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035. ゲームのあらすじ?
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アイテムボックスから、綺麗にした木製のスープ皿を取り出してカウンターに置いた。
「ドナードさん、昨夜はバタバタ煩くしてすみませんでした。シチューとっても美味しかったです……今日はボコンとサラランのソテー盛り合わせで……」
「あん?あんなの煩いの中には入んねぇよ。それよか美味しかったと言うわりにうかねぇツラだな。どうした?」
お皿を返すついでにドナードの店で昼を済まそうとやってきたが、店内ではすでに数人の酔っ払いが出来上がっており大声で騒いでいる。これが日常なドナードにとってみれば、確かに昨夜の事など騒ぎのうちにはならないだろう。
「現実を目の当たりにして少し落ち込んでいるだけなので大丈夫ですよ。私はトミトミーサンドとミルトースープをお願いします」
落ち込んでいる俺とニコニコと楽しそうなアランを交互に見比べてドナードさんは不思議そうにしながらも手はしっかり動いている。職人だ。料理名からどんな料理か想像はできなかったが、ボコンとは確か野球ボールに似たまん丸の魔物。何系の魔物かわからないので味の予想すらつかないがぷにぷにしてそうな球体でおもちっぽくはあった。
正体不明な魔物肉だけどドナードさんの腕なら間違いないだろうと信じている。
「現実ぅ!?そいつの世間知らずなんざ今更だろうが!!ほらよ、ボコンとサラランのソテー盛り合わせとトミトミーサンドとミルトースープお待ち」
お皿いっぱいに広がるちょっと潰れたドームのようなもの……これがボコンか。上に乗っけられた千切り人参みたいなのがサラランかな?
「この国の常識に疎いだけで、別に世間知らずってわけじゃないですよ!!いただきます!!」
さっそくナイフとフォークをボコンへ入れると、ほぼ抵抗なくスッとフォークが刺さりナイフも力を入れる事なくさっくりと切れた。あの謎生物ボコンの味をついに……ふわっと香ってくる嗅ぎ慣れた香り。これは……口へ運びゆっくり咀嚼する。間違いないこれはマッシュルームだ。
「いただきます。うん……ミルトーミルクの優しい味が体に沁みます」
さすが俺の師匠だな。素材の持つ味を下手にいじる事なく旨みが活かされている。
「今は騎士養成学校の学生寮に住まわせてもらっているんですけど、学生でもないのに部屋を占拠してるのが申し訳ないので部屋を借りようと思ったんですよ。サラランって植物でしたよね?カルパスみたいな味がする」
魔物であるボコンがキノコ味で植物のサラランが肉の味とは不思議だ。
「台所付き、風呂トイレ別なんて高望みするからだよ。条件に当てはまる物件だと月に金貨3枚の豪邸と聞いて項垂れて帰ってきたところです」
「だって、学生寮は個別だったからそれが基準なんだと思うじゃんか」
「騎士養成学校といやぁ貴族のご子息達が通う場所だ。寮だって特別なのは当たり前だろうが」
それはもうアランに散々笑われた。
「トイレは共同でもいいから屋内がいいって言っただけじゃん。お風呂も台所もない場所に家賃払い続けるなら野宿の方がまだいいよ」
荷物なんてアイテムボックスに入れとけば何もないし、体も服もクリーンで綺麗になるし、外では焚き火し放題だもん。不自由になる家にお金を払う意味がわかんない。
「……いい物件に心当たりがあるぞ。台所あり、風呂あり、トイレは共同だが屋内にあり。家賃は……月々銀貨3枚」
「何その好条件!!紹介してください師匠!!可愛い弟子のメンタルのためにも!!」
スライム狩ったり薬草採取しかできない駆け出し冒険者では銀貨も難しかろうが、今では狩れる魔物も採取出来る素材も増えてきて、冒険者ランクが上がった事で受けられる依頼も増える事だし、相場を知っておきたいと不動産屋を紹介してもらって……世知辛い現実と向き合っていたのだが、そんな現実味のある好条件初めて聞いた。どんなオンボロだろうと許可を貰えるならすぐに掃除もできる。
「勝手に弟子を語るなと言ってるだろうが!!……ここだよ。ここ」
そう言ってドナードは酒場の天井を親指を立てて指し示した。
ここ…確かにドナード酒場の2階は主人公の住居として使われていたが、それは家主であるドナードから酒場ごと譲り受けたからで……。
「いやいやいや、無理無理無理っ!!リアルで酒場経営とか無理っ!!」
経営者なんてゲームの中だからできたことで、自分が店主になって働くとか無理。特にこの店なんて一癖も二癖もある客ばかりだ。
「誰がテメェに店を譲る話をしたよ。2階の居住スペースを貸してやるって言ってんだよ。膝の傷が年々悪化していくせいでもう2階は使ってなかったんだ。今はもう数軒先に家を買っているから空いてるんだよ。店の掃除や仕込みの手伝いをたまにしてくれりゃ月に銀貨1枚まで負けてやるぞ」
胸が締め付けられる様にキュンっとときめいた。
ドナードイケメンか!?おそらくお願いしたら、無償でも貸してくれただろうに銀貨1枚というリアルな数字で俺が気にしない様にと気を使ってくれている。
「ドナードさんっ……ぐえっ!!」
嬉しさのあまりカウンターを飛び越えてドナードさんに抱きつきかけた俺の襟首をアランに掴まれた。
「とても良い条件だと思います。ですが一番外せない条件があります」
そんなのあったっけ?
「もちろん二部屋あるし二人で住んでもらってかまわん。台所はこの厨房を好きに使っていい……破格?」
「それは破格ですね。今日からでもお願いしたいぐらいです。仮押さえに先に金貨一枚お支払いしましょう」
なんか俺が置いてけぼりになって二人で話がどんどん進んでいく。
やっぱりアランも一緒に住むつもりだったんだね……あれ?
ドナードから酒場を譲り受けて、候補者の中から結婚相手を選んで、結婚して共に酒場を盛り上げていく……これがゲームの大まかな流れ。あれあれ?
「ドナードさん、昨夜はバタバタ煩くしてすみませんでした。シチューとっても美味しかったです……今日はボコンとサラランのソテー盛り合わせで……」
「あん?あんなの煩いの中には入んねぇよ。それよか美味しかったと言うわりにうかねぇツラだな。どうした?」
お皿を返すついでにドナードの店で昼を済まそうとやってきたが、店内ではすでに数人の酔っ払いが出来上がっており大声で騒いでいる。これが日常なドナードにとってみれば、確かに昨夜の事など騒ぎのうちにはならないだろう。
「現実を目の当たりにして少し落ち込んでいるだけなので大丈夫ですよ。私はトミトミーサンドとミルトースープをお願いします」
落ち込んでいる俺とニコニコと楽しそうなアランを交互に見比べてドナードさんは不思議そうにしながらも手はしっかり動いている。職人だ。料理名からどんな料理か想像はできなかったが、ボコンとは確か野球ボールに似たまん丸の魔物。何系の魔物かわからないので味の予想すらつかないがぷにぷにしてそうな球体でおもちっぽくはあった。
正体不明な魔物肉だけどドナードさんの腕なら間違いないだろうと信じている。
「現実ぅ!?そいつの世間知らずなんざ今更だろうが!!ほらよ、ボコンとサラランのソテー盛り合わせとトミトミーサンドとミルトースープお待ち」
お皿いっぱいに広がるちょっと潰れたドームのようなもの……これがボコンか。上に乗っけられた千切り人参みたいなのがサラランかな?
