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第六章 金曜日
5
里来と二人、イズミの遺躰を抱えて館に戻った。扉を開けるとシャンデリアが仄明るく光り、エントランスを照らしていた。電気が通じていたのだった。
オレはソーラーパネルの機械室に残してきた伊織のことを思い出し、イズミを里来とヒュウガに預けて再び外へ出た。ヒュウガには何も知らせずにいたため、ぐったりしたイズミを前に彼女は、慌てふためいて里来に迫っている様子だった。
機械室の扉を開けると、伊織が奥の方で膝を抱えて蹲っていた。
「電気……戻ってた。サンキューな、伊織」
「そう、よかった」
彼は顔を上げ、幽霊みたいな顔で力無く、一度だけ微笑んだ。
雨に打たれて館まで歩く間、オレたちは一言も話さなかった。イズミがどうなったのか、オレは言えずにいた。彼も聞かなくて……違う、聞けなかったのだろう。
雨音と自分たちの足音だけが、ざぁざぁ、ちゃぷちゃぷと冷たく胸に響いた。
◆
「お前がイズミを殺したんだッ! お前が! 私の……イズミをッ……!」
居間の扉を開けた瞬間、中にいたヒュウガが走り寄ってきて伊織の胸倉を掴んだ。彼女は激しい憎しみの形相で伊織を睨みつける。
「突き落としたんだろ!? あの崖からッ!」
「オイ、やめろって。落ち着けよ、ヒュウガ」
オレはヒュウガの手を放させようとするも、彼女の力は強い。
「落ち着けるか! イズミが殺されたんだ!」
「いいから話を聞けって」
「話も何も、こいつが犯人で、イズミを殺したに決まってる! それともなんだ、あんたもこいつと共犯か!?」
ヒュウガが捲し立てるので思わず声を張ってしまった。
「うるせーな、黙れ! 共犯だったらわざわざ海になんか飛び込むかよ! 黙って座れ!」
そこでヒュウガははっと我に返ったように固まり、伊織を掴んでいた手を放して力無く躰の横に垂れさせた。きつく言いすぎただろうか。オレが弁解の口を開こうとすると、
「申し訳ありませんでした、伊織様、無人様」
ヒュウガは一歩後ろに退いて、深々と頭を下げた。躰の前で重ねられた両手が小刻みに震えている。怒りのためか、悲しみのためか……。
伊織を見ると、彼は酷い顔で放心していた。虚ろな目には、うっすらと涙が滲んでいる。この世の終わりを見たような顔だと思った。
オレは頭を下げ続けるヒュウガの肩に手を添えた。
「そんなことしなくていい。オレも伊織もお前の主人じゃない」
ゆっくり起こしてみると、彼女は泣いていた。顔を歪め、鼻を赤くし、鼻水を垂らしてしゃくりあげるのを堪え、頬をぐしゃぐしゃに濡らしていた。オレはどうしていいかわからず、すぐに顔を伏せた。
「お前ら、早く座れ」
ソファで俯いていた里来が言った。オレは放心したままの伊織の背を押し、のろのろとそちらへ向かう。
混乱していた。ヒュウガが泣くのを見た瞬間、彼女を犯人だと決めつけていた思いが激しく揺れた。もしも……もしもヒュウガがなんらかの手段でイズミを殺したのだとしたら、あんな顔をするだろうか? 演技であんな顔ができるのだろうか?
