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もふって就職!
◆もふって見学!2
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何か事件があった訳でもなく、ただ、その場に立ち尽くす。静まり返ったこの場に置いて、なにか音を発しようものなら視線は一斉に集まるだろう。
そして、その静寂は、先ほど校門であたりを見回していた生徒が放つ威圧感から起こったものだった。
舞たちは飽くまでも静寂に包まれたこの場所に習い、静かに立っているだけで、その威圧感を微塵も感じていなかった。
だが、その舞たちとは裏腹に、周りの人たちは額に脂汗を浮かべて膝を笑わせている。
「………」
「…静かだなぁ」
「うん、あの子がなんか周りを威圧してるらしいよ」
声を潜めて舞と千明が言葉を交わす。その声が聞こえたのか威圧感を放つ少年がこちらへ歩き、寄ってきた。
「…お前ら……」
「うん?」
声をかけられて返事を返すと少年は強く眉間に皺を寄せてこちらを睨む。舞たちはその様子を見て、不思議だなとあっけらかんとした顔をする。その顔が気にいらなかったのか、大きく舌打ちをして背を向ける。
首を少し傾けて最後に一睨みすると、そのままどこかへと去っていった。
「…一体何だったんだろうね?」
「さぁ、新人潰し的な事してたんじゃないかな? ほら、ライバルになり得る奴は先に潰せ! ってな感じで」
「あー、ありそう。涼華たち、気をつけてね」
「そんな人に倒されないって。一応強いんだから」
「あー、そういう慢心はだめなんだー。油断大敵だよー、いつどこで首を取られるか分かったもんじゃないよ?」
「あはは、それは嫌かな。それじゃあ油断はしないようにしなきゃね」
ホールには舞たちの声だけが響き、反響して舞たちの見味に返ってくる。威圧感を放つ少年は何処かへと消えたというのに未だにホールは静寂に包まれたままだ。
あたりを見回せば、みんな唖然とした顔でこちらを凝視している。一人は顔に汗を伝わせたまま、一人は凍りついた顔で、一人は青ざめた顔で。
中には腰を抜かして体全体を震わせているものまでいた。その場から、走り去る者もいた。もちろん悲鳴はあげていなかった。
「……ん? もしかして、悪目立ちしてる?」
「そのまさかだと思うよ……なんか皆が私達を見る目線が凄く痛い。なんていうか畏怖の視線」
「まさかだけど、さっきの男の子の睨みが効かなかったから?」
「じゃないかなって私は思うな」
その視線を気にも止めずに話を続けていると壇上から足音が聞こえて来たので、一斉に壇上に視線を向ける。
そこには、学校長とおぼしき老人と、その補佐か何かであろう眼鏡をかけた初老の男性が立っていた。男性の手には四角い箱が乗っていて、その中に何かが入っているのは確定的に明らかだ。
視線が集中していることを確認してから男性が前に出て拡声魔法を使って話を始める。
『あー、あー。……皆様、本日はお集まりいただき、誠に有難うございます。えー、これから校内見学会を開始したいと思います。何か、質問のある方はいらっしゃいますか?』
そう問いかけられるが誰一人として手を挙げない。しばらく待っていたが一向に上がる気配のない手を見て、判断を下し、では、と続けて言った。
『校内見学会を行う前に、本学園の学園長である、ルウィス・マーシュリー様より、お話があります。どうぞ』
拡声魔法を解いて場所を老人に譲ると、老人は小さく手を挙げ、男性が頭を下げようとしたのを制止した。そのまま一番視線が集まる壇上の中央に立つと拡声魔法を展開した。
『ほっほっほ。皆様、ようこそいらっしゃいました。本学園は、代々、魔法学園として、とても優秀な生徒を輩出してきました。今回、見学に来て下さった方々も、とても優秀な魔法使いの、ひいては賢者の卵です。その才能を開花させるのは自分自身ですが、本校しています学園にはそれをお手伝いさせていただく設備が整っております。今回の見学会で、本学園に入学を決めていただければ幸いですじゃ…』
髭を撫でながら拡声魔法を仕舞い、軽く頭を下げると、男性の後ろに下がり、再び男性が前に出てくる。
