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37話
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「眠い…ホントに眠い…」
朝起きたばかりだというのに眠い。
「一応は神田からの許可があるから休むことはできるぞ?」
眠くて動けずにソファに倒れてる俺に大我が言ってくれる。
「んー、今日は本当に無理っぽい。眠す…ぎ…」
俺の記憶は途中で途切れた。
「んっ…あれ?…」
ふと目を覚ませば布団の中だった。いつ移動したんだっけ?って考えていれば
「起きたのか、もう昼だけど飯はどうする?」
ひょっこりと大我が様子を見に来たのか顔を出す。
「もしかして、俺ってあのまま寝たのか?」
身体を起こし、ベッドに座れば
「話してる途中でな。眠気に負けて寝落ちした」
俺がこの場所に移動した理由を教えてくれた。
「ってことは休んだってことだよな。しかも大我まで休ませたんだろ?」
この時間にここにいるということはそういうことだよな。
「イヤ、聖は休みだけど俺は早退だ。あの後、お前は寝ちゃって起きないから俺は午前だけ授業を受けてきた。これも許可はもらってるから大丈夫だぞ」
大我の言葉に驚いた。
「えっ?授業受けてきたのか?全然知らなかった。というか気づかなかった…」
大我が出入りしてることにも気が付かないほど俺って熟睡してたってことだよな。
一体どんだけ俺は深い眠りに落ちてたんだろうか?
「中学んときもそんな状態だったからな。覚えてないだろうけど」
苦笑気味に教えてくれるが思い出せない。覚えてないんだ。
あの頃は本当に自分がオメガだということが嫌で本当にどうでもいいと思っていた時間のが長かったから余計なのかもしれない。そんな俺にあの時から大我は付き合ってくれてたんだから感謝しかない。
「ほら、それより飯食べるぞ。せっかく用意したのに冷めちまうだろ」
「うわぁ、それはダメだ。すぐ食べる」
起きてから何も食べてないのに気が付いたらグウッてお腹が鳴ったし、せっかくの料理が冷めると聞いたら眠いどころじゃない。
俺は大我と一緒に寝室を出て、大我が用意してくれた昼食を食べることにした。
ただ、お腹が満たされると眠いという症状が再び襲ってくる。
「食べてすぐに寝ると太る…けど…眠い…」
本当に自分でも驚くほど眠くてしかたがない。半日ずっと寝ていたはずなのにまだ眠いとか信じられない。
「あっ、これ飲んどけよ」
眠いとブツブツ言ってる俺に大我が薬を渡してくる。
「んっ…これは?」
半分、頭が眠りの中に浸かり始めた状態で聞けば
「いつもの補助剤と言いたいんだが、神田がアレ対策用にって強めの補助剤をくれた。どこまで効くかはわからないけどな」
大我がちゃんと説明してくれる。きっと俺が半日寝てる間に学校に行ってたからその時に先生と会って話してたんだろうな。そういうところは大我はすごく早い。俺よりも俺のことわかってるし、どう対処するか考えてるもんな。
そりゃ、風紀が第2の性関係に対応してるから、俺以外でも保護しなきゃいけないヤツとかも関係してるから先生と連携してるのはわかってるけどさ。
それにしてもこの男は俺より俺のことを理解してて先へ先へと対応していく。
「ほら、完全に寝る前にちゃんと飲め」
薬の瓶をボーッと眺めていたらクシャリと頭を撫でられる。
「あれ?片付けは?」
驚いて聞けば
「終わってる。ほらそれ飲んでベッドにいけ」
あっさり言われ俺は薬を飲むことを優先した。蓋をした瓶を置けばそれを片付けに行ってしまう。
「眠い…」
ベッドにだけは行こうと立ち上がるんだけど足に力が入らなくてフラッて倒れそうになった。
「ホントに眠そうだなお前」
倒れる前に大我に抱き止められ少しだけ呆れながら言われた。
「ん、本当に眠い。これ後どれだけ続くのか…」
昨日、今日とまだ二日しか経ってない。だが、この眠いのが無くなれば確実にあれが来る。
「取り敢えずベッドに運んでやる」
大我はそういうと俺を軽々と抱き上げた。
あのぉ大我さん、俺それなりに重いはずなんですよ?そこまで軽くないはずなんですが?
