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45.女神様とバスタオル
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意外なほど浩介が頑張りを見せている。何がってトレーニングだ。やはり、菜摘の力は偉大だな。
俺自身も日課のトレーニングの最中だ。今はスクワットをしている。
そんな時、風呂上がりでバスタオル一枚巻いただけの穂香がやってきた。
まだ乾ききっていない髪、そしてむき出しの腕や足、うなじや胸元などは火照っていて普段とは違った色気が感じられる。
バスタオル一枚というのは非常に魅力的な恰好ではある。
上から下までしっかりガードしているが、下などミニスカートより短いのになぜか見えない不思議さ。スクワットしているから視線の高さは変わっているのに、全く見える気配がない。
身体を拭いたバスタオルはしっとりと湿っていて、その分だけ、より身体にフィットし、穂香のスタイルの良さを際立たせている。
今思えば……お腹の傷のせいで下着姿ですら全く見せなかった穂香だが、もし、以前からこんな格好でうろうろされていたら、俺は我慢できなかったかもしれない。それほど扇情的なものがある。
「どうしたの?じっと見て……」
「いや、そんな恰好で珍しいなと思ってな……」
「そう、そうなのよ。下着を用意するの忘れてたから、取りに来たの。あ……」
「どうした?」
「バスタオルの端っこがほつれてきてる」
言われて見てみれば、確かにほつれてきてるな。長い間使っているし、そろそろ新しいのを買った方がいいかもしれない。
「あ~、それなら今度新しいの買いに行くか?」
「うん、そうね。他のも調べてみて、ボロくなったのは雑巾にするね」
去っていく穂香の後ろ姿が色っぽい。バスタオルの防御力は思ったより高く、後ろからもチラリとも見えない。
そうだ、今度買うバスタオルは少し幅の狭い物がないか探してみよう。うん、そうしよう。
こういう時の行動は早いもので、結局、次の日には買いに行った。バスタオルの幅は調べてある。あとは、今までの物より幅の狭い物をどういう風に穂香に勧めるか考えていたのだが……穂香が気に入ったものが、たまたま以前より5センチ幅が狭かったため、何の問題もなく買い物は終了した。
あとは、その日が来るのを待つだけだ。
と、思っていたのだが、そんな日が来るのを待っていてもなかなか来ないので、普通に二人で風呂に入った後の穂香を観察することにした。普段は俺がさっさと着替えて行ってしまうから、見ることができなかっただけなのだ。
自分からこんなイベントを放棄していたとは気付かなかったな。
とりあえず、脱衣場でいつもよりゆっくり身体を拭き、着替えることにしよう。
「ふぅ、気持ちよかった……」
幅の狭いバスタオルを巻いた穂香。谷間がより強調されて、ヤバいことになっている。多分、今までより少し下で巻いているからだろう。
これでも、見えてはいけない部分は完全にガードされているのだからすごい。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「ふ~ん」
そう言いながら、別のタオルで濡れた髪の毛を包み込んで巻いていった。
「どうしたの?」
「いや、いつもそうやって巻いてたんだなって思ってな」
「そうよ?見たことなかった?」
「ああ、初めて見た。髪の毛長いと大変だな」
「長いのには慣れてるから大丈夫だけどね……ユウ君は長い方か短い方、どっちが好み?」
「ん~そうだな……」
言われてみて、今まで考えた事がないことに気が付いた。
「似合ってればいいって思うから、穂香はそのままでいいと思う。短くなった姿が想像できないのもあるけどな」
「そうね、私も短くしたことないし……なっちゃんとか玲に聞いたら、楽だって言ってた。でも、ユウ君がこの方がいいって言うならこのままかな」
「そうか……俺もその髪を切るのは勿体ないというか……切ってくれなんて恐れ多くて言えないな」
「あはは……恐れ多いって……そんなすごい物じゃないって」
穂香が両手でそんなことないみたいな仕草をとるが、この美しい黒髪を切るのはなぁ……って思う。この先、俺から切ってくれなんて言うことはないだろうな。
「ところでさ……ユウ君は、これ……何位くらいに入ると思う?」
「は?」
突然穂香が言い出したことの意味がわからないんだが……。
しかも、とびっきり可愛い笑顔でだ。これは何かあるんだろうなとは思うが、何だ?
