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38話
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眠いと騒ぎながらお昼を食べて大我と一緒にベッドに入って寝て、ふと目を覚ましたら隣に大我の姿がなかった。
「んー、今、何時だ」
ゴソゴソと動きながら時計を探すがこの部屋に時計というものがなかった。
「なんでだ?」
なんて思いながらベッドから降りて寝室を出ればキッチンでゴソゴソと動く大我を見つけた。
「大我ぁ…今何時?」
目をゴシっと擦りながら声をかければ
「起きたか。もうすぐ7時だ。少し待ってろ飯作ってるから」
時間を教えてくれるし、晩飯の時間だと言ってくれる。
「んー、わかった」
俺は返事をしてソファの所に行き倒れた。横になってたら寝ちゃうかもなって思いながら大我の後姿を眺めてた。
「んっ、あれ?」
次に目を覚ませば、そこはまたベッドの上で隣では大我が寝ていた。
あー、やっぱりあのまま寝ちゃったのか…
この眠い周期がいつまで続くのかわからないけど、これはこれで大我に迷惑かけてるなって思う。
「ごめんな」
寝てる大我に謝る。寝てるから届かないとは思うけどさ。
「変な時間に起きたな…そのまま横になってろ」
寝てると思った大我に言われて驚いた。
「ごめん、起こしたか?」
俺のせいで大我が寝不足になったらどうしよう。
「大丈夫だ。まだ寝始めたところだったからな」
小さく笑いながら言ってくれるけど
「寝始めたところなら起こしたじゃん」
俺のせいで起きたってことじゃんか。
「いや、本当に今、横になって寝ようとしてたところだ。ほら、抱きしめてやるからまた寝ろ」
大我の腕が伸びてきて俺は抱きしめられた。俺は大我の胸にピタッとくっ付きギュッと服を握りしめる。起きた時にいないと寂しから傍にいてくれるといいなと思いながら服を握りしめた。
「んー、おやすみ」
起きたばっかりでまだ眠くはないけど一応おやすみとだけ言っとこう。
「おやすみ。このままでいてやるから、俺は勝手に寝るぞ」
大我の言葉に
「うん、いいよ。俺も多分また寝ちゃうから」
返事をして、目を閉じた。
とくりとくりと聞こえる大我の心音に起きたばっかりなのに俺はまた眠りの中へと誘われていった。
「本当に寝てるしな。今回のは本当にヒドイ睡魔だなこいつ」
なんて大我が言ってたなんて俺は全然知らなかった。
朝起きれば俺はまだ大我の腕の中にいた。
「ん?今何時だっけ?」
ボーッとする頭で言うけれど大我からの返事はなくてまだ寝てるみたいだった。
珍しいかも、俺が大我よりも先に起きてるなんて…。起こさないとダメかなって思ったけど今日が日曜だったのを思い出して俺はもう一度、大我の腕の中に戻った。その途端にギュッと抱きしめられて驚いた。
「起きてたのか?」
少し寝惚けた声で聞かれ
「ん、今起きたんだ。起こそうかって思ったけど日曜日じゃんって思ってやめた」
今自分がやろうとしてたことを口にすれば
「イヤ、起こしてもよかったけどな」
ふぁっと欠伸をして大我が身体を起こす。ゴソゴソと何かをやって
「まだ、5時だな。よし、寝る」
時間を確認してまた横になった。
「結局、寝るんじゃん」
そんな大我の行動がおかしくて笑えば
「たまにはいいだろ?俺も寝たいときはある。それが今日だ」
そんなことをいいながら俺を抱きしめてくるから俺は抵抗もせず、大我の好きなようにさせてた。
「眠気は取れてるのか?」
急にそんなことを聞かれ
「ん?眠いことは眠いんだけど昨日までの酷い眠気はないかも」
そういえば昨日みたいにすっごく眠いっていうのはないかもしれない。
「なら、そろそろ本当に気を付けとかないとダメだな」
大我の言葉を聞き眉間に皺が寄ってしまう。この眠気が取れればきっとアレが起こるんだろう。
俺自身も覚悟を決めないとダメだということ。
中学の時に比べ第2の性に目覚めてる生徒は多い。もし、学校内で発動してしまえば大変なことになるんだろうな。だから大我も先生も、もしもの時ようにベルを必ず鳴らせと言ってるんだ。オメガ専用の緊急ベルを。
そのベルが鳴ったとき、風紀と救護班以外は誰も教室から出られなくなる。第2の性それぞれを守るための緊急ベル。
以前、発情したオメガをさかったアルファが酷い具合に犯した事件があったそうで、その時の教訓ではないがオメガ用の緊急ベルが設置されることになったと教えてもらった。
それを俺自身が使わないでいられたらいいんだけどな。実際に起こってみないとそうなるかわからない。出来ることならアレが起こらないのが一番いいのだけど…。
「んー、大我ぁ…お腹空いた…かも…」
一緒になってゴロゴロしてたけど、お腹がぐぅって鳴った。
「昨夜、食べてないからな。温めてやるから起きるぞ」
小さく笑いながら身体を起こし俺の頭を撫でて大我は部屋を出ていく。
「うん、色気より食い気か…」
俺は自分の行動にそんなことを思い浮かべ苦笑しながら大我の後を追った。
大我の温めてくれたご飯を食べてからもやっぱり眠気が襲ってはきたが、昨日みたいに会話中に寝落ちするってことはなく、少しだけ眠気が無くなってきたんだなって思った。
明日は俺も普通に授業を受けれるかな?
