31 / 33
二人きり
しおりを挟む
結局、お風呂の貸し切り時間を過ぎてもキースさんとギルは戻って来ず、休憩所のソファーで休んで待っているとご機嫌な顔のギルとキースさんは疲れた顔をして戻って来た。
「もう貸し切り時間過ぎちゃったよ?」
「おお……湯上がりですべすべだなぁ……」
……せっかくお風呂入って綺麗になったのにギルに頬擦りをされて……ベタベタする。
「ご苦労さん。疲れた顔してんなぁ……取り敢えず風呂行ってこいよ」
ユーリカはキースさんの肩を叩きながらタオルを渡している。
「はい……そうします……ユーリカさんも大変ですね」
「だろ?俺も愛され過ぎて辛いんだよ」
疲れた笑顔で受けとるキースさん……。
「ギルも行っておいでよ。ギル達がお風呂上がったらレストランでご飯だって」
ギルの顔を押して腕から抜け出そうと身を捩った。
「そうだな、すぐ戻る。ユーリカの側を離れるなよ」
ギルの腕から抜け出すとユーリカの腕にしがみついてキースさんとギルに手を振った。
「……嫉妬する必要ねぇぞ?」
「…………」
ギュッとユーリカの腕を掴む腕に力を込める。
そんな筈はないとわかっていても……ユーリカの綺麗な体を見てしまったら不安で仕方ない。
「……どうせあいつらの事だ。長湯はしねぇだろうし先に注文だけして待とう」
ユーリカは俺の頭を撫でて歩き出した。
……足の長さも違うな……。
合わない歩幅に初めて悲しみを覚えた。
ーーーーーー
「ちっ……だからもう飲むなって止めたのに……誰が運ぶんだよ」
酔いつぶれたギルの体をユーリカは遠慮なく蹴っている。
大声をあげて泣き出さなかっただけ今日は良い方だと思う。
「俺が運びますよ。飲ませたのは俺ですから……」
キースさんに俺の話を振られて上機嫌で飲んでいたギルはキースさんに勧められるまま、ユーリカが止めるのも聞かずにこの姿だ。
「響?ずっと黙ってるけど……眠くなっちゃった?」
下を向いていた顔をキースさんに覗き込まれる。
「……眠くはない」
それだけ答えるのがやっと……。
キースさんもユーリカみたいに綺麗な方が良いんじゃないかと嫉妬していたのも吹っ飛ぶぐらいに羞恥の刑を受けた。
ギルとキースさんに競いあうようにお褒めの言葉を連発されて頭の中は恥ずかしさと居たたまれなさでいっぱいだった。
誉められてるのに責められている気持ちになったのは何故だろう。
「自分の話をされて恥ずかしかった?」
「……ええ、はい」
「ごめんね。でも響が可愛いくて仕方ないのは本当……ギルバードさんに負けたくなくてムキになっちゃったのは認めるけど……」
耳にキースさんの吐息が……ギルに勧められてキースさんもけっこう飲んでいた。アルコールをはらんだ吐息に……酔ってしまったのか胸が、体が熱くなる。
「ほらよ……お前達の部屋の鍵。続きは部屋でやって貰って良いか?」
ユーリカに投げられた鍵を受け止める。
「俺達って……ユーリカ達も一緒の部屋じゃないの?」
「んな野暮な事するかよ……じゃあ俺も部屋に戻るわ」
「あ、じゃあギルバードさんを……」
立ち上がったキースさんをユーリカは手で制した。
「平気だ。こいつは俺に任せて二人の時間を楽しみな……」
ユーリカはギルの両足を両脇で挟むとその体を引きずった。
ゴンッ!!
「ちょっ!!ユーリカ!?」
椅子から落ちたギルの後頭部から心配になる音が……。
「これぐらいで起きやしねぇよ……じゃあまた明日の朝な……」
そのままズルズルとギルの体を引きずって行く……。
「ユーリカさん……強いな」
「……うん」
いつも二人より先に寝てしまうから知らなかったけど……ギルが最近抜け毛を気にしているのはユーリカのせいでは無いのだろうか。
「……俺達も部屋に行こうか」
「うん……」
呆気に取られてドキドキしていた熱は冷めていた。
……けど。
ユーリカ!!ベッドが一つしか無いよ!?