「気付いてないと思ってた?この前、バスタオル姿の私を見るユウ君を見て、あ、ランクインした。って思ったよ?」
「な!…………もしかして?」
あ、あれか?穂香が言ってた俺が好きな恰好ランキング。
「そうよ。ユウ君の食いつきを確認するために、わざと幅の狭いバスタオル買ったら……ねぇ?普段はさっさと着替えて行っちゃうのに残ってるし……そうね……こういうのが好き?それともこっちかな?」
そんなことを言いながら、前かがみになって谷間を強調したり、裾の部分をひらひらさせたりしてきた。
破壊力ありすぎるぞこれは。自然と視線が吸い込まれる。正直どっちも好きだ。
そして、幅の狭いバスタオルが穂香の策略だったことに脱帽だ。まさか全て穂香の掌の上で転がされていたとは……。
「いや、それは……」
「いいのよ、わかってるから。どっちも好きなんでしょ?もう……えっちなんだから……」
「あ~…………ああ、なんかすまん」
最近はこういう駆け引きで、穂香に勝てないことが多くなってきている。
ベッドの上では負けることはないんだがな……俺には必殺技もあるし。
「それより、そのランキングの中身を教えてもらえないのか?気になって仕方がない」
「え?それは秘密……でも、このままだと……外を出歩けるような恰好はベスト5から消えちゃうかも……」
「なっ……マジか!……」
このランキング……変な風にならないように、普段の服とかにもっと食いついていかないといけないのか。
決して難しくないはずなのだ。穂香は普段からどんな服もセンス良く着こなすし、素材が良すぎるからいつも魅力的だ。
ただ、そんな彼女が俺にしか見せない恰好というものが、それら以下のはずがない。
俺の予想としては、これから主に菜摘経由で変わったことをするたびにランクインして、普通の服がはじき出されそうな気がする。
現在確定しているのがメイド服とバスタオルか……残りは普通の服であることを祈る。いや、水着と下着が入ってたりしたら、もう後がない感じだな。
「ちなみに、裸は含まれているのか?」
「ううん、入れてないよ?入れたら一位に決まってるから、面白くないでしょ?」
「まぁ、否定はしない」
「正直でよろしい……こっちもね」
「こんな魅力的な穂香相手に、これを抑えるのは無理だ」
「嬉しいけど、言い訳としては苦しいよ?」
バスタオルをはらりと落し、抱き着いてきた穂香にキスをする。
結局この後、寝る前に二人してもう一度シャワーを浴びることになった。
俺自身も日課のトレーニングの最中だ。今はスクワットをしている。
そんな時、風呂上がりでバスタオル一枚巻いただけの穂香がやってきた。
まだ乾ききっていない髪、そしてむき出しの腕や足、うなじや胸元などは火照っていて普段とは違った色気が感じられる。
バスタオル一枚というのは非常に魅力的な恰好ではある。
上から下までしっかりガードしているが、下などミニスカートより短いのになぜか見えない不思議さ。スクワットしているから視線の高さは変わっているのに、全く見える気配がない。
身体を拭いたバスタオルはしっとりと湿っていて、その分だけ、より身体にフィットし、穂香のスタイルの良さを際立たせている。
今思えば……お腹の傷のせいで下着姿ですら全く見せなかった穂香だが、もし、以前からこんな格好でうろうろされていたら、俺は我慢できなかったかもしれない。それほど扇情的なものがある。
「どうしたの?じっと見て……」
「いや、そんな恰好で珍しいなと思ってな……」
「そう、そうなのよ。下着を用意するの忘れてたから、取りに来たの。あ……」
「どうした?」
「バスタオルの端っこがほつれてきてる」
言われて見てみれば、確かにほつれてきてるな。長い間使っているし、そろそろ新しいのを買った方がいいかもしれない。
「あ~、それなら今度新しいの買いに行くか?」
「うん、そうね。他のも調べてみて、ボロくなったのは雑巾にするね」
去っていく穂香の後ろ姿が色っぽい。バスタオルの防御力は思ったより高く、後ろからもチラリとも見えない。
そうだ、今度買うバスタオルは少し幅の狭い物がないか探してみよう。うん、そうしよう。
こういう時の行動は早いもので、結局、次の日には買いに行った。バスタオルの幅は調べてある。あとは、今までの物より幅の狭い物をどういう風に穂香に勧めるか考えていたのだが……穂香が気に入ったものが、たまたま以前より5センチ幅が狭かったため、何の問題もなく買い物は終了した。
あとは、その日が来るのを待つだけだ。
