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暗雲が立ちこめる村
顔に当たる風が冷たくなってきたのを感じて空を見上げれば、薄汚れた様な色に季節が変わったのを思う。
冬支度を始めるには少し出遅れてしまったが、いい加減に始めないと途端に寒くなってしまう。
街を行き交う人たちの中には既に厚い上着を着込んでる人も見える。
「すいません。一つ下さいな」
「ありがとうございます」
お客さんから受け取った銅貨を見ながら、冬支度に必要な金額を考えて、小さなため息を吐く。
エラが店先に並べた花々は今朝摘んできたものだが、売れなければ持ち帰って廃棄するしかない。切花の命は儚い。
(今日は売れないかな)
店先とはいっても街の道路に並ぶ出店の一角。その一間を借りて、エラは村で育てた花を売る。それがエラの収入源の全てだ。
エラが村で育てる花は少し変わった色をしている。両親が偶然見つけた花だが、他に見られない色だからこそ、街で売れることも多い。
店先に並べた花の中から少しだけ籠に入れて、エラは街中を歩き始めた。
(上着も欲しいけど、薪も買い足さなきゃいけない)
花を売ることよりも他の店を見て回ることの方が目当てで、つい買い物のことばかりに意識がいく。
冬を前に用意するべきものは多い。
寒い季節を乗り越えるには、それなりの準備が必要だ。
毎年憂鬱になってしまう季節。人恋しい時期でもあるが、生活していくだけで精一杯のエラにその余裕はない。
空を見上げればこの季節特有のどんよりとした空模様。降られる前に村に帰ってしまおう。
売れる気配のない店をさっさと片付けて、エラは帰路を急ぐ。
村に近づくにつれ黒い雲が広がっていく気がする。雨が先か、帰り着くのが先か。小走りになったエラが家にたどり着いた頃には、真っ黒な雨雲が空一面覆っていた。
(間に合った……)
「エラ、おかえりなさい」
「カーサ。天気も悪くなりそうだし、早く帰ってきちゃった」
「空真っ黒よね。今にも振りそう。それにしても冬だから? 最近こんな天気ばかりね」
真っ黒な雲が村を覆い隠す日が増えている。それはエラも感じていた。
ただの雨雲の様にも思えるが、それにしては雨の降らない日々。昼間でも日暮れかと間違う様な暗さが辺りを包み込んでいるのは、何もなくとも不気味である。
「今日も雨は降らないのかしら」
雨で体が濡れないことはありがたいが、心を襲う不安は拭えない。
「どうかわからないし、早く家に入っちゃいましょ。エラ、また明日ね」
「えぇ。花の様子を見て、私も家に戻るわ。またね」
いそいそと家の中に入っていくカーサを見送って、エラも自分の家へと近寄る。
家の裏庭、陰になっている辺りにエラが育てている花が咲く。花にとってはあまり良い環境ではないはずの日陰。それなのに、両親が見つけたこの花はそんな場所でもいきいきと薄青の花を揺らす。
「雨が降ってくれれば、あなたたちは嬉しい?」
湿っぽい気のする風がエラの頬を撫でていけば、その風に揺られた花々がエラの問いかけに返事をしてくれてる様な気がする。
花達に話しかけるのは、長い間両親がやっていことだ。二人がいなくなって萎れかけた花を見て、エラがその後を継いだ。息を吹き返す様に再び咲いた花を見て、エラもようやく笑えたのだ。
エラと花が会話をしてる間に、エラの後ろからほんのり陽射しが入り込んできたのがわかる。
陽射しの方へと目をやれば、さっきまであんなに黒かった空には雲の欠片すら残っていない。風で散らされたとすれば、辺りに見えるはずの一部すら見当たらない。
雨雲が無くなって嬉しいはずなのに、想像もできない動きに不気味さが増していく。
「せっかく洗濯物取り込んだのに」
わざとらしいぐらいの大声で文句を口にしながら再び外に出てきたのはカーサだ。
「雨降らなかったね」
ああして声を上げる時のカーサは、エラと話がしたい時だと、長い付き合いのエラにはわかる。