「ヒュウガ、お前も座れ」
里来が沈んだ声で呟いたが、ヒュウガは首を振り、ソファの横に立ち尽くすだけだった。長い溜息のあとに里来が顔を上げる。
「一体何があったんだ? 説明しろ、伊織」
伊織はぼんやりと遠くを見つめたまま、ぽろりと涙を零した。このショックの受けようは尋常ではない。彼は目の前でイズミが落ちてゆくのを見たのだ。それをあんな風にヒュウガに責められれば……。
オイ、と里来が急かすのをオレは遮った。
「もう少し、待ってください。代わりにオレが話します。機械室に着き、イズミと伊織と――」
そうしてオレは、自分の見たまますべてを話した。機械室自体の電気も通じていなかったこと。ソーラーパネルと蓄電池との接続が解除されており、イズミの話では一週間ほど前から蓄電できていなかったのだということ。復旧のため、予備電源に切り替えようとしたこと。イズミと伊織が接続コードの入れ替えのため、外に出たこと。オレは機械室で待つようイズミに言われたこと。しばらくして突然外で叫び声がし、急いで向かったところ、壊れた柵の前で伊織が尻餅をついていたこと。
「すると、だ。イズミは接続コードの入れ替え中に落ちたってことだな? なんで柵に近づく必要があった?」
里来が苦々しく問う。だが、ここのところはオレにもわからない。たぶん、伊織にしか。
「僕の……せいです」
伊織は涙をぬぐい、語りだした。
「僕が受け取り損ねたせいで、マニュアルが突風に飛ばされました。それを二人で拾い集めてたんです。それで……気づいたら、イズミは柵から身を乗り出して、飛んでいったマニュアルを掴もうと……」
オレは再び涙を溢れさせる伊織の背を撫でた。
「危ない、って叫んだときにはもう、イズミの躰は柵ごと崖の向こうへ傾いてて、そして、そのまま……イズミは、落ちて……」
「柵が壊れてた……?」
ヒュウガが悲哀と当惑の入り混じった声で呟く。
「そんなはずありません。設備のチェックは毎年、滞在の一日目にしっかり済ませるんです。あんな危険な場所で柵が壊れてるのを見逃すはずが……」
「だったら、それは犯人の仕業なんだろ」
里来が静かな口調で言いきった。オレも、そうとしか考えられないと思った。伊織を迎えに行ったとき、柵を一通り調べてみたが、ぽっかり穴の開いた一画以外、目立った劣化もネジの緩みも見当たらなかったのだ。柵は、まるでその部分だけ刃物で切り取られたように綺麗に無くなっていた。
「では……その犯人は誰だとおっしゃるんです……」
ヒュウガはきつく唇を噛み、「失礼します」と言って出ていった。きっと一人になってまた泣くのだろうとオレは思った。
「僕が、疑われてるんだろうね……」
伊織はガラステーブルに視線を投げたまま言う。
「そりゃそうだろ。お前らの話がそっくりそのまま正しいってなら、イズミを突き落せたのはお前だけだからな」
「里来さん! イズミは柵が壊れていたせいで落ちたんです。伊織は何も――」
「お前らが示し合わせてるってこともある。二人して担げばイズミを崖から放り出すこともできるだろう。そのあと柵を切断する時間だって、伊織にはあったわけだ」
「何を!」
オレは思わず立ち上がり、里来を睨み付けた。なんて理不尽な推理。そんな疑われようがあるものか。里来は涼しい顔でオレを見上げる。
「そう熱くなるな、ナイト。ヒュウガはそんな風にも考えるだろう、って話だ」
「冗談じゃないです、そんなの」
「だがそれも可能だったわけだ。俺がヒュウガの立場なら、お前らのどちらか、あるいは両方を疑う。さっき、お前はずぶ濡れで館まで走ってきたあと、ろくな説明もせずに俺だけ引っ張り出したな? 事情を聞いたのは走ってる最中だった。戻ってからヒュウガに随分と責められたぞ。自分が行けばイズミを助けられたかもしれないとな。……ナイト、考えてみろ。もしも俺たちのアテが外れててヒュウガが犯人ではないとする。イズミが生きるか死ぬかのときにあいつだけが蚊帳の外。最後にはわけもわからんまま遺躰と対峙する破目になったとしたら? どうだよ。お前らを疑い、憎むしかねぇだろ」
たんたんとした里来の物言いに頭が冷えてきて、オレはソファに戻った。
「そう……ですね。もしもヒュウガが、犯人じゃないのなら」