と、思っていたのだが、そんな日が来るのを待っていてもなかなか来ないので、普通に二人で風呂に入った後の穂香を観察することにした。普段は俺がさっさと着替えて行ってしまうから、見ることができなかっただけなのだ。
自分からこんなイベントを放棄していたとは気付かなかったな。
とりあえず、脱衣場でいつもよりゆっくり身体を拭き、着替えることにしよう。
「ふぅ、気持ちよかった……」
幅の狭いバスタオルを巻いた穂香。谷間がより強調されて、ヤバいことになっている。多分、今までより少し下で巻いているからだろう。
これでも、見えてはいけない部分は完全にガードされているのだからすごい。
「どうしたの?」
「いや、なんでもない」
「ふ~ん」
そう言いながら、別のタオルで濡れた髪の毛を包み込んで巻いていった。
「どうしたの?」
「いや、いつもそうやって巻いてたんだなって思ってな」
「そうよ?見たことなかった?」
「ああ、初めて見た。髪の毛長いと大変だな」
「長いのには慣れてるから大丈夫だけどね……ユウ君は長い方か短い方、どっちが好み?」
「ん~そうだな……」
言われてみて、今まで考えた事がないことに気が付いた。
「似合ってればいいって思うから、穂香はそのままでいいと思う。短くなった姿が想像できないのもあるけどな」
「そうね、私も短くしたことないし……なっちゃんとか玲に聞いたら、楽だって言ってた。でも、ユウ君がこの方がいいって言うならこのままかな」
「そうか……俺もその髪を切るのは勿体ないというか……切ってくれなんて恐れ多くて言えないな」
「あはは……恐れ多いって……そんなすごい物じゃないって」
穂香が両手でそんなことないみたいな仕草をとるが、この美しい黒髪を切るのはなぁ……って思う。この先、俺から切ってくれなんて言うことはないだろうな。
「ところでさ……ユウ君は、これ……何位くらいに入ると思う?」
「は?」
突然穂香が言い出したことの意味がわからないんだが……。
しかも、とびっきり可愛い笑顔でだ。これは何かあるんだろうなとは思うが、何だ?
「気付いてないと思ってた?この前、バスタオル姿の私を見るユウ君を見て、あ、ランクインした。って思ったよ?」
「な!…………もしかして?」
あ、あれか?穂香が言ってた俺が好きな恰好ランキング。
「そうよ。ユウ君の食いつきを確認するために、わざと幅の狭いバスタオル買ったら……ねぇ?普段はさっさと着替えて行っちゃうのに残ってるし……そうね……こういうのが好き?それともこっちかな?」
そんなことを言いながら、前かがみになって谷間を強調したり、裾の部分をひらひらさせたりしてきた。
破壊力ありすぎるぞこれは。自然と視線が吸い込まれる。正直どっちも好きだ。
そして、幅の狭いバスタオルが穂香の策略だったことに脱帽だ。まさか全て穂香の掌の上で転がされていたとは……。
「いや、それは……」
「いいのよ、わかってるから。どっちも好きなんでしょ?もう……えっちなんだから……」
「あ~…………ああ、なんかすまん」
最近はこういう駆け引きで、穂香に勝てないことが多くなってきている。
ベッドの上では負けることはないんだがな……俺には必殺技もあるし。
「それより、そのランキングの中身を教えてもらえないのか?気になって仕方がない」
「え?それは秘密……でも、このままだと……外を出歩けるような恰好はベスト5から消えちゃうかも……」
「なっ……マジか!……」
このランキング……変な風にならないように、普段の服とかにもっと食いついていかないといけないのか。
決して難しくないはずなのだ。穂香は普段からどんな服もセンス良く着こなすし、素材が良すぎるからいつも魅力的だ。
ただ、そんな彼女が俺にしか見せない恰好というものが、それら以下のはずがない。
俺の予想としては、これから主に菜摘経由で変わったことをするたびにランクインして、普通の服がはじき出されそうな気がする。
現在確定しているのがメイド服とバスタオルか……残りは普通の服であることを祈る。いや、水着と下着が入ってたりしたら、もう後がない感じだな。
「ちなみに、裸は含まれているのか?」
「ううん、入れてないよ?入れたら一位に決まってるから、面白くないでしょ?」
「まぁ、否定はしない」
「正直でよろしい……こっちもね」
「こんな魅力的な穂香相手に、これを抑えるのは無理だ」
「嬉しいけど、言い訳としては苦しいよ?」
バスタオルをはらりと落し、抱き着いてきた穂香にキスをする。
結局この後、寝る前に二人してもう一度シャワーを浴びることになった。
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