部屋に着くと部屋の中央にドーンと鎮座する大きなベッド。
ソファーはあるけどベッドはそれ一つしか無い。
お風呂は入った。ご飯も食べた。
あとは寝るだけ……だけど……。
ベッドをジッと睨んだ。
野営中ずっと隣で寝かせて貰ったけどそれとは状況が違う。ユーリカもギルもいない……2人きり。
「寝ようか……」
悶々としていた俺の肩をキースさんは微笑みながら叩いた。
大人の余裕か……俺、こんなに緊張してるのに。
「おいで……響」
先にベッドに寝転んだキースさんが毛布を持ち上げて呼んでいる。
一歩一歩確かめる様にベッドへ近づいて……ギシッと軋むベッドの音にすらビクッと肩が跳ねる。
キースさんの側までいくとやんわりと毛布をかけられてそのまま腕の中へくるまれた。
「灯り……消すよ?」
「……はい」
遂に名実ともに大人へ……。
口を開けたら飛び出してしまいそうな心臓を押さえながら返事をかえした。
主の灯りは消されて仄かな小さな灯りがぼんやりと部屋を照らした。
…………。
キースさんの出方を伺っていたが、キースさんは俺を抱きしめて俺の頭に顔を埋めたまま動かない……。
「キース……さん?」
「ん?何?」
いや……何じゃなくて……。
モジモジしているとキースさんはクスッと笑った。
「そんなに怖がって……無理しなくていいんだよ……ゆっくり進んでいこう?」
額にチュッとキスされた。
怖がってないし、無理はしてないけど……。
「俺じゃダメ?」
見上げると先程キスされた場所に頭突きをされた。
「必死に我慢してるんだから……煽るのはやめろ」
「つ~!!何で我慢するの?俺は早くキースさんと愛し合いたい」
「響……」
溜め息と共に抱きしめられて、嬉しくて抱きしめ返す。
「嫌だったら……ちゃんというんだよ」
耳元でそう囁かれ……キースさんの体が俺に覆い被さる。
求め合う様に指を絡めて繋いだ手……カチャリと蝶が重なり合った。
・・・・・・・・・・・・・・
「くっそ重てぇ」
俺は掴んでいた足を落とした。
「あんな量じゃ酔ってねぇだろうが。起きろ」
俺は仰向けで転がるギルの腹の上に腰をおろした。
目を開けたギルはただ天井を睨んでいる。
「……ユーリカ……ヒビキは変わっちまうと思うか?」
デカい図体で随分と弱々しい事だ。
「俺はお前に抱かれて何か変わったか?変わってねぇだろ?ヒビキだって変わらねぇよ」
「……いや、綺麗になった」
「……あほか」
突然何を言い出すんだか……普段は面と向かって愛してるの一つもいわねぇクセにこうやって思わぬ一撃をしかけてくる。
「ヒビキは……バカで単純なクセにグダグダ悩んで……」
ヒビキに対する言葉にギルの腹筋に僅かに力が籠った。心の底から親バカ。
「……そして素直で優しい……お前にそっくりだ」
初めてあったヒビキはオドオドしていて誰にも心を許していなかった。
あの歳で心を隠す笑顔をしっている事がムカついて絶対笑顔にしてやると自分でも信じられねぇぐらいムキになって飯を作ってたっけ……ギルの愛を羨むぐらいに受けて育ったヒビキが屈託なく笑うとギルの笑顔と被る。
「お前とヒビキの10年はそんな簡単に変わっちまう様なもんじゃなかっただろ……」
「…………」
ギルの手が俺の頭を包んで……撫でる。
「な……何だよ」
「俺を振り回す時の目はお前に似やがった……」
……本当にこいつは……。
「何だそれ?俺がいつお前を振り回したよ?」
ギルの体の上に腹這いになると頬杖をついてギルの顔を見下ろした。
「出会ってこのかた振り回されっぱなしだろ」
後頭部をギルの手に押され……少し固い唇と唇を重ねられる。