オレは、だが、ヒュウガを犯人だと思うほか無かった。だってオレじゃない、伊織でもない、里来も違う、ヒュウガも白だというなら、誰が犯人なのだ? 必ずいるはずだ。生き残った四人の中に、皆を殺したやつが。
「なぁナイト、気になることがある。イズミの左手首に黒い〝タイ〟が結んであったろ。あれはお前がやったのか、首からほどいて?」
「いいえ」
とオレは答える。
「イズミは、落ちたあとも意識があって、自分でタイを岩に括ったんです。たぶん、流されるのを防ぐために」
「意識があったのか?」
「きっと、途中までは……」
「じゃあ何故だ? あの状態で崖と岩の間に挟まってたなら、助かったはずだろ」
里来の目が鋭くオレを射抜く。オレはそれに、気づかないフリをする。
「イズミは溺死したわけじゃありません。人工呼吸したときにわかりました。……肺に水は入っていなかった」
「だったら無人……どうしてイズミは死んだの」
ずっと黙っていた伊織が、ぎこちなく顔を上げてオレを見る。イズミの死因。そんなのオレにわかるかよ。わかるのはただ、〝死んだ〟って事実だけだ。心臓が止まって、躰が冷たくなって、それで終わりだ。
「さぁ? ……クラゲに刺されたとか……な」
投げやりになって適当に答えた。両脇から二人が、奇妙なものを見るような目つきでオレを見ている。なんだっていい。考えても、もう遅い。既に今は――
〝人魚姫が海の真白な泡とな〟った後なのだから。
オレはソーラーパネルの機械室に残してきた伊織のことを思い出し、イズミを里来とヒュウガに預けて再び外へ出た。ヒュウガには何も知らせずにいたため、ぐったりしたイズミを前に彼女は、慌てふためいて里来に迫っている様子だった。
機械室の扉を開けると、伊織が奥の方で膝を抱えて蹲っていた。
「電気……戻ってた。サンキューな、伊織」
「そう、よかった」
彼は顔を上げ、幽霊みたいな顔で力無く、一度だけ微笑んだ。
雨に打たれて館まで歩く間、オレたちは一言も話さなかった。イズミがどうなったのか、オレは言えずにいた。彼も聞かなくて……違う、聞けなかったのだろう。
雨音と自分たちの足音だけが、ざぁざぁ、ちゃぷちゃぷと冷たく胸に響いた。
◆
「お前がイズミを殺したんだッ! お前が! 私の……イズミをッ……!」
居間の扉を開けた瞬間、中にいたヒュウガが走り寄ってきて伊織の胸倉を掴んだ。彼女は激しい憎しみの形相で伊織を睨みつける。
「突き落としたんだろ!? あの崖からッ!」
「オイ、やめろって。落ち着けよ、ヒュウガ」
オレはヒュウガの手を放させようとするも、彼女の力は強い。
「落ち着けるか! イズミが殺されたんだ!」
「いいから話を聞けって」
「話も何も、こいつが犯人で、イズミを殺したに決まってる! それともなんだ、あんたもこいつと共犯か!?」
ヒュウガが捲し立てるので思わず声を張ってしまった。
「うるせーな、黙れ! 共犯だったらわざわざ海になんか飛び込むかよ! 黙って座れ!」
そこでヒュウガははっと我に返ったように固まり、伊織を掴んでいた手を放して力無く躰の横に垂れさせた。きつく言いすぎただろうか。オレが弁解の口を開こうとすると、
「申し訳ありませんでした、伊織様、無人様」
ヒュウガは一歩後ろに退いて、深々と頭を下げた。躰の前で重ねられた両手が小刻みに震えている。怒りのためか、悲しみのためか……。
伊織を見ると、彼は酷い顔で放心していた。虚ろな目には、うっすらと涙が滲んでいる。この世の終わりを見たような顔だと思った。
オレは頭を下げ続けるヒュウガの肩に手を添えた。
「そんなことしなくていい。オレも伊織もお前の主人じゃない」
ゆっくり起こしてみると、彼女は泣いていた。顔を歪め、鼻を赤くし、鼻水を垂らしてしゃくりあげるのを堪え、頬をぐしゃぐしゃに濡らしていた。オレはどうしていいかわからず、すぐに顔を伏せた。
「お前ら、早く座れ」
ソファで俯いていた里来が言った。オレは放心したままの伊織の背を押し、のろのろとそちらへ向かう。
混乱していた。ヒュウガが泣くのを見た瞬間、彼女を犯人だと決めつけていた思いが激しく揺れた。もしも……もしもヒュウガがなんらかの手段でイズミを殺したのだとしたら、あんな顔をするだろうか? 演技であんな顔ができるのだろうか?
