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おまけ1 清水さんとの再会 01
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【おまけ1 清水さんとの再会 01】
空調の音さえ聞こえない、人工的に作られた静寂。全てがオフホワイトの空間の中心で、理人と一色は寝起き眼のまま、壁に埋め込まれた赤いスクリーンを見上げた。
「懐かしいですね、ここ。半年ぶりですか?」
「久しぶりだね、清水さん」
『お久しぶりです』
散々なエンドロールを迎えたファーストシーズン。まさか延長線があろうとは誰が予測できたか。理人は首筋に散りばめられた鬱血の痕を掻きながら、気怠げにソファへと腰を下ろす。
「今回はなんの用かな?」
『前回のシーズンが大変好評でしたので、特番をすることになりました』
「星2付けた奴がなに言ってるんですかね」
「理人、まだ根に持ってるんだ?」
「まず謝罪からじゃないですか? アナルプラグぶっ込んだまま床に眉間擦り付けて謝れ」
はっと侮蔑を含んだ笑いを吐き捨て、挑戦的な視線でカメラを睨め上げる。
こちらは強制的に無償でゲームに参加させられた挙げ句、不名誉なレッテルを貼られたのだ。いまさらどの面下げてこの場に呼び付けたのか。どこの星の者かは知らないが、やると決めたからには筋を通すべき。
正式な謝罪があるまで絶対に譲らないと、理人は不動の姿勢を示した。
『……はあ、持続力もなければ気も短い』
「てめえ聞こえてんぞ!」
「それで、今回もセックスかデスゲームなの?」
『いえ、もうお二人がお付き合いされていらっしゃることは存じ上げておりますので』
「セックス見せろってことか」
「理人、もう少し包んであげようよ」
「清水さん、人間舐めすぎですよ。協力して欲しいならしっかりと見せてくださいよ、あんたの誠意ってもんを」
いくら一色が甘い顔をしようと、生憎セックスは二人以上で行うもの。こちらの協力が欲しければ、まず先にすべきことがあるだろう。猫足テーブルを指で叩き、「ほらほら」と煽ればカメラの向こう側で小さな舌打ちが立った。
『――ところで先週はまた京都へご出張されていらっしゃったようですね。ご期待されてた痴漢系ヘルスはいかがでしたか?』
「え」
「え?」
『先週お呼び出しさせていただく予定でしたが、胸元がふくよかな女性とご一緒でお忙しいようでしたので、今週末に変更させていただきました』
ほんの僅かな沈黙の後、話は別方向へと舵が切られる。
誰かさんの意識を引くには十分すぎる用語が盛り沢山。冷ややかに落とされた一色の視線に息を呑み、理人は目を逸らしながらゴクリと喉を鳴らした。
空調の音さえ聞こえない、人工的に作られた静寂。全てがオフホワイトの空間の中心で、理人と一色は寝起き眼のまま、壁に埋め込まれた赤いスクリーンを見上げた。
「懐かしいですね、ここ。半年ぶりですか?」
「久しぶりだね、清水さん」
『お久しぶりです』
散々なエンドロールを迎えたファーストシーズン。まさか延長線があろうとは誰が予測できたか。理人は首筋に散りばめられた鬱血の痕を掻きながら、気怠げにソファへと腰を下ろす。
「今回はなんの用かな?」
『前回のシーズンが大変好評でしたので、特番をすることになりました』
「星2付けた奴がなに言ってるんですかね」
「理人、まだ根に持ってるんだ?」
「まず謝罪からじゃないですか? アナルプラグぶっ込んだまま床に眉間擦り付けて謝れ」
はっと侮蔑を含んだ笑いを吐き捨て、挑戦的な視線でカメラを睨め上げる。
こちらは強制的に無償でゲームに参加させられた挙げ句、不名誉なレッテルを貼られたのだ。いまさらどの面下げてこの場に呼び付けたのか。どこの星の者かは知らないが、やると決めたからには筋を通すべき。
正式な謝罪があるまで絶対に譲らないと、理人は不動の姿勢を示した。
『……はあ、持続力もなければ気も短い』
「てめえ聞こえてんぞ!」
「それで、今回もセックスかデスゲームなの?」
『いえ、もうお二人がお付き合いされていらっしゃることは存じ上げておりますので』
「セックス見せろってことか」
「理人、もう少し包んであげようよ」
「清水さん、人間舐めすぎですよ。協力して欲しいならしっかりと見せてくださいよ、あんたの誠意ってもんを」
いくら一色が甘い顔をしようと、生憎セックスは二人以上で行うもの。こちらの協力が欲しければ、まず先にすべきことがあるだろう。猫足テーブルを指で叩き、「ほらほら」と煽ればカメラの向こう側で小さな舌打ちが立った。
『――ところで先週はまた京都へご出張されていらっしゃったようですね。ご期待されてた痴漢系ヘルスはいかがでしたか?』
「え」
「え?」
『先週お呼び出しさせていただく予定でしたが、胸元がふくよかな女性とご一緒でお忙しいようでしたので、今週末に変更させていただきました』
ほんの僅かな沈黙の後、話は別方向へと舵が切られる。
誰かさんの意識を引くには十分すぎる用語が盛り沢山。冷ややかに落とされた一色の視線に息を呑み、理人は目を逸らしながらゴクリと喉を鳴らした。
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