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第9話「キャンプといえば?」
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キャンプみたいだ、小学生ぶりだと少しはしゃいで見えていた悠也。
もっとキャンプらしい事をして喜ばせてあげたいが……残念ながら全開インドアな俺には食事が終わってしまうとキャンプに来た場合、何をして過ごすのかとういう知識がなかった。
釣り、川遊び、バトミントン……フリスビー?
どれもこれも日の明るいうちに楽しむものだ、じゃあ花火か?
どこで花火を買えというんだ。
「悠也……キャンプって何をしたらいいんだ?」
恥を忍んで質問すると悠也はふっと笑った。
「ゆうちゃん……俺にわかると思った?」
そうだな、俺に引けを取らないぐらい悠也もインドアである。
休みの日も、俺と悠也は一緒にいることが多かった。
だが買い物に行くでもなく、 俺は漫画、アニメ、ゲーム等々をして過ごし悠也はわざわざ人の家に訪ねてきておいて人のベッドの上で寝て過ごしていた。
「…………だな」
ソロキャンとか流行ってはいたが、全く興味がなかった為このザマである。
棒にマシュマロ刺して焼いてみたりなイメージだが、マシュマロなどあるはずも無く、テントを張って早々に休む事にした。
======
床に布団とクッションを敷き詰めた居心地のテントの中で、俺は聖女様の残してくれたレシピ集を読み、悠也は寝ている。
ただ……以前と違うのは、俺の膝の上に悠也の頭があることぐらいだろうか。
「悠也、明日の朝ごはんに食べたい物とかあるか?」
「朝食はあんまり食べない派だったからわかんない」
悠也の家は父子家庭で、悠也の親父さんは仕事が朝早いので、悠也が起きる頃にはとうに家を出ていた。家を早めに出て、起きれない悠也を起こし親父さん買っておいてくれたパンを食べさせながら登校するのが日課となっていた。
甘いパンでも惣菜パンでも、どんなパンでも文句を言わずに食べたが、どんなパンも美味しいと言うことはなかった。
「まぁ明日の朝食は明日の朝に考えるか。モウブレーパス……特に苦戦はしてなかったけど移動や飯にまで魔法を使って疲れたろ?もう先に寝てていいぞ?」
労いの言葉と共に、膝の上の頭を撫でてやると腰にギュッとしがみついてきた。
「どうした?」
「あれぐらいで疲れはしないけど……血はちょっと……心に来た」
あっさりと首を切り落としていたけど、日本で普通に暮らしてたガキがあんな光景を目にする事ってそうそうないよな。
見てただけの俺がちょっと「うっ」と来たんだ……魔法で遠距離とはいえ、直接命を奪う事になる悠也の気持ちが穏やかであるわけがないよな。
そんな事に気付かずに悠也に頼りきりで俺は……。
「ありがとな、俺がこの世界でも生きていけそうなのはお前のおかげだよ。ゆっくり休んでくれ」
俺はスライム一匹に捕まってたぐらいだし。
「ゆうちゃんにくっついてると、凄く心が穏やかになる……」
聖女としての何かしらの力が作用しているのだろうか?よくわからないが、こんな事で癒しになってるなら良いか。
甘えてくる悠也の頭をひと撫でしてから読書へと気持ちを戻した。
聖女様のレシピ本は日記のような部分もあって、召喚された時の不満が書き殴られている。
この人は結局王子様と結婚させられた様だが、これで王子の顔が良くなければお城爆破してたと書いてあるので不満はあるが、それなりに納得した上での結婚の様だった。城を爆破……それだけの魔法を使えたって事だよな?
彼女が聞かされた歴代の聖女の話も少しだけ書いてくれているのだが、どの聖女も魔法使いとしての才能もあり、国を覆うような結界で魔物の大群を退けたり時代によっては魔族と呼ばれる魔物の上位互換との戦いもあったりしたらしい。
小説や漫画で見る『聖女』のイメージそのものの役割を果たしてきたようだ。
国を守る聖女は王国で保護され、親密になるうちに王子と恋に落ちることが多かった様だが、それが世界が平和になり……聖女の持つ『祝福』だけがピックアップされて『聖女=王家の嫁』となった……と?