「この国の常識に疎いだけで、別に世間知らずってわけじゃないですよ!!いただきます!!」
さっそくナイフとフォークをボコンへ入れると、ほぼ抵抗なくスッとフォークが刺さりナイフも力を入れる事なくさっくりと切れた。あの謎生物ボコンの味をついに……ふわっと香ってくる嗅ぎ慣れた香り。これは……口へ運びゆっくり咀嚼する。間違いないこれはマッシュルームだ。
「いただきます。うん……ミルトーミルクの優しい味が体に沁みます」
さすが俺の師匠だな。素材の持つ味を下手にいじる事なく旨みが活かされている。
「今は騎士養成学校の学生寮に住まわせてもらっているんですけど、学生でもないのに部屋を占拠してるのが申し訳ないので部屋を借りようと思ったんですよ。サラランって植物でしたよね?カルパスみたいな味がする」
魔物であるボコンがキノコ味で植物のサラランが肉の味とは不思議だ。
「台所付き、風呂トイレ別なんて高望みするからだよ。条件に当てはまる物件だと月に金貨3枚の豪邸と聞いて項垂れて帰ってきたところです」
「だって、学生寮は個別だったからそれが基準なんだと思うじゃんか」
「騎士養成学校といやぁ貴族のご子息達が通う場所だ。寮だって特別なのは当たり前だろうが」
それはもうアランに散々笑われた。
「トイレは共同でもいいから屋内がいいって言っただけじゃん。お風呂も台所もない場所に家賃払い続けるなら野宿の方がまだいいよ」
荷物なんてアイテムボックスに入れとけば何もないし、体も服もクリーンで綺麗になるし、外では焚き火し放題だもん。不自由になる家にお金を払う意味がわかんない。
「……いい物件に心当たりがあるぞ。台所あり、風呂あり、トイレは共同だが屋内にあり。家賃は……月々銀貨3枚」
「何その好条件!!紹介してください師匠!!可愛い弟子のメンタルのためにも!!」
スライム狩ったり薬草採取しかできない駆け出し冒険者では銀貨も難しかろうが、今では狩れる魔物も採取出来る素材も増えてきて、冒険者ランクが上がった事で受けられる依頼も増える事だし、相場を知っておきたいと不動産屋を紹介してもらって……世知辛い現実と向き合っていたのだが、そんな現実味のある好条件初めて聞いた。どんなオンボロだろうと許可を貰えるならすぐに掃除もできる。
「勝手に弟子を語るなと言ってるだろうが!!……ここだよ。ここ」
そう言ってドナードは酒場の天井を親指を立てて指し示した。
ここ…確かにドナード酒場の2階は主人公の住居として使われていたが、それは家主であるドナードから酒場ごと譲り受けたからで……。
「いやいやいや、無理無理無理っ!!リアルで酒場経営とか無理っ!!」
経営者なんてゲームの中だからできたことで、自分が店主になって働くとか無理。特にこの店なんて一癖も二癖もある客ばかりだ。
「誰がテメェに店を譲る話をしたよ。2階の居住スペースを貸してやるって言ってんだよ。膝の傷が年々悪化していくせいでもう2階は使ってなかったんだ。今はもう数軒先に家を買っているから空いてるんだよ。店の掃除や仕込みの手伝いをたまにしてくれりゃ月に銀貨1枚まで負けてやるぞ」
胸が締め付けられる様にキュンっとときめいた。
ドナードイケメンか!?おそらくお願いしたら、無償でも貸してくれただろうに銀貨1枚というリアルな数字で俺が気にしない様にと気を使ってくれている。
「ドナードさんっ……ぐえっ!!」
嬉しさのあまりカウンターを飛び越えてドナードさんに抱きつきかけた俺の襟首をアランに掴まれた。
「とても良い条件だと思います。ですが一番外せない条件があります」
そんなのあったっけ?
「もちろん二部屋あるし二人で住んでもらってかまわん。台所はこの厨房を好きに使っていい……破格?」
「それは破格ですね。今日からでもお願いしたいぐらいです。仮押さえに先に金貨一枚お支払いしましょう」
なんか俺が置いてけぼりになって二人で話がどんどん進んでいく。
やっぱりアランも一緒に住むつもりだったんだね……あれ?
ドナードから酒場を譲り受けて、候補者の中から結婚相手を選んで、結婚して共に酒場を盛り上げていく……これがゲームの大まかな流れ。あれあれ?
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