「ヒュウガ、お前も座れ」
里来が沈んだ声で呟いたが、ヒュウガは首を振り、ソファの横に立ち尽くすだけだった。長い溜息のあとに里来が顔を上げる。
「一体何があったんだ? 説明しろ、伊織」
伊織はぼんやりと遠くを見つめたまま、ぽろりと涙を零した。このショックの受けようは尋常ではない。彼は目の前でイズミが落ちてゆくのを見たのだ。それをあんな風にヒュウガに責められれば……。
オイ、と里来が急かすのをオレは遮った。
「もう少し、待ってください。代わりにオレが話します。機械室に着き、イズミと伊織と――」
そうしてオレは、自分の見たまますべてを話した。機械室自体の電気も通じていなかったこと。ソーラーパネルと蓄電池との接続が解除されており、イズミの話では一週間ほど前から蓄電できていなかったのだということ。復旧のため、予備電源に切り替えようとしたこと。イズミと伊織が接続コードの入れ替えのため、外に出たこと。オレは機械室で待つようイズミに言われたこと。しばらくして突然外で叫び声がし、急いで向かったところ、壊れた柵の前で伊織が尻餅をついていたこと。
「すると、だ。イズミは接続コードの入れ替え中に落ちたってことだな? なんで柵に近づく必要があった?」
里来が苦々しく問う。だが、ここのところはオレにもわからない。たぶん、伊織にしか。
「僕の……せいです」
伊織は涙をぬぐい、語りだした。
「僕が受け取り損ねたせいで、マニュアルが突風に飛ばされました。それを二人で拾い集めてたんです。それで……気づいたら、イズミは柵から身を乗り出して、飛んでいったマニュアルを掴もうと……」
オレは再び涙を溢れさせる伊織の背を撫でた。
「危ない、って叫んだときにはもう、イズミの躰は柵ごと崖の向こうへ傾いてて、そして、そのまま……イズミは、落ちて……」
「柵が壊れてた……?」
ヒュウガが悲哀と当惑の入り混じった声で呟く。
「そんなはずありません。設備のチェックは毎年、滞在の一日目にしっかり済ませるんです。あんな危険な場所で柵が壊れてるのを見逃すはずが……」
「だったら、それは犯人の仕業なんだろ」
里来が静かな口調で言いきった。オレも、そうとしか考えられないと思った。伊織を迎えに行ったとき、柵を一通り調べてみたが、ぽっかり穴の開いた一画以外、目立った劣化もネジの緩みも見当たらなかったのだ。柵は、まるでその部分だけ刃物で切り取られたように綺麗に無くなっていた。
「では……その犯人は誰だとおっしゃるんです……」
ヒュウガはきつく唇を噛み、「失礼します」と言って出ていった。きっと一人になってまた泣くのだろうとオレは思った。
「僕が、疑われてるんだろうね……」
伊織はガラステーブルに視線を投げたまま言う。
「そりゃそうだろ。お前らの話がそっくりそのまま正しいってなら、イズミを突き落せたのはお前だけだからな」
「里来さん! イズミは柵が壊れていたせいで落ちたんです。伊織は何も――」
「お前らが示し合わせてるってこともある。二人して担げばイズミを崖から放り出すこともできるだろう。そのあと柵を切断する時間だって、伊織にはあったわけだ」
「何を!」
オレは思わず立ち上がり、里来を睨み付けた。なんて理不尽な推理。そんな疑われようがあるものか。里来は涼しい顔でオレを見上げる。
「そう熱くなるな、ナイト。ヒュウガはそんな風にも考えるだろう、って話だ」
「冗談じゃないです、そんなの」
「だがそれも可能だったわけだ。俺がヒュウガの立場なら、お前らのどちらか、あるいは両方を疑う。さっき、お前はずぶ濡れで館まで走ってきたあと、ろくな説明もせずに俺だけ引っ張り出したな? 事情を聞いたのは走ってる最中だった。戻ってからヒュウガに随分と責められたぞ。自分が行けばイズミを助けられたかもしれないとな。……ナイト、考えてみろ。もしも俺たちのアテが外れててヒュウガが犯人ではないとする。イズミが生きるか死ぬかのときにあいつだけが蚊帳の外。最後にはわけもわからんまま遺躰と対峙する破目になったとしたら? どうだよ。お前らを疑い、憎むしかねぇだろ」
たんたんとした里来の物言いに頭が冷えてきて、オレはソファに戻った。
「そう……ですね。もしもヒュウガが、犯人じゃないのなら」
オレは、だが、ヒュウガを犯人だと思うほか無かった。だってオレじゃない、伊織でもない、里来も違う、ヒュウガも白だというなら、誰が犯人なのだ? 必ずいるはずだ。生き残った四人の中に、皆を殺したやつが。
「なぁナイト、気になることがある。イズミの左手首に黒い〝タイ〟が結んであったろ。あれはお前がやったのか、首からほどいて?」
「いいえ」
とオレは答える。
「イズミは、落ちたあとも意識があって、自分でタイを岩に括ったんです。たぶん、流されるのを防ぐために」
「意識があったのか?」
「きっと、途中までは……」
「じゃあ何故だ? あの状態で崖と岩の間に挟まってたなら、助かったはずだろ」
里来の目が鋭くオレを射抜く。オレはそれに、気づかないフリをする。
「イズミは溺死したわけじゃありません。人工呼吸したときにわかりました。……肺に水は入っていなかった」
「だったら無人……どうしてイズミは死んだの」
ずっと黙っていた伊織が、ぎこちなく顔を上げてオレを見る。イズミの死因。そんなのオレにわかるかよ。わかるのはただ、〝死んだ〟って事実だけだ。心臓が止まって、躰が冷たくなって、それで終わりだ。
「さぁ? ……クラゲに刺されたとか……な」
投げやりになって適当に答えた。両脇から二人が、奇妙なものを見るような目つきでオレを見ている。なんだっていい。考えても、もう遅い。既に今は――
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