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011.それはただのドロップ品です
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揺らぎの森は鬱蒼とした危険な森……ではなく、明るい陽の光が差し込む綺麗な森だ。
冒険者もよく訪れるので倒木や雑草なんかも処理されているから……らしい。
「それで?本当の目的はホットデビルプランツか?」
「お、さすがアラン。もうバレてるか」
「まったり平原で『塩』なら、そうくるだろうなと思った。目的は『胡椒』だろう?」
「ああ、塩だけだとやっぱり物足りないもん。胡椒の香りと辛味も足したい」
しかもここではツノウサギの肉も手に入る。街で食べたのはまだ臭みが残っていたけど、毒消し草を使えばもっと美味しく食べられるはず。
「それは楽しみだな。胡椒は貴族には好まれない。あれを食べるのは魔族ぐらいだということで『ホットデビルプランツ』と呼ばれているぐらいだ」
「え~もったいない……まぁ砂糖とは真逆にある様な食材だもんな。仕方ないか。じゃあアランは胡椒は食べた事無し?」
「いや……幼い頃に一度、舌がとても痛かったのを覚えている」
そのまま胡椒だけ食べたらそうなるだろう。胡椒のポテンシャルをツノウサギのステーキにして味あわせてやりたいもんだ。
アランの反応を想像しながら歩いていると、アランが足を止めた……ということは敵か!?
己の索敵能力ではなく、アランの反応で敵を感知出来るようになっている。これを他力本願というのだろう。
よく周囲に注意を払うと、とっても気になる木があった。普通の木のフリをしているがどう見ても顔がある。アランに耳打ちされて、試しに背中を見せてみるとちょこちょこと近づいてきて、振り返るとまた普通の木のフリ……うん、トレントストーカーだ。
「火属性が弱点だが、他の木に燃え移る危険性があるから剣で斬り倒すのが無難だ」
「わかった」
剣を構えて斬り掛かると、トレントストーカーも普通の木のフリを止めて木の枝を靭やかな鞭の様に振りかかってきた。
昨日の戦闘でレベルが上がっているのか、その動きははっきり見えるし、避けようとした身体もすんなり動いてくれる……イケる!!
進行を邪魔する枝を避けて、斬り落としながら本体へと剣を振り下ろした。
「少し剣の扱いにも慣れてきたみたいだな。綺麗な剣捌きだったよ」
そうやって褒めて貰えるとモチベも上がるというもの……さてさて、ドロップ品は……。
「煌めきリンゴ出てる!!幸先良いな!!」
今夜も野宿予定でいるので、デザートにちょうどいい。甘過ぎないでくれると良いな。期待を込めてアイテムボックスへと収納してついでにクエストアイテムの木材もしまう。
ゲーム画面では小さな丸太だったけど、実物の丸太はかなり大きい。アイテムボックスがなければ運ぶのにかなり苦労するだろう。本当にその点は大助かりだよな。
ーーーーーー
「陸也!!そっちに行ったぞ!!」
「うっわぁ!!もう!!こいつらちょこまかと……ぅおりゃっ!!」
剣を思い切り振り下ろしたけど、それは地面へと突き刺さった。
「ファイアボール!!」
刺さった剣に動きを封じられた一瞬を狙って、俺に飛びかかってきた3匹のホットデビルプランツはアランの魔法で一瞬で燃やされてしまった。
「ありがと、助かったよ」
「動きが速い敵に反応するにはまだまだ経験が必要だな」
「1匹づつなら対処できたよ」
3匹それぞれに違う動きをしてきて、しかもこいつら動き回るし……体は反応しきれなかったけど、目で追えてただけ偉いと思う。
「魔物が正々堂々、一体づつ相手してくれるわけないだろう?戦いの最中でも他の魔物が飛び込んでくることもあるんだ。あとお前は一振り一振りの動きが大きすぎる。大剣じゃないんだから力任せに振るんじゃない」
「はーい……」
全てがごもっともなので反論の余地もない。
目では追えてるし、攻撃避けたりはできてるから……指摘されたように問題は剣の扱いだよなぁ。
「次はアランが剣で戦ってるとこみてみたい」
地面に突き刺してしまっていた剣を引き抜いて確認……うん、刃こぼれはしてなさそうでよかった。借りていたその剣をアランへと返す。数回手合わせという打ち込みはさせてもらったけど、対魔物戦のお手本を見て動きのイメージを掴んでおきたい。
「その剣は陸也が使っていてくれていい。私には別に剣がある」
そういって腰の携えていた剣を軽く鞘から引いて見せてくれた。
その剣も切れ味凄そうに光っている。
ホットデビルプランツの倒れた後に残っていた木の器に入れられた胡椒を拾い上げる。
う~ん……鼻を抜ける香りに夕飯への期待が高まるなぁ。焼肉屋とかで見たゴリゴリする道具はないから石とかで叩き砕いて使えばいいのかな?
