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act18
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遙の後を追って家の中に入ると
「お帰りなさいませ」
いつものように挨拶をされる。正直、ここから逃げ出したかった。でもそれは出来ない。俺の荷物は遙が持っているから・・・有無を言わせぬ勢いで持っていかれた。だから遙の後を追うしか出来ない。
遙が入ったのはリビング。喜一さんと見知らぬ男の人。あぁ、だめだ。身体が震える。
「あぁ。菫くん戻って来てくれたんだね」
喜一さんの言葉にビクって身体が反応して傍にいた遙のスーツの裾を掴んでしまった。
「バカ親父。そこから動くな。真澄止めとけ」
いつもの冷たい言葉。
「遙の意地悪。再会の挨拶ぐらいしたいじゃないか」
喜一さんが言う。
「クソ親父。てめぇがしたこと忘れたわけじゃねぇだろうな?あの後大変だったんだぞ」
遙の言葉に喜一さんが小さくなる。
「遙・・・あの人誰?俺が聞いてもいい人?」
俺はずっと喜一さんの隣にいる人物が気になっていた。
「あ?あぁ。お前は実際に会うの初めてか。東條真澄。あの学院の理事長だ」
遙はすんなり教えてくれた。
「え?理事長なの?」
俺はどうして理事長がここにいるのかが分からなかった。
「実際に会うのは初めてだね。この間はこのバカ喜一が済まないことをした。喜一は俺の弟なんだ。喜一が可愛い子に手を出さないというのを忘れてた俺も悪いんだが・・・。もう一度学院に戻ってきてくれないかな?君の事は病欠扱いにしてあるからね」
喜一さんのお兄さん・・・。俺があの学院に戻る?
「グダグダ考えてんじゃねぇ。今のお前の居場所はあそこだろうが」
遙からきつい一言が飛んで来る。俺の居場所があそこ・・・
「だからね?戻っておいで」
理事長が言う。俺は小さく頷いた・・・。
「あの・・・お願いがあるんですが・・・」
俺は遙からカバンを取り上げるとカバンの中にしまってあるお金を全て出し、
「これ・・・俺が稼いだ金です。こんなものじゃ足りないけどせめて・・・受け取ってください」
そこにある金は俺がここ数日で稼いだ金。約5千万。俺は特別だから・・・。
「それは受け取れないよ。これは君のお金だからね?君が自立するとき様にとっておきなさい。これは明日、銀行に入金させておこう。通帳あるんだろ?」
理事長はそう断った。俺はカバンの中から通帳と印鑑を出し理事長に渡す。
「これは確かに預かったよ。明日、入金が済んだら遙に返すからね。さぁ今夜はもう戻って寝なさい」
理事長に言われる。
「はい。おやすみなさい」
俺は・・・何処へ行っても邪魔者みたいな感じがする・・・
「ほら行くぞ」
急に遙に腕を掴まれ勢いよくリビングを出て階段を上っていく。行き着いた場所は俺の部屋じゃなくて遙の部屋。
遙は俺を部屋に入れると
「服を脱げ。上だけ全部」
そういって来る。あぁ。気づいたんだ。俺は仕方なく言われた通りにする。そこには新しく出来た幾つもの傷。痣の様になった幾つものキスマーク。遙は
「そこで大人しくしてろ」
そうとだけ言って部屋を出て行った。俺は部屋の中でポツンと座り込んだ。
遙が戻ってきたのは意外に早く薬箱と洗面器を持って戻ってきた。遙はスーツを脱ぎ捨て袖をまくると洗面器の中に手を入れタオルを絞る。そして俺に近付き
「しみるだろうけど我慢しろよ」
そういって身体を拭いてきた。確かにしみはするけど・・・こんなの痛みには入らない。タオルで身体を拭き終えると傷の手当をしてくれた。いたる所にガーゼや包帯が巻かれた俺の身体。
「服着替えて寝ろ。そこのベッド使えばいい」
遙はそう言い残し出て行った。俺は小さく溜め息をつき、大人しく着替えた。遙も戻ってくると着替えを済ませる。俺がボケッと座っていたら
「寝るって言っただろうが。さっさとベッドに行け」
遙はそういって部屋の電気を消してしまう。俺は慌ててベッドに潜り込んだ。ってかそもそもなんで俺はこいつと一緒に寝るわけ?