う~ん……納得できるようなできないような?
だいたい聖女は平和な世の中でも強い力を持ったままで、転移した直後に頭に洪水のように魔法の使い方が溢れてきたと書かれている。そのはずなのに、なぜ俺は基本的な魔法すら使えな……い?
俺の腰にしがみついたまま寝息を立て始めた悠也を見下ろす。
「いや……まさかな……」
本来の聖女候補、俺が助けようとしたあの子が受け取るはずだった魔法の力と聖女のスキルが分けて与えられた?
いやいやいや……でもなぁ。
悠也は聖女としての資格はなかったが魔法陣を通った事で魔法に目覚め……失敗した魔法陣にそのまま魔力を流して再起動させた、魔法陣には聖女に与えるはずだったスキルの情報だけが残っていて?
どうせなら大賢者様の力が欲しかった……順番が逆なら悠也が聖女だった可能性もあったのか?聖女召喚を手伝うとなったとして、俺はこいつを聖女として呼ぼうと思っただろうか?
「考えすぎか」
自分の妄想力に感服しながら料理レシピのページに頭を戻した。
お米を鍋で炊く方法を水加減や火加減まで分かりやすく書いてくれている。やっぱり白米食べたいよね。
この世界では『リイシュ』と呼ばれる植物の種で、この世界では食用ではなく乳を出す魔物の牧草との事だ。食べると言ったらすごい目で見られた、彼らには絶対食べさせてやらないと、聖女様のお怒りも書き添えられていた。
聖女様の人間らしさが垣間見えて、レシピ本としてだけではなくなかなか面白い。
初め召喚の話を聞いた時は拉致して無理やり結婚なんて横暴なと思ったけど……こうして読む限りはいきなり全てを奪われた恨みはあれど、大切にされ自由も与えられて、それなりに楽しんでいたのが伝わってくる。この代の聖女様も趣味の料理の為にいろんな食材を用意してもらっていたみたいだし。
……『聖女』であればな。
聖女だけど聖女ではないと追い出された俺たちは王族の庇護なく、右も左もわからない世界で生きていかなければいけない。
「まあ、一人じゃないのは心強いけど……」
うん、チート級な能力を授けられた優也と一緒ならそうそう危険な状況には陥ることはなさそうだ。
スマホやPCがなくて娯楽が少ないのは痛いところではある。
この聖女様もやる事がなさすぎて料理に没頭していたのではないだろうか。
俺の趣味……動画鑑賞?
「ダメじゃん、俺!!」
「どうしたの、ゆうちゃん……」
動画漁り、ゲーム、ネット小説にネット漫画とネットに依存しすぎていた自分を省みて落ち込んでいた俺の顔を目を覚ました悠也が見上げている。
「何でもない。そういえばお前ってなんか趣味あったっけ?」
ぼんやりしてるか寝てるイメージしかないやつだったが、実は……という趣味を持っていたのかもしれない。それがこの世界でも可能な事なら一緒に楽しんで生きるのも良いかな。
「俺の趣味……………………ない」
たっぷり時間を置いてからの『ない』だ。そうだろうとわかってはいたけどな。
「……目標はあるけど」
ポツリと付け加えられた言葉。今度はちゃんと聞き取れた。
「目標?最強の冒険者とかか?」
聞き返すと、俺の腰にしがみついていた手が顔に伸びてきて、両頬が掌に包み込まれる。悠也の掌は温かい。
「ゆうちゃんにいっぱい褒めてもらって……ゆうちゃんに好きになってもらいたい。『幼馴染の悠也』じゃなくて恋愛対象として……一人の男として……」
「悠也……」
一人の男として見るのは良いけど、俺の恋愛対象は男ではないぞ?
