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第4章 悠久を渡る「黒虚」の暇つぶし
60.ありえない
しおりを挟む『ヒント、その1。
ボクは影。
陽光から逃げるように伸びる、影。
だから、炎のフリをすることは、ありえない』
【ベルスファリカ・リグ・ラーヴェル】
昨日の夕暮れ時。初めてクロニア・アルテドットを、ギルドに併設された訓練所にて見かけた。
手には無骨な片手剣。
それを……ひゅん、と振り下ろした縦一閃。空気の質感をまるで感じさせないのは、刃のざらつきを完全に掌握してこそ叶う芸当。
姿勢を低く。顔の横まで柄を引き、刃に左手を添えて、針のごとき鋭利さで突き出す。時計回りに回転しながら姿勢を伸ばし、斜へ払う。
そこから、虚空の中より花びらを彫り出すように、斜への2連、左右への2連。上へ、下へで留め。
とん、ととん、とん。無駄なく、かつ華やかな斬撃を繰り出しながら、寸分も軸を揺らすことない足取り。橙に色づきはじめた陽が、刃の軌跡を同じ色に染める。
実戦を想定したものじゃない。
……剣舞だ。
後ほど尋ねてみたが、心を鎮めるときに行うらしい。訓練所には他にも数名の戦闘職員がいたが、誰もが『紅炎』の舞に見入っていた。
端っこにいるのに訓練の邪魔になっていやがる。あーあ、今日は忍びてえ気分なのに、今からあの人に声掛けに行かなきゃなんねえのか……そう思っていたが、幸運にもと言うべきか不運にもと言うべきか、大将の方が先にこちらを向いた。
ロビーにて大将に「課題図書」を渡した。
前回会議室を利用したのは、実家のことを話題にする必要があったから。今回も一応、ロビーに集る人数が少なくなる時間帯に設定したが。
『戦闘職者協会・事務職員採用試験』。筆記試験と面接試験の両方をパスすれば資格を取得できる。
ギルドという組織の性質上、戦闘職員の管理・補佐のため、戦闘に関する知識は必須。
だが、実技試験は当然、無い。
「め、めめ、めめめっ、面接……っ!?」
オウゼで見てきた雪みてえに顔色を失い、膝の上に両肘をついて、震える両手で頭を抱えている。まるで、七級ぎりぎりで合格できた新人が、初陣で竜と戦えと言われたかのようなリアクションだ。
容姿端麗、謙虚で温厚篤実。攻撃・防御・治癒・補助、その他諸々、炎属性にできることは勿論、できねえことも可能にする万能魔導士。
だが、あまりにも内向的。初対面の魔物相手ならすぐさま仕留めにかかるくせに、初対面の人間相手じゃ目を見て話すことさえできやしない。
「おい……アンタ、最初に事務職の試験を受けるつもりだったんですよね? ちゃんと申込書類にも記載が、……ん?」
呆れを通り越して苛立ちに手が震え、持っていた申込書類に雷のような一条の線が刻まれた、のだが。
幾ら視線で文章をなぞっても、
「……マジか。書いてねえ、申込後に然るべき試験を受けていただきます、としか……」
それでも予測できそうなもんだが、人生の殆どを「碧水」との修行に費やしてきた世間知らずだからな、この人。
オレはちらと、カウンターの向こう側で黙々と書類仕事に励む事務員諸君を見遣る。カルカギルドの怠慢のせいってことで勘弁してやるか。
「くっ、いずれ試されることだと理解していたのに! 目を背けてきた怠慢を猛省して、早急に鍛錬を積まなければ……、わかった。まずは、一日一回、知らない方と、5分間、世間話を、する……」
悲壮感たっぷりになんか宣ってるよ。
「ここは互いに落ち着きましょう。まあ、面接についてはそこまで気負わなくて大丈夫だと思いますよ」
「そ、そうなのか? だけど俺は、レインやフィーユのように上手く話せないし、そもそも親しみやすさがゼロで……つい先程も……」
いや、さっき何があったのかは知らねえけど……
この人が視線を伏せると、密生した睫毛に自然と目がいく。緩やかな弧を描き、まばたきのたびに上下が触れ合う、その長さに。
狡いよな、本当に。
美を求める大多数が理想として渇望するものを揃え、見事に調和した顔のパーツ。屋外で修行三昧してきたにもかかわらず、日光も炎属性の範疇であるとでも言いたげに、透き通るように肌が白い。
恐らくは「戦闘中に邪魔にならない」ことだけを考えて、乱雑に切った漆黒の髪が、常に目元に影を落としている。それゆえに儚げな印象を受けるのに、瞳の紅は、自らが生み出す火炎のように隠しがたく艶やかだ。
先刻見た剣舞でもそうだが。この人は片手剣を操るとき、常に魔力による補助を添えるらしい。常人には考えられない「彩付き」ならではの離れ業だ。これによって筋肉の主張を少なく抑え、得物の構え方は余分な力を削ぎ落とした、より柔軟なものとなる。
我が国の成人年齢は16だ。だから、戦士として全盛期を迎えるのはまだまだ先。少年から離れながら、青年にも成りきれない歪な美しさ……
……なんでオレは、野郎の容姿を改めてしげしげと観察してんのかねえ。はあー、ますます腹が立ってきた。
タチが悪いのは自覚ナシなところだ。自分が注目を浴びるのは『紅炎』で『英雄』だからだと思い込んでいる。
美的感覚がイカれてるのかと思い、試しに幼馴染であるフィーユ・ドレスリート嬢の美貌について尋ねてみたことがあるが……オレを警戒してなのか、ジトっと目を細めながら「とても綺麗だと思う」と返してきたので、そういうわけでもないらしい。
あーあ、これで女性なら、あの生真面目な王太子殿下が婚約相手に選んだっておかしくねえだろうに、マジで勿体ねえ。
多分、この先この人と関わりがある間は、何度も何度も繰り返し残念がることになるんだろうな。
オレは盛大に溜息を吐いて、
「確かに親しみやすさはゼロですね。さて依頼を受諾しようってときに、アンタが受付窓口に立っていたら、他の窓口に立ってるのがラピットだったとしても後者を選ぶんじゃねえかなって程度には」
「そんな……! 俺だって、その……10人中5人くらいとは、ラピット達よりスムーズに意思疎通ができるかも知れないのに……!」
「なんで『めぇ~』か『ゔぇ~』の2択で意思疎通してるラピットと互角の勝負を繰り広げる気満々なんですか、つーかそういう問題じゃねえから!」
あー、頭痛え……!
