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スタンピード編
真の力。
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奇形のモンスターを片っ端から潰していくヒトミ(美裸)達の前に、激昂した道士の怨霊が現れ襲い掛かって来た。
すぐに戦闘態勢に入るヒトミ、コニー、だいふく、勇護。しかし突然、一行と怨霊の間に割って入る者がいた。
突然、怨霊の前に立ちはだかったのはシルガモレル帝だった。
「…ん(笑)?シルガモレル帝、何で出て来たの(笑)?」
「美裸よ、ここは余に任せて貰おう…」
「あのゆうれい、しりがもえるていがやるのか?」
コニーにそう言われて顔をしかめるシルガモレル。
「…わっぱよ、余はシルガモレルだ。シリガモエルでは…まぁ、良い。そんな事より…」
目の前の怨霊に語り掛けるシルガモレル。
「…久しいな。キッコウ・キンバーク・ダレルカウパー王よ…」
「名前長っ(笑)!!」
突っこみつつ笑うヒトミ(美裸)。突然現れて前に立ちはだかる怨霊を見たダレルカウパーは驚きと共に声を上げた。
「むッ!?キサマはッ!!…なんとッ!!我が怨敵、ガーマンジル帝国のシヴァール・D・シルガモレル帝かッ!!」
「…シルガモレル帝の名前も長っ(笑)!!ていうかセカンドネームあったんだ(笑)!!」
「しばるとしりがもえるのか(笑)?」
笑うヒトミとコニーの隣で苦笑いを見せる勇護。その前で対峙するシルガモレルとダレルカウパー。
「…何故キサマが怨霊となり、現世を彷徨っておるかは知らぬが…丁度よいッ!!積年の恨み、ここで晴らしてくれようぞッ!!」
「…フッ、数千年前、余の親征軍に敗けたお主がよくもそのようなたわけた事を言えたものだな…(笑)」
そう言いつつ、シルガモレルが続ける。
「…調べは付いておる。今回、この世界におけるスタンピードダンジョンについてポイントとなるのは『魔力異常』だ。余はおかしいと思っておったのだ。西は美裸のダークエネルギーが作用している事は分かった」
「…あ、やっぱわたしのせいだったか~(笑)」
そんな美裸の呟きをスルーしたシルガモレルが話を続ける。
「しかし美裸が魔力異常を起こしたのは大陸の西エリアだ。その影響は離れれば自ずと弱まっていく。しかし東では弱まるどころか強くなっている。それでは何故、魔力異常が東でも起こっているのか説明が付かぬ。そして余は、東での原因があると踏んだ。そして調べに調べた…。
そこで一旦、一呼吸置いたシルガモレルが強い眼差しでダレルカウパーを見る。
「…お主、『禁忌』に手を出したな?生者のみならず死者まで使って人体実験をしておるであろう?それが暗い怨念を呼び、大地の魔力を肥大化させ異常を起こす…お主がやっている事は今の世界を混沌の世界へと向かわせる行為、それが解っておるのかッ!?」
「笑わせてくれるッ!!数千年前に世界を死体だらけにした若年のキサマに説教などされとうはないわッ!!この世界はワシの手で変えてやるッ!!最強の実験体兵士を擁するキッコウ王国がこの世界を統べるのじゃッ!!」
その叫びに笑うシルガモレル。
「クククッ、ダレルカウパーよ、数千年過ぎた今、時代は変わっておるのだ。時代の変化に付いて行けぬお主がこの世界を統べる事は絶対にない。これだけは言い切れる。今のこの世界には既に最強が存在しているからな…」
「誰が最強だと言うのじゃッ!?まさかシルガモレル帝、キサマ自身が最強などとぬかすのではあるまいな!?」
相変わらず激昂するダレルカウパーを余裕の笑みで流すシルガモレル。
「ククッ、最強は余ではない。そこにおる美裸という者だ」
そう言ってヒトミ(美裸)を見るシルガモレル。ヒトミを見て高らかに笑うダレルカウパー。