でも……なぜか真剣な悠也の視線にドキドキしている。
落ち着け俺、相手はあの悠也だ。
「ゆうちゃん……好き……」
あ……と思う間も無く、俺の体はクッションの上に倒れており今度は悠也に見ろされている。
「悠也、あの……」
変な気持ちになるからやめない?と止めようとした言葉は塞がれた。
契約で交わしたキスなんかより、もっと熱くて、もっと深くて、もっと濃厚な……。
もっとキャンプらしい事をして喜ばせてあげたいが……残念ながら全開インドアな俺には食事が終わってしまうとキャンプに来た場合、何をして過ごすのかとういう知識がなかった。
釣り、川遊び、バトミントン……フリスビー?
どれもこれも日の明るいうちに楽しむものだ、じゃあ花火か?
どこで花火を買えというんだ。
「悠也……キャンプって何をしたらいいんだ?」
恥を忍んで質問すると悠也はふっと笑った。
「ゆうちゃん……俺にわかると思った?」
そうだな、俺に引けを取らないぐらい悠也もインドアである。
休みの日も、俺と悠也は一緒にいることが多かった。
だが買い物に行くでもなく、 俺は漫画、アニメ、ゲーム等々をして過ごし悠也はわざわざ人の家に訪ねてきておいて人のベッドの上で寝て過ごしていた。
「…………だな」
ソロキャンとか流行ってはいたが、全く興味がなかった為このザマである。
棒にマシュマロ刺して焼いてみたりなイメージだが、マシュマロなどあるはずも無く、テントを張って早々に休む事にした。
======
床に布団とクッションを敷き詰めた居心地のテントの中で、俺は聖女様の残してくれたレシピ集を読み、悠也は寝ている。
ただ……以前と違うのは、俺の膝の上に悠也の頭があることぐらいだろうか。
「悠也、明日の朝ごはんに食べたい物とかあるか?」
「朝食はあんまり食べない派だったからわかんない」
悠也の家は父子家庭で、悠也の親父さんは仕事が朝早いので、悠也が起きる頃にはとうに家を出ていた。家を早めに出て、起きれない悠也を起こし親父さん買っておいてくれたパンを食べさせながら登校するのが日課となっていた。
甘いパンでも惣菜パンでも、どんなパンでも文句を言わずに食べたが、どんなパンも美味しいと言うことはなかった。
「まぁ明日の朝食は明日の朝に考えるか。モウブレーパス……特に苦戦はしてなかったけど移動や飯にまで魔法を使って疲れたろ?もう先に寝てていいぞ?」
労いの言葉と共に、膝の上の頭を撫でてやると腰にギュッとしがみついてきた。
「どうした?」
「あれぐらいで疲れはしないけど……血はちょっと……心に来た」
あっさりと首を切り落としていたけど、日本で普通に暮らしてたガキがあんな光景を目にする事ってそうそうないよな。
見てただけの俺がちょっと「うっ」と来たんだ……魔法で遠距離とはいえ、直接命を奪う事になる悠也の気持ちが穏やかであるわけがないよな。
そんな事に気付かずに悠也に頼りきりで俺は……。
「ありがとな、俺がこの世界でも生きていけそうなのはお前のおかげだよ。ゆっくり休んでくれ」
俺はスライム一匹に捕まってたぐらいだし。
「ゆうちゃんにくっついてると、凄く心が穏やかになる……」
聖女としての何かしらの力が作用しているのだろうか?よくわからないが、こんな事で癒しになってるなら良いか。
甘えてくる悠也の頭をひと撫でしてから読書へと気持ちを戻した。
聖女様のレシピ本は日記のような部分もあって、召喚された時の不満が書き殴られている。
この人は結局王子様と結婚させられた様だが、これで王子の顔が良くなければお城爆破してたと書いてあるので不満はあるが、それなりに納得した上での結婚の様だった。城を爆破……それだけの魔法を使えたって事だよな?
彼女が聞かされた歴代の聖女の話も少しだけ書いてくれているのだが、どの聖女も魔法使いとしての才能もあり、国を覆うような結界で魔物の大群を退けたり時代によっては魔族と呼ばれる魔物の上位互換との戦いもあったりしたらしい。
小説や漫画で見る『聖女』のイメージそのものの役割を果たしてきたようだ。
国を守る聖女は王国で保護され、親密になるうちに王子と恋に落ちることが多かった様だが、それが世界が平和になり……聖女の持つ『祝福』だけがピックアップされて『聖女=王家の嫁』となった……と?