「アンタが年齢と不相応なほどに大量の戦闘知識を蓄えてることは、ここの事務職員なら誰でも知ってます。少々問題点はあるが『善い人』だと認識されてるでしょうし、その時点で若干有利だ。
それに、人見知りイコール不採用ってわけじゃない。ほら、事務職員さんにもいろんな人がいるでしょ? できることは多い方が良いが、何らかの形で活躍するビジョンが見えれば構わないわけです」
「な、なるほど……!」
おお~瞳を輝かせてる~不安が解消されたみたいで良かった良かった~。
「だから面接対策はめんど……まだ先ということで。とりあえずこれを読んでください」
書庫で適当に見繕ってきた本と、読むべきページ数を書き記したメモを差し出すと、大将は恭しく両手でそれを受け取った。そしてすぐに不思議そうに首を傾げる。
「この数字のリスト……ページ数か? 全てを読めば良いというわけではない、のか?」
「アンタは読書って行為そのものに慣れてないでしょ? 時間を無駄にするのも馬鹿馬鹿しいんで、コツがわからないうちはこっちから指示します」
「読書にもコツがあるんだな……!
ん? あ、あの。もしかして、レインはこのリストを作るために、この本を全て……?」
「読んでねえよ、コツがあるって言ったばっかりだろ。つーか何ですかその申し訳なさそうな顔は、教師役を引き受けたんですから教材くらい作りますよ。それでも謝りたいなら、オウゼでオレを殆ど自由行動させてくれなかったことについてでお願いします」
大将の瞳が、まっすぐにオレの瞳を覗き込む。
探りを入れてきてるのか? まさか本気で謝ってくる気じゃねえだろうな。それこそめんどくせえ、用は済んだ、早々と退散しよう。
普段より重く感じる身体をソファから離し、
「じゃ、そういうことで」
「ま、待ってくれ」
大将が、素早くオレの手首を握った。
殆ど条件反射で振り払おうとしたとき、
「無理して来てくれてありがとう。
恐らく『黒』の調子が悪くて、『白』と『紫』の勢いが増してしまっているんだと思う。すぐに原因に気づけなくて、ごめん……これで、頭痛は治まるはずだ」
声を潜める。オレが『複数持ち』だと、周りにいる連中に漏らさないためだ。
掴まれた手首が熱を持つ。その熱は抗う間もなく皮膚の内側へ潜り込み、瞬く間にこめかみまで駆け上がった。今朝方からその部分に滞っていたじりじりとした痛みが、冗談みたいに霧散した。
レインという男は野郎との接触を不快に思う……そう教師から学んだとばかりに、『紅炎』は握ってきたときと同様に素早く手を引いた。
そして「教材」を再度……誕生日の贈り物に対するような眼差しで見つめ、整った口元で薄らと、しかし心底嬉しそうに微笑んだ。
「本当にありがとう。時間を割いて書いてくれたものだ、しっかり身につけてくる。
……今のは、一時的に『黒』を補助して、均衡を保つためのものだ。応急処置に過ぎないから、今日は無理せず休んで欲しい。強要はしないが、その方が安心する。明日は、せっかくのお祝いだから」
王都の学校で、生徒らが教師にするように一礼。そして、両開きの大扉……形だけは勇ましい田舎ギルドの正面玄関へと歩き去った。
苛立ちの原因は解消された。
されたが……奥歯を噛み締めずにはいられなかった。
言葉を交わすごとにわかる。クロニアは善人だ。得体の知れない不気味さを内包した善人だ。これが自らの常識だとばかりに、頭のおかしい真似を平然とやってのけ、周りの感覚を狂わせていく。
オウゼでの一件で、父上に恩を売れた。意図した形じゃないが、そう遠くない未来に『白氷』となるメメリカ嬢にも同様に。
だが、順調だと思ってたこっちは。
転生元である別人格、その実証であるフジカワケイは、まだオレの前に姿を現さない。オウゼ滞在中に話したかったが……クロニアの方が眠りにつくまで辛抱強く待ち、しばらく観察しようとも、交替のときは訪れなかった。
内側の不気味さに関する情報が、欲しい。
手元に留めておける、その間に。
……なんて。
さあて、『紅炎』様のご忠告に従ってオレも帰りますか。
オレは自らのはやる興味と焦燥を嘲笑し、歩き出す。レイン・ミジャーレが立ち尽くすのは、女の子にデートの誘いを断られたときだけでいい。
クロニア・アルテドットがカルカを離れることはありえない。オレがカルカにいる限りは、繋いでおくことができる。
そう思った。
そう、思っていた。
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