「ガハハッ!!何を言うかと思えばそこな小娘、しかも人間が最強だとッ!?笑わせてくれるわッ!!そこな小娘が何を出来ると言うのだッ!!」
「…フッ、解かっておらぬな、ダレルカウパーよ。美裸が持つダークエネルギーに気付かぬとは…あの者はお主を完全消滅させる事が出来る!!しかし…」
そう言いつつ、得意気な笑みを浮かべてダレルカウパーを見るシルガモレル。
「…今回は美裸の力は借りぬ。お主如きの怨霊は余が自ら消し去ってやろう…」
「分かっておらぬのはキサマの方じゃッ!!異常魔力を吸い上げ最強の怨霊となったこのワシと対等に闘えるなどと思うなよッ!?」
叫びつつ地下に向かって号令を掛けるダレルカウパー。
「出でよッ!!我が最強実験体『ニクード』達よッ!!覚悟せい!!シルガモレルッ!!ワシが創った最強実験兵士がキサマを完全消滅させてやるわッ!!」
ダレルカウパーの号令と共に現れたのは最強実験体『ニクード』2000体である。ニクードは強靭で太く大きな脚、岩をも破壊する剛腕、鋼を埋め込んだ銅体、昆虫の目を移植した眼球を持つ体長3メートルの改造人間だ。
ニクード2000体がシルガモレルとヒトミ達に襲い掛かる。
しかしその時、ヒトミ一行の後ろから矢が乱射され、ニクード前衛あっという間に倒した。更に光輝くレーザーの魔法がニクードを貫き行動不能にしていく。
「…むッ!?何ヤツじゃッ!?」
驚くダレルカウパーと共に後ろを振り返るシルガモレルとヒトミ、コニー、勇護。
「…巨乳担当エリスよ、余計な真似をしおって…」
「…あれ?戻ってくるの早くない(笑)!?」
呟くシルガモレルとヒトミ達が見たのは弓を構えて戦闘態勢に入っているエリス、ぺろす、ヒューガー、カイン、ナルシスだった。
◇
「美裸、今どういう状況なの!?何でシルガモレル帝が前線に出てるのよ?」
「いや~、なんかあのお爺さんと因縁があるみたいなんだよね~(笑)。ところでそこの人だれ(笑)?デンマー王国のスタンピードダンジョンは終わったの(笑)?」
「うん。あっちは完全に終わらせて来た。で、この人はデンマー王国魔導師団の師団長のナルシスさんね」
エリスに紹介されたナルシスが自己紹介を始める。
「初めまして、美裸さん。わたしは幻影のナルシスという者です。お話はエリスさん達から聞いてます。詳しくは後で説明いたしますのでまずはアレを殲滅しましょう」
ナルシスの言葉に頷くヒトミ。初撃でニクードの前衛を切り崩したエリス、カインに続き、ヒューガーが足止めで『機雷気榴弾』を放つ。
直後に『炎化』したぺろすが突進して暴れ回っていた。
「…あっ、ぺろすっ!!」
ニクードの群れに突っ込んで暴れるぺろすを見たコニーが足踏みしながらヒトミを見上げる。。
「みら、コニーもいってくる!!いいか!?」
「…ん(笑)?良いけどシルガモレル帝がどう言うかな~…(笑)」
ヒトミ(美裸)の言葉に肩を竦めるシルガモレル。
「どいつもこいつも仕方のないヤツらだな…。まぁ良いだろう。あの異形はお主らでやってかまわぬ…」
シルガモレルの言葉の直後に、コニーが飛び出していった。
ニクードの群れの中でコニーとぺろすが暴れ回っているので、ヒトミ(美裸)、エリス、ナルシス、ヒューガー、カイン、勇護は、ニクードの討ち漏らしを処理していく。
その頃、だいふくはヒトミのポケットの中でお昼寝をしていた。
向かい合い時計回りに歩きつつ、お互いの間合いを少しづつ詰めていくシルガモレルとダレルカウパー。
「うぬぬぬぬッ!!貴様らァッ!!ワシの邪魔をしよって!!」
「…フッ、これで再び一対一だな(笑)!!」
「…こうなったらキサマはこのワシが直接叩き潰してやるわッ!!」
「ククッ、ダレルカウパーよ。お主に余を叩き潰す事など出来ぬわ!!」
応酬の後、二人が動いた。
◇
シルガモレルとダレルカウパーが闘っている間に、合流したヒトミ(美裸)とエリス達はニクード2000体を難なく撃破し、3階層に降りて行く。
ニクードが先に出ていた為に、3階層には失敗作と思われる継ぎ接ぎの弱い個体しかいなかった。『コネクテッド』と呼ばれる人間の各部位を繋げた人型キメラ?が呻き声を上げながら研究フロアに溢れ返っている。
中には動物や昆虫、モンスターの部位を付けられている個体もいた。
「…『コネクテッド』、レベル35…1800体程か。実験に狩り出された人間達の末路のようだな…」
「…みたいだね~…襲ってくる様子はないけど…どうするかね~…」
鑑定で情報を見たヒューガーとヒトミの言葉に、顔を曇らせるナルシス。
「…この様な実験を行うとは…おぞましい…。人間を使ってこんな事がよくも出来るものです…」
その言葉には怒りが滲み出ていた。
「…美裸、どうする?襲ってはこないけど、このままには出来ないよね?」
「…そうだね~…昇天させて上げるか~」
「そうですね。見てしまった以上、放置は出来ません。我々が苦しみから開放して上げましょう」
ナルシスの言葉に頷くヒトミ(美裸)、エリス、ヒューガー、勇護、カイン。そんな中、コニーがヒトミを見上げて言う。
「コニーとぺろすでやって良いか?」
そんなコニーにカインが待ったを掛ける。
「コニーちゃんには悪いけど今回は僕がやるよ。少しでも魂が救われる様に神聖魔法で天に逝かせてあげたいからね」
そう言った後、カインはナルシスを見る。
「ナルシスさん、あの『元人間』に幻影魔法は使えますか?出来るだけ苦痛から解放されるような幻影が良いんですけど…」
「えぇ、出来ます。ではまず、わたしが幻影を掛けます。その後はカインさんがやって下さい」
ナルシスの言葉に頷くカイン。その沈んだ様子を察したコニーはそれ以上は何も言わなかった。
一行が見守る中、ナルシスが幻影魔法を発動する。
「…幻影魔法『桃源仙楽郷』…」
その瞬間、コネクテッド1800体の下に大きな範囲魔法陣が現れた。直後に桃の花びらが激しく渦を巻いて現れ、桃の香りと共に一体に穏やかな桃源郷が拡がった。
「…では後は頼みます…」
そう言ったナルシスは幻影を維持しつつ、カインを見る。静かに頷いたカインがナルシスの隣に立った。
「…神聖魔法『シルヴァーライニング』!!」
カインの言葉と共に、桃源郷の上に白く澄んだ雲が現れた。そして雲間から無数の光が魂を迎える様に降り注ぐ。その光が、コネクテッドを包み込んで消滅させた…。
4階層に降りた一行は何もいないフロアの奥にあった巨大な魔力集約石を発見し破壊した。これにより、亀甲山及び、南の地下墳墓ダンジョンに集まっていた魔力は開放されて各地へと緩やかに戻って行った。
そして一行は怒りと共に第2階層へと戻る。そこには荒縄によって亀甲で縛られたシルガモレルがいた…。
◇
「…あんなに自信満々だったのに何で敗けてるのよ…」
エリスの呟きに吠えるシルガモレル。
「…バカ者!!余はまだ敗けてはおらぬわッ!!」
「ほざけほざけッ!!お主はワシの『特級縄師』の技に敗けたのだッ!!ワハハッ!!」
「…フッ、ダレルカウパーよ。お主は分かっておらぬ!!余とて『S級縄師』の称号を持っておる。その余がお主の技を受けたのは真の縄師故なのだ!!真の縄師とはまず相手の技を受け切ってから返し、逆転勝利するものなのだッ!!」
笑うダレルカウパーと叫ぶシルガモレルを見たエリスが額に怒りマークを浮かべる。
「…美裸、コイツら何バカやってんの?わたしが二人纏めて殺っていい…?」
「まぁまぁ、エリスさんや。あそこまで言うんだからもう少し見ましょうや(笑)?真の縄師の実力とやらをね(笑)!!」
そう言いつつ、ヒトミ(美裸)は、呆れて肩を竦めるエリスにチラッと視線を向ける。視線に気づいたエリスは、ぺろすと視線を合わせる。ぺろすはすぐにコニーを見る。
その後、コニーが勇護を見上げた。しばらくコニーを見ていた勇護はニヤッと笑うと勇護が、カイン、ヒューガー、ナルシスと無言で視線を合わせた。