エラも大声で話かければ、話し相手ができたとばかりにカーサが近寄ってきた。
「もう今日は出さないわよ。入れたり出したり、嫌になっちゃう」
家族五人分の洗濯物は干すのも取り込むのも一苦労だ。カーサが愚痴をこぼしたくなる気持ちもわかる。
「あんな雲が出てたのに、雨が降らないなんて変よね。まるで消えちゃったみたい」
「やっぱり、王子の中に闇魔法の使い手がいるって話、本当なのかもしれないわ。最近こんなことばっかりじゃない」
「闇魔法? 王子の中にいるの?」
「王族の中に生まれるだなんて、信じられないでしょう?」
カーサの話はエラにとっては初耳だ。国に災いを招く闇魔法の使い手が、建国の神の末裔であるはずの王族に生まれる。そんなことがあるのだろうか。
「王太子のジークフリート様は火の魔法よね? アルフレート様は木の魔法だって話だし。闇魔法を使われるのってどの方?」
「第三王子のハーロルト様かしら。噂では第四王子もいらっしゃるって」
「第四王子?」
数年前に見た建国祭の光景を思い出す。国王の後ろに並んだ王子達。四人もいただろうか。
「噂よ噂。本当にいらっしゃるかどうかもわからないわ」
名前も知らない第四王子。それが闇魔法の使い手であろうとなかろうと、エラの生活には何の関係もない。
だが聖魔法の使い手であるエラの運命の相手が現れるはずの闇魔法だからか、これまで闇魔法の使い手を見たことがないからだろうか、妙にその存在が気になってしまう。
「私たちがお会いすることなんてないもの。どなたが闇魔法を使ったって関係ないわ」
「エラは聖魔法の使い手なのに? 運命の相手かもしれないわよ」
「紋様が痺れるって話? あんなもの言い伝えよね。実際に痺れた人なんていないじゃない」
「それもそうね。この広い王国の中から、そんな相手を探すことなんてできないもの」
エラとカーサは顔を見合わせて笑った。
対になる魔法の使い手と運命によって巡り合う。その相手と出会った瞬間に紋様には痺れが走る。
カイート王国に伝わる言い伝えの一つではあるが、その相手に出会えた人はいるのだろうか。どこに住んでいるかも、どんな人かもわからない相手。それを見つけ出すのは至難の業である。
冬支度を始めるには少し出遅れてしまったが、いい加減に始めないと途端に寒くなってしまう。
街を行き交う人たちの中には既に厚い上着を着込んでる人も見える。
「すいません。一つ下さいな」
「ありがとうございます」
お客さんから受け取った銅貨を見ながら、冬支度に必要な金額を考えて、小さなため息を吐く。
エラが店先に並べた花々は今朝摘んできたものだが、売れなければ持ち帰って廃棄するしかない。切花の命は儚い。
(今日は売れないかな)
店先とはいっても街の道路に並ぶ出店の一角。その一間を借りて、エラは村で育てた花を売る。それがエラの収入源の全てだ。
エラが村で育てる花は少し変わった色をしている。両親が偶然見つけた花だが、他に見られない色だからこそ、街で売れることも多い。
店先に並べた花の中から少しだけ籠に入れて、エラは街中を歩き始めた。
(上着も欲しいけど、薪も買い足さなきゃいけない)
花を売ることよりも他の店を見て回ることの方が目当てで、つい買い物のことばかりに意識がいく。
冬を前に用意するべきものは多い。
寒い季節を乗り越えるには、それなりの準備が必要だ。
毎年憂鬱になってしまう季節。人恋しい時期でもあるが、生活していくだけで精一杯のエラにその余裕はない。
空を見上げればこの季節特有のどんよりとした空模様。降られる前に村に帰ってしまおう。
売れる気配のない店をさっさと片付けて、エラは帰路を急ぐ。
村に近づくにつれ黒い雲が広がっていく気がする。雨が先か、帰り着くのが先か。小走りになったエラが家にたどり着いた頃には、真っ黒な雨雲が空一面覆っていた。
(間に合った……)
「エラ、おかえりなさい」
「カーサ。天気も悪くなりそうだし、早く帰ってきちゃった」
「空真っ黒よね。今にも振りそう。それにしても冬だから? 最近こんな天気ばかりね」
真っ黒な雲が村を覆い隠す日が増えている。それはエラも感じていた。
ただの雨雲の様にも思えるが、それにしては雨の降らない日々。昼間でも日暮れかと間違う様な暗さが辺りを包み込んでいるのは、何もなくとも不気味である。
「今日も雨は降らないのかしら」
雨で体が濡れないことはありがたいが、心を襲う不安は拭えない。
「どうかわからないし、早く家に入っちゃいましょ。エラ、また明日ね」
「えぇ。花の様子を見て、私も家に戻るわ。またね」
いそいそと家の中に入っていくカーサを見送って、エラも自分の家へと近寄る。
家の裏庭、陰になっている辺りにエラが育てている花が咲く。花にとってはあまり良い環境ではないはずの日陰。それなのに、両親が見つけたこの花はそんな場所でもいきいきと薄青の花を揺らす。
「雨が降ってくれれば、あなたたちは嬉しい?」
湿っぽい気のする風がエラの頬を撫でていけば、その風に揺られた花々がエラの問いかけに返事をしてくれてる様な気がする。
花達に話しかけるのは、長い間両親がやっていことだ。二人がいなくなって萎れかけた花を見て、エラがその後を継いだ。息を吹き返す様に再び咲いた花を見て、エラもようやく笑えたのだ。
エラと花が会話をしてる間に、エラの後ろからほんのり陽射しが入り込んできたのがわかる。
陽射しの方へと目をやれば、さっきまであんなに黒かった空には雲の欠片すら残っていない。風で散らされたとすれば、辺りに見えるはずの一部すら見当たらない。
雨雲が無くなって嬉しいはずなのに、想像もできない動きに不気味さが増していく。
「せっかく洗濯物取り込んだのに」
わざとらしいぐらいの大声で文句を口にしながら再び外に出てきたのはカーサだ。
「雨降らなかったね」
ああして声を上げる時のカーサは、エラと話がしたい時だと、長い付き合いのエラにはわかる。
エラも大声で話かければ、話し相手ができたとばかりにカーサが近寄ってきた。
「もう今日は出さないわよ。入れたり出したり、嫌になっちゃう」
家族五人分の洗濯物は干すのも取り込むのも一苦労だ。カーサが愚痴をこぼしたくなる気持ちもわかる。
「あんな雲が出てたのに、雨が降らないなんて変よね。まるで消えちゃったみたい」
「やっぱり、王子の中に闇魔法の使い手がいるって話、本当なのかもしれないわ。最近こんなことばっかりじゃない」
「闇魔法? 王子の中にいるの?」
「王族の中に生まれるだなんて、信じられないでしょう?」
カーサの話はエラにとっては初耳だ。国に災いを招く闇魔法の使い手が、建国の神の末裔であるはずの王族に生まれる。そんなことがあるのだろうか。
「王太子のジークフリート様は火の魔法よね? アルフレート様は木の魔法だって話だし。闇魔法を使われるのってどの方?」
「第三王子のハーロルト様かしら。噂では第四王子もいらっしゃるって」
「第四王子?」
数年前に見た建国祭の光景を思い出す。国王の後ろに並んだ王子達。四人もいただろうか。
「噂よ噂。本当にいらっしゃるかどうかもわからないわ」
名前も知らない第四王子。それが闇魔法の使い手であろうとなかろうと、エラの生活には何の関係もない。
だが聖魔法の使い手であるエラの運命の相手が現れるはずの闇魔法だからか、これまで闇魔法の使い手を見たことがないからだろうか、妙にその存在が気になってしまう。
「私たちがお会いすることなんてないもの。どなたが闇魔法を使ったって関係ないわ」
「エラは聖魔法の使い手なのに? 運命の相手かもしれないわよ」
「紋様が痺れるって話? あんなもの言い伝えよね。実際に痺れた人なんていないじゃない」
「それもそうね。この広い王国の中から、そんな相手を探すことなんてできないもの」
エラとカーサは顔を見合わせて笑った。
対になる魔法の使い手と運命によって巡り合う。その相手と出会った瞬間に紋様には痺れが走る。
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