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お付き合い編 最終章6 忍の頼み
しおりを挟むなぜか4台もあるベットなのに、端っこの一台のベットに3人が埋まっている。
カナは体を魔法で綺麗に浄化され、忍に抱かれているうちに、スヤスヤと眠りについてしまった。
「疲れたんだな。緊張していたもんな……」
フェリスも優しく後ろからカナを抱きしめ、頭にキスをする。
「なんだか変な感じだ。こうやって、あなたと一緒のベットにカナと寝るのは……」
「あはははっ。お前がいうなら、それはすごいぞ。それらを見越して、俺たちをカナの夫として、迎え入れたのではないのか?」
「はーー、まあ……たしかに……そうですね」
フェリスがカナの頭を撫でる。
「これで俺たちがキスでもして、カナの前でプレイをしたら、彼女喜ぶよな……」
冗談のつもりで言ったのだが、この男にはこういう冗談が通用しないと今フェリスは気がついた。
なぜなら、返事がいきなりのディープキスだ。
力で思わず、はねかえそうとするが、こいつ……見かけよりまったく力強い……。
ぷ、ふぁっっと忍が口をフェリスから話す。
「お、おい、どういうことだよ。おまえ、実はそっちの気があるのか?」
「ふふふ、フェリス。どうする? もしそうだったら?」
「そりゃーまずいだろ。夫達がイチャイチャしていたら……俺には、そちらの系は悪いがないぞ。お前は確かに色っぽいけどな……まあカナはそれを見て喜ぶかもしれない……が」
その時、フェリスの顔色がぞっとして青くなる。
「おい、忍。まさか、カナのために、俺を抱きはしないだろうな?」
「フェリス。カナがして欲しいなら、そうするよ。君の穴でもなんでも、奪うさ」
忍のフェロモンが、フェリスを圧倒させる。
「ず、ずるいぞ。その展開。ああ、カナに頼まなくてな……絶対にそんな妄想しないでくれって」
「まあ、フェリス。そんなに構えなくていいよ。でも、覚えていて欲しい。カナはまだ子供だ。俺たちに愛されて、だんだんと女性になってきているけど、それを支えるのが俺達、夫の仕事だ。今日みたいに、欲望だけに流せれて、彼女を抱き潰してはいけない」
「おい、おまえがそんなことをいうのか?」
「ああ、言うよ。あのまま流れていたら、カナは絶対にヴァンか、俺らから挿入されていたぞ。それは、彼女の意思か?」
「ああ、おまえの言っている意味はわかる……」
「でも、そんなに失望することはないよ。その日は近いよ。カナが本当の女になる日がね……」
「おまえは、それに立ち会うのか?」
「実は、ちょっと悩んでいる。カナはヴァンを選んだ。それも俺は支える。ただ、自分の力を押さえ込まないと耐えられるか、最近自信がないんだ……」
「忍……お前……だから、今日は参加しなかったのか? 俺たちが愛撫をしている間……」
「あー、あれは違う。一応、カナが大丈夫か見守りたかった。いきなり4人相手だったら、怯えて泣いてしまうかなと心配だった。何かあったときに、俺が冷静じゃないと……まずいだろう?」
「忍…………やっぱりお前……」
「フェリス、お願いがある。これは男としての頼みだ。聞いて欲しい……」
そして、男二人は、愛しい人を挟んで何かを語り合い、熱く何かを誓うようにカナにそれぞれキスをした。
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