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白い花の祝福
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フリードが少し上半身を起き上がらせたと思ったら唇に柔らかい感触がして驚いた。
聖騎士になりたいならこんな事をしちゃいけない!
肩を押すと簡単に離れていった。
「フリード!だ、ダメッ……うっんんっ」
「…ん」
離れたと思ったら後頭部を引き寄せられて再び口付けられた。
今度は深く深く繋がり溶け合うような濃厚なキスだった。
本当に意味が分からない、フリードは何を考えているんだ。
また肩を押そうとしたがだんだん力が抜けて肩に添えるだけになっていた。
ちゃんと拒否しないととは分かっているが俺の抵抗をフリードは簡単になくしてしまう。
俺の手を引き、立場が逆転して俺がフリードに押し倒される格好になった。
呆然とフリードを眺めると顔に掛かった前髪を払い額に口付けを落とす。
「今の俺はイリヤを守る力がほしい、だから聖騎士だろうとなんだろうと求める……だけど守るべきイリヤがいないのなら聖騎士なんていらない」
「……フリード」
「イリヤが誰を好きでも俺を傍に置いてくれるというなら全力でイリヤを愛して守る、それがフリード・ホワイトという男だ」
フリードは聖騎士という未来を捨ててまで俺と一緒に居てくれるの?
俺が、フリードと一緒にいてもいいの?
涙が溢れて視界が歪む。
フリードは指で拭ってくれて、その手を手で重ねる。
変だな、なんか白い雪みたいなのがちらちらと見える……室内だからあり得ないのに…
フリードが俺の顔に肩を埋める。
「うっ…ぐ…あっ!!」
「え!?フリード!!」
突然フリードが苦しみ出して驚く。
俺の目には雪だと思っていたものがクリアになって見えた。
あれは、白い花びら…?
なんで、白い花びらが室内で降っているんだ?
リビングに花が飾られているわけでもないようで、何処から出てきたのか分からない。
フリードの苦しみはだんだん強いものになり、誰か人を呼ぼうと思った。
しかし今の体勢はフリードが上に乗っているから俺自身動く事が出来ない。
フリードを押してもびくともしないし、声を掛けても聞いていなかった。
俺にはどうする事も出来ずフリードが落ち着くのを待つしかなかった。
フリードの手を握ろうと触れた。
「あつっ…!!」
フリードの手が火傷しそうなほど熱かった。
もしかして手が痛いのだろうかと手の方を見た。
一瞬呼吸を忘れてしまうほど驚いた。
なんでどうして、今…これが?
恐る恐るもう一度フリードの手に触れた、今度は熱くてもしっかりと握った。
するとだんだん熱が引いてきてフリードからは呻き声がだんだん浅い吐息に変わった。
…落ち着いてきたって思っていいのかな。
「フリード、大丈夫?」
「…はぁ、あ…あぁ」
フリードが起き上がり額の汗を拭う。
実際こんなに苦しいものだったんだって知らなかった、ゲームではあっさりと表現されていたから…
俺もフリードの汗を袖で拭う。
フリードは今気付いたのか自分の手の甲を見ていた。
そして上を見て花びらを眺めていた。
「なんだこれ、なにが起きているんだ?」
「フリード、聖騎士になったんだよ」
俺の声にこちらを見て驚きが隠せない顔をしていた。
俺だってなにが起きているのか分からない。
フリードの手の甲には薔薇の刺青があった、さっきまではなかったのに突然現れた。
聖騎士に覚醒した魔法使いは聖騎士の証として身体の何処かに薔薇の刺青が浮き上がる。
この室内に舞う花びらは祝福の花だ。
ゲームで聖騎士に目覚めた攻略キャラクターのCGに白い薔薇の花びらが舞っているシーンが必ずあった。
あれはただの演出だと思っていたがまさか本当に花びらが舞うなんて…
刺青を見るまで分からなかった、だってここにヒロインがいないのに…共魔術師がいないのに…
共魔術師…
「俺、が…聖騎士に?でも俺はイリヤと離れたいと思っていないし、離れないからな!」
「……えっと、なんで聖騎士になれたんだろう」
お互いよくこの状況が理解出来ず首を傾げる。
共魔術の発動条件は聖騎士の愛ではなかったのか?
でも今フリードが考えてくれた事は俺の事?
じゃあ俺が共魔術師?
でもなんでフリードに発動してジョーカーに発動しなかったんだ?
