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第1部
では私から二つ提案がある
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しばらくして呼吸が整うと、梛央は目を開けた。
「ナオ様、もうお部屋に戻りましょう」
退室を促すテュコに、
「もう少しで終わるから」
梛央は首を振ってそれを拒んだ。
ヴァレリラルドはフォルシウスが握っていない方の梛央の手を、しっかりと握る。
子供ながらに自分を労わろうとしてくれるヴァレリラルドの気持ちが伝わってきて、梛央は小さく頷く。
「知らない男に襲われてた時、父さんの声がしたんだ。父さん、あんなに怒ってたのに、僕を探しにきてくれたんだ。だから僕、隙をみつけて逃げ出して。そしたら男が車で追いかけてきて、父さんに突っ込んできて。父さんを殺す気なんだと思ったら思わず車の前に飛び出していて。車のライトが眩しくて、そこで意識がなくなって、目が覚めたらここにいて。だから僕が精霊の愛し子って言われても自分のこととは思えなくて。精霊とか魔法とか、前の世界にはなくて。……僕、もう日本には帰れないのかな」
諦めていたことでも口にすることは辛くて、梛央の声はかぼそくなった。
「王家に愛し子様の文献がいくつかありますが、愛し子様が元の世界に帰ったという記述はありません」
エンゲルブレクトの非情な言葉を、梛央は静かに受け止める。
「わかってたんだ。きっと僕はあの時にあの世界で死んでしまったんだって。父さんの悲しい叫び声が聞こえていたから。でも、僕、父さんに大嫌いって言ったままなんだ。僕を探しにきてくれた父さんの目の前で僕が死んだのなら、父さんはどんなに傷ついてるんだろう。僕を叩いたことでどんなに自分を責めてるんだろう。苦しんでるんだろう。だから僕、父さんにごめんなさいを言わないといけないんだ。大嫌いって言ってごめんなさい。本当は大好きだよ、僕はちゃんと生きてるよ、元気だよ、って。帰れないけど、僕、父さんに伝えたい」
梛央の瞳から、あとからあとから涙がこぼれ落ちる。
愛し子が出現したことを喜んでいたエンゲルブレクトも、言葉をなくしてその涙を見ることしかできなかった。
梛央の手を握っていたヴァレリラルドはそっとその手を離すと、手を伸ばして梛央の頭を撫でた。
「泣かないで、ナオ。ナオのお父上は素晴らしい音楽家だったんでしょう?」
「……うん、オーケストラを指揮して美しい音楽を作りあげる素晴らしい音楽家なんだ」
「お父上は、ナオを叩いたことをとても後悔してると思う。だから探しに行ったんだと思う。もしナオの言うとおり目の前でナオが死んでしまったのなら、そのショックはとてつもなく大きいと思う。しばらくはナオがいなくなったことで悲嘆にくれると思う」
ヴァレリラルドに言われて、梛央の瞳から新たな涙があふれ落ちる。
「でもね、素晴らしい音楽家ならきっと立ち直って、ナオに届くようにもっと素晴らしい音楽を作り上げてくれるはずだよ。それはいつかきっと、ナオにも届くよ。ナオも強くお父上を思っていたら、その気持ちはきっとお父上に届くよ」
「……そうかな」
「うん。ナオが落ちてきたときに精霊の愛を感じたって言ったでしょう? 愛を与えた愛し子を精霊が悲しませるはずがないよ。だからナオが元気で楽しく暮らしていたら、きっとお父上に伝わるから、だから笑って。お父上や母上、姉上の分も私たちがナオを家族として大事にするから。私もみんなも、ナオの笑ってる顔が大好きだよ」
この中で一番年少のヴァレリラルドの言葉が梛央の心に沁みわたる。
「ありがとう、ヴァル。嬉しいよ。僕、父さんに伝わるように元気になるよ」
それでもまだ涙を止めることができなかったが、梛央は精一杯ヴァレリラルドに笑って見せた。
「えらいです、ナオ様」
「それでこそナオ様です」
アイナとドリーンはもらい泣きとは思えないほど号泣している。
「よく言った、ヴァレリラルド。大人ではナオ様の心情を思うとなかなか言葉をかけることが難しいが、さすが子供の純粋さだ」
エンゲルブレクトに褒められても泣いている梛央のことを思うと少しも嬉しくないヴァレリラルドは、黙って艶やかな黒髪を撫で続けている。
「サミュエル、兄上はナオ様の今後のことをどうお考えなのだ?」
その様子を見ながらエンゲルブレクトはサミュエルに尋ねた。
「ナオ様の状況が落ち着けば王都に来てほしいと言われています」
「ふむ。では私から2つ提案がある。1つはナオ様のお心を慰めるために夜会を開こうと思う。ナオ様の存在はまだ公表していないから出席者はナオ様とヴァレリラルド、その護衛と護衛騎士たち。ホストは私とサミュエルだ。内輪だけで楽しい時間を過ごそう」
「それはよいお考えです。これからナオ様も夜会に出席する機会も出てくるでしょう。それに慣れるためにもまずは身近な者と楽しむのがいいと思います」
サミュエルも頷く。
「ナオ様、夜会のための服を仕立てましょう」
テュコは梛央の気を紛らわせようと弾んだ声をあげた。
「叔父上、もう1つの提案とは?」
「ナオ様の気うつが晴れるよう、王都へは転移陣ではなく馬車で旅をしながら行こう。もちろん私も同行するよ」
「当主様、さすがにそれは時間がかかりますしナオ様のお体にも負担が。それに殿下も一緒となれば護衛を含めた同行者の数も膨らみましょう」
この提案にはサミュエルは頷けなかった。
「ナオ様とヴァレリラルドと私の護衛がいるのだから編成は楽ではないか? それに旅と言っても立ち寄る場所を二か所くらい設定してそこを経由して王都へ行くというなら日数的にも問題はないと思うが。ヴァレリラルドもナオ様と旅をしたくはないか? ナオ様もシルヴマルク王国がどんなところか実際に見てみたくはありませんか?」
そう言われるとヴァレリラルドと梛央の心に見たいという衝動が生まれた。
興味をそそられている2人を見て、サミュエルは心を悩ませた。
「ナオ様、もうお部屋に戻りましょう」
退室を促すテュコに、
「もう少しで終わるから」
梛央は首を振ってそれを拒んだ。
ヴァレリラルドはフォルシウスが握っていない方の梛央の手を、しっかりと握る。
子供ながらに自分を労わろうとしてくれるヴァレリラルドの気持ちが伝わってきて、梛央は小さく頷く。
「知らない男に襲われてた時、父さんの声がしたんだ。父さん、あんなに怒ってたのに、僕を探しにきてくれたんだ。だから僕、隙をみつけて逃げ出して。そしたら男が車で追いかけてきて、父さんに突っ込んできて。父さんを殺す気なんだと思ったら思わず車の前に飛び出していて。車のライトが眩しくて、そこで意識がなくなって、目が覚めたらここにいて。だから僕が精霊の愛し子って言われても自分のこととは思えなくて。精霊とか魔法とか、前の世界にはなくて。……僕、もう日本には帰れないのかな」
諦めていたことでも口にすることは辛くて、梛央の声はかぼそくなった。
「王家に愛し子様の文献がいくつかありますが、愛し子様が元の世界に帰ったという記述はありません」
エンゲルブレクトの非情な言葉を、梛央は静かに受け止める。
「わかってたんだ。きっと僕はあの時にあの世界で死んでしまったんだって。父さんの悲しい叫び声が聞こえていたから。でも、僕、父さんに大嫌いって言ったままなんだ。僕を探しにきてくれた父さんの目の前で僕が死んだのなら、父さんはどんなに傷ついてるんだろう。僕を叩いたことでどんなに自分を責めてるんだろう。苦しんでるんだろう。だから僕、父さんにごめんなさいを言わないといけないんだ。大嫌いって言ってごめんなさい。本当は大好きだよ、僕はちゃんと生きてるよ、元気だよ、って。帰れないけど、僕、父さんに伝えたい」
梛央の瞳から、あとからあとから涙がこぼれ落ちる。
愛し子が出現したことを喜んでいたエンゲルブレクトも、言葉をなくしてその涙を見ることしかできなかった。
梛央の手を握っていたヴァレリラルドはそっとその手を離すと、手を伸ばして梛央の頭を撫でた。
「泣かないで、ナオ。ナオのお父上は素晴らしい音楽家だったんでしょう?」
「……うん、オーケストラを指揮して美しい音楽を作りあげる素晴らしい音楽家なんだ」
「お父上は、ナオを叩いたことをとても後悔してると思う。だから探しに行ったんだと思う。もしナオの言うとおり目の前でナオが死んでしまったのなら、そのショックはとてつもなく大きいと思う。しばらくはナオがいなくなったことで悲嘆にくれると思う」
ヴァレリラルドに言われて、梛央の瞳から新たな涙があふれ落ちる。
「でもね、素晴らしい音楽家ならきっと立ち直って、ナオに届くようにもっと素晴らしい音楽を作り上げてくれるはずだよ。それはいつかきっと、ナオにも届くよ。ナオも強くお父上を思っていたら、その気持ちはきっとお父上に届くよ」
「……そうかな」
「うん。ナオが落ちてきたときに精霊の愛を感じたって言ったでしょう? 愛を与えた愛し子を精霊が悲しませるはずがないよ。だからナオが元気で楽しく暮らしていたら、きっとお父上に伝わるから、だから笑って。お父上や母上、姉上の分も私たちがナオを家族として大事にするから。私もみんなも、ナオの笑ってる顔が大好きだよ」
この中で一番年少のヴァレリラルドの言葉が梛央の心に沁みわたる。
「ありがとう、ヴァル。嬉しいよ。僕、父さんに伝わるように元気になるよ」
それでもまだ涙を止めることができなかったが、梛央は精一杯ヴァレリラルドに笑って見せた。
「えらいです、ナオ様」
「それでこそナオ様です」
アイナとドリーンはもらい泣きとは思えないほど号泣している。
「よく言った、ヴァレリラルド。大人ではナオ様の心情を思うとなかなか言葉をかけることが難しいが、さすが子供の純粋さだ」
エンゲルブレクトに褒められても泣いている梛央のことを思うと少しも嬉しくないヴァレリラルドは、黙って艶やかな黒髪を撫で続けている。
「サミュエル、兄上はナオ様の今後のことをどうお考えなのだ?」
その様子を見ながらエンゲルブレクトはサミュエルに尋ねた。
「ナオ様の状況が落ち着けば王都に来てほしいと言われています」
「ふむ。では私から2つ提案がある。1つはナオ様のお心を慰めるために夜会を開こうと思う。ナオ様の存在はまだ公表していないから出席者はナオ様とヴァレリラルド、その護衛と護衛騎士たち。ホストは私とサミュエルだ。内輪だけで楽しい時間を過ごそう」
「それはよいお考えです。これからナオ様も夜会に出席する機会も出てくるでしょう。それに慣れるためにもまずは身近な者と楽しむのがいいと思います」
サミュエルも頷く。
「ナオ様、夜会のための服を仕立てましょう」
テュコは梛央の気を紛らわせようと弾んだ声をあげた。
「叔父上、もう1つの提案とは?」
「ナオ様の気うつが晴れるよう、王都へは転移陣ではなく馬車で旅をしながら行こう。もちろん私も同行するよ」
「当主様、さすがにそれは時間がかかりますしナオ様のお体にも負担が。それに殿下も一緒となれば護衛を含めた同行者の数も膨らみましょう」
この提案にはサミュエルは頷けなかった。
「ナオ様とヴァレリラルドと私の護衛がいるのだから編成は楽ではないか? それに旅と言っても立ち寄る場所を二か所くらい設定してそこを経由して王都へ行くというなら日数的にも問題はないと思うが。ヴァレリラルドもナオ様と旅をしたくはないか? ナオ様もシルヴマルク王国がどんなところか実際に見てみたくはありませんか?」
そう言われるとヴァレリラルドと梛央の心に見たいという衝動が生まれた。
興味をそそられている2人を見て、サミュエルは心を悩ませた。
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