「お前。なんでそんな傷だらけなんだ?」
遙が聞いてくる。俺は遙に背を向けたまま
「俺が特別だから」
そう答える。
「特別って?普通そんなにはならないだろう?」
遙はそう聞き返してくる。俺は小さく溜め息をつき
「あの店での特別は世間一般の特別じゃない。殺しさえしなければどんなに殴ろうが切りつけようが関係ないんだ。だから俺は売られたその日から特別。もういいだろ。お休み」
そう言ってこれ以上何も聞いてほしくなくて寝たふりをした。聞かれたくない話だよ。
特に遙にはね・・・好きだからかな・・・・・・
「お帰りなさいませ」
いつものように挨拶をされる。正直、ここから逃げ出したかった。でもそれは出来ない。俺の荷物は遙が持っているから・・・有無を言わせぬ勢いで持っていかれた。だから遙の後を追うしか出来ない。
遙が入ったのはリビング。喜一さんと見知らぬ男の人。あぁ、だめだ。身体が震える。
「あぁ。菫くん戻って来てくれたんだね」
喜一さんの言葉にビクって身体が反応して傍にいた遙のスーツの裾を掴んでしまった。
「バカ親父。そこから動くな。真澄止めとけ」
いつもの冷たい言葉。
「遙の意地悪。再会の挨拶ぐらいしたいじゃないか」
喜一さんが言う。
「クソ親父。てめぇがしたこと忘れたわけじゃねぇだろうな?あの後大変だったんだぞ」
遙の言葉に喜一さんが小さくなる。
「遙・・・あの人誰?俺が聞いてもいい人?」
俺はずっと喜一さんの隣にいる人物が気になっていた。
「あ?あぁ。お前は実際に会うの初めてか。東條真澄。あの学院の理事長だ」
遙はすんなり教えてくれた。
「え?理事長なの?」
俺はどうして理事長がここにいるのかが分からなかった。
「実際に会うのは初めてだね。この間はこのバカ喜一が済まないことをした。喜一は俺の弟なんだ。喜一が可愛い子に手を出さないというのを忘れてた俺も悪いんだが・・・。もう一度学院に戻ってきてくれないかな?君の事は病欠扱いにしてあるからね」
喜一さんのお兄さん・・・。俺があの学院に戻る?
「グダグダ考えてんじゃねぇ。今のお前の居場所はあそこだろうが」
遙からきつい一言が飛んで来る。俺の居場所があそこ・・・
「だからね?戻っておいで」
理事長が言う。俺は小さく頷いた・・・。
「あの・・・お願いがあるんですが・・・」
俺は遙からカバンを取り上げるとカバンの中にしまってあるお金を全て出し、
「これ・・・俺が稼いだ金です。こんなものじゃ足りないけどせめて・・・受け取ってください」
そこにある金は俺がここ数日で稼いだ金。約5千万。俺は特別だから・・・。
「それは受け取れないよ。これは君のお金だからね?君が自立するとき様にとっておきなさい。これは明日、銀行に入金させておこう。通帳あるんだろ?」
理事長はそう断った。俺はカバンの中から通帳と印鑑を出し理事長に渡す。
「これは確かに預かったよ。明日、入金が済んだら遙に返すからね。さぁ今夜はもう戻って寝なさい」
理事長に言われる。
「はい。おやすみなさい」
俺は・・・何処へ行っても邪魔者みたいな感じがする・・・
「ほら行くぞ」
急に遙に腕を掴まれ勢いよくリビングを出て階段を上っていく。行き着いた場所は俺の部屋じゃなくて遙の部屋。
遙は俺を部屋に入れると
「服を脱げ。上だけ全部」
そういって来る。あぁ。気づいたんだ。俺は仕方なく言われた通りにする。そこには新しく出来た幾つもの傷。痣の様になった幾つものキスマーク。遙は
「そこで大人しくしてろ」
そうとだけ言って部屋を出て行った。俺は部屋の中でポツンと座り込んだ。
遙が戻ってきたのは意外に早く薬箱と洗面器を持って戻ってきた。遙はスーツを脱ぎ捨て袖をまくると洗面器の中に手を入れタオルを絞る。そして俺に近付き
「しみるだろうけど我慢しろよ」
そういって身体を拭いてきた。確かにしみはするけど・・・こんなの痛みには入らない。タオルで身体を拭き終えると傷の手当をしてくれた。いたる所にガーゼや包帯が巻かれた俺の身体。
「服着替えて寝ろ。そこのベッド使えばいい」
遙はそう言い残し出て行った。俺は小さく溜め息をつき、大人しく着替えた。遙も戻ってくると着替えを済ませる。俺がボケッと座っていたら
「寝るって言っただろうが。さっさとベッドに行け」
遙はそういって部屋の電気を消してしまう。俺は慌ててベッドに潜り込んだ。ってかそもそもなんで俺はこいつと一緒に寝るわけ?
「お前。なんでそんな傷だらけなんだ?」
遙が聞いてくる。俺は遙に背を向けたまま
「俺が特別だから」
そう答える。
「特別って?普通そんなにはならないだろう?」
遙はそう聞き返してくる。俺は小さく溜め息をつき
「あの店での特別は世間一般の特別じゃない。殺しさえしなければどんなに殴ろうが切りつけようが関係ないんだ。だから俺は売られたその日から特別。もういいだろ。お休み」
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特に遙にはね・・・好きだからかな・・・・・・
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