悪役に転生したので責務を全うしたら勇者に執着されました。

ラーム

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脱出失敗

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きっと3つ目の門も反対側にあるんだろう。そう思い、一目散に反対側へ走る。

流石に3つ目ともなると警備が厳重で至る所に有刺鉄線や罠が仕掛けられている。ラルト!末恐ろしいヤツめ!

そして予想通り、3つ目の門も反対側にあった。よし!この距離なら開けて逃げるまでの時間はある!

そう思って鍵を手に取り、鍵穴にさす。が、そのまま回らない。
上下が反対だったかと思い、再度試すが、それで上手くいかない。

「嘘だろ…なんで。」

「あーあ。油断しちゃったね?」

後ろからラルトの声が聞こえる。

門の部分がくぼみになっているため、逃げ場もなく、そのまま捕まってしまった。

「くっそ…、離せ!」

「…ねえノア?俺今すっごい怒ってるんだよ?身分相応の言動を取った方が身のためだと思うけど。」

氷のような冷たい声に思わず体が硬直する。その間にラルトは僕をお姫様抱っこして、何かを唱えた。
次の瞬間にはあの監禁部屋に戻っていた。

「は…?瞬間移動魔法?」

「そうだよ。ノアがいちいち手で書いてたヤツ。」

そう格の違いをまざまざと見せつれられる。レベル100のラルトはこんなこともできるのか…。

「それで、あんなに逃げられないって言ったのに…なんで逃げたの?」

「……。最後の門の鍵は?」

「俺が持ってるけど?2回上手くいったから調子に乗っちゃった?」

そう言ってラルトは胸ポケットから鍵を出してくる。

「……逃げ回る私を見て笑っていたのか?」

「まぁ無駄なことしてるな…とは思ったけどね。笑えるほど面白い事でもないし。」

「それで、こんなことしたんだもん。お仕置だよね?」

「…は、?お仕置…?」

「だって俺言ったでしよ?戻ってきたら許してあげるって。戻ってこなかったってことはそれ相応の罰を受ける覚悟があるって事だよね?」

するとラルトは僕の手を握ってくる。

「うぁっ、……♡♡、はぁーっ……♡♡♡♡」

「まだ2回目なのに俺の魔力で発情しちゃうのノア?」

「ちがっ、う♡♡♡、っぅっ……♡♡」

「ほらここもこんなに勃ってるよ。触ってみな?」

そう言ってラルトは僕の手を掴み、ペニスの方へ持っていく。そこは確かに勃っていて、先走りで少し濡れていた。

「や、めろ、……!♡♡っっ……うっ」

手を外そうと力を入れようとしたが、快楽のせいか上手く力が入らない。

「本当はさ、ずっとあとに使おうと思ってたんだよね。でもノアがあんなことするなら…ね?」

そう言ってラルトが紙袋から取り出したのはローター3つと大きなディルド、それにしっぽがついたアナルビーズだった。
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