『申し遅れました、私、本学園学園長秘書のミレイユ・レイシェンと申します。以後お見知りおきを』
一礼して壇の脇から姿を消す。すると壇の反対側、要するに後ろから声がかかる。
「見学会参加の方々は私がご案内させていただきます。どうぞついてきてください!」
すると、ぞろぞろと見学会に来た人たちが先頭に立つ男性について歩いて行く。その列のせいで前がろくに見えないどころか、もみくちゃにされて見学どころではない。
「……! うし、ろ、行こ…!」
「さん……っ、せい…!」
あまりの苦しさに列から抜け出して最後尾へと下がる舞たち。今回の見学会に参加していた人数はおよそ二千人。数としてみれば少ない方だとは思うが、一学園として考えると恐ろしいほどに多い。
ライバルになり得る人を先に潰そうとするさっきの少年の考えが多少は理解できた。
「もし! なにかあれば! 言っていただいて構いませんので! あと! もし、見たいところがあれば、どうぞご自由に見て回ってください! 今から二刻、自由な見学とさせていただきます! その間、私は案内を続けますので! ついてきたい方はどうぞ!」
学園に初めてくる人が多いのは当たり前で、そのために案内人についていく人が多いのもまた当たり前だ。そうなるとやはり離れて歩くのが一番だろう。そう判断した舞たちはそそくさと列を抜けて自由に見学を始める。
教室、闘技場、実験室、資料室、たくさんの場所を見て回った。その途中、先行して行った列の人たちとも何度かぶつかった。
だが、少し待てばすぐに列は動いて再び見学を開始することができたのは幸いなことだった。
列から外れたおかげで平和に静かに見学ができた舞たちは先行した列の人たちよりも一足先に中央ホールに到着して残りの人たちの到着を待っていた。
他にも列を外れて自由に見学していた人が数人いたようで、その人たちは舞たちと同じく列の人たちを待っている。
予定よりもだいぶ早くついてしまったからか、全く残りの人たちが来る気配がなく、段々と睡魔に襲われる。なんとか寝ないように頬をつねってどうにか意識を覚醒させようとしていると、目の前に人影ができた。
顔を落としていた涼華はそれにすぐには気付かずに頭を下げたままいると突然強い衝撃が頭を襲いすぐ様顔を持ち上げる。
するとそこには先程の威圧感を放つ少年がいて、こちらをさっきのように睨みつけていた。
「…いきなりなんですか? 頭を叩いたりなんかして」
「…お前、今ので意識が飛ばなかったのか?」
「へ? だって平手で叩いた程度でしょう? そんなので意識が飛ぶわけないじゃないですか」
「……っ!」
「あ、ちょっと! 待って! 謝ってって貰わないと気がすまないんですよー!」
苦虫を噛み潰したような表情になった少年はそのままどこかへと走り去ってしまったため、涼華の望む、謝罪は叶わぬものとなった。
恐らく少年もこの学園に進学するだろうと考えてまた会った時に謝ってもらえばいいや、と再び視線を地面に落とす。
「あー、来ないねぇ。暇だねぇ。遊ぼ?」
「何言ってるの。遊んでる間に他の人たちが来たら恥かくのは私なんだからね。その後どんな顔して学園に通えばいいのやら……」
「かーわいー。僕周りの目線とか考えない人だからいいんだもーん」
「あ、じゃあちょっと戦ってみようか?」
「お、やるか?」
可愛いに反応して額に青筋を浮かべる涼華と挑発をした舞との戦闘が始まりそうになったのでルイが間にはいってそれを止める。
「こらこらこら。ここで暴れたら危ないでしょ。チアキもお願い、止めてよー」
「………」
「チアキ?」
ルイが聞こえる距離で聞こえる大きさで話しているのにも関わらずに返事が無い。不審に思ったルイが「喧嘩するなよ?」と二人に釘を差してから近寄る。
「おーい、チアキー?」
近くまで寄って声をかけても返事がない。
「あ、もしかして……やっぱりかぁ。耐え切れなかったかぁ」
「………んん……」
「あれ、もしかして寝てる?」
「うん」
「あー、起こしちゃ悪いし大人しくしてよっか」
「そうだね」
千明が返事をしなかったのは寝てしまっていたからだった。起こさないようにと気を遣って二人が喧嘩を止める。
ルイからすればこれ以上嬉しいことはない。結局一行はそのまま大人しく列の人たちを中央ホールで待つことにした。
そして、その静寂は、先ほど校門であたりを見回していた生徒が放つ威圧感から起こったものだった。
舞たちは飽くまでも静寂に包まれたこの場所に習い、静かに立っているだけで、その威圧感を微塵も感じていなかった。
だが、その舞たちとは裏腹に、周りの人たちは額に脂汗を浮かべて膝を笑わせている。
「………」
「…静かだなぁ」
「うん、あの子がなんか周りを威圧してるらしいよ」
声を潜めて舞と千明が言葉を交わす。その声が聞こえたのか威圧感を放つ少年がこちらへ歩き、寄ってきた。
「…お前ら……」
「うん?」
声をかけられて返事を返すと少年は強く眉間に皺を寄せてこちらを睨む。舞たちはその様子を見て、不思議だなとあっけらかんとした顔をする。その顔が気にいらなかったのか、大きく舌打ちをして背を向ける。
首を少し傾けて最後に一睨みすると、そのままどこかへと去っていった。
「…一体何だったんだろうね?」
「さぁ、新人潰し的な事してたんじゃないかな? ほら、ライバルになり得る奴は先に潰せ! ってな感じで」
「あー、ありそう。涼華たち、気をつけてね」
「そんな人に倒されないって。一応強いんだから」
「あー、そういう慢心はだめなんだー。油断大敵だよー、いつどこで首を取られるか分かったもんじゃないよ?」
「あはは、それは嫌かな。それじゃあ油断はしないようにしなきゃね」
ホールには舞たちの声だけが響き、反響して舞たちの見味に返ってくる。威圧感を放つ少年は何処かへと消えたというのに未だにホールは静寂に包まれたままだ。
あたりを見回せば、みんな唖然とした顔でこちらを凝視している。一人は顔に汗を伝わせたまま、一人は凍りついた顔で、一人は青ざめた顔で。
中には腰を抜かして体全体を震わせているものまでいた。その場から、走り去る者もいた。もちろん悲鳴はあげていなかった。
「……ん? もしかして、悪目立ちしてる?」
「そのまさかだと思うよ……なんか皆が私達を見る目線が凄く痛い。なんていうか畏怖の視線」
「まさかだけど、さっきの男の子の睨みが効かなかったから?」
「じゃないかなって私は思うな」
その視線を気にも止めずに話を続けていると壇上から足音が聞こえて来たので、一斉に壇上に視線を向ける。
そこには、学校長とおぼしき老人と、その補佐か何かであろう眼鏡をかけた初老の男性が立っていた。男性の手には四角い箱が乗っていて、その中に何かが入っているのは確定的に明らかだ。
視線が集中していることを確認してから男性が前に出て拡声魔法を使って話を始める。
『あー、あー。……皆様、本日はお集まりいただき、誠に有難うございます。えー、これから校内見学会を開始したいと思います。何か、質問のある方はいらっしゃいますか?』
そう問いかけられるが誰一人として手を挙げない。しばらく待っていたが一向に上がる気配のない手を見て、判断を下し、では、と続けて言った。
『校内見学会を行う前に、本学園の学園長である、ルウィス・マーシュリー様より、お話があります。どうぞ』
拡声魔法を解いて場所を老人に譲ると、老人は小さく手を挙げ、男性が頭を下げようとしたのを制止した。そのまま一番視線が集まる壇上の中央に立つと拡声魔法を展開した。
『ほっほっほ。皆様、ようこそいらっしゃいました。本学園は、代々、魔法学園として、とても優秀な生徒を輩出してきました。今回、見学に来て下さった方々も、とても優秀な魔法使いの、ひいては賢者の卵です。その才能を開花させるのは自分自身ですが、本校しています学園にはそれをお手伝いさせていただく設備が整っております。今回の見学会で、本学園に入学を決めていただければ幸いですじゃ…』
髭を撫でながら拡声魔法を仕舞い、軽く頭を下げると、男性の後ろに下がり、再び男性が前に出てくる。
『申し遅れました、私、本学園学園長秘書のミレイユ・レイシェンと申します。以後お見知りおきを』
一礼して壇の脇から姿を消す。すると壇の反対側、要するに後ろから声がかかる。
