89 / 184
あれ?
しおりを挟む
ん?あれ?
普通に二人で学校に出てきて、普通に授業を受けて、お互い教室でもつるむわけじゃないから、ずっと一緒って訳じゃないんだけど…
なんか変だな?
そう思った。何が?と問われるとわからないけど、なんだか変な感じがする。
声をかけようかと思ったけど止めた。
菊池の背中が話しかけるなって訴えてたから。
「なんでだよ!」
つい、いつもの癖で叫んじまったから教室にいた奴らの視線が一斉に俺の方を向く。
あっ、やべっ、どうしよう
「梅ちゃぁん、発作、起こしちゃたんだねぇ。もぉ、委員ちょーなんとかしてよぉ」
「保護者なんですから、責任とってくださいね」
なんて、鍋谷と二村が傍に来てそんなことをいう。
ん?なんで?
なんて思うけど、この二人もなんだか変だ。
気になって二人の顔を交互に見れば二人揃ってひきつった笑みを浮かべる。
やっぱりなんかあるのか?
そう思いながら今度は菊池を見ればキツい眼差しで俺を見てでかい溜め息をついて下を向く。
「梅村、お前というヤツは教室で叫ぶな。たっく、着いて来い」
顔を上げたと思ったらそんなことをいいながら俺の腕を掴んで教室を出ていく。
けど、その背中は今ここでは何も問うなと言ってる感じがして俺は黙ったまま菊池に引かれるままに着いていった。
一体、何がったんだろうか?
だって朝は普通だったんだぜ?
訳がわからない。
俺は菊池がちゃんと説明してくれるのを待つしかなかった。
Fin
普通に二人で学校に出てきて、普通に授業を受けて、お互い教室でもつるむわけじゃないから、ずっと一緒って訳じゃないんだけど…
なんか変だな?
そう思った。何が?と問われるとわからないけど、なんだか変な感じがする。
声をかけようかと思ったけど止めた。
菊池の背中が話しかけるなって訴えてたから。
「なんでだよ!」
つい、いつもの癖で叫んじまったから教室にいた奴らの視線が一斉に俺の方を向く。
あっ、やべっ、どうしよう
「梅ちゃぁん、発作、起こしちゃたんだねぇ。もぉ、委員ちょーなんとかしてよぉ」
「保護者なんですから、責任とってくださいね」
なんて、鍋谷と二村が傍に来てそんなことをいう。
ん?なんで?
なんて思うけど、この二人もなんだか変だ。
気になって二人の顔を交互に見れば二人揃ってひきつった笑みを浮かべる。
やっぱりなんかあるのか?
そう思いながら今度は菊池を見ればキツい眼差しで俺を見てでかい溜め息をついて下を向く。
「梅村、お前というヤツは教室で叫ぶな。たっく、着いて来い」
顔を上げたと思ったらそんなことをいいながら俺の腕を掴んで教室を出ていく。
けど、その背中は今ここでは何も問うなと言ってる感じがして俺は黙ったまま菊池に引かれるままに着いていった。
一体、何がったんだろうか?
だって朝は普通だったんだぜ?
訳がわからない。
俺は菊池がちゃんと説明してくれるのを待つしかなかった。
Fin
10
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる