魔法使いと日常

村人A

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第一章 魔法学校の日常

魔法練習と召喚獣

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キーンコーンカーンコーン

HR終了のチャイムがなる。
広い教室に生徒は7人ほど

これが、この学校の全校生徒の半分以上いやほとんどを締めている。
それほど魔法を使える者は少ないのだ。

「きょーうっや!」
背中をトンッとたたきいて俺の前の席に座るのは一条だった。

『ん?なに』
机に伏せるような姿勢を起こし一条に目を向ける。

「次、実技の時間だけど準備しんくて大丈夫なんか?」

予定黒板を見ると1時間目に実技と大きく書かれていた。
「そうだね、じゃあ先に行って準備しようか?」

椅子から立ち上がりながら、一条の方を向くと「おう!」っと言って一条も立ち上がった。


実技の準備とは-----

物や場所の用意ではなく自分たちの準備のこと。
魔法を使ううえで召喚獣というパートナーが必要になる。
召喚獣は、まだ魔法に不慣れな僕達は調子が悪いとすぐには出てこないので早めに行って召喚獣をだしておくのが実技の準備である。

ちなみに、主人公の召喚獣(パートナー)
は大きな角を持った鹿だ

-----

in中庭

『我に従いしもの今ここに…
召喚獣ガブリエル!』

手に集中をして
俺は召喚獣の名前を叫ぶ

手を向けていた先が光、召喚獣の姿の形になっていく。


スゥっと光が収まるとガブリエルは、俺の方へ歩いて顔を舐めてくる。

『ふふ、くすぐったよ(笑)』

頭を撫でてやると嬉しそうに小さな尻尾を左右に降るところが可愛いところだ。


「おぉ、可愛いな」

『ありがと、でも一条のベルセルクはいつ見てもかっこいいよね』

そういうと、一条はパートナーのベルセルク(チーター)の頭を嬉しそうにわしゃわしゃとなでる

「恭弥!」

声の聞こえてきた方を見ると
真弓がパートナーのバーサークグラップ略してバーサー(孔雀)と一緒に歩いてきた。


『あ、真弓もう来たの?』

「何言ってんの、もうチャイムなったじゃない」
呆れたっと言うよにため息をこぼしてベンチに座るとバーサーを撫でる。

「なんや、鳴ってたんか
ほなベルクあっち行くかー」

そういうと噴水のふちにベルセルクと座ってる。


担当の先生が来るまでは基本自由。
みんなそれぞれ召喚獣との時間を楽しく過ごしている。

俺はガブリエルの背中を枕に日陰でゆったりとしてた。


「詩之、早く!」
焦った様子で中庭にやってきたのは八雲兄弟の兄の仁くん
その後に詩之くんが中庭に出てきて2人は一条の座る反対側に行き、召喚獣をだしていた。

ちなみに
仁くん詩之くんは2人で魔法を使うタッグという種類で、2人の召喚獣はどちらもペンギン。

仁くんのパートナーは小さなシルクハットをつけていて名前はオートマーター。略してトマー。

詩之くんのパートナーは蝶ネクタイをつけていて名前はエンペラータイム略してラータ。

どちらも大きさは2人の腰くらいまでの大きさだ。


「みんな~、ごめんごめん遅れちゃった」
ははっと笑いながらやってきたのは実技担当の三島先生。

どちらかというと少し幼い顔をしてるが28歳。
俺が入った13年前には学生としていた先生は俺にとっては友達みたいなものだと思ってる。
が、先生はよく
「僕は"先生"だからね!」っと言われるがはっきり言って同い年にしか見えなかった(笑)

「じゃあ、最初は自主練習からね」

そういうと三島先生はどこから出したのか銀色の小さな笛をピーっと鳴らした。

みんなそれぞれに
パートナーと練習をはじめる。

俺は出入口付近の木陰の場所で練習はじめる。

『ラストカーペット(枯れた樹海)』
手を出しそう言うと
目の前一面にボロボロの木が生えてくる。
そこにガブリエルが入って行くと姿がスゥっと消える。

そして、これが合図
『イマジンブレイカー』と小声で言うと目の前が一気に元に戻り、敵となる的にガブリエルが体当たりをする。

これが今練習している技だ。

『ガブリエル、そこ体当たり以外も出来るか?』
近づいて行って俺はガブリエルを見ると"うん"と言ってるように俺を見るガブリエル

『じゃあ、もう1回な』っと手を出しやろうとした時

「あぁ、もう始まってるかー」
とゆっくり歩きながらきたのは月雲だった。
月雲のパートナーは黒猫のクロノ
クロノは月雲の肩に器用に乗っている。

「月雲くん遅いよー、ほら早く練習はじめてはじめて」

先生は月雲くんの背中をグイグイ押して中庭の一角に移動させようとするが、先生全然動いてないですよ(笑)

先生と月雲くんの身長差は約10cm程。
「もー!早く動いてよ」

先生頑張ってますね(笑)
月雲くんははいはいっと仕方がないっといった感じに動く。
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