なんて思うけど、半分以上は眠気に負けて思考能力が低下しててどうでもいいや状態。
ベッドに運ばれて横になる頃には
「ん~、た、がぁ…ここ、一緒…」
自分の隣を叩き一緒に寝ろと訴えていた。
「わかったから、ちょっと待て」
大我は苦笑しながらも俺の隣に横になった。俺はそんな大我に抱き着き
「んー、おや、す、みぃ」
大我の返事も聞かずに眠りの中に落ちていった。
本当に眠すぎて、自分で何やってたかも覚えてないぐらいに深い眠りに落ちていった。
朝起きたばかりだというのに眠い。
「一応は神田からの許可があるから休むことはできるぞ?」
眠くて動けずにソファに倒れてる俺に大我が言ってくれる。
「んー、今日は本当に無理っぽい。眠す…ぎ…」
俺の記憶は途中で途切れた。
「んっ…あれ?…」
ふと目を覚ませば布団の中だった。いつ移動したんだっけ?って考えていれば
「起きたのか、もう昼だけど飯はどうする?」
ひょっこりと大我が様子を見に来たのか顔を出す。
「もしかして、俺ってあのまま寝たのか?」
身体を起こし、ベッドに座れば
「話してる途中でな。眠気に負けて寝落ちした」
俺がこの場所に移動した理由を教えてくれた。
「ってことは休んだってことだよな。しかも大我まで休ませたんだろ?」
この時間にここにいるということはそういうことだよな。
「イヤ、聖は休みだけど俺は早退だ。あの後、お前は寝ちゃって起きないから俺は午前だけ授業を受けてきた。これも許可はもらってるから大丈夫だぞ」
大我の言葉に驚いた。
「えっ?授業受けてきたのか?全然知らなかった。というか気づかなかった…」
大我が出入りしてることにも気が付かないほど俺って熟睡してたってことだよな。
一体どんだけ俺は深い眠りに落ちてたんだろうか?
「中学んときもそんな状態だったからな。覚えてないだろうけど」
苦笑気味に教えてくれるが思い出せない。覚えてないんだ。
あの頃は本当に自分がオメガだということが嫌で本当にどうでもいいと思っていた時間のが長かったから余計なのかもしれない。そんな俺にあの時から大我は付き合ってくれてたんだから感謝しかない。
「ほら、それより飯食べるぞ。せっかく用意したのに冷めちまうだろ」
「うわぁ、それはダメだ。すぐ食べる」
起きてから何も食べてないのに気が付いたらグウッてお腹が鳴ったし、せっかくの料理が冷めると聞いたら眠いどころじゃない。
俺は大我と一緒に寝室を出て、大我が用意してくれた昼食を食べることにした。
ただ、お腹が満たされると眠いという症状が再び襲ってくる。
「食べてすぐに寝ると太る…けど…眠い…」
本当に自分でも驚くほど眠くてしかたがない。半日ずっと寝ていたはずなのにまだ眠いとか信じられない。
「あっ、これ飲んどけよ」
眠いとブツブツ言ってる俺に大我が薬を渡してくる。
「んっ…これは?」
半分、頭が眠りの中に浸かり始めた状態で聞けば
「いつもの補助剤と言いたいんだが、神田がアレ対策用にって強めの補助剤をくれた。どこまで効くかはわからないけどな」
大我がちゃんと説明してくれる。きっと俺が半日寝てる間に学校に行ってたからその時に先生と会って話してたんだろうな。そういうところは大我はすごく早い。俺よりも俺のことわかってるし、どう対処するか考えてるもんな。
そりゃ、風紀が第2の性関係に対応してるから、俺以外でも保護しなきゃいけないヤツとかも関係してるから先生と連携してるのはわかってるけどさ。
それにしてもこの男は俺より俺のことを理解してて先へ先へと対応していく。
「ほら、完全に寝る前にちゃんと飲め」
薬の瓶をボーッと眺めていたらクシャリと頭を撫でられる。
「あれ?片付けは?」
驚いて聞けば
「終わってる。ほらそれ飲んでベッドにいけ」
あっさり言われ俺は薬を飲むことを優先した。蓋をした瓶を置けばそれを片付けに行ってしまう。
「眠い…」
ベッドにだけは行こうと立ち上がるんだけど足に力が入らなくてフラッて倒れそうになった。
「ホントに眠そうだなお前」
倒れる前に大我に抱き止められ少しだけ呆れながら言われた。
「ん、本当に眠い。これ後どれだけ続くのか…」
昨日、今日とまだ二日しか経ってない。だが、この眠いのが無くなれば確実にあれが来る。
「取り敢えずベッドに運んでやる」
大我はそういうと俺を軽々と抱き上げた。
あのぉ大我さん、俺それなりに重いはずなんですよ?そこまで軽くないはずなんですが?
なんて思うけど、半分以上は眠気に負けて思考能力が低下しててどうでもいいや状態。
ベッドに運ばれて横になる頃には
「ん~、た、がぁ…ここ、一緒…」
自分の隣を叩き一緒に寝ろと訴えていた。
「わかったから、ちょっと待て」
大我は苦笑しながらも俺の隣に横になった。俺はそんな大我に抱き着き
「んー、おや、す、みぃ」
大我の返事も聞かずに眠りの中に落ちていった。
本当に眠すぎて、自分で何やってたかも覚えてないぐらいに深い眠りに落ちていった。
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