ずっと何にも……自分の命にも興味が無くて淡々と生きてたのに……振り回されたのはこっちの方だ。
ベッドへ移動する間も惜しんで抱き合い、口付けを交わす……。
「今日は気分が良い……サービスしてやる。逝っちまうなよ?ギル」
俺が笑うとギルは肉食獣の様にニヤリと笑った。
……この笑顔だけはヒビキにも向けられない、俺だけの物……。
ゾクリと震える背筋、ゴクリと喉を鳴らして……ギルの上に腰を沈めた。
ギルはキースと結ばれたヒビキが変わってしまい、自分を置いて遠い場所へ去って行ってしまうんじゃないかと恐れている様だが……そんな薄情な奴じゃねぇだろ?……俺とお前の子は。
「もう貸し切り時間過ぎちゃったよ?」
「おお……湯上がりですべすべだなぁ……」
……せっかくお風呂入って綺麗になったのにギルに頬擦りをされて……ベタベタする。
「ご苦労さん。疲れた顔してんなぁ……取り敢えず風呂行ってこいよ」
ユーリカはキースさんの肩を叩きながらタオルを渡している。
「はい……そうします……ユーリカさんも大変ですね」
「だろ?俺も愛され過ぎて辛いんだよ」
疲れた笑顔で受けとるキースさん……。
「ギルも行っておいでよ。ギル達がお風呂上がったらレストランでご飯だって」
ギルの顔を押して腕から抜け出そうと身を捩った。
「そうだな、すぐ戻る。ユーリカの側を離れるなよ」
ギルの腕から抜け出すとユーリカの腕にしがみついてキースさんとギルに手を振った。
「……嫉妬する必要ねぇぞ?」
「…………」
ギュッとユーリカの腕を掴む腕に力を込める。
そんな筈はないとわかっていても……ユーリカの綺麗な体を見てしまったら不安で仕方ない。
「……どうせあいつらの事だ。長湯はしねぇだろうし先に注文だけして待とう」
ユーリカは俺の頭を撫でて歩き出した。
……足の長さも違うな……。
合わない歩幅に初めて悲しみを覚えた。
ーーーーーー
「ちっ……だからもう飲むなって止めたのに……誰が運ぶんだよ」
酔いつぶれたギルの体をユーリカは遠慮なく蹴っている。
大声をあげて泣き出さなかっただけ今日は良い方だと思う。
「俺が運びますよ。飲ませたのは俺ですから……」
キースさんに俺の話を振られて上機嫌で飲んでいたギルはキースさんに勧められるまま、ユーリカが止めるのも聞かずにこの姿だ。
「響?ずっと黙ってるけど……眠くなっちゃった?」
下を向いていた顔をキースさんに覗き込まれる。
「……眠くはない」
それだけ答えるのがやっと……。
キースさんもユーリカみたいに綺麗な方が良いんじゃないかと嫉妬していたのも吹っ飛ぶぐらいに羞恥の刑を受けた。
ギルとキースさんに競いあうようにお褒めの言葉を連発されて頭の中は恥ずかしさと居たたまれなさでいっぱいだった。
誉められてるのに責められている気持ちになったのは何故だろう。
「自分の話をされて恥ずかしかった?」
「……ええ、はい」
「ごめんね。でも響が可愛いくて仕方ないのは本当……ギルバードさんに負けたくなくてムキになっちゃったのは認めるけど……」
耳にキースさんの吐息が……ギルに勧められてキースさんもけっこう飲んでいた。アルコールをはらんだ吐息に……酔ってしまったのか胸が、体が熱くなる。
「ほらよ……お前達の部屋の鍵。続きは部屋でやって貰って良いか?」
ユーリカに投げられた鍵を受け止める。
「俺達って……ユーリカ達も一緒の部屋じゃないの?」
「んな野暮な事するかよ……じゃあ俺も部屋に戻るわ」
「あ、じゃあギルバードさんを……」
立ち上がったキースさんをユーリカは手で制した。
「平気だ。こいつは俺に任せて二人の時間を楽しみな……」
ユーリカはギルの両足を両脇で挟むとその体を引きずった。
ゴンッ!!
