軌跡旅行

2キセイセ

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進攻編

82.犠牲者

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「……暴力は、暴力でしか抵抗できない」

マダラさんはそう言った。

「!?……」

俺は言葉を失った。

「……くそっ」

俺はそう言って、拳を強く握った。

「……人間を救いたいなら、犠牲が必要だろ。」

ドスラーはそう言った。

「……お前は良い奴だから、人を救うために、しょうがないって思っといた方が、気が楽だぞ。」

マダラさんはそう言って、氷の壁を解除した。

「……しょうがなくねぇーよ」

俺はそう言った。

「……?」

マダラとドスラーは黙ってこちらを見た。

「………俺は、人間を救いたいんじゃない!」
俺はそう叫んだ。

「じゃあ、なんのために戦っているんだ?」

ドスラーはそう聞いてきた。

「……世界を救うためだ!」

その言葉を言った瞬間、マダラさんは少しほほ笑みを浮かべた。

「……チッ」

ドスラーは舌打ちしながら馬車へと乗り始めた。

「…さっさと乗るぞ マダラさんはそう言った。

「はい」

私は返事をして、馬車に乗り込んだ。

「……」

ドスラーは黙って座った。その時だった!

「ゼロマジックがぁぁあ!!死ねぇぇぇ!!」

街の人々は叫びながら、武器を持って走ってきた。

「!?」

ダメだ!間に合わない!クソッ、とりあえず衝撃波を!!
俺はそう思って、衝撃波を放った。

「ぐはぁっ!!」

俺の放った衝撃波により、迫ってきていた魔族は………内蔵がとび出だした。

「えっ……ちょっ、、俺の、、、、、」

俺は戸惑っていた。

「大丈夫か?落ち着け」

マダラさんがそう言った。

「……」

俺は黙っていた。

「……っ」

俺がやったのか?こいつを殺しちまっまたのか?俺はそう思いながら、血だらけで倒れている魔族を見つめていた。すると、

「ひゃぁ!やっぱり!殺人鬼だったのよ!!」

後ろから声がした。振り返るとそこには、たくさんの人が立っていた。

「……あっ、ああ、ちっ、違っ!」

俺は声が出なかった。

「……お前が……お前がぁぁ!!」

一人の男が剣を振り上げてこちらに向かって走ってきていた。

「……!」

俺は必死に避けようとした。だが、足が動かない…。

近ずいてくる魔族を阻むように、氷の壁ができた。マダラさんのおかげで助かった……のか?

「……ちんたらすんなノロマ!!さっさと帰るぞ!!」

ドスラーはそう叫んだ。

「はいっ!」

ドスラーの声に反応して、俺は答えた。

「……おい!お前ら、待て!!!」

魔族は叫んでいた。

ドスラーは、馬車から俺を無理やり掴んで馬車に乗せた。

「……えっ、ドスラーさん!?」

俺は思わず叫んでしまった。

「……」

ドスラーは黙っている。

「……」

俺も黙ってしまった。馬車が動き出しても俺は黙っていた。

「……お前、魔族を殺したことなかっただろ?」

ドスラーはそう聞いた。

「…はい」

俺は答えた。

「……ゼロマジックってのはこーゆー場所だ、これからも手を汚す覚悟は?」

ドスラーはそう言った。

俺は黙ってしまった。

「……」

ドスラーは黙ってしまった。

しばらく沈黙が続いた後、

ドスラーは口を開いた。

「……お前が殺したあいつは、俺たちを殺そうとした、それは事実だ。だがあいつから見て俺たちが誰かを殺そうとするのは容易に想像がつく。両方とも正当防衛だった。」

マダラはそう言った。

「……」

俺は黙っていた。

「……お前は、不殺を貫いているが、この先そんな甘いことは言ってられない」

マダラはそう言った。
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