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第一章 魔法学校の日常
魔法実技と嘲笑う声
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校舎中庭にて~
中庭には、噴水がある。
噴水は南・西と別れて建っている校舎の真ん中にまるでその二つを分けるかのようにある。
南側校舎の生徒達は知らない。
なぜ校舎が別れているのか、なぜ通う校舎を分けているのか。
それは…まだ両者が出会ってないから…
△▽△▽△▽△▽
ピーーーー!!
三島先生の笛の音が中庭に響く。
「はい、練習終了だよー
みんな集まってー」
そう言うと三島先生は俺達を噴水の前に集めた。
それぞれパートナーと一緒に座り先生の話を聞く姿勢を整えた。
「これから実技に入ります
順番に呼ばれた人から来てねー」
そう言うと先生は月雲をよび
少し離れたところへ歩いて行く
それから少し経ち月雲が戻ってきた。
「小鳥遊、次お前」
そう言って俺の肩を通りすがりにトンっと叩いて噴水の前に座る。
「ガブリエル、行こうか」
隣に伏せているガブリエルの頭を撫でて僕は先生の所へ向かった。
「恭弥くん、こっちこっち!」
そう言って先生は手を振っていた
いや、その距離なら大丈夫ですよ(笑)
「はい、じゃあこれから実技のテストはじめるね。恭弥くんの魔法はPlantだから、戦闘系・治療系と2つを選べるんだけどどっちにする?」
コテっと首を傾げる先生に
「じゃあ、戦闘系でお願いします」っと伝えた。
先生は少し離れたところに行きペンを用意し笛をピッと鳴らした。
「ガブリエル行くよ」
俺は1歩踏み出し手を構える
「ラストカーペット」
俺の足元から草が枯れ、枯れ木が出てくる
ガブリエルが木々に向かって走るとスゥっと姿が消える。
僕は目をつぶり息を吸う
そして小さく、ガブリエルに聞こえるか聞こえないかぐらいに小さく囁く
「イマジンブレイカー」
すると緑の光の点が浮かび強い光を放つと、その光はガブリエルになり一撃を的にあてた
的は、余りの強さにバキッと音を立て2つに折れてしまった。
そこで、三島先生がピーっと笛を鳴らし「やめ!」っと言う
それを合図に力を抜くと周りは元の景色に戻っていた。
「じゃあ、次の人呼んでねー」
そう、言われ次の人に声をかけるために戻ろうとしたら
キラン
ん、なんだ?
ふと足を止めて光った方向を見ると西校舎が目に入った。
窓かなにかに反射したのだろう。
まぁ、いいか
そう思い、たいして気にはとめなかった。
△▽△▽△▽
「ねぇ、あれみてよ」
窓際に立つ女性はまるで面白いものでもあるかの様に窓の外を指さす。
その先は自然豊かな中庭だ。
「ふ、あの程度で
あれじゃあ先がおもいやられるな」
鼻で嘲笑うと
そう言った男は女の肩に手を置き窓の外にギラリと光る眼光を向けた。
ふと、1人の少年が足を止めこちらを向いていた。
「あら、気づいたのかしら?」
少し驚く素振り見せるがすぐにニヤッと口角をあげた。
「さぁ、な
ほら、ゲームの続きをしよう」
男はあたかも興味のないようにくるりと背を向け先程まで座っていた椅子に深く座り直す。
「まだ、続けるの?」
「このゲームは嫌か?
それならこんなゲームはどうだ」
そう言って女の耳元へ口を近づけ何かを話す。
「ふふ、それは楽しそうね」
男は女の言葉を聞き
長い足を組むと
「だろ
さぁ、ゲームの始まりだ」
とだけ言った
中庭には、噴水がある。
噴水は南・西と別れて建っている校舎の真ん中にまるでその二つを分けるかのようにある。
南側校舎の生徒達は知らない。
なぜ校舎が別れているのか、なぜ通う校舎を分けているのか。
それは…まだ両者が出会ってないから…
△▽△▽△▽△▽
ピーーーー!!
三島先生の笛の音が中庭に響く。
「はい、練習終了だよー
みんな集まってー」
そう言うと三島先生は俺達を噴水の前に集めた。
それぞれパートナーと一緒に座り先生の話を聞く姿勢を整えた。
「これから実技に入ります
順番に呼ばれた人から来てねー」
そう言うと先生は月雲をよび
少し離れたところへ歩いて行く
それから少し経ち月雲が戻ってきた。
「小鳥遊、次お前」
そう言って俺の肩を通りすがりにトンっと叩いて噴水の前に座る。
「ガブリエル、行こうか」
隣に伏せているガブリエルの頭を撫でて僕は先生の所へ向かった。
「恭弥くん、こっちこっち!」
そう言って先生は手を振っていた
いや、その距離なら大丈夫ですよ(笑)
「はい、じゃあこれから実技のテストはじめるね。恭弥くんの魔法はPlantだから、戦闘系・治療系と2つを選べるんだけどどっちにする?」
コテっと首を傾げる先生に
「じゃあ、戦闘系でお願いします」っと伝えた。
先生は少し離れたところに行きペンを用意し笛をピッと鳴らした。
「ガブリエル行くよ」
俺は1歩踏み出し手を構える
「ラストカーペット」
俺の足元から草が枯れ、枯れ木が出てくる
ガブリエルが木々に向かって走るとスゥっと姿が消える。
僕は目をつぶり息を吸う
そして小さく、ガブリエルに聞こえるか聞こえないかぐらいに小さく囁く
「イマジンブレイカー」
すると緑の光の点が浮かび強い光を放つと、その光はガブリエルになり一撃を的にあてた
的は、余りの強さにバキッと音を立て2つに折れてしまった。
そこで、三島先生がピーっと笛を鳴らし「やめ!」っと言う
それを合図に力を抜くと周りは元の景色に戻っていた。
「じゃあ、次の人呼んでねー」
そう、言われ次の人に声をかけるために戻ろうとしたら
キラン
ん、なんだ?
ふと足を止めて光った方向を見ると西校舎が目に入った。
窓かなにかに反射したのだろう。
まぁ、いいか
そう思い、たいして気にはとめなかった。
△▽△▽△▽
「ねぇ、あれみてよ」
窓際に立つ女性はまるで面白いものでもあるかの様に窓の外を指さす。
その先は自然豊かな中庭だ。
「ふ、あの程度で
あれじゃあ先がおもいやられるな」
鼻で嘲笑うと
そう言った男は女の肩に手を置き窓の外にギラリと光る眼光を向けた。
ふと、1人の少年が足を止めこちらを向いていた。
「あら、気づいたのかしら?」
少し驚く素振り見せるがすぐにニヤッと口角をあげた。
「さぁ、な
ほら、ゲームの続きをしよう」
男はあたかも興味のないようにくるりと背を向け先程まで座っていた椅子に深く座り直す。
「まだ、続けるの?」
「このゲームは嫌か?
それならこんなゲームはどうだ」
そう言って女の耳元へ口を近づけ何かを話す。
「ふふ、それは楽しそうね」
男は女の言葉を聞き
長い足を組むと
「だろ
さぁ、ゲームの始まりだ」
とだけ言った
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