う~ん……納得できるようなできないような?
だいたい聖女は平和な世の中でも強い力を持ったままで、転移した直後に頭に洪水のように魔法の使い方が溢れてきたと書かれている。そのはずなのに、なぜ俺は基本的な魔法すら使えな……い?
俺の腰にしがみついたまま寝息を立て始めた悠也を見下ろす。
「いや……まさかな……」
本来の聖女候補、俺が助けようとしたあの子が受け取るはずだった魔法の力と聖女のスキルが分けて与えられた?
いやいやいや……でもなぁ。
悠也は聖女としての資格はなかったが魔法陣を通った事で魔法に目覚め……失敗した魔法陣にそのまま魔力を流して再起動させた、魔法陣には聖女に与えるはずだったスキルの情報だけが残っていて?
どうせなら大賢者様の力が欲しかった……順番が逆なら悠也が聖女だった可能性もあったのか?聖女召喚を手伝うとなったとして、俺はこいつを聖女として呼ぼうと思っただろうか?
「考えすぎか」
自分の妄想力に感服しながら料理レシピのページに頭を戻した。
お米を鍋で炊く方法を水加減や火加減まで分かりやすく書いてくれている。やっぱり白米食べたいよね。
この世界では『リイシュ』と呼ばれる植物の種で、この世界では食用ではなく乳を出す魔物の牧草との事だ。食べると言ったらすごい目で見られた、彼らには絶対食べさせてやらないと、聖女様のお怒りも書き添えられていた。
聖女様の人間らしさが垣間見えて、レシピ本としてだけではなくなかなか面白い。
初め召喚の話を聞いた時は拉致して無理やり結婚なんて横暴なと思ったけど……こうして読む限りはいきなり全てを奪われた恨みはあれど、大切にされ自由も与えられて、それなりに楽しんでいたのが伝わってくる。この代の聖女様も趣味の料理の為にいろんな食材を用意してもらっていたみたいだし。
……『聖女』であればな。
聖女だけど聖女ではないと追い出された俺たちは王族の庇護なく、右も左もわからない世界で生きていかなければいけない。
「まあ、一人じゃないのは心強いけど……」
うん、チート級な能力を授けられた優也と一緒ならそうそう危険な状況には陥ることはなさそうだ。
スマホやPCがなくて娯楽が少ないのは痛いところではある。
この聖女様もやる事がなさすぎて料理に没頭していたのではないだろうか。
俺の趣味……動画鑑賞?
「ダメじゃん、俺!!」
「どうしたの、ゆうちゃん……」
動画漁り、ゲーム、ネット小説にネット漫画とネットに依存しすぎていた自分を省みて落ち込んでいた俺の顔を目を覚ました悠也が見上げている。
「何でもない。そういえばお前ってなんか趣味あったっけ?」
ぼんやりしてるか寝てるイメージしかないやつだったが、実は……という趣味を持っていたのかもしれない。それがこの世界でも可能な事なら一緒に楽しんで生きるのも良いかな。
「俺の趣味……………………ない」
たっぷり時間を置いてからの『ない』だ。そうだろうとわかってはいたけどな。
「……目標はあるけど」
ポツリと付け加えられた言葉。今度はちゃんと聞き取れた。
「目標?最強の冒険者とかか?」
聞き返すと、俺の腰にしがみついていた手が顔に伸びてきて、両頬が掌に包み込まれる。悠也の掌は温かい。
「ゆうちゃんにいっぱい褒めてもらって……ゆうちゃんに好きになってもらいたい。『幼馴染の悠也』じゃなくて恋愛対象として……一人の男として……」
「悠也……」
一人の男として見るのは良いけど、俺の恋愛対象は男ではないぞ?
でも……なぜか真剣な悠也の視線にドキドキしている。
落ち着け俺、相手はあの悠也だ。
「ゆうちゃん……好き……」
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