「見学会参加の方々は私がご案内させていただきます。どうぞついてきてください!」
すると、ぞろぞろと見学会に来た人たちが先頭に立つ男性について歩いて行く。その列のせいで前がろくに見えないどころか、もみくちゃにされて見学どころではない。
「……! うし、ろ、行こ…!」
「さん……っ、せい…!」
あまりの苦しさに列から抜け出して最後尾へと下がる舞たち。今回の見学会に参加していた人数はおよそ二千人。数としてみれば少ない方だとは思うが、一学園として考えると恐ろしいほどに多い。
ライバルになり得る人を先に潰そうとするさっきの少年の考えが多少は理解できた。
「もし! なにかあれば! 言っていただいて構いませんので! あと! もし、見たいところがあれば、どうぞご自由に見て回ってください! 今から二刻、自由な見学とさせていただきます! その間、私は案内を続けますので! ついてきたい方はどうぞ!」
学園に初めてくる人が多いのは当たり前で、そのために案内人についていく人が多いのもまた当たり前だ。そうなるとやはり離れて歩くのが一番だろう。そう判断した舞たちはそそくさと列を抜けて自由に見学を始める。
教室、闘技場、実験室、資料室、たくさんの場所を見て回った。その途中、先行して行った列の人たちとも何度かぶつかった。
だが、少し待てばすぐに列は動いて再び見学を開始することができたのは幸いなことだった。
列から外れたおかげで平和に静かに見学ができた舞たちは先行した列の人たちよりも一足先に中央ホールに到着して残りの人たちの到着を待っていた。
他にも列を外れて自由に見学していた人が数人いたようで、その人たちは舞たちと同じく列の人たちを待っている。
予定よりもだいぶ早くついてしまったからか、全く残りの人たちが来る気配がなく、段々と睡魔に襲われる。なんとか寝ないように頬をつねってどうにか意識を覚醒させようとしていると、目の前に人影ができた。
顔を落としていた涼華はそれにすぐには気付かずに頭を下げたままいると突然強い衝撃が頭を襲いすぐ様顔を持ち上げる。
するとそこには先程の威圧感を放つ少年がいて、こちらをさっきのように睨みつけていた。
「…いきなりなんですか? 頭を叩いたりなんかして」
「…お前、今ので意識が飛ばなかったのか?」
「へ? だって平手で叩いた程度でしょう? そんなので意識が飛ぶわけないじゃないですか」
「……っ!」
「あ、ちょっと! 待って! 謝ってって貰わないと気がすまないんですよー!」
苦虫を噛み潰したような表情になった少年はそのままどこかへと走り去ってしまったため、涼華の望む、謝罪は叶わぬものとなった。
恐らく少年もこの学園に進学するだろうと考えてまた会った時に謝ってもらえばいいや、と再び視線を地面に落とす。
「あー、来ないねぇ。暇だねぇ。遊ぼ?」
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「かーわいー。僕周りの目線とか考えない人だからいいんだもーん」
「あ、じゃあちょっと戦ってみようか?」
「お、やるか?」
可愛いに反応して額に青筋を浮かべる涼華と挑発をした舞との戦闘が始まりそうになったのでルイが間にはいってそれを止める。
「こらこらこら。ここで暴れたら危ないでしょ。チアキもお願い、止めてよー」
「………」
「チアキ?」
ルイが聞こえる距離で聞こえる大きさで話しているのにも関わらずに返事が無い。不審に思ったルイが「喧嘩するなよ?」と二人に釘を差してから近寄る。
「おーい、チアキー?」
近くまで寄って声をかけても返事がない。
「あ、もしかして……やっぱりかぁ。耐え切れなかったかぁ」
「………んん……」
「あれ、もしかして寝てる?」
「うん」
「あー、起こしちゃ悪いし大人しくしてよっか」
「そうだね」
千明が返事をしなかったのは寝てしまっていたからだった。起こさないようにと気を遣って二人が喧嘩を止める。
ルイからすればこれ以上嬉しいことはない。結局一行はそのまま大人しく列の人たちを中央ホールで待つことにした。
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