一行は対峙する2体の怨霊を見る。
「…フフフ、小娘らもそこで待っておれ!!コイツの後は貴様らを亀甲で縛り上げてやるわッ!!そして全滅した実験体の代りとなって貰うぞッ!!」
叫ぶダレルカウパーに余裕を見せるシルガモレル。
「…フッ、お主は余には絶対に勝てぬ。余のミドルネームの『D』が何の略か知っておったか?」
「…キサマ、何を言っておるのだ?キサマの名前がどうかなど知らぬわッ!!」
「…そうか。では今から見せてやろう…余の真の力をッ!!我の名はシヴァール・ドエムド・シルガモレルッ!!この程度の縛りでは快感しか感じぬわッ!!」
縛られ倒れたまま叫ぶシルガモレルに魔力が集まっていく。そして魔力を使って縄抜けをしたシルガモレルが起ち上がった。
「…なッ!!何だとッ!!キサマァッ、どうやって亀甲緊縛道から抜けたッ!!」
「…フッ、シヴァール式緊縛術には亀甲など効かぬッ!!では今から余が真のS級縄師の技、梯子縛りを見せてやろうッ!!」
シルガモレルが魔力を纏わせた縄をダレルカウパーに掛けようとした瞬間、横から突進して来たぺろすが炎化でダレルカウパーを吹っ飛ばした。
「…おッ、オイッ!!ぺろすッ!!そいつは余がッ…!!」
叫ぶシルガモレル。ダレルカウパーが吹っ飛ばされた先にはコニーが待っていた。
「『おにあっぱぁーっ!!』」
呪いのメリケンを装備したコニーのアッパーを喰らって上に吹っ飛ぶダレルカウパー。
「…クッ、こやつらッ!?怨霊のワシに攻撃出来るだとッ!?」
吹っ飛び叫ぶダレルカウパーをカインのソードスラッシュが襲う。呪詛荒縄でそれを受け流そうとしたダレルカウパーの右腕がソードスラッシュで斬り落とされた。
何とか着地したダレルカウパーが叫ぶ。
「…おのれッ!!こわっぱ共がッ!!全員、呪詛魔道で殺してくれ…る…?」
怒りで叫ぶダレルカウパーを、風魔法を纏った勇護が『彗星剣』で貫いた。ぺろす、コニー、カイン、勇護の攻撃でダレルカウパーの呪力が削られ弱体化してきた。
「…こ、このッ…こざかしいわッ!!こわっぱ…共…がァァッ!!」
腹を刺し貫く勇護に反撃しようと叫ぶダレルカウパーをナルシスが幻影魔法で拘束する。退避した勇護に変わり、前からヒューガーが気闘剣舞でダレルカウパーを袈裟切りに斬った。
「…こ、この…に、人間…ども…ゅ、許さぬッ…!!」
ダレルカウパーが反撃しようとした時には既に目の前からヒューガーは消えていた。そして次の瞬間、エリスの放った矢がダレルカウパーの額を貫いた。
いずれも思念力を使った攻撃によって削られ続けたダレルカウパーの呪力は、最後にだいふくのダークサイクロップスビームによって致命傷となった。
「…そ、そんな、バ、バカな…このワシがッ…アァァッ!!」
ダレルカウパーが見た最後の光景は、目の前に急接近していたヒトミ(美裸)が呪殺釘バットを振りかぶっている瞬間だった…。
最後はヒトミが呪殺釘バットでダレルカウパーを叩き潰して終わった。
◇
「いや~、何だか清々したよね~(笑)」
「…オイ、お主ら!!なぜ余の邪魔をしたのだッ!!」
激昂するシルガモレルの前で視線を合わせる一行。
「…真面目に戦闘やってないから(笑)?」
エリスの答えに反論するシルガモレル。
「いや、お主らが戻って来る前はちゃんと闘っておったわ!!お互い最大奥義を使っても決着が付かぬから縄師勝負になったのだ!!クウゥゥッ!!あともう少しで勝てたものをッ…」
そう言いつつぺろすを見るシルガモレル。
「そもそもぺろすッ!!お主が手を出してくるからこんな事にッ…!!」
その言葉を、プイッと頭を逸らしてスルーしたぺろすは、ダンジョンの出口へと歩いていく。続いてヒトミ(美裸)、だいふく、エリス、コニー、ヒューガー、勇護、カイン、ナルシスも続いた。
「…オイッ、お主ら余を無視するなッ!!余は偉大なるガーマンジル帝国皇帝であるぞッ!?」
