61 / 61
改めてよろしく
しおりを挟む
フリードとジョーカーは言い合いを初めてしまった。
先に覚醒した、だからなんだだのどちらがより愛を与えられただの言っていた。
実は俺より仲良しなんじゃないかなと微笑ましそうに二人を見ていた。
止めた方がいいよなと見守るのは止めて二人の間に入った。
俺は二人とも大好きなんだから順番なんてないよ。
そう伝えると何故か二人に抱きしめられた。
「うぐっ…くるしっ…」
「あっ、悪い」
「…あまりにもイリヤが可愛いからこうムラムラと」
「ジョーカー…」
フリードがジョーカーを睨んで俺をジョーカーから遠ざけるように後ろに庇いまた睨んでいた。
なんかジョーカーが吹っ切れたように感じたのは俺だけだろうか。
死ぬかもしれない時の最後のお願いが「エッチしたい」だもんな。
本能で生きる事にしたのかな、さすがに憧れの副騎士団長様が下発言していたら困るから外はもうダメだけどね。
フリードを見ていると、心が痛くなった。
助かったとはいえ、俺はフリードを置いて死ぬ事を考えていた。
逆の立場だったらとても悲しくなる事をしようとしていた。
ジッとフリードを見つめていたらフリードは首を傾げていた。
俺は何も言わず微笑むだけだった。
教えて無駄に傷付く必要はない、この気持ちは墓場まで持っていこうと思った。
「…あ、そうだ…ジョーカー…お前が聖騎士なのは俺達以外の誰にも言うなよ」
「は?なんで」
「もうすぐ新しい聖騎士が生まれるからだ、俺達はあくまで影から支えるんだ…いいな」
「……まぁ別にいいけど」
「おーい!大丈夫かぁー!!」
遠くから大きく叫ぶ声が聞こえた。
俺達は声のした方を見ると大きく手を振るロキの姿があった。
俺達を心配してきれくれたのか、焦ったような顔色だったのが遠くからでも何となく分かった。
俺達に駆け寄るとフリードだけだと思っていたのか俺とジョーカーもいる事に驚いていた。
フリードはロキに簡単にこの状況を説明した。
俺とジョーカーは爆弾魔の爆弾により絶体絶命のピンチだったけど何とか乗り越えた事を話した。
二人が聖騎士だと知らないロキに気を付けていた。
ロキは俺とジョーカーの近くにやってきて俺の頭を撫でた。
「大丈夫だったか?怪我は?」
「大丈夫です、ジョーカーが助けてくれたので」
「そっか、一般人を助けたジョーカーくんになにか表彰しないとな!」
「……そんなのいい」
ジョーカーは目線を逸らした。
もうそろそろ帰らないと夕飯に間に合わなくなりそうだな。
俺が立ち上がると二人も立ち上がった。
二人に今日は何を食べたいか聞こうと思ったら突然ジョーカーに背中と足に腕を回して横抱きされた。
驚いたのは俺だけではなく、俺達の関係を知らないロキも目を丸くしていた。
「…あの誰にも無関心なジョーカーくんが…」と呟いているのが聞こえた。
「じ、ジョーカー…」
「イリヤは疲れてるんだから今日はゆっくり休め」
「…でも、夕飯…」
「飯くらい俺達も作れる」
そう言うジョーカーに今度はフリードが驚いた顔をしていた。
その反応、料理出来ない人の反応じゃないのか?
不安だが、ジョーカーは「俺に任せろ、心配するな」と自信満々な顔をしているから俺は信じる事にした。
ロキはまだ何処かに爆弾があるかもしれないと一人で残って調べると言っていて俺達だけ先に帰らせてもらう事になった。
さっきまで普通に話していたのに最後のロキの顔が頭から離れなかった。
なんでロキはあんなに悲しそうに俺達を見ていたのか、その理由が俺には分からなかった。
「聖騎士……」
その言葉は誰にも届く事がなく、風によって消えていった。
先に覚醒した、だからなんだだのどちらがより愛を与えられただの言っていた。
実は俺より仲良しなんじゃないかなと微笑ましそうに二人を見ていた。
止めた方がいいよなと見守るのは止めて二人の間に入った。
俺は二人とも大好きなんだから順番なんてないよ。
そう伝えると何故か二人に抱きしめられた。
「うぐっ…くるしっ…」
「あっ、悪い」
「…あまりにもイリヤが可愛いからこうムラムラと」
「ジョーカー…」
フリードがジョーカーを睨んで俺をジョーカーから遠ざけるように後ろに庇いまた睨んでいた。
なんかジョーカーが吹っ切れたように感じたのは俺だけだろうか。
死ぬかもしれない時の最後のお願いが「エッチしたい」だもんな。
本能で生きる事にしたのかな、さすがに憧れの副騎士団長様が下発言していたら困るから外はもうダメだけどね。
フリードを見ていると、心が痛くなった。
助かったとはいえ、俺はフリードを置いて死ぬ事を考えていた。
逆の立場だったらとても悲しくなる事をしようとしていた。
ジッとフリードを見つめていたらフリードは首を傾げていた。
俺は何も言わず微笑むだけだった。
教えて無駄に傷付く必要はない、この気持ちは墓場まで持っていこうと思った。
「…あ、そうだ…ジョーカー…お前が聖騎士なのは俺達以外の誰にも言うなよ」
「は?なんで」
「もうすぐ新しい聖騎士が生まれるからだ、俺達はあくまで影から支えるんだ…いいな」
「……まぁ別にいいけど」
「おーい!大丈夫かぁー!!」