「ちょっ!!ユーリカ!?」
椅子から落ちたギルの後頭部から心配になる音が……。
「これぐらいで起きやしねぇよ……じゃあまた明日の朝な……」
そのままズルズルとギルの体を引きずって行く……。
「ユーリカさん……強いな」
「……うん」
いつも二人より先に寝てしまうから知らなかったけど……ギルが最近抜け毛を気にしているのはユーリカのせいでは無いのだろうか。
「……俺達も部屋に行こうか」
「うん……」
呆気に取られてドキドキしていた熱は冷めていた。
……けど。
ユーリカ!!ベッドが一つしか無いよ!?
部屋に着くと部屋の中央にドーンと鎮座する大きなベッド。
ソファーはあるけどベッドはそれ一つしか無い。
お風呂は入った。ご飯も食べた。
あとは寝るだけ……だけど……。
ベッドをジッと睨んだ。
野営中ずっと隣で寝かせて貰ったけどそれとは状況が違う。ユーリカもギルもいない……2人きり。
「寝ようか……」
悶々としていた俺の肩をキースさんは微笑みながら叩いた。
大人の余裕か……俺、こんなに緊張してるのに。
「おいで……響」
先にベッドに寝転んだキースさんが毛布を持ち上げて呼んでいる。
一歩一歩確かめる様にベッドへ近づいて……ギシッと軋むベッドの音にすらビクッと肩が跳ねる。
キースさんの側までいくとやんわりと毛布をかけられてそのまま腕の中へくるまれた。
「灯り……消すよ?」
「……はい」
遂に名実ともに大人へ……。
口を開けたら飛び出してしまいそうな心臓を押さえながら返事をかえした。
主の灯りは消されて仄かな小さな灯りがぼんやりと部屋を照らした。
…………。
キースさんの出方を伺っていたが、キースさんは俺を抱きしめて俺の頭に顔を埋めたまま動かない……。
「キース……さん?」
「ん?何?」
いや……何じゃなくて……。
モジモジしているとキースさんはクスッと笑った。
「そんなに怖がって……無理しなくていいんだよ……ゆっくり進んでいこう?」
額にチュッとキスされた。
怖がってないし、無理はしてないけど……。
「俺じゃダメ?」
見上げると先程キスされた場所に頭突きをされた。
「必死に我慢してるんだから……煽るのはやめろ」
「つ~!!何で我慢するの?俺は早くキースさんと愛し合いたい」
「響……」
溜め息と共に抱きしめられて、嬉しくて抱きしめ返す。
「嫌だったら……ちゃんというんだよ」
耳元でそう囁かれ……キースさんの体が俺に覆い被さる。
求め合う様に指を絡めて繋いだ手……カチャリと蝶が重なり合った。
・・・・・・・・・・・・・・
「くっそ重てぇ」
俺は掴んでいた足を落とした。
「あんな量じゃ酔ってねぇだろうが。起きろ」
俺は仰向けで転がるギルの腹の上に腰をおろした。
目を開けたギルはただ天井を睨んでいる。
「……ユーリカ……ヒビキは変わっちまうと思うか?」
デカい図体で随分と弱々しい事だ。
「俺はお前に抱かれて何か変わったか?変わってねぇだろ?ヒビキだって変わらねぇよ」
「……いや、綺麗になった」
「……あほか」
突然何を言い出すんだか……普段は面と向かって愛してるの一つもいわねぇクセにこうやって思わぬ一撃をしかけてくる。
「ヒビキは……バカで単純なクセにグダグダ悩んで……」
ヒビキに対する言葉にギルの腹筋に僅かに力が籠った。心の底から親バカ。
「……そして素直で優しい……お前にそっくりだ」
初めてあったヒビキはオドオドしていて誰にも心を許していなかった。
あの歳で心を隠す笑顔をしっている事がムカついて絶対笑顔にしてやると自分でも信じられねぇぐらいムキになって飯を作ってたっけ……ギルの愛を羨むぐらいに受けて育ったヒビキが屈託なく笑うとギルの笑顔と被る。
「お前とヒビキの10年はそんな簡単に変わっちまう様なもんじゃなかっただろ……」
「…………」
ギルの手が俺の頭を包んで……撫でる。
「な……何だよ」
「俺を振り回す時の目はお前に似やがった……」
……本当にこいつは……。
「何だそれ?俺がいつお前を振り回したよ?」
ギルの体の上に腹這いになると頬杖をついてギルの顔を見下ろした。
「出会ってこのかた振り回されっぱなしだろ」
後頭部をギルの手に押され……少し固い唇と唇を重ねられる。
