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どうして賀茂さんは、ぼくの先祖のことを、そんなに良く知ってるんですか?」
先をいそぎながら、ぼくはたずねてみた。
「もともと賀茂家と安倍家は、景晴の封印が解かれないように、その見張りを続けてきた一族だったんだよ」
賀茂さんは言った。
「その為に、毎日呪を唱え、景晴を封じこめてきたんだ」
「そうだったんですか…」
「だが長い年月がたつうちに、安倍家はその使命を忘れさってしまった。亮太くんのおばあさんやお母さんも、このことは知らないだろうね。賀茂と安倍が共にあれば、村の者の呪などに負けることは、なかったんだが…」
先をいそぎながら、ぼくはたずねてみた。
「もともと賀茂家と安倍家は、景晴の封印が解かれないように、その見張りを続けてきた一族だったんだよ」
賀茂さんは言った。
「その為に、毎日呪を唱え、景晴を封じこめてきたんだ」
「そうだったんですか…」
「だが長い年月がたつうちに、安倍家はその使命を忘れさってしまった。亮太くんのおばあさんやお母さんも、このことは知らないだろうね。賀茂と安倍が共にあれば、村の者の呪などに負けることは、なかったんだが…」
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