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第3章 国際連合は活躍する
4【マーズル領の視察1】
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<<マーク視点>>
ターバ領を後にした我々は、マーズル領に向かった。
マーズル領は海に面しており、大陸以外の国とも交易を行っている。
その為、様々な文化が混じって王国内でも異質な場所である。
領主のマーズル辺境伯は、剛毅な方で異文化交流が深まるのを良しとし、独自の文化・行政の存在を容認している。
「マーク殿、久しぶりだな。今日は、ユーリスタ様は、お越しではないのか?」
城に到着し、面会を求めたのだが、10分もしないうちに、応接室に向かってくる大きな足音が聞こえた。
「辺境伯、ご無沙汰致しております。
本日は、ユーリスタ様ではなく、御息女で内務省 行政改革推進室のリザベート様の同行で参りました。」
「マーズル辺境伯、はじめましてリザベート・ナーラと申します。
本日は、早々のご面会ありがとうございます。」
「ほう、そなたが王都で有名なリザベート殿だな。
ライアンとマリアン様の話しは聞いておる。
残念なことであった。
赤いイナズマがいなければ、今のキンコー王国は無い。
ユリウスの奴、儂がフークガカ帝国と小競り合いをしている時を見計らって、王都で謀叛を起こしおったからな。
儂は、動けずに悶々としておった間に、赤いイナズマの連中、電光石火で謀叛を鎮圧しおったのだ。
おかげで、儂もフークガカ帝国で憂さ晴らしをしてやったのだ。ガハハ」
「父母は、ヨーシノの森で、大量の魔物に襲われた時に、わたしを逃してくれました。
父母に生かされた命を、キンコー王国の為に活かしたく、今まで過ごして参りました。
幸いにもヨーシノの森から抜けたところで偶然ヘンリー公爵とお会いすることができ、養子として迎えて下さったのです。」
「そうか、しかしライアンの奴め、自分達に勝るとも劣らない息女を残していきおったわ。ガハハ。
リザベート殿の噂もよく聞いておるぞ。
ユーリスタ様、マリアン様の再来とな。
ナーラ領やアカデミーでの活躍聞いておる。
王都の能無し学者達がすっかり改心したらしいな。
アカデミーも貴族だけしか見ていなかったのに、最近では、農村に通って身のある授業をしておると聞いた。
どちらも、リザベート殿の手柄だそうだな。」
「そんな、あくまでも噂でございます。
ただ、わたしもハーバラ村で流した汗のおかげで、やるべきことが見つかりました。」
「なるほど、まんざら謙遜でもなさそうだ。
気に入ったぞ。ガハハ。
前回、ユーリスタ様がお越しになられた時に、マサル殿の話しがでた。
リザベート殿の命の恩人だそうだな。」
「その通りです。ヨーシノの森で、父母がビッグベアに殺された後、逃げたわたしも追いつかれ殺されるところでした。
そこに、マサルさんが突然現れ、ビッグベアを一閃の下に倒して助けてくれたのです。
その後も、わたしが、ナーラ公爵に会うまで守ってくれました。
今のキンコー王国いや大陸に広がる行政改革は、マサルさんがクラーク様に提案した改革案から始まったのですよ。」
「ビッグベアを一閃か!!
1度手合わせをお願いしたいものだ。
それで今回お越しになった理由は何かな。
ユーリスタ様にも申し上げたが、うちの領地はちと複雑でな、他領のような改革は難しいぞ。」
「はい、それについてはユーリスタ様からも事情を含め伺っております。
今回の訪問の目的は2点です。
1点目は、この領地の特殊性を自分で確認したかった事。
2点目は、カトウ運輸の物流拠点設置の許可を頂く事です。」
「1点目については、ゆっくり見ていってくれ。
儂のところの代官を同行させるので、何か改革できるところがあれば、提案して欲しい。
2点目のカトウ運輸…… ああ、マサル殿が始めた運送事業というやつだな。
タカツー領での活躍を聞いたぞ。うちからも支援物資を送ったが、あの山脈は厄介だな。
急造の支援部隊では、いくらも運ぶことができなかった。
あれだけの物資を運び込めるだけの体制を維持するだけでも彼の能力の高さがうかがえるな。
その物流拠点をここにも置くと。
どういったメリットがあるのかな。」
「はい、まず雇用の問題です。主体となる物流センターでは、多数の人材を雇用します。
また、実際に集荷・配達を行う小さな拠点を領内各所に多数設置します。
職種としては、力仕事、倉庫内作業、事務仕事、運搬業務等多岐にわたるため、幅広い人材の雇用が可能です。
また、カトウ運輸内で希望者に読み書き計算を教育しますので、これまで労働人口として計算できなかった領民の就労が可能です。
他領での実績ですが、引退した冒険者、主婦、スラムの子供たちを多く雇用し、場所によってはスラムが無くなったところもあります。
次に、領の収支面ですが、領からは場所の提供をお願いしております。その場所代として定期的に借地料としてお支払いします。
また、外部と物流センターへの品物の流れが多くなる分、領の関税収入が増えます。
ここまでが、物流拠点を設置した場合のメリットです。
また、他領での事例ですが、税制度を累進課税にして成功しているところもあります。
物流拠点を中心として他領の商人が集まり、商売を始めることで所得税を納めますが、現在の人頭税を、累進課税方式の所得税にすることで、より商人からの税収が見込めます。
この場合、儲かっている商人から苦情が来そうなものですが、これまでの実績では、税金以上の多額の利益を得ている為、問題となっていないようです。
商人からの税額が増えれば、収入の少ない低所得者からの徴税が減り、生活が楽になるぶん街が安全になります。
その結果商売がし易くなり、更に商人が増えるといった傾向がみられます。
更に、その商人達を相手にする商売も増え、より雇用率が向上しています。
デメリットについてですが、商人の利便性を考えると、街の中心部に大規模な物流センターを作る必要があります。
その為の、区画整理が必要です。もし、必要であればカトウ物流が土地の買い上げを含めてサポートさせていただく予定です。
また、人の出入りが増えるため、治安の維持が必要です。
これについては、代官殿に頑張って頂く必要があります。」
「そこまでして物流ネットワークを広げるカトウ運輸の狙いは?
もう、充分設けているであろうに。」
「辺境伯のおっしゃる通りです。カトウ運輸を1商会として考えれば、充分な儲けを獲得しており、これ以上の拡大は利益を圧迫することも予想されます。
運送業は、ナーラ領での行政改革の一環として生まれた業種であり、それを実現するために領としてその運営を行う組織を作る必要がありました。
しかしながら、改革が進行していく中で、領内にも既得権益の問題があり、領として商人の領域を侵す可能性のある組織を作ることが難しかったのです。
そこで、マサルさんが個人商会として「カトウ運輸」を作り、その任を請け負ったわけです。
巨大化したカトウ運輸は、現在キンコー王国の管理下に置かれております。」
「つまり、個人商会の態を取っているが、実際には国の機関ということか。
しかし、国からは支援が出ておらぬのだろう。マサル殿はよく我慢しているな。」
「マサルさんは、そういう人なのです。まあ、今のところ充分な利益を出しておりますし、もし、利益の薄いところに行けば、また何かアイデアを出して乗り切ると思います。
それにマサルさんは、お金には無頓着なところがあって、必要以上に収入があると、慈善団体に寄付してしまいます。」
「ネクター王が以前より「マサル殿は、マリス様の遣わした使徒だ。」と喧伝していたが、あながち嘘ではないのだな。」
そう言って、マーズル様はしばらく考え込まれ、顔を上げられた。
「わかった。招致の方向で検討しよう。ただ、最初に言った通り、この領は少々複雑な事情を抱えている。
決定は、マサル殿がそれを解決できるのであればだな。」
ターバ領を後にした我々は、マーズル領に向かった。
マーズル領は海に面しており、大陸以外の国とも交易を行っている。
その為、様々な文化が混じって王国内でも異質な場所である。
領主のマーズル辺境伯は、剛毅な方で異文化交流が深まるのを良しとし、独自の文化・行政の存在を容認している。
「マーク殿、久しぶりだな。今日は、ユーリスタ様は、お越しではないのか?」
城に到着し、面会を求めたのだが、10分もしないうちに、応接室に向かってくる大きな足音が聞こえた。
「辺境伯、ご無沙汰致しております。
本日は、ユーリスタ様ではなく、御息女で内務省 行政改革推進室のリザベート様の同行で参りました。」
「マーズル辺境伯、はじめましてリザベート・ナーラと申します。
本日は、早々のご面会ありがとうございます。」
「ほう、そなたが王都で有名なリザベート殿だな。
ライアンとマリアン様の話しは聞いておる。
残念なことであった。
赤いイナズマがいなければ、今のキンコー王国は無い。
ユリウスの奴、儂がフークガカ帝国と小競り合いをしている時を見計らって、王都で謀叛を起こしおったからな。
儂は、動けずに悶々としておった間に、赤いイナズマの連中、電光石火で謀叛を鎮圧しおったのだ。
おかげで、儂もフークガカ帝国で憂さ晴らしをしてやったのだ。ガハハ」
「父母は、ヨーシノの森で、大量の魔物に襲われた時に、わたしを逃してくれました。
父母に生かされた命を、キンコー王国の為に活かしたく、今まで過ごして参りました。
幸いにもヨーシノの森から抜けたところで偶然ヘンリー公爵とお会いすることができ、養子として迎えて下さったのです。」
「そうか、しかしライアンの奴め、自分達に勝るとも劣らない息女を残していきおったわ。ガハハ。
リザベート殿の噂もよく聞いておるぞ。
ユーリスタ様、マリアン様の再来とな。
ナーラ領やアカデミーでの活躍聞いておる。
王都の能無し学者達がすっかり改心したらしいな。
アカデミーも貴族だけしか見ていなかったのに、最近では、農村に通って身のある授業をしておると聞いた。
どちらも、リザベート殿の手柄だそうだな。」
「そんな、あくまでも噂でございます。
ただ、わたしもハーバラ村で流した汗のおかげで、やるべきことが見つかりました。」
「なるほど、まんざら謙遜でもなさそうだ。
気に入ったぞ。ガハハ。
前回、ユーリスタ様がお越しになられた時に、マサル殿の話しがでた。
リザベート殿の命の恩人だそうだな。」
「その通りです。ヨーシノの森で、父母がビッグベアに殺された後、逃げたわたしも追いつかれ殺されるところでした。
そこに、マサルさんが突然現れ、ビッグベアを一閃の下に倒して助けてくれたのです。
その後も、わたしが、ナーラ公爵に会うまで守ってくれました。
今のキンコー王国いや大陸に広がる行政改革は、マサルさんがクラーク様に提案した改革案から始まったのですよ。」
「ビッグベアを一閃か!!