ずっと何にも……自分の命にも興味が無くて淡々と生きてたのに……振り回されたのはこっちの方だ。
ベッドへ移動する間も惜しんで抱き合い、口付けを交わす……。
「今日は気分が良い……サービスしてやる。逝っちまうなよ?ギル」
俺が笑うとギルは肉食獣の様にニヤリと笑った。
……この笑顔だけはヒビキにも向けられない、俺だけの物……。
ゾクリと震える背筋、ゴクリと喉を鳴らして……ギルの上に腰を沈めた。
ギルはキースと結ばれたヒビキが変わってしまい、自分を置いて遠い場所へ去って行ってしまうんじゃないかと恐れている様だが……そんな薄情な奴じゃねぇだろ?……俺とお前の子は。
232
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺の婚約相手が、王太子殿下(♂)なんて嘘だろう?! 〜全力で婚約破棄を目指した結果。
みこと。
BL
気づいたら、知らないイケメンから心配されていた──。
事故から目覚めた俺は、なんと侯爵家の次男に異世界転生していた。
婚約者がいると聞き喜んだら、相手は王太子殿下だという。
いくら同性婚ありの国とはいえ、なんでどうしてそうなってんの? このままじゃ俺が嫁入りすることに?
速やかな婚約解消を目指し、可愛い女の子を求めたのに、ご令嬢から貰ったクッキーは仕込みありで、とんでも案件を引き起こす!
てんやわんやな未来や、いかに!?
明るく仕上げた短編です。気軽に楽しんで貰えたら嬉しいです♪
※同タイトルを「小説家になろう」様でも掲載しています。
噂の冷血公爵様は感情が全て顔に出るタイプでした。
春色悠
BL
多くの実力者を輩出したと云われる名門校【カナド学園】。
新入生としてその門を潜ったダンツ辺境伯家次男、ユーリスは転生者だった。
___まあ、残っている記憶など塵にも等しい程だったが。
ユーリスは兄と姉がいる為後継者として期待されていなかったが、二度目の人生の本人は冒険者にでもなろうかと気軽に考えていた。
しかし、ユーリスの運命は『冷血公爵』と名高いデンベル・フランネルとの出会いで全く思ってもいなかった方へと進みだす。
常に冷静沈着、実の父すら自身が公爵になる為に追い出したという冷酷非道、常に無表情で何を考えているのやらわからないデンベル___
「いやいやいやいや、全部顔に出てるんですけど…!!?」
ユーリスは思い出す。この世界は表情から全く感情を読み取ってくれないことを。いくら苦々しい表情をしていても誰も気づかなかったことを。
寡黙なだけで表情に全て感情の出ているデンベルは怖がられる度にこちらが悲しくなるほど落ち込み、ユーリスはついつい話しかけに行くことになる。
髪の毛の美しさで美醜が決まるというちょっと不思議な美醜観が加わる感情表現の複雑な世界で少し勘違いされながらの二人の行く末は!?
【完結】巷で噂の国宝級イケメンの辺境伯は冷徹なので、まっっったくモテませんが、この度婚約者ができました。
明太子
BL
オーディスは国宝級イケメンであるにも関わらず、冷徹な性格のせいで婚約破棄されてばかり。
新たな婚約者を探していたところ、パーティーで給仕をしていた貧乏貴族の次男セシルと出会い、一目惚れしてしまう。
しかし、恋愛偏差値がほぼ0のオーディスのアプローチは空回りするわ、前婚約者のフランチェスカの邪魔が入るわとセシルとの距離は縮まったり遠ざかったり…?
冷徹だったはずなのに溺愛まっしぐらのオーディスと元気だけどおっちょこちょいなセシルのドタバタラブコメです。
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
【完結】ひかりのそばで、またあした
香澄京耶
BL
異世界に召喚された少年ヒナタ。
世界を救う存在として迎えられた彼は、王子セリアスをはじめとする人々との関わりの中で、少しずつ心を通わせていく。
※「ep15.5 こころの温度」 は規約上、ムーンライトノベルズ様のみの投稿になります。(他媒体でも公開中です)
※完結いたしました。
※ハッピーエンドを保証します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる