最強魔法戦士は戦わない ~加藤優はチートな能力をもらったけど、できるだけ穏便に過ごしたいんだあ~

まーくん

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第5章 新しい生活の始まり

12 【結婚式と披露宴の旅4】

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<<マサル視点>>
ハローマ王国についた俺達は、ハリス達に警護されながら、馬車で披露宴会場に向かった。

小1時間程度かけてゆっくりと進み、披露宴会場に到着した。

ガード王の熱烈な歓迎を受け、招待客が入れ替わり立ち替わりの3日間は、あっというまに過ぎていった。

しかし、マリー様の婚約には驚いたが、マリー様にも幸せになって欲しいと心から願う。

ガード王に御礼を言って、次の目的地トカーイ帝国帝都を目指し、リズを抱えて空に飛び出す。

「何回飛んでも慣れないわね。」

リズの悲鳴にも似た悪態を聞きながらしばらくは空の旅だ。

ハローマ王国までは駅毎に降りていたが、どこでも大きな騒ぎになったので、トカーイ帝国までは直行することにした。

トカーイ帝国までは5時間程度で着く予定だ。

アリスさん達とはトカーイ帝国で合流して、披露宴後新婚旅行に行くことになる。

トカーイ帝国でも披露宴会場の手前でカトウ運輸の警備課員が待ってくれている手筈になっているので、警備課のメンバーを探す。

下で手を振ってくれている人達がいる。

知っている顔がある。カトウ運輸の従業員だ。
直ぐ近くに降りて声を掛ける。

「警備課の人達だね。ご苦労様。」

「会頭、奥様、おめでとうございます。

トカーイ帝国滞在中はわたし達が、おふたりの警護をさせていただきます。

警備課第2チームを預かっております、サストと申します。
よろしくお願いします。


「こちらこそ、よろしくお願いしますね。」

サスト達に守られながら、ゆっくりと披露宴会場である、トカーイ帝国帝都物流センターに向かった。

会場では既にレイン皇帝が待っていて下さり、トカーイ帝国の重鎮達との挨拶を終えて、そのまま懇親会となった。

もちろん、そこにはエルン公爵とサリナ嬢の姿もあった。

「リズさん、マサル様おめでとうございます。

リズさん、本当に良かったですね。
おふたり、とってもお似合いです。」

「ありがとうサリナさん。次はあなたの番ね。」

「わたしなんて、まだまだ先ですよ。
でも、リズさんみたいに仕事も頑張りながら素敵な人を見つけて、恋愛結婚するのが目標なんです。」

「サリナさん頑張ってね。応援しているわ。」

「はい、頑張ります。」

サリナ嬢は、キンコー王国のリズみたいに、トカーイ帝国の旗印になって欲しいとレイン皇帝も期待されているようなので、サポートしてあげたいと思う。

翌日の午後から披露宴が始まった。

レイン皇帝の挨拶から始まり、吟遊詩人の唄う俺達のなり染めが披露宴会場を沸かしている。

俺とリズの出会いの場面から、ハーバラ村での様子、王立アカデミーでのリズの活動、卒業してからの各地での活躍、そして先日の隕石騒動から結婚までの経緯など、どこで調べたらそんなに詳しくなるのかと思うほど、詳細に唄われている。

特に、アカデミー卒業後については、リズについてまわっていたかのようだ。

かなりリズが美化されている気がする。

んん、ストーカー?

この世界にもストーカーがいるのか?

まぁいいか。

しかし本当にこっ恥ずかしいのだが、どうしてそんなに詳しく知っているのだろうか?

様々な方々から祝福を頂き、本当にこの世界に来て良かったと心から思った。

リズは、サリナ嬢や帝国カレッジの学生に囲まれて、楽しそうに話しをしている。

そういえば少し前に、帝国カレッジで講演したって言ってたっけ。

昨夜の晩餐会でも、行政改革を志す若者が増えたって、レイン皇帝がおっしゃっていたな。

俺達の活動は、たしかにこの世界に根付いて来たようだ。

披露宴3日目、孤児院の子供達や出身者が来てくれた。

カトウ運輸の従業員になっている子もいるし、農村改革に汗を流している子もいる。

カトウ運輸から、教師を派遣して学ばせているので、まだ院にいる子供でも、成人後の職場が内定している者もいるそうだ。

みんなカトウ運輸に感謝してくれている。


こうして3ヶ国2週間の結婚式と披露宴が無事に終了したのだった。

しかし疲れた………

翌日から1週間は、休息日としてトカーイ帝国でゆっくりと過ごした。

皇帝家御用達の最高級ホテルのスイートルームをレイン皇帝が取っておいて下さったので、何にも邪魔されず本当にゆっくりできた。

もちろんリズとは、愛を深め合ったのは言うまでも無いが。

俺達がゆっくりしている間に、アリスさん達の馬車がトカーイ帝国に到着したようだ。

トカーイ帝国で食糧や旅に必要な物を補充後、新婚旅行に出発することになっている。


リズは朝から侍女のメアリと一緒に市場に出かけており、トカーイ帝国の最新ファッションを調べるんだと、意気込んでいた。

たぶん、サリナ嬢と待ち合わせしているのだろう。

俺はといえば、アリスさん達が乗って来た馬車の整備をしている。

そうこうしているうちに、出発の準備も整い、俺達を乗せた馬車が、新婚旅行に走り出したのだった。

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