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「おい!ソフィア嬢!ランセル部隊長達が戻ったぞ!」
大声で治癒室に入ってきたのはグレイだった。
「ただ意識が無いみたいだ。今治癒室に…」
言い終わらないうちにアルフォンスが運ばれてきた。
顔色は悪く出血もあるようだ。
「すぐに寝かせて!ソフィア!」
エリーに声をかけられて弾けるようにソフィアはアルフォンスに駆け寄った。
「状況は?何の魔獣に襲われたの!?」
アルフォンスを抱えきてた騎士にエリーが言う。
彼らも怪我をしていて戦いの激しさを物語っていた。
「部隊長の傷は狼型の魔獣によるものです。デモンズハーピーって言う魔獣と一緒に出てきたんです。数が多くて厄介だったけど狼型の方は何とか倒せたんです。ただデモンズハーピーと戦っていた部隊長が急に光ってそのあと倒れて、そしたらデモンズハーピーはそのまま逃げてしまって」
ソフィアはアルフォンスの身体に手をかざす。
傷は多いがそこまで深いものは無さそうだ。肋骨が数本折れている。
とにかく集中して傷を塞ぎ骨を繋いでいく。
しばらくするとゆっくりと顔色も戻ってきて呼吸も落ち着いてきた。
「…良かった」
傷は全て治療出来ただろう。
無事に治癒出来て思わず呟いた。
しかし彼に治癒の術をかけた時に分かってしまった。彼の体の中にあるべきはずの物がない事に。
何度も確認するようにアルフォンスの身体に手を翳し、間違いであって欲しいと願う。
「アル…」
眠っているアルフォンスの頬をそっと撫でてから立ち上がる。彼の長い睫毛がピクっと揺れた。
ソフィアが大好きな彼の寝顔。
「エリーさん」
アルフォンスを抱えてきた騎士達の治癒をしていたエリーに声をかける。
「ソフィア、ランセル卿は?」
「傷は治りました。明日には目を覚ますと思います」
「そう。怪我はあったけど帰ってきてくれて良かったわね」
ソフィアの事をずっと心配してくれていたのだろう、エリーは優しく微笑んだ。
そんなエリーを見てソフィアは背筋を伸ばして言う。
「エリーさん、副団長に報告をお願いできますか?」
「え?カイルに?」
不思議そうに言うエリーは首を傾げた。
ソフィアは大きく息を吸う。
「想定していた最悪の状況が起きました」
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言い終わらないうちにアルフォンスが運ばれてきた。
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エリーに声をかけられて弾けるようにソフィアはアルフォンスに駆け寄った。
「状況は?何の魔獣に襲われたの!?」
アルフォンスを抱えきてた騎士にエリーが言う。
彼らも怪我をしていて戦いの激しさを物語っていた。
「部隊長の傷は狼型の魔獣によるものです。デモンズハーピーって言う魔獣と一緒に出てきたんです。数が多くて厄介だったけど狼型の方は何とか倒せたんです。ただデモンズハーピーと戦っていた部隊長が急に光ってそのあと倒れて、そしたらデモンズハーピーはそのまま逃げてしまって」
ソフィアはアルフォンスの身体に手をかざす。
傷は多いがそこまで深いものは無さそうだ。肋骨が数本折れている。
とにかく集中して傷を塞ぎ骨を繋いでいく。
しばらくするとゆっくりと顔色も戻ってきて呼吸も落ち着いてきた。
「…良かった」
傷は全て治療出来ただろう。
無事に治癒出来て思わず呟いた。
しかし彼に治癒の術をかけた時に分かってしまった。彼の体の中にあるべきはずの物がない事に。
何度も確認するようにアルフォンスの身体に手を翳し、間違いであって欲しいと願う。
「アル…」
眠っているアルフォンスの頬をそっと撫でてから立ち上がる。彼の長い睫毛がピクっと揺れた。
ソフィアが大好きな彼の寝顔。
「エリーさん」
アルフォンスを抱えてきた騎士達の治癒をしていたエリーに声をかける。
「ソフィア、ランセル卿は?」
「傷は治りました。明日には目を覚ますと思います」
「そう。怪我はあったけど帰ってきてくれて良かったわね」
ソフィアの事をずっと心配してくれていたのだろう、エリーは優しく微笑んだ。
そんなエリーを見てソフィアは背筋を伸ばして言う。
「エリーさん、副団長に報告をお願いできますか?」
「え?カイルに?」
不思議そうに言うエリーは首を傾げた。
ソフィアは大きく息を吸う。
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