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9 大量の荷を持ち歩くので擬装用にウマ車が欲しい
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商業組合を出てシェアラさんの店に戻った、
是非にと誘われてしまった、こんな絶世美女の頼みを
断ることなど誰にできよう
店の前で阿吽の甲冑の頭を再び向かい合わせにする
店に入ると 椅子をすすめられて
彼女はお茶を入れている
なんかワタワタしてる 年上だが かわいくもある
家を出てからまだ、たった一日
いや一日経ってないのか? 思えば遠くにき た
あ~いや、なんでもない
近くの食堂に誘われて行ってみた、本来は
ちょっと高級っぽい感じの甘味処らしいが
それだけではやってゆけず
やむなくって感じかな
味のついた穀類が蒸されて出てきていたが
昼食の祈りをささげて
食べてみるがこれはこれで美味しい
食べ終えて食後の祈り、 お茶を頂いて
シェアラさんに相談
「シェアラさん、無事商人になれました、ありがとうございます
まだ店舗も持っていませんが追々考えていくつもりです、
そこで相談なんですが」と区切ると
シェアラさん嬉しそうに笑った
う~~ん グラグラ来る
「実は商品を運ぶ手段がないんですよね」
ほんとはあるけどね、隠ぺいしたいじゃないさ
「で、考えたのですが ウマ車を買いたいと思いまして
どこか心当たりはないかなあ」
ウマ車を御するのは教わったので問題ない
世話もできる
「隣町のナンバの町にはウマもウマ車もなんでもありますよ」
「そうですか、じゃあ行ってみます金鷲の止木亭にはウマ房もあったので
問題ないですし」
食堂のお勘定はシェアラさんがした
外に出るとシェアラさんは僕をかき抱き
「行ってらっしゃい」
僕の顔はシェアラさんの胸に埋まってしまい
体温が上がったのが分かった
たぶんお湯が沸くほど・・・
路を行く男たちの憎しみのまなざしが突き刺さる
痛い!
少しふらふらしながら隣町を目指して歩く
許嫁のジルでさえこれはなかった
せいぜい手をつなぐ程度だったし
15歳という年齢はいろいろ大変なんだよ
覚えがあるだろう?
ああだったりこうだったりそうだったり
ぼーっと歩いていたのに何の苦も無くナンバの町についていた
先ずはウマだな
ウマ喰街、と言ってもウマを食う街ではない
ウマの売り買い専門の人が集まった街だな
売ります、買いますを仲介して利ザヤを稼ぐってわけ
元手いらず、知識と度胸と 気風
ウマ房を見てると
後ろから頭をつかまれた
「?」
「おい!坊主大丈夫か!」「こら 羅王!離せ離せってば」
頭がぱっと離れた
振り向くと超でっかいウマがいた
状況を判断すると
どうやら頭をかまれたらしい
しかし痛くなかったし
どういうことかな?
ウマの轡を持った人がポンとウマに投げられた
超でっかいウマは僕によって来ると
顔をぺろりとなめた
かわいい・・・・
なんかざわざわしてる
「おいおいマジか先代勇者様のウマが人に懐くなんてありえない」
「嘘だろうブラッシングも削蹄もできなかったのに」
ウマは欲しいがこんなにでかくては持て余すよなあ
普通のウマをちょっと探しに行こうかなと歩き出すと
肩をかまれて引き戻された、
連れて行けって言ってるのかな
「すまないがお前を連れてはいけない
お前はウマ車などひかないだろう?
僕が欲しいのはウマ車を引くウマなんだ
悪いな」
「坊主、連れて行ってくれ、この羅王は誰にも懐かず
前の勇者を忘れられないんだよ
このままでは悲しみで死んでしまうだろうから
金は要らんから頼む」
僕の中に怒りの感情が湧き上がってくる
この戦ウマがタダだと、バカにするな
いやこのウマ、羅王って言ったか
「あんた、持ち主か? だったら言っておく
このウマをバカにするな、
この馬の価値は知ってるんだろう?
言い値で買おう、
おそらくだが世界最高の戦ウマだ」
「うう、い い 一万両だ」
「「「そんな金この坊主が出せるわけがあるか~~」」」
なんか周りで騒いでるやつがいるが
無視だ、買うのは僕だ
ウマ喰協会に行き
大金貨834枚を数えて出す 大金貨一枚は金貨12枚換算
ウマの権利書と交換 ウマ喰協会で権利書に裏書
手数料がなんと大金貨8枚だってさ 100分の一らしい
たっか~~ まあ売主が出したんだが
鞍やなんかはサービスしてくれた 僕の尻には合わなかったけど
今は良いや
帰りは羅王に騎乗して宿に戻った、
ウマ房に入れしっかりとブラッシング
数年の間ブラッシングしてなかったようで
かなり汚れていた、
これは明日、川に連れて行かなきゃダメだろうな
「なあ、羅王ちゃん、ちょっと蹄見せてよ」
蹄鉄はなかった、これじゃあ蹄割れるだろう
収納の蹄鉄をチェックすると
回収した蹄鉄の中にぴったりのがあった
「お前が落としたのか?新品になってるからちょうどいいな
これって羅王ちゃんのなんだろうねえ」とあてがっていると
「えっ! なにこれ どゆこと?」
ぴったり合わさって伸びすぎだった蹄もちゃんと削れている
全部の足に蹄鉄を合わせて
「じゃあ、羅王ちゃん 明日は川で体を洗おうな」
水と飼葉をたっぷりと与えて鼻づらを撫でてやる
宿のカウンターで収穫期の終わりまで泊まると伝える
90日銀貨四枚換算 清算は退出時ってことで銀貨360枚先払い
