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第16話 ネコの事情とあの日の帰り道
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最近はかなり人間の体の動き方に慣れた気がする。サツキが寝てる時間帯、私は近所のキックボクシングジムに通っている。
「流石、ミトちゃんのミット打ちは重いのがくるね。」
「あざっす。」
「次はサンドバッグへ行こっか。」
「始めフリースタイルでやってもいいですか?」
「オーケー、ただ間合いを取ることは忘れずに─」
喧嘩するのはもう止めたけど、最後にミミズクの奴とやりあった時のことが悔しくて、ここへ通い始めたのだった。
(勿論最後は私が奴をのしたのだが…悔しい勝ち方をした…)
あいつは、擬人化する前の動物だったときの感覚を駆使して人の体を器用に扱って私を圧倒した。相手の動きも読みつつ対応してくるタイプの強敵だった。
(本当はもう一度本気でやりやってみたい…あーイライラしてんな私…)
擬人化動物の私たちは完全には人間化することは出来ないけれど…そんな成長期の様なものが終盤になると精神が不安定になることがあるらしい。…多分それかもしれない。
◇
「ねぇ…さっき撮ってた写真なんだけどさ…どうするの…?」
博物館でフィールドワーク体験をして、家路につこうと電車の改札へ入ろうとしていた時に声を掛けられたのだった。
そこには、原付のヘルメットを抱えたミミズク先輩が居た。
「…何のことですか?」
「博物館への帰り道…小池さんとミトとが話してたとき撮ってたやつのこと…」
「…良く見られてますね。ですが、あの写真はすぐ消しましたよ?妖精さんはモヤの様なものばかりで全然検討違いのものが撮れまたし。」
(まぁ、消去してもパソコンの方へ自動転送されてますけどね。)
「小池さんのことじゃなくてさ…多分だけど、あいつの正体に気がついたよね、林さん…」
デジカメの"幻体"の感度を高くし、"現視体"の感度を低くすれば、擬人化の本来の動物の姿のシルエットでも撮れると思っていましたが、実際はそう単純なものではありませんでした─
◇
「結局、信憑性のある情報なのか分からないですね…」
私は妖精さんが擬人化の方だと知ってから情報収集をずっとしてきました。
(専門的な分野の文献は大規模な図書館か大学のデータベースとかじゃないと無いのかしら…)
そしてある日、私はネット上であるサイトを見つけたのです。
(緊急時…擬人化したと疑われる者に遭遇したときの簡易的な判別方法…しかも行政の公式ページ…)
そこには家庭にあるものである程度、判別する方法及び注意点が書かれていました。
体重計…脈拍を測定する…携帯カメラ及びデジタルカメラ……
◇
「…わかりました。場所を変えませんか?貴方とも一度話してみたかったのです。」
「…分かった。じゃあ、はい。後ろ乗って?」と、ヘルメットを渡してきた。
「俺お腹空いたから、飯でもどう?」
(こういう雰囲気じゃなかったら、デートみたいですけどね…)
私たちは、人があまり入っていないファミレスへ入った。
「あなたが彼女の心配をするなんて意外でした。…中等部同じだったんでしたっけ?」
「まあ、同じ擬人化同士のよしみだよ。探られたくない事だって誰でも持ってるんじゃないの?」
ミミズクは思い出す。中等部の時、ミトは身体能力が高く、短髪で男子生徒と見間違う程だった時のことを─
(嫌でもよくケンカしてたんだ、おかしいと気づかない方が難しい…)
「カメラでハッキリ写ってたね…アイツのシルエット。」
「ええ…ですが、見られている事に全然気がつきませんでした…タイミング見計らってたんですけどね。」
「それは俺の得意分野だから。」ミミズクは不敵に笑った。
「まあ、アイツの卒業までは気づかないふりをしてやってくれ。」
「アイツが"ネコより大きい動物"だってこと─」
◇
(ふぅ、今日は色々ありました。)
その後私は、ミミズク先輩に家の近くまで送って貰った。
「ですが、収穫はありました…」
私は、ミミズク先輩に擬人化した方のことを、ある程度教えて貰う交換条件を取り付けたのだった。
(林さんは、まあ…ヤバイ奴っちゃヤバイ奴なんだけど、俺らの生活を壊す様なことは絶対しないって見てて分かるからさ─)
(ですが…意図せずに私が危害を加える様な事態を引き起こさないとも限りませんよ?)
(そのときは…そうだなぁ…俺も責任とってやるよ…)
「本当にカッコいい先輩って感じですね…私より小柄な癖に…妖精さんは渡せませんがね!」
そして、妖精さんから渡された紙袋を机にドサッと置いた─
それは、プール掃除の時に妖精さんに貸した体操着だった。
そして、ポケットに忍ばせておいた盗聴機能が新たに搭載したミドリムシ型のキーホルダー2号がコロッと出てきた…
◇
「林さん、体操着洗濯した。ありがとう。あとこれ、買ってくれた下着の代金。」
「洗濯も代金も必要ありませんのに!これは、私の必要な投資なのです!」
※この時、洗濯されてないことを希望してた事に対するツッコミは不在だった。
「だけどちゃんと渡しなさいって、アキヨシが…」妖精さんは困った顔をした。(困った顔も可愛い!もっと困らせたい欲が…!)
