夏の破片

関谷俊博

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そして幻覚は去って行く。無意識の底には未だ思い出せずにいる記憶が隠されているかもしれない。だがそれが本当の記憶であるという保証は全くなかった。僕は既に狂っているのか…いつから僕は夏の迷宮に彷徨いこんでしまったのだろう…。

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