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「警察に届けは出さなかったんですか?」
「もちろん出しました」
掛橋さんは小さくため息をついた。
「けれども、あの子の親はとうとう見つかりませんでした」
僕と掛橋さんのあいだに沈黙が流れた。しばらくして、僕は口を開いた。
「柊さんはなにかの病気なんですか?」
「病気と言っていいのかわかりませんが…診断はシゾイドパーソナリティ障害。抗精神薬を服用しています」
掛橋さんは、そこで話をきると 「紅茶をもう一杯どうですか」 と僕に勧めた。
「いいえ。もう結構です」
僕はかぶりをふった。掛橋さんは話をつづけた。
「あなたもきっと気づいていると思います。ふつうの人間なら持ちあわせているはずの感情を、あの子は持ちあわせていないのです」
「もちろん出しました」
掛橋さんは小さくため息をついた。
「けれども、あの子の親はとうとう見つかりませんでした」
僕と掛橋さんのあいだに沈黙が流れた。しばらくして、僕は口を開いた。
「柊さんはなにかの病気なんですか?」
「病気と言っていいのかわかりませんが…診断はシゾイドパーソナリティ障害。抗精神薬を服用しています」
掛橋さんは、そこで話をきると 「紅茶をもう一杯どうですか」 と僕に勧めた。
「いいえ。もう結構です」
僕はかぶりをふった。掛橋さんは話をつづけた。
「あなたもきっと気づいていると思います。ふつうの人間なら持ちあわせているはずの感情を、あの子は持ちあわせていないのです」
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