叫び、喚くシルガモレルを無視したまま、スタンピードダンジョン鎮圧を終えた一行は帰路に就いた。
すぐに戦闘態勢に入るヒトミ、コニー、だいふく、勇護。しかし突然、一行と怨霊の間に割って入る者がいた。
突然、怨霊の前に立ちはだかったのはシルガモレル帝だった。
「…ん(笑)?シルガモレル帝、何で出て来たの(笑)?」
「美裸よ、ここは余に任せて貰おう…」
「あのゆうれい、しりがもえるていがやるのか?」
コニーにそう言われて顔をしかめるシルガモレル。
「…わっぱよ、余はシルガモレルだ。シリガモエルでは…まぁ、良い。そんな事より…」
目の前の怨霊に語り掛けるシルガモレル。
「…久しいな。キッコウ・キンバーク・ダレルカウパー王よ…」
「名前長っ(笑)!!」
突っこみつつ笑うヒトミ(美裸)。突然現れて前に立ちはだかる怨霊を見たダレルカウパーは驚きと共に声を上げた。
「むッ!?キサマはッ!!…なんとッ!!我が怨敵、ガーマンジル帝国のシヴァール・D・シルガモレル帝かッ!!」
「…シルガモレル帝の名前も長っ(笑)!!ていうかセカンドネームあったんだ(笑)!!」
「しばるとしりがもえるのか(笑)?」
笑うヒトミとコニーの隣で苦笑いを見せる勇護。その前で対峙するシルガモレルとダレルカウパー。
「…何故キサマが怨霊となり、現世を彷徨っておるかは知らぬが…丁度よいッ!!積年の恨み、ここで晴らしてくれようぞッ!!」
「…フッ、数千年前、余の親征軍に敗けたお主がよくもそのようなたわけた事を言えたものだな…(笑)」
そう言いつつ、シルガモレルが続ける。
「…調べは付いておる。今回、この世界におけるスタンピードダンジョンについてポイントとなるのは『魔力異常』だ。余はおかしいと思っておったのだ。西は美裸のダークエネルギーが作用している事は分かった」
「…あ、やっぱわたしのせいだったか~(笑)」
そんな美裸の呟きをスルーしたシルガモレルが話を続ける。
「しかし美裸が魔力異常を起こしたのは大陸の西エリアだ。その影響は離れれば自ずと弱まっていく。しかし東では弱まるどころか強くなっている。それでは何故、魔力異常が東でも起こっているのか説明が付かぬ。そして余は、東での原因があると踏んだ。そして調べに調べた…。
そこで一旦、一呼吸置いたシルガモレルが強い眼差しでダレルカウパーを見る。
「…お主、『禁忌』に手を出したな?生者のみならず死者まで使って人体実験をしておるであろう?それが暗い怨念を呼び、大地の魔力を肥大化させ異常を起こす…お主がやっている事は今の世界を混沌の世界へと向かわせる行為、それが解っておるのかッ!?」
「笑わせてくれるッ!!数千年前に世界を死体だらけにした若年のキサマに説教などされとうはないわッ!!この世界はワシの手で変えてやるッ!!最強の実験体兵士を擁するキッコウ王国がこの世界を統べるのじゃッ!!」
その叫びに笑うシルガモレル。
「クククッ、ダレルカウパーよ、数千年過ぎた今、時代は変わっておるのだ。時代の変化に付いて行けぬお主がこの世界を統べる事は絶対にない。これだけは言い切れる。今のこの世界には既に最強が存在しているからな…」
「誰が最強だと言うのじゃッ!?まさかシルガモレル帝、キサマ自身が最強などとぬかすのではあるまいな!?」
相変わらず激昂するダレルカウパーを余裕の笑みで流すシルガモレル。
「ククッ、最強は余ではない。そこにおる美裸という者だ」
そう言ってヒトミ(美裸)を見るシルガモレル。ヒトミを見て高らかに笑うダレルカウパー。
「ガハハッ!!何を言うかと思えばそこな小娘、しかも人間が最強だとッ!?笑わせてくれるわッ!!そこな小娘が何を出来ると言うのだッ!!」
「…フッ、解かっておらぬな、ダレルカウパーよ。美裸が持つダークエネルギーに気付かぬとは…あの者はお主を完全消滅させる事が出来る!!しかし…」
そう言いつつ、得意気な笑みを浮かべてダレルカウパーを見るシルガモレル。