二人の違うところが分からない。
聖騎士になりたいならこんな事をしちゃいけない!
肩を押すと簡単に離れていった。
「フリード!だ、ダメッ……うっんんっ」
「…ん」
離れたと思ったら後頭部を引き寄せられて再び口付けられた。
今度は深く深く繋がり溶け合うような濃厚なキスだった。
本当に意味が分からない、フリードは何を考えているんだ。
また肩を押そうとしたがだんだん力が抜けて肩に添えるだけになっていた。
ちゃんと拒否しないととは分かっているが俺の抵抗をフリードは簡単になくしてしまう。
俺の手を引き、立場が逆転して俺がフリードに押し倒される格好になった。
呆然とフリードを眺めると顔に掛かった前髪を払い額に口付けを落とす。
「今の俺はイリヤを守る力がほしい、だから聖騎士だろうとなんだろうと求める……だけど守るべきイリヤがいないのなら聖騎士なんていらない」
「……フリード」
「イリヤが誰を好きでも俺を傍に置いてくれるというなら全力でイリヤを愛して守る、それがフリード・ホワイトという男だ」
フリードは聖騎士という未来を捨ててまで俺と一緒に居てくれるの?
俺が、フリードと一緒にいてもいいの?
涙が溢れて視界が歪む。
フリードは指で拭ってくれて、その手を手で重ねる。
変だな、なんか白い雪みたいなのがちらちらと見える……室内だからあり得ないのに…
フリードが俺の顔に肩を埋める。
「うっ…ぐ…あっ!!」
「え!?フリード!!」
突然フリードが苦しみ出して驚く。
俺の目には雪だと思っていたものがクリアになって見えた。
あれは、白い花びら…?
なんで、白い花びらが室内で降っているんだ?
リビングに花が飾られているわけでもないようで、何処から出てきたのか分からない。
フリードの苦しみはだんだん強いものになり、誰か人を呼ぼうと思った。
しかし今の体勢はフリードが上に乗っているから俺自身動く事が出来ない。
フリードを押してもびくともしないし、声を掛けても聞いていなかった。
俺にはどうする事も出来ずフリードが落ち着くのを待つしかなかった。
フリードの手を握ろうと触れた。
「あつっ…!!」
フリードの手が火傷しそうなほど熱かった。
もしかして手が痛いのだろうかと手の方を見た。
一瞬呼吸を忘れてしまうほど驚いた。
なんでどうして、今…これが?
恐る恐るもう一度フリードの手に触れた、今度は熱くてもしっかりと握った。
するとだんだん熱が引いてきてフリードからは呻き声がだんだん浅い吐息に変わった。
…落ち着いてきたって思っていいのかな。
「フリード、大丈夫?」
「…はぁ、あ…あぁ」
フリードが起き上がり額の汗を拭う。
実際こんなに苦しいものだったんだって知らなかった、ゲームではあっさりと表現されていたから…
俺もフリードの汗を袖で拭う。
フリードは今気付いたのか自分の手の甲を見ていた。
そして上を見て花びらを眺めていた。
「なんだこれ、なにが起きているんだ?」
「フリード、聖騎士になったんだよ」
俺の声にこちらを見て驚きが隠せない顔をしていた。
俺だってなにが起きているのか分からない。
フリードの手の甲には薔薇の刺青があった、さっきまではなかったのに突然現れた。
聖騎士に覚醒した魔法使いは聖騎士の証として身体の何処かに薔薇の刺青が浮き上がる。
この室内に舞う花びらは祝福の花だ。
ゲームで聖騎士に目覚めた攻略キャラクターのCGに白い薔薇の花びらが舞っているシーンが必ずあった。
あれはただの演出だと思っていたがまさか本当に花びらが舞うなんて…
刺青を見るまで分からなかった、だってここにヒロインがいないのに…共魔術師がいないのに…
共魔術師…
「俺、が…聖騎士に?でも俺はイリヤと離れたいと思っていないし、離れないからな!」
「……えっと、なんで聖騎士になれたんだろう」
お互いよくこの状況が理解出来ず首を傾げる。
共魔術の発動条件は聖騎士の愛ではなかったのか?
でも今フリードが考えてくれた事は俺の事?
じゃあ俺が共魔術師?
でもなんでフリードに発動してジョーカーに発動しなかったんだ?
二人の違うところが分からない。
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