そんなことを思いながら、俺は大我に渡された補助剤を飲みソファの上でゴロゴロとしながらゆったりとした時間を大我と過ごしていた。
「んー、今、何時だ」
ゴソゴソと動きながら時計を探すがこの部屋に時計というものがなかった。
「なんでだ?」
なんて思いながらベッドから降りて寝室を出ればキッチンでゴソゴソと動く大我を見つけた。
「大我ぁ…今何時?」
目をゴシっと擦りながら声をかければ
「起きたか。もうすぐ7時だ。少し待ってろ飯作ってるから」
時間を教えてくれるし、晩飯の時間だと言ってくれる。
「んー、わかった」
俺は返事をしてソファの所に行き倒れた。横になってたら寝ちゃうかもなって思いながら大我の後姿を眺めてた。
「んっ、あれ?」
次に目を覚ませば、そこはまたベッドの上で隣では大我が寝ていた。
あー、やっぱりあのまま寝ちゃったのか…
この眠い周期がいつまで続くのかわからないけど、これはこれで大我に迷惑かけてるなって思う。
「ごめんな」
寝てる大我に謝る。寝てるから届かないとは思うけどさ。
「変な時間に起きたな…そのまま横になってろ」
寝てると思った大我に言われて驚いた。
「ごめん、起こしたか?」
俺のせいで大我が寝不足になったらどうしよう。
「大丈夫だ。まだ寝始めたところだったからな」
小さく笑いながら言ってくれるけど
「寝始めたところなら起こしたじゃん」
俺のせいで起きたってことじゃんか。
「いや、本当に今、横になって寝ようとしてたところだ。ほら、抱きしめてやるからまた寝ろ」
大我の腕が伸びてきて俺は抱きしめられた。俺は大我の胸にピタッとくっ付きギュッと服を握りしめる。起きた時にいないと寂しから傍にいてくれるといいなと思いながら服を握りしめた。
「んー、おやすみ」
起きたばっかりでまだ眠くはないけど一応おやすみとだけ言っとこう。
「おやすみ。このままでいてやるから、俺は勝手に寝るぞ」
大我の言葉に
「うん、いいよ。俺も多分また寝ちゃうから」
返事をして、目を閉じた。
とくりとくりと聞こえる大我の心音に起きたばっかりなのに俺はまた眠りの中へと誘われていった。
「本当に寝てるしな。今回のは本当にヒドイ睡魔だなこいつ」
なんて大我が言ってたなんて俺は全然知らなかった。
朝起きれば俺はまだ大我の腕の中にいた。
「ん?今何時だっけ?」
ボーッとする頭で言うけれど大我からの返事はなくてまだ寝てるみたいだった。
珍しいかも、俺が大我よりも先に起きてるなんて…。起こさないとダメかなって思ったけど今日が日曜だったのを思い出して俺はもう一度、大我の腕の中に戻った。その途端にギュッと抱きしめられて驚いた。
「起きてたのか?」
少し寝惚けた声で聞かれ
「ん、今起きたんだ。起こそうかって思ったけど日曜日じゃんって思ってやめた」
今自分がやろうとしてたことを口にすれば
「イヤ、起こしてもよかったけどな」
ふぁっと欠伸をして大我が身体を起こす。ゴソゴソと何かをやって
「まだ、5時だな。よし、寝る」
時間を確認してまた横になった。
「結局、寝るんじゃん」
そんな大我の行動がおかしくて笑えば
「たまにはいいだろ?俺も寝たいときはある。それが今日だ」
そんなことをいいながら俺を抱きしめてくるから俺は抵抗もせず、大我の好きなようにさせてた。
「眠気は取れてるのか?」
急にそんなことを聞かれ
「ん?眠いことは眠いんだけど昨日までの酷い眠気はないかも」
そういえば昨日みたいにすっごく眠いっていうのはないかもしれない。
「なら、そろそろ本当に気を付けとかないとダメだな」
大我の言葉を聞き眉間に皺が寄ってしまう。この眠気が取れればきっとアレが起こるんだろう。
俺自身も覚悟を決めないとダメだということ。
中学の時に比べ第2の性に目覚めてる生徒は多い。もし、学校内で発動してしまえば大変なことになるんだろうな。だから大我も先生も、もしもの時ようにベルを必ず鳴らせと言ってるんだ。オメガ専用の緊急ベルを。
そのベルが鳴ったとき、風紀と救護班以外は誰も教室から出られなくなる。第2の性それぞれを守るための緊急ベル。
以前、発情したオメガをさかったアルファが酷い具合に犯した事件があったそうで、その時の教訓ではないがオメガ用の緊急ベルが設置されることになったと教えてもらった。
それを俺自身が使わないでいられたらいいんだけどな。実際に起こってみないとそうなるかわからない。出来ることならアレが起こらないのが一番いいのだけど…。
「んー、大我ぁ…お腹空いた…かも…」
一緒になってゴロゴロしてたけど、お腹がぐぅって鳴った。
「昨夜、食べてないからな。温めてやるから起きるぞ」
小さく笑いながら身体を起こし俺の頭を撫でて大我は部屋を出ていく。
「うん、色気より食い気か…」
俺は自分の行動にそんなことを思い浮かべ苦笑しながら大我の後を追った。
大我の温めてくれたご飯を食べてからもやっぱり眠気が襲ってはきたが、昨日みたいに会話中に寝落ちするってことはなく、少しだけ眠気が無くなってきたんだなって思った。
明日は俺も普通に授業を受けれるかな?
そんなことを思いながら、俺は大我に渡された補助剤を飲みソファの上でゴロゴロとしながらゆったりとした時間を大我と過ごしていた。
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