胡椒の他にも白い花が落ちていた。甘ったるくはなく爽やかな甘さの香りのする花だ。一本の枝に可愛らしい小さな花がいくつか手毬みたいに集まって咲いている。
「この花はアランにあげる。花、好きだろ?」
綺麗な花で香りもいいし、誰かに贈るのにちょうどいいのではなかろうか?あれだけヒロインにちょこちょこ花を贈っていたということはアイテムボックスの中には常にストックを貯めていたとみた。
「これを……私に?」
え……なにその反応。顔真っ赤にして俯かれても困るんですけど!?
なに?花を贈ることってなんか意味があんの?てかそもそもこれは贈ってるんじゃなくてドロップ品の受け渡しなだけで何か特別な意味があったとしてもそういうことではなくて……。
「いや、わるい……気にしないでくれ。ありがたくいただくよ」
気にしないでというなら、そんな花を両手で持って花みたいに満開の笑顔で嬉しそうに微笑まないで!!
まずったなぁ……これからアランに花を渡す時ともらう時には注意しよう。
冒険者もよく訪れるので倒木や雑草なんかも処理されているから……らしい。
「それで?本当の目的はホットデビルプランツか?」
「お、さすがアラン。もうバレてるか」
「まったり平原で『塩』なら、そうくるだろうなと思った。目的は『胡椒』だろう?」
「ああ、塩だけだとやっぱり物足りないもん。胡椒の香りと辛味も足したい」
しかもここではツノウサギの肉も手に入る。街で食べたのはまだ臭みが残っていたけど、毒消し草を使えばもっと美味しく食べられるはず。
「それは楽しみだな。胡椒は貴族には好まれない。あれを食べるのは魔族ぐらいだということで『ホットデビルプランツ』と呼ばれているぐらいだ」
「え~もったいない……まぁ砂糖とは真逆にある様な食材だもんな。仕方ないか。じゃあアランは胡椒は食べた事無し?」
「いや……幼い頃に一度、舌がとても痛かったのを覚えている」
そのまま胡椒だけ食べたらそうなるだろう。胡椒のポテンシャルをツノウサギのステーキにして味あわせてやりたいもんだ。
アランの反応を想像しながら歩いていると、アランが足を止めた……ということは敵か!?
己の索敵能力ではなく、アランの反応で敵を感知出来るようになっている。これを他力本願というのだろう。
よく周囲に注意を払うと、とっても気になる木があった。普通の木のフリをしているがどう見ても顔がある。アランに耳打ちされて、試しに背中を見せてみるとちょこちょこと近づいてきて、振り返るとまた普通の木のフリ……うん、トレントストーカーだ。
「火属性が弱点だが、他の木に燃え移る危険性があるから剣で斬り倒すのが無難だ」
「わかった」
剣を構えて斬り掛かると、トレントストーカーも普通の木のフリを止めて木の枝を靭やかな鞭の様に振りかかってきた。
昨日の戦闘でレベルが上がっているのか、その動きははっきり見えるし、避けようとした身体もすんなり動いてくれる……イケる!!