「…今回は美裸の力は借りぬ。お主如きの怨霊は余が自ら消し去ってやろう…」
「分かっておらぬのはキサマの方じゃッ!!異常魔力を吸い上げ最強の怨霊となったこのワシと対等に闘えるなどと思うなよッ!?」
叫びつつ地下に向かって号令を掛けるダレルカウパー。
「出でよッ!!我が最強実験体『ニクード』達よッ!!覚悟せい!!シルガモレルッ!!ワシが創った最強実験兵士がキサマを完全消滅させてやるわッ!!」
ダレルカウパーの号令と共に現れたのは最強実験体『ニクード』2000体である。ニクードは強靭で太く大きな脚、岩をも破壊する剛腕、鋼を埋め込んだ銅体、昆虫の目を移植した眼球を持つ体長3メートルの改造人間だ。
ニクード2000体がシルガモレルとヒトミ達に襲い掛かる。
しかしその時、ヒトミ一行の後ろから矢が乱射され、ニクード前衛あっという間に倒した。更に光輝くレーザーの魔法がニクードを貫き行動不能にしていく。
「…むッ!?何ヤツじゃッ!?」
驚くダレルカウパーと共に後ろを振り返るシルガモレルとヒトミ、コニー、勇護。
「…巨乳担当エリスよ、余計な真似をしおって…」
「…あれ?戻ってくるの早くない(笑)!?」
呟くシルガモレルとヒトミ達が見たのは弓を構えて戦闘態勢に入っているエリス、ぺろす、ヒューガー、カイン、ナルシスだった。
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「美裸、今どういう状況なの!?何でシルガモレル帝が前線に出てるのよ?」
「いや~、なんかあのお爺さんと因縁があるみたいなんだよね~(笑)。ところでそこの人だれ(笑)?デンマー王国のスタンピードダンジョンは終わったの(笑)?」
「うん。あっちは完全に終わらせて来た。で、この人はデンマー王国魔導師団の師団長のナルシスさんね」
エリスに紹介されたナルシスが自己紹介を始める。
「初めまして、美裸さん。わたしは幻影のナルシスという者です。お話はエリスさん達から聞いてます。詳しくは後で説明いたしますのでまずはアレを殲滅しましょう」
ナルシスの言葉に頷くヒトミ。初撃でニクードの前衛を切り崩したエリス、カインに続き、ヒューガーが足止めで『機雷気榴弾』を放つ。
直後に『炎化』したぺろすが突進して暴れ回っていた。
「…あっ、ぺろすっ!!」
ニクードの群れに突っ込んで暴れるぺろすを見たコニーが足踏みしながらヒトミを見上げる。。
「みら、コニーもいってくる!!いいか!?」
「…ん(笑)?良いけどシルガモレル帝がどう言うかな~…(笑)」
ヒトミ(美裸)の言葉に肩を竦めるシルガモレル。
「どいつもこいつも仕方のないヤツらだな…。まぁ良いだろう。あの異形はお主らでやってかまわぬ…」
シルガモレルの言葉の直後に、コニーが飛び出していった。
ニクードの群れの中でコニーとぺろすが暴れ回っているので、ヒトミ(美裸)、エリス、ナルシス、ヒューガー、カイン、勇護は、ニクードの討ち漏らしを処理していく。
その頃、だいふくはヒトミのポケットの中でお昼寝をしていた。
向かい合い時計回りに歩きつつ、お互いの間合いを少しづつ詰めていくシルガモレルとダレルカウパー。
「うぬぬぬぬッ!!貴様らァッ!!ワシの邪魔をしよって!!」
「…フッ、これで再び一対一だな(笑)!!」
「…こうなったらキサマはこのワシが直接叩き潰してやるわッ!!」
「ククッ、ダレルカウパーよ。お主に余を叩き潰す事など出来ぬわ!!」
応酬の後、二人が動いた。
◇
シルガモレルとダレルカウパーが闘っている間に、合流したヒトミ(美裸)とエリス達はニクード2000体を難なく撃破し、3階層に降りて行く。
ニクードが先に出ていた為に、3階層には失敗作と思われる継ぎ接ぎの弱い個体しかいなかった。『コネクテッド』と呼ばれる人間の各部位を繋げた人型キメラ?が呻き声を上げながら研究フロアに溢れ返っている。
中には動物や昆虫、モンスターの部位を付けられている個体もいた。
「…『コネクテッド』、レベル35…1800体程か。実験に狩り出された人間達の末路のようだな…」
「…みたいだね~…襲ってくる様子はないけど…どうするかね~…」
鑑定で情報を見たヒューガーとヒトミの言葉に、顔を曇らせるナルシス。
「…この様な実験を行うとは…おぞましい…。人間を使ってこんな事がよくも出来るものです…」
その言葉には怒りが滲み出ていた。
「…美裸、どうする?襲ってはこないけど、このままには出来ないよね?」
「…そうだね~…昇天させて上げるか~」
「そうですね。見てしまった以上、放置は出来ません。我々が苦しみから開放して上げましょう」
ナルシスの言葉に頷くヒトミ(美裸)、エリス、ヒューガー、勇護、カイン。そんな中、コニーがヒトミを見上げて言う。
「コニーとぺろすでやって良いか?」
そんなコニーにカインが待ったを掛ける。
「コニーちゃんには悪いけど今回は僕がやるよ。少しでも魂が救われる様に神聖魔法で天に逝かせてあげたいからね」
そう言った後、カインはナルシスを見る。
「ナルシスさん、あの『元人間』に幻影魔法は使えますか?出来るだけ苦痛から解放されるような幻影が良いんですけど…」
「えぇ、出来ます。ではまず、わたしが幻影を掛けます。その後はカインさんがやって下さい」
ナルシスの言葉に頷くカイン。その沈んだ様子を察したコニーはそれ以上は何も言わなかった。
一行が見守る中、ナルシスが幻影魔法を発動する。
「…幻影魔法『桃源仙楽郷』…」
その瞬間、コネクテッド1800体の下に大きな範囲魔法陣が現れた。直後に桃の花びらが激しく渦を巻いて現れ、桃の香りと共に一体に穏やかな桃源郷が拡がった。
「…では後は頼みます…」
そう言ったナルシスは幻影を維持しつつ、カインを見る。静かに頷いたカインがナルシスの隣に立った。
「…神聖魔法『シルヴァーライニング』!!」
カインの言葉と共に、桃源郷の上に白く澄んだ雲が現れた。そして雲間から無数の光が魂を迎える様に降り注ぐ。その光が、コネクテッドを包み込んで消滅させた…。
4階層に降りた一行は何もいないフロアの奥にあった巨大な魔力集約石を発見し破壊した。これにより、亀甲山及び、南の地下墳墓ダンジョンに集まっていた魔力は開放されて各地へと緩やかに戻って行った。
そして一行は怒りと共に第2階層へと戻る。そこには荒縄によって亀甲で縛られたシルガモレルがいた…。
◇
「…あんなに自信満々だったのに何で敗けてるのよ…」
エリスの呟きに吠えるシルガモレル。
「…バカ者!!余はまだ敗けてはおらぬわッ!!」
「ほざけほざけッ!!お主はワシの『特級縄師』の技に敗けたのだッ!!ワハハッ!!」
「…フッ、ダレルカウパーよ。お主は分かっておらぬ!!余とて『S級縄師』の称号を持っておる。その余がお主の技を受けたのは真の縄師故なのだ!!真の縄師とはまず相手の技を受け切ってから返し、逆転勝利するものなのだッ!!」
笑うダレルカウパーと叫ぶシルガモレルを見たエリスが額に怒りマークを浮かべる。
「…美裸、コイツら何バカやってんの?わたしが二人纏めて殺っていい…?」
「まぁまぁ、エリスさんや。あそこまで言うんだからもう少し見ましょうや(笑)?真の縄師の実力とやらをね(笑)!!」
そう言いつつ、ヒトミ(美裸)は、呆れて肩を竦めるエリスにチラッと視線を向ける。視線に気づいたエリスは、ぺろすと視線を合わせる。ぺろすはすぐにコニーを見る。
その後、コニーが勇護を見上げた。しばらくコニーを見ていた勇護はニヤッと笑うと勇護が、カイン、ヒューガー、ナルシスと無言で視線を合わせた。
一行は対峙する2体の怨霊を見る。
「…フフフ、小娘らもそこで待っておれ!!コイツの後は貴様らを亀甲で縛り上げてやるわッ!!そして全滅した実験体の代りとなって貰うぞッ!!」
