ムカつく元婚約者に催眠をかけてアレコレしています

未知 道

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 男ものの漫画であるだろう――催眠をかけて好きな子とヤッちゃう話。

 普通ではあり得ない話だし、出来たとしても最低最悪な行為だ。

 私は、そのあり得なくて最低最悪な行為をしていた……――。


 口に入ってくる舌に、自分の舌を絡めクチュクチュといった水音が鳴る。

 スカートに手を入れられ、割れ目を上下に擦られると、ソコからもクチュクチュと音が鳴った。

 脚を広げられて、濡れ滴る場所に舌が這わせられる。


「はぁ、はぁ……っ、ライカ様……そこ……」

『そこ』と言った場所を激しく舐められ、いいところを弾くように舐められて達する。

 間を置かずに強く啜られ、再び達してしまう。

 キラキラと輝く美しい銀色が、私の股に埋まっている姿を、ぼぅと眺める。

 次の指示を出さないからか、ペチャリペチャリとゆっくりと舐め上げる行為を繰り返していた。

「ん……っ、も、終わり。それで、いつも通りに後処理をしてから、帰ってね」

 はだけた衣服を整えると、ライカ様も身だしなみを整え、汚れた床を拭いていた。

 ライカ様は公爵家の次男であり、騎士団の次期隊長。
 キラキラと明るい銀髪に、紫色の瞳。容姿は彫刻のようだと言われるくらいに整っている。だが、非常に冷たい性格をしているからか女性は寄り付かない。

 そしてこれは、合意の行為ではなかった。
 私が催眠をかけて、無理やりしていることだ。

 何故、こんな人には言えないことをしているのか。それは――ムカつくからだ。

 私とライカ様は、婚約者

 確かに、親同士が決めた婚約。まったく私に好意がないのも分かっていた。

 けど、だからって『お前は、ぬるい茶のようだ』って……普通、言います?

 なんだよ、ぬるい茶って! ふざけんなっ! あんたなんか、こっちから願い下げだっ!! ――ってことで、お互いに険悪になり。最近、婚約破棄をしたのだ。

 そんな婚約破棄した人、放っておけばいいのに。なんで、ムカつくからってこんなことをするのか……――。

 ライカ様が、私に嫌味を言いにくるようになったからだ。

 学園にいる時、外に出ている時、自宅にいる時――わざわざ私の元へ来て、人格否定をしてくる。

『無愛想で、つまらない女だ』

 ザ・無愛想のお手本のような、あなたに言われたくないです。

『次の嫁ぎ相手など見つかるわけがない』

 ご自分の心配をしたら?

『俺ほどの男は、探しても見つからないぞ』

 はい、ある意味ではそうですね。


 確かに、ライカ様の持つ才能などのスペックはかなり高い。
 けど、頭のスペックはかなり低い。

 あまりにもしつこいライカ様に、私は堪忍袋の緒が切れて――「高慢ちきが! 跪いて、脚を舐めろ!」と言ってしまった。

 すると、ライカ様は急に大人しくなり。私の言う通りにしたのだ。

 あんなに横暴で、プライドの高いライカ様が、こんな人に傅くようなことをするはずがない。

 あまりの驚きに身を固めていたら、ライカ様の舌が脚から太もも、そしてショーツの部分までを舐めてきて……。気付けば、生まれて初めて絶頂を迎えていた。
 それからというもの、ライカ様がグチグチとしつこいと、黙らせるために同じようなことを言ってしまい、このような爛れた関係となっている。

 そして実は、能力を発現する人間は稀にいて……――検査していないからハッキリとは分からないけど、この催眠は、私の能力かもしれない。

 ただ、周囲には知られたくない。
 もし、知られたら……。特殊な訓練をさせられて、将来は国に仕えなければならないからだ。

 私は、そんな風に将来を決められるのは嫌だった。


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