様:ほれ、こっち来てあの子ら見てみぃ
勇者:女学生の聖歌隊?
歌はそんな上手やないし、見た目もパッとせんな
神様:アホやなー、キラッキラ輝いとるやろがオーラが
あの子らの中の四人だけやけどな
原石やがなー、将来が楽しみやでー!
魔王:将来が楽しみて教会の聖歌隊に入るんやろ?
そやけどかなりの人数が入隊希望するから
残れるのは一握りだけやて聞くで?
神様:聖歌隊に入らせるんやない、
あの子らの才能はそれだけやないねん
そこでや!
お前ら二人があの子らを世に出すんや!!
勇者:世に出す?
魔王:漫才師としてか?
四人漫才て流行るかー?
神様:ちゃうちゃう、あの子らでアイドルグループ作るんや!
勇者:アイドルて何や……?
魔王:知らんがな、俺に聞くなや
神様:アイドルて言うんはやな、
歌って、踊って、みんなを笑顔にさせる女の子の事や!!
勇者・魔王:はぁ……
神様:見る者を笑顔にさせる事に関しては天下一、
全ての人々に幸せを運ぶ存在なんや
魔王:そのアイドルって言うのに対して、
僕らに何させようって言うんや?
僕ら世界平笑はアンタに見せる為に漫才やってんねんけど
神様:あー、それな、ちょっとした勘違いや
勇者:勘違い?
神様:ワシはあくまで創造主なんや
お前らが笑かせなアカンのは観測者や
魔王:観測者?
神様:せや、観測者
観測者がおるからこの世界が存在する
観測者に飽きられたらこの世界は消滅する
そうならんよう管理してるんがワシや
勇者:俺らが漫才見せてた相手はその観測者って奴か
神様:そうや、でも漫才だけずーっと見てくれる訳やない
お前らが思ってるよりも遙かに娯楽って多いんや
この世界は漫才に偏り過ぎてる、もっと幅を広げなアカン
そこでアイドルや!
アイドルグループを作って観測者を釘付けにするんや!
魔王:……何となく言いたい事は分かったけど、
アイドルと僕らに何の関係があんねんな
神様:お前らネタだけやなく普段も喋り上手いやろ
そやし漫才終わりにあの子らとトークせぇ
フリとかオチとか面白い喋り方を教えたれ
勇者:それでこの世界の平和が守れるて言うんやったら……
魔王:おいおい、お前この変なじじいの言う事間に受けんのか!?
俺ら今まで必死こいて漫才だけをやって来たやんけ!
急に現れた自称神様の戯れ言に付き合う気か!?
勇者:いやお前聖女ちゃんと結婚したやんけ
魔王:それとこれとは別や!
勇者:……それにこのじいさんはホンマもんの神様や
俺の勇者の肩書きは伊達やないで
魔王:何か感じるもんがあんのか
勇者:何となく、ホンマに何となーくやけどな
魔王:……イマイチ信用出来んねんけどな
神様:おい、あの子らの発表終わってもうたぞ!
はよ声掛けな帰ってまうがな!!
魔王:あの子らの発表終わったら僕らの出番やねん
若い女の子ナンパしてる場合ちゃうねんや
神様:この世界が昔みたいに戦乱の時代になってもええんか?
魔王:ええ訳あるかいな、そうならん為に僕らが……
勇者:漫才だけが娯楽やない、
人の生き死にを見せろ言われたら大変な事になる
神様:せや、魔王はこの大事な相方と、
殺すか殺されるかの戦いをしたいと思うか?
出来る思うか?
魔王:それは……
勇者:こんな見た目やけど間違いなく神様や
その神様が言うてんねや、信じるしかないで
魔王:信じるとして、俺らにあの子らを育てる事が出来るんか?
勇者:そら分からん
分からんけど、やるしかないわ
神様:二人なら出来る、楽しみにしてるで
スーーー……
魔王:うっわ、ゆっくり消えていきよった!
マジで神様やったんか……
勇者:正直無茶振りもええとこやで
魔王:お前今やるしかないて言うたとこやんけ!
勇者:どないしよなー
魔王:どうないしよもこないしよもあるか!
こうなったらやるしかないわ!
大司教:勇者さんと魔王さん、ぼちぼち出番です
魔王:あ、南部の大司教さん
ちょっと今回は漫才やなくあの子らと
雑談してみたいんやけどよろしか?
大司教:雑談ですか!?
それはまた新たな試みですね……
勇者:漫才だけやなく色んなお笑いを神様に見せたら
喜んでもらえると思うんですけどねー
大司教:勇者さんがそう仰るなら……
魔王:ほなとりあえずあの子らに舞台から下りんよう
言うてもらえますか?
大司教:分かりました
勇者:さーてどないしよか……
魔王:アホ、考えんでもええがな
お前はいつも通りボケといたらええねん
俺がトークを回したる
勇者:ほーか、ほな任せるわ
大司教:今回は新たな試みとして、
若草合唱団の女の子達と世界平笑の
トークライブをお見せしたいと思います!
魔王:さぁ行くで
勇者:観測者か何か知らんけど、しっかり笑わしたるさかいな!
勇者・魔王:はいどうもー
パチパチパチパチ
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