叫ぶダレルカウパーに余裕を見せるシルガモレル。
「…フッ、お主は余には絶対に勝てぬ。余のミドルネームの『D』が何の略か知っておったか?」
「…キサマ、何を言っておるのだ?キサマの名前がどうかなど知らぬわッ!!」
「…そうか。では今から見せてやろう…余の真の力をッ!!我の名はシヴァール・ドエムド・シルガモレルッ!!この程度の縛りでは快感しか感じぬわッ!!」
縛られ倒れたまま叫ぶシルガモレルに魔力が集まっていく。そして魔力を使って縄抜けをしたシルガモレルが起ち上がった。
「…なッ!!何だとッ!!キサマァッ、どうやって亀甲緊縛道から抜けたッ!!」
「…フッ、シヴァール式緊縛術には亀甲など効かぬッ!!では今から余が真のS級縄師の技、梯子縛りを見せてやろうッ!!」
シルガモレルが魔力を纏わせた縄をダレルカウパーに掛けようとした瞬間、横から突進して来たぺろすが炎化でダレルカウパーを吹っ飛ばした。
「…おッ、オイッ!!ぺろすッ!!そいつは余がッ…!!」
叫ぶシルガモレル。ダレルカウパーが吹っ飛ばされた先にはコニーが待っていた。
「『おにあっぱぁーっ!!』」
呪いのメリケンを装備したコニーのアッパーを喰らって上に吹っ飛ぶダレルカウパー。
「…クッ、こやつらッ!?怨霊のワシに攻撃出来るだとッ!?」
吹っ飛び叫ぶダレルカウパーをカインのソードスラッシュが襲う。呪詛荒縄でそれを受け流そうとしたダレルカウパーの右腕がソードスラッシュで斬り落とされた。
何とか着地したダレルカウパーが叫ぶ。
「…おのれッ!!こわっぱ共がッ!!全員、呪詛魔道で殺してくれ…る…?」
怒りで叫ぶダレルカウパーを、風魔法を纏った勇護が『彗星剣』で貫いた。ぺろす、コニー、カイン、勇護の攻撃でダレルカウパーの呪力が削られ弱体化してきた。
「…こ、このッ…こざかしいわッ!!こわっぱ…共…がァァッ!!」
腹を刺し貫く勇護に反撃しようと叫ぶダレルカウパーをナルシスが幻影魔法で拘束する。退避した勇護に変わり、前からヒューガーが気闘剣舞でダレルカウパーを袈裟切りに斬った。
「…こ、この…に、人間…ども…ゅ、許さぬッ…!!」
ダレルカウパーが反撃しようとした時には既に目の前からヒューガーは消えていた。そして次の瞬間、エリスの放った矢がダレルカウパーの額を貫いた。
いずれも思念力を使った攻撃によって削られ続けたダレルカウパーの呪力は、最後にだいふくのダークサイクロップスビームによって致命傷となった。
「…そ、そんな、バ、バカな…このワシがッ…アァァッ!!」
ダレルカウパーが見た最後の光景は、目の前に急接近していたヒトミ(美裸)が呪殺釘バットを振りかぶっている瞬間だった…。
最後はヒトミが呪殺釘バットでダレルカウパーを叩き潰して終わった。
◇
「いや~、何だか清々したよね~(笑)」
「…オイ、お主ら!!なぜ余の邪魔をしたのだッ!!」
激昂するシルガモレルの前で視線を合わせる一行。
「…真面目に戦闘やってないから(笑)?」
エリスの答えに反論するシルガモレル。
「いや、お主らが戻って来る前はちゃんと闘っておったわ!!お互い最大奥義を使っても決着が付かぬから縄師勝負になったのだ!!クウゥゥッ!!あともう少しで勝てたものをッ…」
そう言いつつぺろすを見るシルガモレル。
「そもそもぺろすッ!!お主が手を出してくるからこんな事にッ…!!」
その言葉を、プイッと頭を逸らしてスルーしたぺろすは、ダンジョンの出口へと歩いていく。続いてヒトミ(美裸)、だいふく、エリス、コニー、ヒューガー、勇護、カイン、ナルシスも続いた。
「…オイッ、お主ら余を無視するなッ!!余は偉大なるガーマンジル帝国皇帝であるぞッ!?」
叫び、喚くシルガモレルを無視したまま、スタンピードダンジョン鎮圧を終えた一行は帰路に就いた。
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