1度手合わせをお願いしたいものだ。
それで今回お越しになった理由は何かな。
ユーリスタ様にも申し上げたが、うちの領地はちと複雑でな、他領のような改革は難しいぞ。」
「はい、それについてはユーリスタ様からも事情を含め伺っております。
今回の訪問の目的は2点です。
1点目は、この領地の特殊性を自分で確認したかった事。
2点目は、カトウ運輸の物流拠点設置の許可を頂く事です。」
「1点目については、ゆっくり見ていってくれ。
儂のところの代官を同行させるので、何か改革できるところがあれば、提案して欲しい。
2点目のカトウ運輸…… ああ、マサル殿が始めた運送事業というやつだな。
タカツー領での活躍を聞いたぞ。うちからも支援物資を送ったが、あの山脈は厄介だな。
急造の支援部隊では、いくらも運ぶことができなかった。
あれだけの物資を運び込めるだけの体制を維持するだけでも彼の能力の高さがうかがえるな。
その物流拠点をここにも置くと。
どういったメリットがあるのかな。」
「はい、まず雇用の問題です。主体となる物流センターでは、多数の人材を雇用します。
また、実際に集荷・配達を行う小さな拠点を領内各所に多数設置します。
職種としては、力仕事、倉庫内作業、事務仕事、運搬業務等多岐にわたるため、幅広い人材の雇用が可能です。
また、カトウ運輸内で希望者に読み書き計算を教育しますので、これまで労働人口として計算できなかった領民の就労が可能です。
他領での実績ですが、引退した冒険者、主婦、スラムの子供たちを多く雇用し、場所によってはスラムが無くなったところもあります。
次に、領の収支面ですが、領からは場所の提供をお願いしております。その場所代として定期的に借地料としてお支払いします。
また、外部と物流センターへの品物の流れが多くなる分、領の関税収入が増えます。
ここまでが、物流拠点を設置した場合のメリットです。
また、他領での事例ですが、税制度を累進課税にして成功しているところもあります。
物流拠点を中心として他領の商人が集まり、商売を始めることで所得税を納めますが、現在の人頭税を、累進課税方式の所得税にすることで、より商人からの税収が見込めます。
この場合、儲かっている商人から苦情が来そうなものですが、これまでの実績では、税金以上の多額の利益を得ている為、問題となっていないようです。
商人からの税額が増えれば、収入の少ない低所得者からの徴税が減り、生活が楽になるぶん街が安全になります。
その結果商売がし易くなり、更に商人が増えるといった傾向がみられます。
更に、その商人達を相手にする商売も増え、より雇用率が向上しています。
デメリットについてですが、商人の利便性を考えると、街の中心部に大規模な物流センターを作る必要があります。
その為の、区画整理が必要です。もし、必要であればカトウ物流が土地の買い上げを含めてサポートさせていただく予定です。
また、人の出入りが増えるため、治安の維持が必要です。
これについては、代官殿に頑張って頂く必要があります。」
「そこまでして物流ネットワークを広げるカトウ運輸の狙いは?
もう、充分設けているであろうに。」
「辺境伯のおっしゃる通りです。カトウ運輸を1商会として考えれば、充分な儲けを獲得しており、これ以上の拡大は利益を圧迫することも予想されます。
運送業は、ナーラ領での行政改革の一環として生まれた業種であり、それを実現するために領としてその運営を行う組織を作る必要がありました。
しかしながら、改革が進行していく中で、領内にも既得権益の問題があり、領として商人の領域を侵す可能性のある組織を作ることが難しかったのです。
そこで、マサルさんが個人商会として「カトウ運輸」を作り、その任を請け負ったわけです。
巨大化したカトウ運輸は、現在キンコー王国の管理下に置かれております。」
「つまり、個人商会の態を取っているが、実際には国の機関ということか。
しかし、国からは支援が出ておらぬのだろう。マサル殿はよく我慢しているな。」
「マサルさんは、そういう人なのです。まあ、今のところ充分な利益を出しておりますし、もし、利益の薄いところに行けば、また何かアイデアを出して乗り切ると思います。
それにマサルさんは、お金には無頓着なところがあって、必要以上に収入があると、慈善団体に寄付してしまいます。」
「ネクター王が以前より「マサル殿は、マリス様の遣わした使徒だ。」と喧伝していたが、あながち嘘ではないのだな。」
そう言って、マーズル様はしばらく考え込まれ、顔を上げられた。
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決定は、マサル殿がそれを解決できるのであればだな。」
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