「…では、このお金で私に何かプレゼントしてくださいませんか?妖精さんが選んでくれたものなら、なんでも良いので…」
「…うん、わかった。」
そして良い気分で帰ろうとしていた時、館長に声をかけられた。
「林さん、これも帰しておかなきゃ。この子とお揃いの防犯ブザー。」
「ありがとうございま─」
(─初期化しときました。)と、体を引き寄せられ、耳打ちされたのだった。
その笑顔がムカついた─。
「流石、ミトちゃんのミット打ちは重いのがくるね。」
「あざっす。」
「次はサンドバッグへ行こっか。」
「始めフリースタイルでやってもいいですか?」
「オーケー、ただ間合いを取ることは忘れずに─」
喧嘩するのはもう止めたけど、最後にミミズクの奴とやりあった時のことが悔しくて、ここへ通い始めたのだった。
(勿論最後は私が奴をのしたのだが…悔しい勝ち方をした…)
あいつは、擬人化する前の動物だったときの感覚を駆使して人の体を器用に扱って私を圧倒した。相手の動きも読みつつ対応してくるタイプの強敵だった。
(本当はもう一度本気でやりやってみたい…あーイライラしてんな私…)
擬人化動物の私たちは完全には人間化することは出来ないけれど…そんな成長期の様なものが終盤になると精神が不安定になることがあるらしい。…多分それかもしれない。
◇
「ねぇ…さっき撮ってた写真なんだけどさ…どうするの…?」
博物館でフィールドワーク体験をして、家路につこうと電車の改札へ入ろうとしていた時に声を掛けられたのだった。
そこには、原付のヘルメットを抱えたミミズク先輩が居た。
「…何のことですか?」
「博物館への帰り道…小池さんとミトとが話してたとき撮ってたやつのこと…」
「…良く見られてますね。ですが、あの写真はすぐ消しましたよ?妖精さんはモヤの様なものばかりで全然検討違いのものが撮れまたし。」
(まぁ、消去してもパソコンの方へ自動転送されてますけどね。)
「小池さんのことじゃなくてさ…多分だけど、あいつの正体に気がついたよね、林さん…」
デジカメの"幻体"の感度を高くし、"現視体"の感度を低くすれば、擬人化の本来の動物の姿のシルエットでも撮れると思っていましたが、実際はそう単純なものではありませんでした─
◇
「結局、信憑性のある情報なのか分からないですね…」
私は妖精さんが擬人化の方だと知ってから情報収集をずっとしてきました。
(専門的な分野の文献は大規模な図書館か大学のデータベースとかじゃないと無いのかしら…)
そしてある日、私はネット上であるサイトを見つけたのです。
(緊急時…擬人化したと疑われる者に遭遇したときの簡易的な判別方法…しかも行政の公式ページ…)
そこには家庭にあるものである程度、判別する方法及び注意点が書かれていました。
体重計…脈拍を測定する…携帯カメラ及びデジタルカメラ……
◇
「…わかりました。場所を変えませんか?貴方とも一度話してみたかったのです。」
「…分かった。じゃあ、はい。後ろ乗って?」と、ヘルメットを渡してきた。
「俺お腹空いたから、飯でもどう?」
(こういう雰囲気じゃなかったら、デートみたいですけどね…)
私たちは、人があまり入っていないファミレスへ入った。
「あなたが彼女の心配をするなんて意外でした。…中等部同じだったんでしたっけ?」
「まあ、同じ擬人化同士のよしみだよ。探られたくない事だって誰でも持ってるんじゃないの?」
ミミズクは思い出す。中等部の時、ミトは身体能力が高く、短髪で男子生徒と見間違う程だった時のことを─
(嫌でもよくケンカしてたんだ、おかしいと気づかない方が難しい…)
「カメラでハッキリ写ってたね…アイツのシルエット。」
「ええ…ですが、見られている事に全然気がつきませんでした…タイミング見計らってたんですけどね。」
「それは俺の得意分野だから。」ミミズクは不敵に笑った。
「まあ、アイツの卒業までは気づかないふりをしてやってくれ。」
「アイツが"ネコより大きい動物"だってこと─」
◇
(ふぅ、今日は色々ありました。)
その後私は、ミミズク先輩に家の近くまで送って貰った。
「ですが、収穫はありました…」
私は、ミミズク先輩に擬人化した方のことを、ある程度教えて貰う交換条件を取り付けたのだった。
(林さんは、まあ…ヤバイ奴っちゃヤバイ奴なんだけど、俺らの生活を壊す様なことは絶対しないって見てて分かるからさ─)
(ですが…意図せずに私が危害を加える様な事態を引き起こさないとも限りませんよ?)
(そのときは…そうだなぁ…俺も責任とってやるよ…)
「本当にカッコいい先輩って感じですね…私より小柄な癖に…妖精さんは渡せませんがね!」
そして、妖精さんから渡された紙袋を机にドサッと置いた─
それは、プール掃除の時に妖精さんに貸した体操着だった。
そして、ポケットに忍ばせておいた盗聴機能が新たに搭載したミドリムシ型のキーホルダー2号がコロッと出てきた…
◇
「林さん、体操着洗濯した。ありがとう。あとこれ、買ってくれた下着の代金。」
「洗濯も代金も必要ありませんのに!これは、私の必要な投資なのです!」
※この時、洗濯されてないことを希望してた事に対するツッコミは不在だった。
「だけどちゃんと渡しなさいって、アキヨシが…」妖精さんは困った顔をした。(困った顔も可愛い!もっと困らせたい欲が…!)
「…では、このお金で私に何かプレゼントしてくださいませんか?妖精さんが選んでくれたものなら、なんでも良いので…」
「…うん、わかった。」
そして良い気分で帰ろうとしていた時、館長に声をかけられた。
「林さん、これも帰しておかなきゃ。この子とお揃いの防犯ブザー。」
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その笑顔がムカついた─。
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