遠くから大きく叫ぶ声が聞こえた。
俺達は声のした方を見ると大きく手を振るロキの姿があった。
俺達を心配してきれくれたのか、焦ったような顔色だったのが遠くからでも何となく分かった。
俺達に駆け寄るとフリードだけだと思っていたのか俺とジョーカーもいる事に驚いていた。
フリードはロキに簡単にこの状況を説明した。
俺とジョーカーは爆弾魔の爆弾により絶体絶命のピンチだったけど何とか乗り越えた事を話した。
二人が聖騎士だと知らないロキに気を付けていた。
ロキは俺とジョーカーの近くにやってきて俺の頭を撫でた。
「大丈夫だったか?怪我は?」
「大丈夫です、ジョーカーが助けてくれたので」
「そっか、一般人を助けたジョーカーくんになにか表彰しないとな!」
「……そんなのいい」
ジョーカーは目線を逸らした。
もうそろそろ帰らないと夕飯に間に合わなくなりそうだな。
俺が立ち上がると二人も立ち上がった。
二人に今日は何を食べたいか聞こうと思ったら突然ジョーカーに背中と足に腕を回して横抱きされた。
驚いたのは俺だけではなく、俺達の関係を知らないロキも目を丸くしていた。
「…あの誰にも無関心なジョーカーくんが…」と呟いているのが聞こえた。
「じ、ジョーカー…」
「イリヤは疲れてるんだから今日はゆっくり休め」
「…でも、夕飯…」
「飯くらい俺達も作れる」
そう言うジョーカーに今度はフリードが驚いた顔をしていた。
その反応、料理出来ない人の反応じゃないのか?
不安だが、ジョーカーは「俺に任せろ、心配するな」と自信満々な顔をしているから俺は信じる事にした。
ロキはまだ何処かに爆弾があるかもしれないと一人で残って調べると言っていて俺達だけ先に帰らせてもらう事になった。
さっきまで普通に話していたのに最後のロキの顔が頭から離れなかった。
なんでロキはあんなに悲しそうに俺達を見ていたのか、その理由が俺には分からなかった。
「聖騎士……」
その言葉は誰にも届く事がなく、風によって消えていった。
11
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(13件)
あなたにおすすめの小説
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…
彩ノ華
BL
あのぅ、、おれ一応悪役なんですけど〜??
ひょんな事からこの世界に転生したオレは、自分が悪役だと思い出した。そんな俺は…!!ヒロイン(男)と攻略対象者達の恋愛を全力で応援します!断罪されない程度に悪役としての責務を全うします_。
みんなから嫌われるはずの悪役。
そ・れ・な・の・に…
どうしてみんなから構われるの?!溺愛されるの?!
もしもーし・・・ヒロインあっちだよ?!どうぞヒロインとイチャついちゃってくださいよぉ…(泣)
そんなオレの物語が今始まる___。
ちょっとアレなやつには✾←このマークを付けておきます。読む際にお気を付けください☺️
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
BLゲームの脇役に転生したはずなのに
れい
BL
腐男子である牧野ひろは、ある日コンビニ帰りの事故で命を落としてしまう。
しかし次に目を覚ますと――そこは、生前夢中になっていた学園BLゲームの世界。
転生した先は、主人公の“最初の友達”として登場する脇役キャラ・アリエス。
恋愛の当事者ではなく安全圏のはず……だったのに、なぜか攻略対象たちの視線は主人公ではなく自分に向かっていて――。
脇役であるはずの彼が、気づけば物語の中心に巻き込まれていく。
これは、予定外の転生から始まる波乱万丈な学園生活の物語。
⸻
脇役くん総受け作品。
地雷の方はご注意ください。
随時更新中。
少女漫画の当て馬に転生したら聖騎士がヤンデレ化しました
猫むぎ
BL
※イヴ視点26以降(ハルフィリア編)大幅修正いたします。
見てくださった皆様には申し訳ございません。
これからも見ていただけたら嬉しいです。
外の世界に憧れを抱いていた少年は、少女漫画の世界に転生しました。
当て馬キャラに転生したけど、モブとして普通に暮らしていたが突然悪役である魔騎士の刺青が腕に浮かび上がった。
それでも特に刺青があるだけでモブなのは変わらなかった。
漫画では優男であった聖騎士が魔騎士に豹変するまでは…
出会う筈がなかった二人が出会い、聖騎士はヤンデレと化す。
メインヒーローの筈の聖騎士に執着されています。
最上級魔導士ヤンデレ溺愛聖騎士×当て馬悪役だけどモブだと信じて疑わない最下層魔導士
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
退会済ユーザのコメントです
好きです!
応援します!
返信遅くなり申し訳ございません!
気に入っていただけて嬉しいです!
これからもよろしくお願いいたします。
フリードの最後のセリフがフラグっぽいですね(*´▽`*)
コメントありがとうございます!
やっとここまでやってきました。
どんどん進んでまいりますので、お付き合いいただけたら嬉しいです!