進行を邪魔する枝を避けて、斬り落としながら本体へと剣を振り下ろした。
「少し剣の扱いにも慣れてきたみたいだな。綺麗な剣捌きだったよ」
そうやって褒めて貰えるとモチベも上がるというもの……さてさて、ドロップ品は……。
「煌めきリンゴ出てる!!幸先良いな!!」
今夜も野宿予定でいるので、デザートにちょうどいい。甘過ぎないでくれると良いな。期待を込めてアイテムボックスへと収納してついでにクエストアイテムの木材もしまう。
ゲーム画面では小さな丸太だったけど、実物の丸太はかなり大きい。アイテムボックスがなければ運ぶのにかなり苦労するだろう。本当にその点は大助かりだよな。
ーーーーーー
「陸也!!そっちに行ったぞ!!」
「うっわぁ!!もう!!こいつらちょこまかと……ぅおりゃっ!!」
剣を思い切り振り下ろしたけど、それは地面へと突き刺さった。
「ファイアボール!!」
刺さった剣に動きを封じられた一瞬を狙って、俺に飛びかかってきた3匹のホットデビルプランツはアランの魔法で一瞬で燃やされてしまった。
「ありがと、助かったよ」
「動きが速い敵に反応するにはまだまだ経験が必要だな」
「1匹づつなら対処できたよ」
3匹それぞれに違う動きをしてきて、しかもこいつら動き回るし……体は反応しきれなかったけど、目で追えてただけ偉いと思う。
「魔物が正々堂々、一体づつ相手してくれるわけないだろう?戦いの最中でも他の魔物が飛び込んでくることもあるんだ。あとお前は一振り一振りの動きが大きすぎる。大剣じゃないんだから力任せに振るんじゃない」
「はーい……」
全てがごもっともなので反論の余地もない。
目では追えてるし、攻撃避けたりはできてるから……指摘されたように問題は剣の扱いだよなぁ。
「次はアランが剣で戦ってるとこみてみたい」
地面に突き刺してしまっていた剣を引き抜いて確認……うん、刃こぼれはしてなさそうでよかった。借りていたその剣をアランへと返す。数回手合わせという打ち込みはさせてもらったけど、対魔物戦のお手本を見て動きのイメージを掴んでおきたい。
「その剣は陸也が使っていてくれていい。私には別に剣がある」
そういって腰の携えていた剣を軽く鞘から引いて見せてくれた。
その剣も切れ味凄そうに光っている。
ホットデビルプランツの倒れた後に残っていた木の器に入れられた胡椒を拾い上げる。
う~ん……鼻を抜ける香りに夕飯への期待が高まるなぁ。焼肉屋とかで見たゴリゴリする道具はないから石とかで叩き砕いて使えばいいのかな?
胡椒の他にも白い花が落ちていた。甘ったるくはなく爽やかな甘さの香りのする花だ。一本の枝に可愛らしい小さな花がいくつか手毬みたいに集まって咲いている。
「この花はアランにあげる。花、好きだろ?」
綺麗な花で香りもいいし、誰かに贈るのにちょうどいいのではなかろうか?あれだけヒロインにちょこちょこ花を贈っていたということはアイテムボックスの中には常にストックを貯めていたとみた。
「これを……私に?」
え……なにその反応。顔真っ赤にして俯かれても困るんですけど!?
なに?花を贈ることってなんか意味があんの?てかそもそもこれは贈ってるんじゃなくてドロップ品の受け渡しなだけで何か特別な意味があったとしてもそういうことではなくて……。
「いや、わるい……気にしないでくれ。ありがたくいただくよ」
気にしないでというなら、そんな花を両手で持って花みたいに満開の笑顔で嬉しそうに微笑まないで!!
まずったなぁ……これからアランに花を渡す時ともらう時には注意しよう。
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