金貨は使いずらいそうです、
ウマ房で銀貨一枚 僕の宿代は日に銀貨3枚
ウマ車・・・・忘れた
是非にと誘われてしまった、こんな絶世美女の頼みを
断ることなど誰にできよう
店の前で阿吽の甲冑の頭を再び向かい合わせにする
店に入ると 椅子をすすめられて
彼女はお茶を入れている
なんかワタワタしてる 年上だが かわいくもある
家を出てからまだ、たった一日
いや一日経ってないのか? 思えば遠くにき た
あ~いや、なんでもない
近くの食堂に誘われて行ってみた、本来は
ちょっと高級っぽい感じの甘味処らしいが
それだけではやってゆけず
やむなくって感じかな
味のついた穀類が蒸されて出てきていたが
昼食の祈りをささげて
食べてみるがこれはこれで美味しい
食べ終えて食後の祈り、 お茶を頂いて
シェアラさんに相談
「シェアラさん、無事商人になれました、ありがとうございます
まだ店舗も持っていませんが追々考えていくつもりです、
そこで相談なんですが」と区切ると
シェアラさん嬉しそうに笑った
う~~ん グラグラ来る
「実は商品を運ぶ手段がないんですよね」
ほんとはあるけどね、隠ぺいしたいじゃないさ
「で、考えたのですが ウマ車を買いたいと思いまして
どこか心当たりはないかなあ」
ウマ車を御するのは教わったので問題ない
世話もできる
「隣町のナンバの町にはウマもウマ車もなんでもありますよ」
「そうですか、じゃあ行ってみます金鷲の止木亭にはウマ房もあったので
問題ないですし」
食堂のお勘定はシェアラさんがした
外に出るとシェアラさんは僕をかき抱き
「行ってらっしゃい」
僕の顔はシェアラさんの胸に埋まってしまい
体温が上がったのが分かった
たぶんお湯が沸くほど・・・
路を行く男たちの憎しみのまなざしが突き刺さる
痛い!
少しふらふらしながら隣町を目指して歩く
許嫁のジルでさえこれはなかった
せいぜい手をつなぐ程度だったし
15歳という年齢はいろいろ大変なんだよ
覚えがあるだろう?
ああだったりこうだったりそうだったり
ぼーっと歩いていたのに何の苦も無くナンバの町についていた
先ずはウマだな
ウマ喰街、と言ってもウマを食う街ではない
ウマの売り買い専門の人が集まった街だな
売ります、買いますを仲介して利ザヤを稼ぐってわけ
元手いらず、知識と度胸と 気風
ウマ房を見てると
後ろから頭をつかまれた
「?」
「おい!坊主大丈夫か!」「こら 羅王!離せ離せってば」
頭がぱっと離れた
振り向くと超でっかいウマがいた
状況を判断すると
どうやら頭をかまれたらしい
しかし痛くなかったし
どういうことかな?
ウマの轡を持った人がポンとウマに投げられた
超でっかいウマは僕によって来ると
顔をぺろりとなめた
かわいい・・・・
なんかざわざわしてる
「おいおいマジか先代勇者様のウマが人に懐くなんてありえない」
「嘘だろうブラッシングも削蹄もできなかったのに」
ウマは欲しいがこんなにでかくては持て余すよなあ
普通のウマをちょっと探しに行こうかなと歩き出すと
肩をかまれて引き戻された、
連れて行けって言ってるのかな
「すまないがお前を連れてはいけない
お前はウマ車などひかないだろう?
僕が欲しいのはウマ車を引くウマなんだ
悪いな」
「坊主、連れて行ってくれ、この羅王は誰にも懐かず
前の勇者を忘れられないんだよ
このままでは悲しみで死んでしまうだろうから
金は要らんから頼む」
僕の中に怒りの感情が湧き上がってくる
この戦ウマがタダだと、バカにするな
いやこのウマ、羅王って言ったか
「あんた、持ち主か? だったら言っておく
このウマをバカにするな、
この馬の価値は知ってるんだろう?
言い値で買おう、
おそらくだが世界最高の戦ウマだ」
「うう、い い 一万両だ」
「「「そんな金この坊主が出せるわけがあるか~~」」」
なんか周りで騒いでるやつがいるが
無視だ、買うのは僕だ
ウマ喰協会に行き
大金貨834枚を数えて出す 大金貨一枚は金貨12枚換算
ウマの権利書と交換 ウマ喰協会で権利書に裏書
手数料がなんと大金貨8枚だってさ 100分の一らしい
たっか~~ まあ売主が出したんだが
鞍やなんかはサービスしてくれた 僕の尻には合わなかったけど
今は良いや
帰りは羅王に騎乗して宿に戻った、
ウマ房に入れしっかりとブラッシング
数年の間ブラッシングしてなかったようで
かなり汚れていた、
これは明日、川に連れて行かなきゃダメだろうな
「なあ、羅王ちゃん、ちょっと蹄見せてよ」
蹄鉄はなかった、これじゃあ蹄割れるだろう
収納の蹄鉄をチェックすると
回収した蹄鉄の中にぴったりのがあった
「お前が落としたのか?新品になってるからちょうどいいな
これって羅王ちゃんのなんだろうねえ」とあてがっていると
「えっ! なにこれ どゆこと?」
ぴったり合わさって伸びすぎだった蹄もちゃんと削れている
全部の足に蹄鉄を合わせて
「じゃあ、羅王ちゃん 明日は川で体を洗おうな」
水と飼葉をたっぷりと与えて鼻づらを撫でてやる
宿のカウンターで収穫期の終わりまで泊まると伝える
90日銀貨四枚換算 清算は退出時ってことで銀貨360枚先払い
金貨は使いずらいそうです、
ウマ房で銀貨一枚 僕の宿代は日に銀貨3枚
ウマ車・・・・忘れた
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